連載小説
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楔の男
俺は高岩晋、今朝起きて仕事に行こうとしたらいきなり地面が光ったかと思うと突然見たことの無い景色になったかとおもうと落下してしまった。どうやら高さがあったらしい…と起き上がると、複数人の女が俺を見ている…なんだ…?

起き上がった俺が聞いたのは、どうやら俺のいた世界とは別の世界に飛ばされたと言うことらしい。彼女たちの背中にある羽や尻尾から作り物の感じはしないから信じたわけだ…幻想の存在が女になっていてしかも人間の男の精が好物とはすごい世界もあったものだ…と思いつつ用件を聞くと、どうやら魔力と言うものを通しにくい人間をほかの世界から呼び寄せて白羽の矢が立ったのが俺だったらしい、なんとも偶然だ…しかし魔力を通しにくい人間を何のために呼んだのかを案内されつつ聞くと、魔力の制御ができない魔物娘がいるらしく制御ができないとこのままでは色々不味いのでそのための楔として呼ばれたらしいてこちらの世界では同にもならなかったようだ…しばらく歩くと豪華な扉の前に着いた。

俺が「ここか?」と聞くと案内の魔物娘は『はい、どうか姫を救ってください…』と頭を下げる。選ばれたなら、楔の男としての役目を果たしてやろうじゃないか…

扉を開けると、そこには悲しげにそとを見る銀髪の美女がいた。俺は「貴方が力を制御できていないって女か…?」と聞くと彼女は静かに頷く、そして凄まじいプレッシャーを感じるが敵意は感じないので何とか踏みとどまる。すると彼女は『なんで…!?普通なら壊れるのに…!?』と心底驚いた顔を見せる。俺は「だから俺が呼ばれたらしい。俺は空気より魔力を通しにくいから俺を避けて魔力が流れたということだろう」と返す。

しばらくして、彼女は『私の天敵にして特効薬…そして…』と絞り出すように言う。俺が「天敵にして特効薬…言い得て妙だな」と言葉が漏れる。彼女が俺の方を向きまたすごい量の魔力とをを流してくるが俺は相変わらず平常心でいられる。彼女は涙を一筋流しながら俺に近づき俺を抱き抱える…そして『本当に壊れない…♥』と嬉しそうに言う。俺は「こちらの世界では見つからんかったらしいからな、別の世界まで手を広げておれが駆り出されたわけだ。」と結論を出す。さらに俺は「もう大丈夫だ、俺が楔となるから」と考えをまとめて出すと彼女は『もしかしたら…!』となにかをひらめいた顔をする。








彼女の考えは、自分は生まれつき魔力を制御できず放出しっぱなしだが魔物娘は精を取り入れることで進化できるからそれにより制御が利くようになるかもしれない。ということだった。

俺は言われたことを理解するのにそれなりの時間を要した、その間に俺は服を脱がされ仰向けにベッドへ寝かされていた。

彼女は『それに、貴方の精はこの上なく美味しそう…♥』と彼女も服を脱ぎ始める…魔力の制御の関係がなければ自分がどうやっても関わることさえできないだろう。と思っていると彼女は服を脱ぎ終えた。白いが病的で無い肌、スラッとした手足に俺の頭より大きいが下品でない大きさの胸、淫魔の証である翼や尻尾は俺に近づくと揺れている…そして近づいて気がついたが彼女は女性としてはかなり背が高い。はっきり言って彼女の意思より自分の欲が先に出たことを俺は恥じた。しかし彼女はそれを理解したのか『興奮してくれているのね…♥今までで一番幸せかもしれないわ…♥』と嬉しそうに近づく、彼女の片方の太股からは雫が一筋垂れているのを見て俺は「治ると、良いな…」と思ったことを口にする。彼女は『治らなくても、私はもう一人じゃない、だから大丈夫』と俺を見据える










