読切小説
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バフォーい!!
「バフォ様があんまり可愛いので、バフォ様を称える
こんな言葉を作りました!!」

部下の魔女がこんなことを言ってきた 可愛いやつめ

「ほうほう、して、どんなのじゃ?」

「はい!! それは・・・・」











「バフォーい!!」








「・・・・・・・・・・・は?」

「だから、バフォーい!!」

「なんじゃ、その言葉は」

ワシは溜息をつきながら聞いた
魔女は薄い胸を反らして自慢げに語る

「"バフォ様"、マジ可愛"い"の略でバフォーい!! です!!」

「なんかワシは"全てを吸い込むピンクのまんまる悪魔"を思い出すんじゃが」

「なんですか、それ?」

魔女はわからない、という顔で首を傾げる

「ま、それはともかく、ちょっとバフォ様言ってみてくださいよ」

何を言っとるんだ、こやつは

「何でワシを称える言葉を自分で言わなあかんのじゃ!!」

「折角作ったんですから、バフォ様にも使って欲しいんですよ!!」

なんという超理論
間違いない、こやつ何も考えてない

「だからワシは・・・・・」

「バフォ様は、気に入らなかったです、か・・・・?」

涙目になりながら見つめてきた
ぬう・・・・断り辛い・・・・・・

「わ、わかった・・・一回だけじゃぞ?」

「ホントですか!? じゃあ、是非バンザイしながら満面の笑みで!!」

ころっと態度を変えおった・・・・・嘘泣きか
そういえば、この変わり身に何回騙されたんじゃったか・・・?

「ぬう・・・・・では、いくぞ」


ごくり・・・・・









・・・・・・・・・・








・・・・・・・・・・







「バフォーい♪」(←バンザイしながら満面の笑み)








・・・・・・・・・・




ぶ ふ っ !! (←魔女が鼻血を噴き出した音)


   
ビクッ!!


「あ、すいません ビデオに撮るんでもう一回お願いします」(ぼたぼた)

「やらん!! あと、これは今後禁止じゃー!!」

「ええっ!! そんなーー!!!」



















「バフォメット様はバフォいなw」

「はは、確かにバフォいですねーw」

「バフォいわよね、ほっぺつつきたいくらいww」













( ゚Д゚)











流行った
10/10/05 01:31更新 / くびなし

■作者メッセージ
バフォい、というのは私が脳内で使っている言葉ですww

バフォ様バフォい!!

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