連載小説
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僕と妻の10の約束〜レッドキャップさん〜
守嗣とカムヤカ(レッドキャップ)の10の約束





1〔可愛いばかり言うのはやめるのだ!〕

「私は年上でしっかりものだ!可愛いばかりではなく綺麗とか言ってもっと誉めるのだ!」

「わ、わぁ、綺麗ですねぇ。」

「むっ!その嘘は良くないものだ!やめるのだ!」

「僕はどうすれば良かったんですかね…」





2〔なんでも大人なんですからと諫めるな!〕

「私だって食べられない物くらいあるから無理矢理食べさせるのはダメなのだ!」

「そんな事言われましても…。カムさんの体を気遣っているんですよ。今日の八宝菜の自分の分にもしっかり木耳を入れて下さいね?」

「やなのだ!私はその分鶉の卵を食べるから木耳は守嗣にくれてやるのだ!」

「…でも、カムさんは大人の女性ですよ。なら好き嫌いなんてされませんよね?僕は信じてます。」ニコッ

「もちろんなのだ!全部食べるのだ!…何か引っかかるような気が。」





3〔私より大人びてるとか言われるな!〕

「なんで!なんでなのだ!私の方が年上なのに!」

「し、身長の問題なので仕方ないですよ。」

「違う!!なら、なんで肉屋も魚屋も守嗣に挨拶してから私に可愛いというのだあ!」モウ!

「そ、それはカムさんの年齢を知らないだけで」

「どこをどう見ても大人だと分かるではないか…。なぁ、守嗣」

「ソ、ソデスネ」シラー





4〔セックスの時、足をあんよっていうのがキモチワルイのだ!〕

「守嗣は私を赤ちゃん扱いするときがあるぞ!レディに対して失礼なのだ!」ジダンダ

「小さい手にフルフル震えているカムさんを見ると自分を止められないんですよ…」モウシワケナイ

「でも、やめるのだぁ!守嗣にまで子供扱いされたら悲しいのだぁ!」ブンブン

「カムさん、そんなにおててを振り回したら危ないですよ!」

「あ゙ぁ〜!!」マタ、イッタ!





5〔約束を守らないのはいけないのだ!〕

「約束…?どの約束ですか?」

「紅葉を見に行くと行って結局行かなかったではないか!」プンスカ

「ここ数年で一番雨が降ったんですよ…」
 
「守嗣が嘘つきだと思わなかったのだぁ!」

「カムさん、流石に怒りますよ。」

「わぁ〜ごめんなさいぃ〜。」ポロポロ

「う、嘘ですよ!泣かないで!」オロオロ





6〔他の女とあんまり親しくして欲しくないのだ〕

「私は嫉妬深いからせめて私の知らない所で連絡をとって欲しいのだ。」

「もちろんそうしていますよ。」

「とっているのか…」ギロッ

「仕事ですから…」

「むうぅぅぅう」ヤダヤダ





7〔妻を心配させるのはやめるのだ!〕

「守嗣は、守嗣は誰のことが好きなのだ?」

「もちろん、誓ってカムさんです。」

「口ではどーとでも言えるのだ!」

「じゃあ、僕の胸に手を当ててみて下さい。」ピトッ

「あっ…」





8〔教えるのだ!〕

「何でドキドキしてるのだ…」

「僕がカムさんを愛しているからです。好きな女性に触れられるのは凄く嬉しいことなんですよ」

「そうなのか…?ということは守嗣は!」

「そうですよ」ニコッ





9〔んーんーんー!!〕

「お話しして下さいよ」ギュッ

「抱きしめるのだ!」ギュッッッ

「言われるまでもなく」ニコッ

「カムさん、僕だけのカムさん。可愛いです、愛してますよ」





10〔もっと可愛いと言うのだ!〕

「あれ?でも一つ目は可愛いというのをやめて欲しいというのでは無かったですか?」

「むぅぅ!!守嗣が珍しく意地悪なのだ!」

「ふふっ…いえ、僕は可愛いと言いたかったので嬉しいんですよ。確認のために聞いただけです」






「可愛いです、可愛いです。」ナデナデ

「ふにゃ………ん?」

「どうしました?」

「守嗣、私は年上か?年下か?」

「としし…年上です」

「ああぁ〜〜〜〜〜〜」ジダンダ

これが僕らの10の約束
18/06/21 20:53更新 / J DER
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■作者メッセージ
言うことはありませんね
守嗣・カムヤカはたまに書きたくなるんですよね…ご興味が沸いたら同作者のレッドキャップをよろしくお願いします

まぁ、まともなのは出来ないんですが
次は…何書きましょう
とりあえずあげられるものからって感じですね
それでは

宜しければ、以前の物もお読み頂けると幸いです。

では最後に皆様の余暇のお供になれることを願いましてー。

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