連載小説
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ラジオ二日目
はい皆さんこんばんは。
「こんばんは。進行役のアリスです」
同じく進行役のアゲハです。いやぁ〜…アリスちゃん。
「どうしたのお兄ちゃん?」
編集部から三日に一度はラジオをしろというなんともただの言いがかりがきてしまいました。
「お兄ちゃんが悪いと思う」
あれあれ?まさか編集部に味方をするのですか?
「どっちの味方でもないよ?」
あらそれは困った…それでは新しく新コーナーを…したいというプロデューサーからの意見です。
「どんなの?」
それはですね?『魔物娘の体はエロいので…』って言っていたので日本海峡に放り投げてきました。
「プロデューサーさん可愛そう」
心配はいりませんよ?だってプロデューサーはスキュラと結ばれて今は海で生活をしているみたいですからね?
「アリスはお兄ちゃんと結婚したい」
おやおや…それは困りましたね?でも私には婚約者がいますしそれ以前にアリスちゃんは仮にも娘ですしね?
「…そうだね。あッ!CMにはいるよ?」
了解しました。それでは一旦CMです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(CM中)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「アリス今から別室に移動するね?」
「おや?またトイレに駆け込むのかい?」
「違うもんッ!!」
俺が彼女をこうしてからかうとアリスはもちろん頬を膨らませてスタジオを離れる。
その姿はなんとも愛らしいもので見ていて飽きはしないほどでもある。
おれも親バカになったものだ…。
「本番入りまーすッ!!」
「分かりましたッ!!」
おっと…本番が始まる時間なので気持ちを切り替えるとしよう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(CM後)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それでは…アリスちゃんはどうやら服に水をこぼしてしまったようなので少し離席するみたいです。
それでもお便りコーナーの時には戻ってくるはずです。
そこで少しの間だけこのラジオの監督のエキドナさんとお話をしようと思います。
「どうも〜」
どうもです監督。おや?またお腹が膨れていますね?
「わかった?これはね…なんと二人目なのよ?」
それはおめでとうございます。
「ありがとう。貴方も良い妻ができると良いわね?」
そうですね…でも俺は彼女以外には俺を知っているものは居ないと思います。
「そうね?あら…アリスちゃんが戻ってきたから交代するわね?」
わかりました。ではお待ちかねのお便りコーナーです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「はい、ではお便りが届いているので早速読みたいと思います」
はい、それでは俺が読みますね?
『PN.ガノタ・マークUさん』からのお便りです。
「はい、どうぞ」
『アリスちゃん、アゲハさん、こんばんは』
はい、こんばんはです。
「こんばんは」
『さっそくですがアリスちゃんに質問です。』
「質問?」
『アリスちゃんはアゲハさんをいじめたいですか?それともいじめたいですか?おたよりが読まれることを楽しみにしています』
…だそうですよアリスちゃん?
「アリスは攻める方も責められる方もどっちも好きだよ?でもお兄ちゃんが寝た後はお兄ちゃんの…」
ちょっと待ってもらえますかアリスちゃん?
「どうしたのお兄ちゃん?」
今とてつもなく聞き捨てならない台詞がありましたよね?
「気にしたら負けだよ?」
…途中ですがアリスちゃんをお仕置きしないといけませんので今日はこのへんで…
「…えッ?お兄ちゃん…そこ…りゃみぇええええええええええッ!!」
ではまたッ!!
12/05/02 12:12更新 / オガちゃん
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■作者メッセージ
お便りをくれたganota_Mk2さんには感謝です。
そして…アリスはどうやら責められる方が好きなようです。

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