連載小説
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僕と妻の]の約束〜白蛇さん〜
僕と妻の]の約束





T‘私だけです’

「貴方は何も考えなくて良いんですよ」

「で、でも仕事して君を幸せに…」

「違います。貴方は私といるだけで私を幸せにしてくれるんです。だから私も貴方を精一杯幸せにするんです」

「僕は、僕は…」






U‘分からなくなったら昔を思い出して下さい’

「もう、辛い思いをしなくて良いのですよ」

「確かに僕は人と接するのが苦手で一人でした…」

「そう、“でした”です。今は一人ではありません。」

「でもそれは依存が許される理由には…」

「依存ではなく共存です。貴方が私を必要としてくれて。私は貴方を必要とします。」






V‘もう誰とも接さなくて良いのです’

「お仕事なんて以ての外です。辛いだけですからね。」

「でもそれじゃ君に養って貰うことになるよ…」

「最高です、私無しでは生きていけない。それこそ私の目指す境地です。」

「もう充分該当するけど」

「なら、もっとです。もっともっと私にはまって下さい。」






W‘辛いことは言って下さい’

「どんなに些細なことでも良いですから」

「でも甘えてばっかりだしさ」

「甘えてばっかりなのが辛いんですか?」

「あっ、いや、そうなるの…かな?」

「なら…ふふっ」ボッ

「あっ!いや、待って!」ホノオ、イレラレ






X‘嫌なことは嫌って言いましょう’

「私が守ってあげますから…」

「でもこれ以上ワガママは」

「ワガママ?ワガママとは?それはワガママを感じる者がいて初めて成立するものです。ちなみに、発言者は含まれませんのでこの場合はただの要望になりますよ?わかります?それともまた炎で愛しましょうか?」

「ごめん…でも、僕も君を好きになる資格が欲しい…」

「ふふっ…良いですよ。なら…」






Y‘私のこと好きって言って下さい’

「毎日です。好きになる資格なんてよく分からないものに捕らわれずとにかく行動に移すのです」

「それなら!それならさ!自分で好きな人を幸せにしたいよ!」

「なら、尚更。言って下さい、私が好きなら」ネ?

「………好きです」






Z‘私のモノになって下さい。私だけのモノに’

「可愛い…可愛いですよ。貴方は私だけの貴方です」フフフ

「は、恥ずかしいよ」

「恥ずかしがらせるために言ってますからね」ニヤリ

「ひ、酷い」ナキメ

「でもそれ以上に本気です。だから私の本気受け取って下さい」






[‘私を頼って下さい’

「頼りないのは分かりますが、精一杯やります。だからお願いします」

「そんな!僕が全部悪い…」

「それは言ってはいけません!違います。貴方ではない。悪いのは他全部です。」

「そんな事は…」

「とにかく今度からは私を、どうか頼って下さい」






\‘もうあんな事しないで下さい’

「私が悪いんです。私のせいで…」ウッウッ

「こ、この傷は僕が悪いんだ…。僕が弱いから…」

「違います!!間違っているのは世の中です!!貴方は、貴方は優しいだけなのに!!」

「…ごめん」

「あっ、いえ、ごめんなさい…」






]‘一緒になりましょう’

「良いんですよ。私の人生は貴方のもの。一生を捧げます。」

「い、良いのかな?僕なんかで」

「貴方でなければ!…貴方でなければ駄目なんです」ニッコリ

「そ、そっか…」






「僕でよかったらずっと一緒に居て下さい…良いですか?」

「勿論です。それ以外の選択肢は私はもちろん、貴方にもありません。私たちは二人、一緒です。」

「ぼ、僕頑張るから!」

「頑張る必要なんてないんですよ。ただ、貴方のしたいようにして下さい。私がずっと、ずっと守りますから」

これが僕らの]の約束
18/06/21 20:56更新 / J DER
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■作者メッセージ
あなたには何が見えましたか?
もちろん、私の想像とあなたの想像が違うことが当たりまえ、むしろそれを望んでいます

白蛇は好きな分、いつもと少し違うモノを書きました。
伸びないことは百も承知ですがこれはこれとして下さい。
さぁて!リクエスト旅!次もよろしくです!
それでは。

宜しければ、以前の物もお読み頂けると幸いです。

では最後に皆様の余暇のお供になれることを願いましてー。

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