連載小説
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第一回

エル&フィーネ『スーパー クレールヘンシスターズ!!はじまるよ!!』

  


エル「ごきげんよう諸君。俺がエルだ。」

フィーネ「ごきげんようみんな!フィーネです!」

エル「この番組は、連載小説『英雄の羽』を基礎にした特別外伝!」

フィーネ「パーソナリティはクレールヘン兄妹二人がお送りいたします!」



エル「と、一応原稿にはこう書いてあるが
   参謀本部の要望によりなぜかラジオみたいなことをやる羽目になった。」

フィーネ「ここでは本編で出来ないことを
     色々やっていこうって形でお送りします。」

エル「しかし、なんでタイトルが『シスターズ』なんだ。
   うちの場合は『兄妹(きょうだい)』だから
   『ブラザーズ』になると思うのだが…」

フィーネ「だってブラザーズだとネタ的にもインパクトにかけるし、
     見た目女の人が二人だから姉妹ってことでいいやって
     カーターさんが言ってた。」

エル「よりによってあいつかよ…。
   俺を苦しめる意図が満載じゃないか。」

フィーネ「あ、そうそう!初めての人には自己紹介!
     じゃあまずは主人公のにいさんからどうぞ!」

エル「自己紹介か、そうだな。俺はエルクハルト・フォン・クレールヘン。
   長いからエルと呼んでくれ。
   現在は十字軍という兵団の総司令官を務めている。
   あと、こんな身なりをしているが俺は男だからな!お・と・こ!
   早く変声期が来ないかと悩む普通の男だ!
   『男の娘』とか言うなよ!結構気にしてるんだから。」

フィーネ「でも、そのわりにはリボンが可愛い服が似合ってるね!」

エル「これはユリアさんが収録用にって作ってくれたんだ…
   さすがにユリアさん立っての願いだから断れなくってな…」


モジモジ…モジモジ…


フィーネ「恥じらいは素晴らしい!///」(グッ!)

エル「妹なのに兄に萌えるなよ!
   ほら、お前もさっさと自己紹介しとけ!」

フィーネ「私はフィーネルハイト・フォン・クレールヘン。
     私の方も長いからフィーネって呼んでね!
     さっきからのやり取りで分かる通り妹です!
     今は士官学校を卒業したばかりの見習士官で、
     いつかにいさんと共に戦場で活躍する日を夢見ています。」

エル「そういうお前は半袖で寒くないのか?」

フィーネ「ふっふっふ、ここは超次元空間・参謀本部室!
     夏だろうが冬だろうが快適な気候で過ごせるんだよ!
     あと、時間の超越や並行世界移動もお手の物!」

エル「創作だからって…もはや何でもありなんだな。」




ファーリル「おーい、そろそろ本題に入ってね。時間押してるから。」




エル「おい参謀本部!外野の声がはっきりくっきり入ってるぞ!
   マイクの調整をしっかりしてくれ。」

フィーネ「じゃ、そんなわけでまずはこのコーナーから!」



―――――『今日のエル縛りプレイ』――――――




エル「まてい!これを考えたのもカーターだな!」

フィーネ「チートすぎるにいさんに、
     リスナーの皆さんから縛りを要求してもらうコーナーです!」

エル「早速予想外のものが来やがった……
   しかもいきなり対象は俺限定なのか!
   後、俺に拒否権はないの?」

フィーネ「キョヒケン?ナニソレ?オイシイノ?」

エル「兄に対して棒読み反撃とはいい度胸だな…」

フィーネ「はい、今日の縛りはラジオネーム『隻腕の輝剣』さんから頂きました!」

エル「いきなり身内から来たよ。」

フィーネ「しゃべる時には語尾に『ごわす』を付けること!」

エル「いちいち酷いでごわす。」

フィーネ「あはははははははは!
     ギャップがすごすぎて笑いがぁっはははは!」

エル「そこまで笑わんでくれでごわす…」

フィーネ「というわけで、放送終了までにいさんはその語尾のままで♪」

エル「ガーンでごわす!!」

フィーネ「じゃあ次のコーナー行くよ!」

エル「おのれカーター!後で覚えておくでごわすよ!」




―――――『探求の羽』――――――



エル「このコーナーは本編「英雄の羽」に対する
   疑問質問に、深いものから、しょうもないものまで、
   探求していくコーナーでごわす。」

フィーネ「なんか語尾が激しく気になるけど、
     本編の立ち位置って一応仮想戦記なんだけど、
     その分いろいろ設定があるから、この場で色々
     探求してみようってことになりました。」

