連載小説
[TOP][目次]
距離感
俺、須藤も自宅についたので早速カードの召喚を行うことにする。青白い髪を持つ魔物娘。彼女の種族はリッチ。高位の魔法の使い手であるアンデットだ。魔物娘の描かれたカードを床に置いて召喚のカードを上にのせる。するとカードが光りだして目を開けていられないほどの光量に目を覆う…



光が収まると、カードに描かれていた魔物娘が本当に出てきたらしい…彼女は『貴方が呼んだのね。なるほど』と俺を見て頷く。彼女の髪は青く見える白っぽい色をしていて太ももに届くか届かないか位の長さをしている。また髪止めは髑髏のかたちをしていてそれを使って束ねているらしい。背丈は自分より十センチほど高く160cmくらいだろうか…膝丈ほどのズボンを履いていて上にはRichardと描かれた髑髏のバッジがついたフードのついているパーカーを着ている。図鑑の姿とは違うがこれなら外に出ても大丈夫そうだ。

彼女との距離感を図りかねていると彼女は『これで研究の幅が広がる…♪』と少しテンションが上がったらしく嬉しそうにしている…







彼女と数日過ごしてわかったのだが、どうやら俺の近くで研究の理論を組み立てているらしい。と言うのも持ってきている本を見ては少し唸り、だとしたら…とまた考えるを繰り返しているからだ。

俺の方も少し距離が近いと思いつついきなり襲いかかられることはなかったがたまにいきなり笑い出すことに驚きつつも俺も仕事をしていく…

どんどん距離が近づいてきていて、最近では背中合わせにまで近づいている…どうしたものかと思っていると彼女が『だとしたら…これならいけるかも…!』と嬉しそうに少し大きな声を出し俺の肩を叩き『実験のために協力してくれないかしら?』と振り向いた俺に言う。俺は「少し待ってくれ。もうすぐ終わるから」と仕事の最後の仕上げに入ると彼女は紙とペンを出して何かを書いているらしくその音が聞こえてくる…
それから一時間ほどして俺が仕事を終えて「やりたい実験と言うのは?」と聞くと彼女は『まず前提条件の話なんだけど私たちリッチのことを知ってる?』と聞いてきたので俺は「魔術の研究をしているアンデット系の魔物娘。より良い快楽と生活のための魔法が基本的に多いって感じだな」と返すと彼女は『なら、私の魂と肉体はある程度分離できることも知ってる?』と聞いてきたので「その箱のなかに確か魂の一部と理性いれてるんだったかな…」というと彼女は『そうね、ある意味原点回帰に近い答えが出たのよ』とアンデットながらも生き生きとした眼と表情で語る。

俺は「原点回帰?」と返すと彼女は『確かにこの箱に魂をいれることで快楽のための研究をすることができるわ。でもここに貴方の魂を入れて心身ともにまぐわえばとてつもない快楽が得られるんじゃないかと思ったわけ』と嬉々として語る。普段の気だるげかつテンションが低い感じの姿とはまるで違う。理性的ではあるがテンションが明らかに高く声も少し大きい…しかし一つ疑問が浮かんだのでぶつけてみる。「その場合、俺の魂を肉体から分離させることになるがそれはできるのか?」ときく。すると彼女は『私が研究してたのはこの事よ、人間の男の魂をどうしたら安全に分離できるか、そのための術式や理論を考えていて答えが出たのよ』と待ってましたとばかりに言う。

俺は「まあ、研究してたから机上は完成したわけか」というと彼女は『あとは実践のみよ…♪』と近づいてくる…魔物娘とであった地点でこうなるのはわかっていたが心の準備ができておらず後退りするも彼女は近づいてきて壁に背中が当たる…彼女は『魔物娘から逃げられると思っているなら貴方はよほど自信家か無知なみたいね…』と広角がにやっ…と上がる。食われるものはこんな心理状態なんだろう…と思っていると不意に首から上に柔らかい感触が伝わる…

頭を抱き抱えられていることに気付き、少しひんやりとした感じがあとから伝わってきた。彼女は『なら、実行してみるわね』と服を脱ぎ始めていく。
彼女の肢体が露になる…長い髪はまっすぐに伸びていて手足はスラッとして細いが病的と言うわけでもなく出るところはしっかりと出ていて柔らかそうに見える。距離感考えろとかそういう以前に興奮が先に来てしまう…

彼女はそのまま俺のズボンを脱がせ、下着も脱がせていく…俺の身体は浮かされた状態でだ。魔法かなにかか?と思っていると俺は床に降ろされてへたりこむような体勢になり彼女の柔らかそうで片手では収まらない胸で男性器を挟んで擦り始める…ひんやりとした温度と柔らかさと弾力性が合わさった感触に腰が震えそうになるとペースが上がり不規則に変化していきすぐに限界が来て精を吐き出していく…脱力感と快楽の余韻があとから来て彼女を見ると俺の精液を胸から掬って試験管らしきものに入れて何かをさらに試験管に注ぎ混ぜている…


しばらく混ぜたあとにその試験管の中身を彼女の魂の一部をいれた箱を開けて注いでいく…すると彼女の表情が一気に蕩け始め『準備完了…♡』と言い男性器に跨がると一気に腰を落とす。すると俺の意識が遠退いていき、意識が戻るとおれは紫色の空間に浮いていた…なんだと思っていると彼女がいて『経箱のなかにようこそ…♡』と俺に抱きついて腰を落として何度も腰を叩きつけるようにずちゅっ!!のしぃっ!!のしぃっ!!ずちゅっ!!と動かし動こうにも頭はがっしり抱き抱えられていて動けない…凄まじい快楽に何度も意識が飛び何度も精を吐き出して数えるのも億劫になった頃、彼女に『さて、戻るわよ…♡♡♡』と言うが早いか魂がどうやら身体に戻ったらしく先程よりもさらに強烈で凶悪な容赦ない快楽が襲いかかってきて彼女も『ああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡♡♡』と濁音混じりの喘ぎ声と矯声が頭のなかにまで伝わってくる…





















意識が戻るとまた凶悪な快楽が襲いかかってくる…どうやら彼女はまだ足りないらしく『もっどぉ♡♡ごれずごいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ♡♡♡♡♡』といわゆる種搾りプレスで俺の男性器をまた情け容赦なく責め、俺は口をパクパクさせてしまう。それを彼女は見逃さず自分のそれを押しつけ、舌を呼吸もままならないほどに絡めてきてまた男性器が最奥部まで到達する度に精を吐き出していき失神と凄まじい快楽の覚醒を繰り返し身体も言うことを聞かない…









彼女が満足した頃には俺はどうやらインキュバスになったらしく心地よい疲労感くらいですんでいた…彼女はと言うと臨月の妊婦のような腹にまで俺の精を溜め込み幸せそうに『予想以上…♡♡』と満足げに言っていてこぽ…♡と俺の出した精が股間から漏れ出ている…

あれからしばらくして俺たちは彼女の地元に移住した。彼女はより長くより快楽が得られるように理論を発展させて俺はその実験で凄まじい快楽を貪り合っている…次はどんな実験になるのか楽しみで仕方ない、さあ次は?と言うと彼女は『また綻びが見つかったからそこを直したものよ…♡』と幸せそうな笑みで言う。あの日あの店に行って本当によかった…

おわり
22/12/30 21:41更新 / サボテン
戻る 次へ

■作者メッセージ
どうも、サボテンです

今回の話はいかがだったでしょうか?

ご意見、ご感想、リクエストなどお待ちしております

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33