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悦楽の園 後編
悦楽の園 後編



カチャッ……


『これで2人っきりだよ?オリバー♪』
(これで、もう逃げられない……。)

テオは後ろ手でそっと部屋の鍵を回した……。

『ご、ごめん……日記……勝手に読んだ。』

『いいんだ。むしろ嬉しいんだ。読んで欲しかった……いや、オリバーならきっと読むだろうと思っていた。』

パニックになっている自分を冷静な自分が無理やり押さえつけ、なんとか紙一枚の平静を保ち、テオに質問を返す。

『……ギナジウムで何が起こっているんだ?何を知ってるんだ?日記に書かれていた事は……』

テオは心底嬉しそうで、今まで見たどんな笑顔よりも可憐で邪悪な笑顔を俺に向けた。

『全部、ぜーーんぶ本当の事だよ♪』

『なっ!!?』

予想をしていた最悪の答えだ……

『まずは事の経緯を知らないとだね?今、あの夜の記憶を戻してあげる♪』

ドクン……

なんだ?頭の中に……

そうだ……あの夜……礼拝堂に悪魔がいてテオがいて……テオ言葉を何か言うと、悪魔がビジネスがどうとか言い出して……俺はテオを連れ戻そうと駆け寄ったけど、どんどん離れていって……気付いたらベッドで寝てた。

『くそっ……頭が!……おいテオ、何をしたんだ?あの日記の中の悪魔と……何があった?』

『教えてあげる♪……ボクは禁書庫から持ち出した楽譜を読んで歌ってしまった。あれは悪魔を呼び出す契約の証しなんだ。悪魔が出てきてオリバーを襲おうとしたから、ボクは合言葉を唱えてビジネスを持ちかけた。ボクの願いを叶える代わりに、悪魔に手を貸す。それがビジネス。不純交友が増えたのも……聖歌隊のパート比率がおかしくなったのも……授業のサボりやズル休みが増えたのも、それからオリバーが毎晩おかしな夢を見ているのも全部ボクのせい。』

おかしな夢……それは異形の女の子になったフロイラインを抱く夢だ……犯し犯され、淫らに快楽を貪る淫夢……

思い過ごしであってほしい、悪い夢であってほしい、青春の不安定さがもたらした何かの間違いであってほしい、大人になった時に酒を飲みながら笑い合える思い出であってほしい……そんな願いがガラガラと音を立てて崩れ落ちていく。

『全ては……君を手に入れる為……。それがたった一つのボクの願い……プロフィヴェーレ(静止せよ。』

『!?……動かない!?』

唱えたのは魔法か!?身体が動かない。

目線も……動かない!

シュルッ……

トサッ……

プチプチ……プチプチ……

カチャッ……カチャカチャ

スルッ……

テオは微笑んだまま、するりとタイを外して上着を脱ぎ、シャツを脱ぎ、ズボンを脱いであっという間に裸になった。

その様子を見て、ここ1週間不能だった俺のモノがズボンの中で痛いくらいに張り詰めた。

『どう?女の子のボクは……キレイ?』

綺麗で……綺麗すぎて言葉が出ない。

肌は色艶めき、膨らみかけた胸、括れた腰は少女のもの。だけど、肩や手や骨格の所々は少年のままだ。成長途中の繊細な少年と色付き始める少女を合わせたような、危うい美しさを持っている。

元々持っていた魔性が更に磨かれている。

目が魔性の美に支配され、テオから香る甘い匂いに頭の中が痺れてきた。

『テオ……お前……本当に……』

するとテオは裸のまま、俺のズボンを脱がし始めた。

カチャカチャッ……カチャッ……するする……

『お、おい!テオ!?』

『ふふふ♪すごぉーくかたいや♪』

取り出された俺のモノはガチガチになっていた。きっと、多分俺のカラダがテオのカラダを覚えているからだ。夢だと思っていた毎夜の事で……

多分……俺のカラダは既にテオに溺れている。

テオは俺の脚の間に正座して……

『……記憶を夢に置き換えただけだけど、オリバーにとっては初めてだね。ふふふ♪いっぱい、いーっぱいシテあげる♪♪』

やばい……本能が告げている……これ駄目なやつだ……

『テオ!おい、やめっ……ーーーーーー!!!』

最初に感じたのは温かいテオの唾液とぬめる舌の感触だった。

れろ……れろ……

濡れた肉が纏わり付いて、俺のモノを舐めしゃぶっていく。脳みそが快楽でゆっくりと、どろどろに溶けていくみたいだ。

じゅるるっ、じゅぽっ、じゅぱっ、

『おぁ……あ"っあ"っあ"っあ"っ』

テオの魔法のせいでもがく事も許されない。狂人の喚き声のような音が自分の声帯から発せられていた。

テオが俺のモノをまるでキャンディでも舐めるように下品な音を立てて美味しそうにしゃぶりつく廃退的な行為を見せ付けられて痙攣する事しか出来ない。

じゅろろろろろろろ……

『あぁ"……テオ、テオ!それ以上……はっ!……や、やめっ!あ"あ"あ"』

れるれるれろれろ

びくびく

睾丸がせり上がるのがわかる……喰われる、テオに喰われる!