エル「本編読んでても、何これと思うことは沢山あるでごわすからな、
   読者のみなさんもこの機会に色々知ってもらえると嬉しいでごわす。」

フィーネ「じゃ、まずは一通目。
     ラジオネーム『灼眼のシャア』さんから頂きました。」



灼眼のシャア:前から疑問に思っていましたが、
       エル様のスリーサイズはどのような感じですか?
       また、ついでにエル様のキャラの基となったものも
       教えていただけると幸いです。


エル「せっかくラジオネーム使ってるでごわすから
   様は付けなくていいでごわすよ。
   一瞬で誰か特定できてしまうでごわす。」

フィーネ「にいさんのスリーサイズ、私も興味ある!」

エル「男のスリーサイズを知って何が嬉しいでごわすか?
   おいどんの身長は172cm。B.75・W.56・H.82。体重は59Kgでごわす。」

フィーネ「なるほど、メモメモ。」

エル「おいどんの容姿の基になったのは
   ポ○モンDPtのリーグチャンピオンのあの方でごわす。
   一方で中身は『黒騎○物語』の主人公の中隊長がモデルでごわすな。
   『フォイア!』とか『俺のケツを舐めろ』はあれからきているでごわす。」

フィーネ「それはまた滅茶苦茶な組み合わせだね…。
     参謀本部の考えてることはよくわからないよ。」

エル「それとついででごわすが、おいどんたち兄妹の名前はドイツ語でごわす。
   ただ、某銀河戦争物語の帝国将校みたいに造語名でごわすから
   注意してほしいでごわす。」

フィーネ「じゃあ次のお便り!
     ラジオネーム『クロノス』さんから頂きました!」



クロノス:登場人物評に出てくる兵種、あの中に
    「ハザーエ」という兵種があるのですが、
    どういったものなのでしょうね?



エル「自分の兵種のことくらい把握してほしいでごわす。」

フィーネ「ハザーエっていうのは軽騎兵のことだね。
     英語読みするとハサーかな?ハザーエはドイツ語なんだって。
     主に騎士階級を持ってない騎兵はトールーパーっていうユニットになって
     経験を積んでクラスチェンジするとハザーエになるよ。」

エル「某手ごわいシミュレーションゲームの影響をもろに受けているでごわすな!
   でもおいどんたちの時代はまだ馬が気軽に手に入らないでごわすから
   騎士階級のようなそこそこ収入がある人でなければ
   馬は買えないし、飼えないでごわす。
   あとは草原に暮らす遊牧民族くらいでごわすかな。」

フィーネ「ユニットの特徴としては、速さと技が良く伸びる速攻アタッカー型だね。
     ただし軽装備だから防御力は騎士よりも低くなってるよ、注意してね。
     装備できるのは剣と槍。機動力があるから奇襲に最適だよ。」

エル「中級者向きのユニットといったところでごわすな。」

フィーネ「そんなところで次のお便り!
     ラジオネーム『純粋法学』さんから頂きました!」



純粋法学:後世の歴史の偉人の中で、エルはどれくらい人気があるんだ?



フィーネ「たった一行だけど、こんなのわかるの?」

エル「うむ…、一応参謀本部が独自に調査したのでごわすが、
   時間軸によってかなり異なるでごわすからな。
   ついででごわすから、人気トップ3を紹介するでごわす。」


第三位:ヤマトタケルノミコト


フィーネ「ジパングの英雄だね。」

エル「まだ魔王が代替わりするはるか以前から、人と魔物が共存できる
   国を作るために活躍した、すばらしいお方でごわす。」

フィーネ「必殺の武器『クサナギブレイド』は、
     悪を斬るためじゃなくて、悪を遠ざけるためにあるって
     私も聞いた事があるよ。」

エル「そしてジパングは今でもヤマトタケルノミコトの子孫によって
   国が統治されているでごわすから、いかにその影響力が
   凄まじいものかわかるでごわす。」



第二位:ヴァル=フレイヤ


フィーネ「後世では騎士の鏡として、騎士道を目指す人ならだれでも知ってるひとだね。」

エル「軍を率いる者として、また一人の戦士として
   最後の最後まで己の信念を貫く姿勢は、おいどんも見習いたいでごわすな。
   納得の第二位でごわす。」

フィーネ「もしフレイヤさんとにいさんが戦ったらどっちが強いかな?」

エル「うーん、兵力が10000人対10000人なら勝てる可能性もあるでごわすが
   100対100じゃ確実に負けるでごわすな。前線司令官の才能が素晴らしいでごわす。」

