連載小説
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メガトン級の幸運
光が収まり落ち着くと、紫色に光る魔方陣の上で濃い紫色の浮遊する球体に座るカードに描かれていた魔界の姫。つまりリリムが召喚されたらしく実態があることを俺の手を彼女がとったことで理解する。
俺はとりあえず自己紹介をすることにした、中嶋健司と名乗ると彼女はセシリアと名乗り俺を見ている…何を言えば良いかと思い浮かんだのは「遠路はるばるお疲れ様」という言葉だったが彼女は『そうね…長かったわ。』と目を閉じさらに『私は父や母、デルエラ御姉様や一部の姉、妹達と違って魔界を広げることはどうでもいいけど一つだけほしいものがあった。』と語り始めた。

話によると、彼女は穏健派と呼ばれる魔界を広げることに消極的なリリムで欲しかったものと言うのが『一緒に末長く愛し合える旦那が欲しい』というもので俺は「姫でも魔物娘は恋を求める?」と言うと彼女は『もちろん』と力強く頷く
茶を出してそんな話をしていると彼女は『でも、やっとたどり着けた』と柔らかな笑みを浮かべて俺を抱き抱える。








しばらくして彼女は『なら、善は急げね…♪』と彼女は掌を広げ向けると空間の一部が裂け、別の景色が見える…彼女は俺の手を取り裂け目を潜る。すると潜った先はどこかの部屋となっていた。どこかと思っていると彼女は『私の部屋に繋げたのよ♪』と言いソファーに座る。
俺はいろいろ困惑しながらも彼女から少しはなれたところに座り「ここが、魔界か?」と聞くと彼女は『そうよ♪』と柔和な微笑を見せまた俺を抱き抱える。
そのまま彼女は『本当に美味しそう…♪』というが早いか『我慢できない…!!』という言葉を言い終える前に俺の後頭部に手を回し俺の口を自分のそれで塞ぐ…




どれくらいの時間そうしていたかはわからないが途中から舌が自分のそれに絡み付いてきて息もままならなくなるギリギリまでそうされていたが口が離れる…体が熱い、何が起きている…!?と思うと彼女は『魔物娘、ましてやその長の娘の体液や身体の表面には高濃度の魔力が溶け込んでいるわ。貴方はもうインキュバスになったのよ』と若干どや顔で言う…俺が事態を飲み込むのに少し時間を要していると彼女はあれよあれよと言う間に俺の、そして彼女も服を脱がせ、脱いでいく…
彼女の肢体が顕になる、流石最上位の魔物娘なだけありまるで芸術のようにも思えるバランスだ…傷一つなく白いが病的とは言えない肌にスラッと長い腕と脚の内側には雫が一筋滴り、前から見える臀部も大ぶりだが綺麗な形をしていて腹部も締まってはいるものの女性らしさが強調されていて最後に視線を移した胸は片手では収まらないどころかバスケットボールくらいはあるが下品さは感じず母性を感じる…流石男を誘惑することに特化した魔物娘の中でも上澄みの上澄みにいるだけはある…と俺の身体も興奮を隠せない。
彼女は『興奮してくれていることに私も興奮と喜びを隠せないわね…♪♪』と言うと俺の男性器をそのバスケットボール程もある胸で挟み始め、左右交互に擦り始める。すべすべの肌触りと弾力性、沈み込みそうな柔らかさが手加減も容赦もなく俺の男性器を多方向から責め立てる…!!

そんな凄まじい快楽に耐えられるわけもなく2、3回擦られるだけで果ててしまう。しかし彼女は笑うことなく『気持ちいいなら嬉しいわ…♪♪魔物娘として生まれてきた甲斐があるわね…💕💕💕』とペースをあげていき感覚が短くなる、1、2回擦られるだけで…









それがしばらく続き、十回ほどは出したがまだまだ萎えることもなく今まででは考えられないほどに怒張が収まらない。彼女は俺をベッドの縁に座るように促し、俺はゆっくりと縁に座り彼女は俺の男性器を片手で持ち俺に跨がり一気に腰を落としていく…
なにかを突き破る感覚がした後に先ほどとは違う方向性の快楽が襲いかかってくる…彼女はそのまま俺の手首を持ち自分の胸に当て俺もろとも仰向けに倒れる…素晴らしい感触が俺の手に伝わってくる…
彼女はそのまま少しだけ身体を起こして動き始める、どうやら痛みはもうないらしい…と思っていると彼女は『ふふ…💕💕次は…💕』と腰だけをずちゅっ!ずちゅっ!ずちゅっ!とギリギリまで引き抜いては一気に腰を落とす動きを繰り返し、その度に俺は最奥部で精を注ぎ込んでいき彼女もその度に震える…意識が飛びそうで済んでいるのはインキュバスだからか?と思う。
しばらくして、彼女は一度男性器を引き抜き仰向けに寝転がり『今度は、あなたの番よ…💕💕💕』と言いつつ眼が光る、その妖しくも美しい光に俺は導かれるように彼女の身体を堪能する…ゆっくりと男性器を押し入れていき身体を少しだけ倒し先程凄まじい快楽を与えてくれた胸に手を沈み込ませていく…彼女は『全部あなたのものよ…💕💕好きにしてみて💕この時間を楽しみましょう…💕💕💕』と嬉しそうに言う…早速優しく揉み感触を堪能していく。素晴らしい感触に心を奪われそうになるも次は淡い桜色の先端を親指と人差し指でつまみ転がしていく、彼女の声が少しだけ変化し締め付けが強まる、そして優しく吸い付くと彼女は『ふふ…💕💕魔物娘ならこんなこともできるのよ…💕💕』と言い自分の心臓辺りに手を当てると口に優しく深い甘さの味わいが広がった…
驚く俺に彼女は『赤ちゃんはまだ産まれてないからあなただけのものよ💕好きなだけ召し上がれ…💕💕💕』と言う。それなら遠慮はしなくて良いと少し強く吸い付き、腰を動かし始めると彼女は『ふふ…💕💕おっぱい美味しいみたいね…💕💕良かった…💕💕』と俺の腰に脚を絡めてくる、奥のみを衝いていくと彼女の締め付けがさらに強まり、共に果てる…



















それからいろいろな趣向で彼女を求め、彼女に求められるを繰り返してしばらくして眠ることにした、彼女は『そんな劇的なものでなくても運命的なものでなくても、愛しい人に出会えたならそれが一番ね…』と言いながら俺を抱き抱える、そのまま俺も眠りに落ちていく…

それから俺たちは基本的に悠々自適に過ごしている、町に出てみたり丸一週間求めあったり魔王城の書物を読んだりと彼女と共に幸せな日々を過ごせている。あの日の占いは俺にメガトン級の幸運を運んでくれたとたまに思い出す。明日は何をしようか…

おわり
23/01/23 00:06更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

穏健派なリリムの話、いかがだったでしょうか?

ご意見、ご感想などありましたらお待ちしております

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