彼女は『早速たくさん注いでもらうわよ…♥』と仰向けに寝かされている俺に跨がったかと思うと身体を倒して『どこにも行っては嫌…』と俺を抱き抱えて腰だけを動かしていく…凄まじい快楽と抱き抱えられる安らぎが一緒に来て何度も何度も精を彼女のなかにそそぎ込んでいく…彼女はその度に震えつつもペースをあげていく…

何度も何度も何度も気絶と覚醒を繰り返し、彼女が落ち着いた時に俺は気づく。彼女から感じていたプレッシャーがなくなっている…と言うことに。すると彼女は『これは…!!』ときづいたようでどうやら制御が出来るようになったらしい。喜ばしいことだ…

そのまま二人で部屋の外に出ると、どうやら完全に制御も出来るようになったらしく呼び出したものたちからも深々と頭を下げられた。

改めて部屋に戻ると、彼女は『まだ、足りない…』と切なそうに俺を見てくる。彼女によると『先ほどまでの精は自分の魔力を完全に制御するための進化に使ってしまったらしく本体はまだ回復していない』とのことらしい。不通なら腎虚で死ぬわと思うが彼女曰く『魔力を通しにくいのは外側だけで中身はそこまででもなかったから貴方はインキュバスになったわ』ということでインキュバスは魔物娘の伴侶として最適化された存在らしいことをさらに教えてくれた。

そして彼女は『もう、私は貴方なしでは居られないわ…離れたくない…』というも俺は「望まん限り離れる気はない、また制御利かんくなるかも知れんしな…」と返し「これから長い間になると思うがよろしく」と言うと彼女は『私こそ、末長く仲良くしましょうね…♪』と俺を抱き抱える。異界に飛ばされたときはどうなるかと思ったがとりあえず安心だ…









あれから1ヶ月ほどたつが、彼女はずっと魔力を暴走させることもなく安定している。本当に何よりだ…

今日は彼女が分身して俺を上下から抱き抱えている、彼女一色に五感が染まる…彼女は『貴方のお陰でこんなに幸せよ…♥♥』と俺の口に最初の時よりさらに弾力性も柔らかさもました胸を押し付けてくる。極上のミルクが俺の口に広がり、俺の衝動は理性が飛ぶ寸前まで一気に高まる、極上の感触に俺は何度も突き上げつつ精を注いでいく…彼女も幸せそうに震えてさらに締め付けを強め、容赦なく凄まじい快楽を俺に与えさらに俺は精の勢いを増していく…









翌朝も彼女は『離れるの嫌…』と相変わらず俺を抱き抱えて繋がっている…本当に俺は楔だな…彼女を繋ぎ止めてないと決壊するのだから。

彼女は『私はあの力のせいでずっと孤独だった…だからもう離れていくのは嫌…』と過去の一端を明かした。そこまで依存的になるのも無理はないなと彼女の認識を改め「それならどこかいくにしても一緒ならもんだいないかな」と言うと彼女は『そうね…』とようやく落ち着いたように見えたが彼女は『誰かにとられるかもしれない…』と別の懸念を抱いたらしい…まあ彼女と過ごす怠惰な日常は良いのだが心配性だなと思う、彼女の心に孤独が与えた傷はよほど深いらしい…これはなおさら彼女はの楔として、夫として彼女の傷が癒えるまで頑張らないといけないな…それが例え心の傷ではなく彼女の孤独から俺に出会えたことの反動だとしても。そして彼女が依存してくれることに喜びを感じている…一途に真っ直ぐに俺だけを見て俺だけを愛してくれる、実際心が満たされている…彼女が甘えているとしてもそれは幸せなことだ、愛される喜びを教えてくれた彼女への恩返しには彼女が甘えてくることもまた良い…












私は彼に甘えてしまっている、でも彼はそれを理解しているようにも見える…でも、もう少しだけ…甘えさせてほしい。もう少ししたらきっと…



おわり

22/11/06 03:50更新 / サボテン
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どうも、サボテンです

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