フィーネ「その壮絶な最期は涙なしでは語れない!」




第一位:ソロモン王



フィーネ「私たちより遥かに前の時代にいたとされる魔術師の王様だね。」

エル「彼は72種類の魔物を従えていたことで有名でごわす。
   また、現在の教会勢力の基礎を作ったことでも知られているでごわす。
   偉大なる王様でごわしたが、土木工事マニアの一面もあったでごわす。」

フィーネ「なんでこの人が一位なの?」

エル「彼を主人公にした72種類の魔物とのハーレム物語が
   後世で大人気を博したでごわす。」

フィーネ「そんな理由で!?」

エル「今この時代にそんなことする奴がいたら、
   色々な意味で苦労しそうでごわすな。」

フィーネ「72股とかあり得ないよ!」





フィーネ「で、肝心のにいさんは何位?」

エル「五位でごわした。」

フィーネ「結構上だけどなんか惜しいね。本編があまり人気がいからかな?
     ちなみに参謀本部の調査によると、征服面積第二位なんだって!」

エル「人気は特にいらないでごわすが、征服面積一位は目指したかったでごわす。」

フィーネ「まあ、にいさんは戦争ばっかしてたからね…。」

エル「そろそろ次にいくでごわしょ。」

フィーネ「じゃあコーナー最後のお便り!
     ラジオネーム『鉄の踊り子』さんから頂きました!」



鉄の踊り子:「アルトリアへ帰ろう」という歌があったが、
      どういったものか詳しく知りたいんだ。



エル「特別外伝のアレでごわすな。
   あまり思い出したくない記憶でごわす…」

フィーネ「来年はちゃんと普通に作るから、許してにいさん♪」

エル「本当でごわすな?
   まあ、それはいいでごわすが、
   『アルトリアへ帰ろう』はこんな歌でごわす。」


クランガ山に陽は沈み    
世界は眠りに堕ちて行く
夜の野原は怖いでごわすが   
町はすべてを守ってくれるでごわす
さあ、子供たちよ       
アルトリアへ帰るでごわす
父親が扉を開けて待ってるでごわす
母親が温かい食事を作ってくれるでごわす
みんな帰るでごわす
温かい家に



エル「歌ってみたでごわす。」

フィーネ「歌にまで「ごわす」をつけなくていいんだよにいさん!!
     なんか色々台無しだよ!」

エル「放送作家(ファーリル)の指示でごわす。」

フィーネ「とにかく、ユリスの子供たちはこれを聞いて育ったから
     門限はきっちり守ってたんだよね。」

エル「いつか人々が本当にアルトリアへ帰れるようにするのが
   我々十字軍の目標でごわすからな。」

フィーネ「さて、このコーナーはこんな感じかな?」

エル「みなさんも疑問質問、なんでも送ってくるでごわす。」

フィーネ「以上!探求の羽でした!」





―――――『RNGで遊ぼう』――――――




フィーネ「このコーナーは、今までにない特殊なコーナーだよ。
     本編で使われている地図を作ってる『RLG(ランダム・ランド・ジェネレータ)』
     の姉妹ソフトである『ランダム・ネーム・ジェネレータ』を使って
     遊んでいくコーナーだよ!」

エル「RNGはその名の通り、ランダムで名前を考えてくれるソフトでごわす。
   キャラの名前が思いつかなくなった時には有難い味方でごわす。
   本編もいつかはこのソフトに頼る日が来るかもしれないでごわしょ。」

フィーネ「このソフトもMagictoryさんのホームページにあるから
     よかったらみんなも使ってみてね。」

エル「さて、このジェネレータは見かけによらず非常に高性能でごわす。
   出せる名前は男性・女性・日本名・閃き(称号や肩書みたいなもの)
   の四つでごわすが、結構まともなものが多いでごわす。例えば…」

男性例:ティノクレス
    ルスラーズ
    ジャイザ
    セスオン
    ローウンバクター


フィーネ「主人公の友達ってかんじの役にぴったりだね!」

女性例:レリア
    ファーティネット
    イレリサ
    テリュア
    ルセヴィス


エル「女性騎士のような凛然とした名前もあるでごわすな。」

日本名例:イズミサワ テツハル(和泉沢哲治)
     トウノヘ エンジ(十戸延司)
     アダチ ナオオ(安達直生)
     シラオイ シキコ(白生志貴子)
     アイザト ミク(藍里美玖)


エル「日本名は外れが少ないうえに
   氏名を別々にできるからとても便利でごわすな。」


閃き例:転移の方位盤
    難攻不落の刹那
    寂しがりやの石像
    暗闇に轟く進軍
    過ぎた力の絆


フィーネ「厨二病御用達から題字候補まで色々!」

エル「とまあこんな感じで、非常に有能でごわすが…
   悲しきかなそこはコンピューター、
   時には「おいおい」と言いたくなるような素敵ワードを
   吐き出すことがあるのでごわすよ。」

フィーネ「そんな面白おかしい言葉に
     突っ込みを入れて行くコーナーだね。」

エル「そんなわけで、さっそく行くでごわしょ。」


No.001「ロイコン」 男性名


フィーネ「一文字違ったらサバト行き決定の危うさ!」

エル「ちなみに実際にそういう名前の人、いるみたいでごわす。」


No.002「マスラ」「ノイスケ」 二つとも男性名


フィーネ「マスラさーん!」

エル「やあ!ノイスケ君でごわすか!」

フィーネ「この二つが連続で出てきた時には思わず噴き出したよ!」

エル「偶然って恐ろしいでごわすな。」


No.3「ルルルン」 女性名


フィーネ「すごい適当につけたっぽい名前だね!?」

エル「逆にこういった名前が出てくるのはけっこう珍しいでごわす。」


No.4「ナアファナ」 女性名


エル「まさかランダムで名前の回文がでるとは思わなかったでごわす。」

フィーネ「上から読んでも下から読んでも『ナアフアナ』ね…
     このソフトも粋なことしてくれるね。」


No.5「キズクリ チンファ」 日本名


フィーネ「何者だーーっ!!」

エル「どうやっても漢字に変換できないでごわす。」


No.6「スサノ オミコ」 日本名


エル「最初見たときはスサノオノミコトかと思ったでごわす。」

フィーネ「性転換でもしたのかな?」


No.7「オオヤダ ミツハチ」 日本名


エル「なにか蜜蜂にトラウマでもあるんだろうか?」

フィーネ「ハニービーに遭遇したら失神するかもね…」


No.8「邪眼の子供たち」 閃き


フィーネ「厨二病が社会的に流行しているようです…」
    
エル「うっ、クソッタレ!おいどんの左目が疼くでごわす!」

フィーネ「ユニーク!!」


No.9「不滅の村」 閃き


エル「無駄に強そうな村でごわす。」

フィーネ「早く発展して名前負けしないように頑張ろうね!」


No.10「殺戮の長老」 閃き


フィーネ「このお爺さん何者!?」

エル「必殺技は入れ歯ミサイル&禿頭ビームでごわす。」


No.11「踊れる骨」 閃き


エル「これが本当の…」

フィーネ「ボーン踊り…」


No.12「我が巨木」 閃き


フィーネ「えっちいことを考えた人は反省してください。」

エル「…今回は以上でごわすな。
   手軽にできるから暇つぶしにはちょうどいいでごわす。」

フィーネ「個人的なお気に入りは『ナアファナ』かな。
     まさにランダムが生んだ奇跡を見た!」

エル「おいどんは意外と『不滅の村』が気に入ったでごわす。」

フィーネ「皆さんもよかったら導入してみてね!」





エル「さて、次のコーナーに入る前にやることがあるでごわす。」

フィーネ「やること?」

エル「ここは仮にも魔物娘中心の小説をするところでごわす。
   よって、おいどんら二人だけでは規約違反に
   なってしまうでごわす。」

フィーネ「わかった!ゲストを呼ぶんだ!」

エル「その通りでごわす。
   今回はプレ放送だから例外でごわすが、
   本来は毎回最初にゲストを呼ぼうと考えているでごわす。」

フィーネ「それは楽しみだね!ゲストがいればその分盛り上がるよね!
     じゃあ記念すべき初ゲストは誰?」

エル「ヒント、誰よりも強くて気高い金髪の女性でごわす。」

フィーネ「わかった!ユリアお姉ちゃんだ!」

エル「はずれでごわす。」

フィーネ「え!?」



ザッ!




リリシア「おーっほっほっほっほっほ!!ごきげんようみなさん!!
     わたくしがカンパネルラを統治する気高く美しいデュラハン
     リリシアでございますわ!!
     さあ愚民ども!わたくしのまえに跪くがいいですわ!」

フィーネ「ちょっ!この人(?)敵じゃん!」

リリシア「この番組には敵も味方も関係なくてよ!」

エル「今回のゲストは第5章『それは希望か災厄か』で初登場する
   デュラハンのリリシアどんでごわす。」

リリシア「その『どん』っていう敬称はやめてくださらない?
     わたくしの品位まで下がった気分ですわ…」

エル「仕方ないでごわす。これも番組の趣旨でごわすから…」

フィーネ「それより、ゲストが来たから早く次のコーナー行こうよ!」

エル「では、次のコーナーはこちらでごわす。」




―――――『オン・エル・バトル!』――――――




エル「どうやらこのコーナーでは、
   おいどんがゲストと戦うみたいでごわすな。」

フィーネ「ってことはにいさんとリリシアさんが一騎打ち!?」

リリシア「本編はさておき、一騎打ちならわたくしは大いに自信がありますわ!」

エル「ほう、いい度胸でごわすな。かかってくるがいいでごわす。」

フィーネ「にいさん…、語尾のせいでなんか小者っぽいよ…」



ファーリル「あ、二人ともちょっとタイム。」

エル「放送作家がいきなり何の用でごわすか?」

リリシア「決闘の邪魔をするとは、野暮にもほどがありますわ。」

ファーリル「普通に一騎打ちをしたらまず間違いなくどっちかが戦闘不能になるね。
      そうなると番組進行に支障をきたすんだよね。」

エル「じゃあどうするというのでごわすか?」

ファーリル「二人には別の方法でバトルをしてもらう。」

リリシア「別の方法…ですか?」

ファーリル「と、いうことで二人ともあそこの席についてね。」



そこにはパソコンが二台あった。



エル「いよいよ本格的に時空がめちゃくちゃになってきたでごわす!」

リリシア「しかも今急に、わたくしの頭にパソコンの使い方が
     完璧に教え込まれましたわ!」

ファーリル「じゃ、フィーネ。あとはよろしく。」

フィーネ「ええっと、今回の対決は『マインスイーパー』だよ。」

二人『ええっ!?(でごわす)』


注:マインスイーパーは、ソリティアなどとともに古くから
  パソコンに初めから入っているゲーム。
  地雷の位置を把握しながら、空白のマスを全て開けるのが目的。
  あまりのおもしろさに映画化された(実話)。


フィーネ「ルールは上級で、先に全部の地雷を見つけたほうが勝ち!」

リリシア「なんだか拍子抜けいたしましたが、
     どんな勝負でも受けて立ちますわ!」

エル「なんか不満でごわすが……、まあいいでごわす。」


二人は席に着いた。


フィーネ「それじゃあスタート!!」


二人『……………』


カチカチカチカチカチ


ドカーン!


リリシア「なあっ!?」

エル「なんでごわすか!今の音は!?」

フィーネ「言い忘れてましたが、効果音はオンにしてあるから
     ミスすると爆発音がするよ!イッツエキサイティング!」

リリシア「余計なことをしないでいただけます!?」


カチカチカチカチ………ドカーン!

エル「しまったでごわす!」


カチカチ…ドカーン!

リリシア「おのれっ!まだ広い場所を見つけていないというのに!」


フィーネ「うーん、リリシアさんが早いけどミスしやすいタイプ、
     にいさんがミスはあまりないけど考えすぎるタイプみたいだね。」


こうして数分間、マウスの操作音と大きな爆発音だけが鳴り響いた。
二人は完全に勝負に没頭しているようだった。
そして…


リリシア(ようやく!ようやくあと一か所ですわ!)


リリシアはもはや右上の角を残すのみだった。
残り地雷数は2。開けていないマスは3つ。
あとは勘だけの勝負だった。


リリシア(おそらく左は確実ですわ…、あとは上か下か…)


そして意を決したリリシアは下の方を開けてみると…


ドカーン!


リリシア「!!!!」


あと一歩で勝利を逃した。
しかも、開けてなかった三つはよくみると全部地雷だ。


フィーネ「リリシアさん…一個マーキングミスしたみたいだね。」

リリシア「ムキーーー!!」


そして、その30秒後に…


エル「よし!終わったでごわす!」

フィーネ「勝者!にいさん!記録は193秒!」

リリシア「遅いですわ!それなのに負けましたわ!」

フィーネ「さて、いかがだったでしょうか?
     読者のみなさんも、もしよろしければ知人などを
     ゲストに紹介していただけないでしょうか?
     あと、対決方法も募集します!」

エル「ただし…文章だけで表現するから限界があるでごわす。
   なるべく文章で表わしやすい方法を教えてくれるとありがたいでごわす。」

リリシア「くっ!屈辱ですわ!こうなったら本編では負けませんことよ!
    覚悟しておくがいいですわ!」

フィーネ「なお、ゲストは人間でも魔物でもかまいません。
     もちろん大勢で遊びに来ても大丈夫ですよ!」

エル「以上、オン・エル・バトルでごわした!」

リリシア「って私の出番はこれだけですの!?
     もっとわたくしに喋らせるでごわす!
     ………あ。」

フィーネ「あ、染った。」





―――――『エンディング』―――――



フィーネ「エンディングです!お疲れさまでした!
     にいさんはもう語尾を元に戻していいよ。」

エル「……しんどい!」

フィーネ「その割には結構上手く使いこなしてたと思うんだけど。」

エル「さて読者の諸君、どうだったかな?
   この放送を読んで、本編をより楽しんでもらえると幸いだ。」

フィーネ「関係ないことばっかりやってた気もするけどね。」

エル「本編の執筆もけっこう大変だから、
   番組の更新はそう頻繁にできないかもしれないが、
   もしよかったらネタを投下してくれ。
   自前だけでネタを作っても面白くないからな。」

フィーネ「今流行の『読者参加企画』ってやつだね!
     正直何人のひとが投稿してくれるか若干不安だけど。」

エル「その時は…まあ他に何か考えるか。」

フィーネ「それともう一つ!参謀本部からお知らせ!」

エル「まだ何かあるのか?」

フィーネ「参謀総長(筆者)はこれから本格的に就活に突入するから
     本編の更新もかなり不安定になると思うの。
     まあ、一応最新話までの回復は一日おきになるけど。」

エル「参謀本部も無謀なことするなぁ…。」

フィーネ「でも、死んだりしない限りはちゃんと連載は続くから安心してね!」

エル「じゃあ、今日はこの辺でお別れにするか。」

フィーネ「短い時間だったけどお付き合いありがとうございました!」

エル「パーソナリティは、兄エルクハルトと。」

フィーネ「妹、フィーネルハイトでお送りいたしました!」


二人『みなさん、ごきげんよう、さようなら!』







リリシア「私にもっと出番を!」

ファーリル「あきらめろ。」




第1回放送、終わり
11/02/15 01:27更新 / バーソロミュ
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■作者メッセージ
お知らせ


みなさんごきげんようございます。エンジェルのユリアです。
この度は『スーパー クレールヘン シスターズ!!』を
読んでいただいてまことにありがとうございます!

さて、番組内でも申し上げておりますように
読者の方々に番組への投稿を募集いたします!

ラジオという設定なのでこれ以上ないくらい
露骨に募集いたします。

現在のコーナーは
『今日のエル縛りプレイ』
『探求の羽』
『RNGで遊ぼう』
『オン・エル・バトル!』
の四つです。

また、ゲストの方も大募集します!
以下のような例で結構です。


名前:リリシア

種族:デュラハン(人間の場合には性別も)

性格や特徴:高飛車で傲慢。白銀の鎧に、金髪ツインテール
      都市カンパネルラの領主 ツンデレ属性持ち

登場する話:「英雄の羽」第5話より(その場メイクキャラの場合は、特になしで)

その他:敵だけど、今回に限って特に敵意はない。

要望:やたら目立ちたがるように。
   バトルでは、あと一歩で勝利をつかもうとしたが
   ポカミスで敗北する。

のような形でお願いします。
もし、どうしても一騎打ちをやってみたいというのでしたら…
条件付きでなんとかします。

あとは個人の裁量で設定を追加してください。
コーナー投稿に関しては自由に書いて下さって結構です。
その際、ラジオネームと感想名を別にしたいと思ったら
ネタの前に
RN:『残酷な天使のユリア』
みたいに書いてくれれば、それがラジオネームになります。
一度に複数のネタを提供してくれても嬉しいです。

あ、それと新しいコーナーを思い付きましたら
それもお知らせしてくれるのもいいですね。
ふつおたは…あればOPで取り扱います。


これくらいでしょうかね。
これらは感想欄に書いておいてくださいね。
皆さんの投稿を心よりお待ちしています!

以上、ユリアからでした!
本編「英雄の羽」もよろしくおねがいします。

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