『やめてやめろっ!でるっ!でるからっ!!』

ずりゅん……ごちゅん……

そんな言葉を無視して処刑人が斧を振り下ろす様にテオは俺のモノを喉の奥までずっぽりと咥え込んだ。

どくどくどくどくどくどくどくどく

『あがぁぁああああ"あ"あ"あ"あ"あ"』

ごきゅんごきゅんごきゅんごきゅん

こくこくこくこくこくこくこく……


とうとう欲望をテオの口にぶち撒けてしまった。溶かされる様な快楽とは一変して焼け落ちる様な快楽。それは今まで生きてきた中で最大の快楽。

凄まじい放出感に身体から力が抜ける。

夢であってほしい。でもこの鮮明な快楽は紛れも無い現実。

テオは喉を鳴らして心底嬉しそうに目を恍惚に輝かして俺を見つめていた。

その目は本来なら白いはずの白目が黒く染まっている。テオの青い瞳は、まるで闇夜に浮かぶ青い2つの月だ。

あれ?いつの間にか姿が変わって……。

頭には黒く捻じ曲がった羊の様な角が。腰からは星の無い夜のような色をした大きな蝙蝠の翼が、お尻からは太くて立派な長い尻尾が生えていた。

間違いない……夢の中のテオだ。

『ちゃぷっ……美味しい❤もう抵抗も出来ないね?魔法を解いてあげる。』

『はぁ……はぁ……。』

回る思考とは裏腹に身体は言う事を聞かない。立ち上がろうとしたらズルリと床に倒れてしまった。

『オリバー、ボク人間……辞めちゃった♪♪』

『どうして……どうしてこんな!』

『鈍いなぁ……オリバー』

ちゅ……

!!??

『こういうことだよ……』

テオはいきなり俺に覆い被さり唇を奪った……

口の中にテオの舌が入り混んで、俺の舌に絡みつく。

子供の遊びじゃない。大人のキス……

『ぷは……キスって甘いんだね♪でもちょっと苦い。タバコとコーヒーかなぁ?不良の味がする♪』

『う……はぁ…………』

逆らう事が出来ない……

まるで脳を直接犯されてるみたいだ……

頭が多幸感に包まれてポワポワする……

"ふふふ……契約完了ね♪"

何処からか声がしたと思うと、部屋の中の空気が歪んで中から 悪魔ができた。

『……うまくいったわね……。しかしまぁ……いい顔で蕩けてるわぁ❤』

青い肌と大きな蝙蝠の翼を持つ現実味の無い女が艶かしく喋る。俺はというとただ唖然とするのが精一杯だった。

『……よく、ここに入ってこれたねぇ?魔法で空間を遮断してる筈だけど?』

『あら、そんなに睨まないで?綺麗なお顔が台無しよ?』

『良く言うよ……。でも、ヘルガさんの協力には感謝してる。妨害にもね?』

『あらあら♪なんの事かしら?ふふふ♪♪』

見覚えがある。あの夜だ。……この悪魔が、日記の中の……

『記憶は……元に戻ってるようね?こんにちは。また会えて嬉しいわ♪勇敢な坊や?』

『さて、オリバー、経緯を説明するよ……ヘルガさんは旦那様が欲しい。ヘルガさんのもともとの計画は、召喚した人間の願いを叶えて、その対価にその人間と結婚して幸せになるっていうものだったらしい。でもボクの願いは……オリバーを僕のものにする事なんだぁ♪』

『なんで……そんな……!!』

『オリバー……君を愛してるからだよ。誰よりも……なによりも……。さっきも少し話したけど僕は契約を迫るヘルガさんに"聖域"を求めて公平な取り引きを持ちかけた。』

悪魔ヘルガはオーケストラの指揮者のように宙に指をなぞると羊皮紙と銀のペンが出てきた。たぶん神の言語だ。契約文が書かれている。

『ふふふ……テオちゃんが持ちかけたビジネスはオリバー、貴方を坊やのものにする引き換えに、聖トマス・ギムナジウムの未婚の男性を全て魔物娘に差し出すこと。私は結婚出来ればそれで良いから、快諾したわ♪私の部下も喜んでるし♪……まぁ、後は好きにしてちょうだい。これで坊やとの契約は終了したから、私は男を物色してくるわぁ♪頑張ってね☆』

そう言うと悪魔ヘルガは消えてしまった。

聖トマス・ギムナジウムは寮制の男子高等中学校だ。生徒と先生の約800人の中に、教会のシスター達を除いて女の子はいない……。ってことは……ほぼ全員じゃないか……

テオは俺の為に……俺1人を手に入れる為だけにギムナジウムの全員を悪魔に売ったんだ……

『さすがに、一度にやると目立ち過ぎるから聖歌隊のメンバーや『コーヒーの会』常連の下級生数人にお節介を焼いたんだ♪ヘルガさんの悪魔魔法や魔界のお薬を使えば恋する男の娘を本物の女の子に出来るんだ。人間ではなくなっちゃうけど。正直、まさかあんなに早く男の娘たちが堕ちるとは思ってなかった。ふふふ♪今や下級生の3人に1人くらいは女の子なんじゃないかなぁ?』

特定の生徒しか所属してない聖歌隊や閉じられた社交会である『コーヒーの会』は秘密裏に制圧するのには持って来いだ。……もし仮に俺がフロイラインでもそうする。

『まさか、エーリヒとユーリー……マティウスとガブリエルも………』

『うん!あの人達もそう。……ボクは悩める男の娘の為、恋のキューピットをやってた。その傍らに、ヘルガさんの仲間を呼び寄せる召喚魔方陣を寮や教会や学舎のあちこちにこっそり仕掛けてたんだ。彼女との具体的な契約内容はボクが彼女達のお婿さん探しとツェーリ自由中立国内においての魔物娘の勢力圏を広げる……ひいては聖トマス・ギムナジウムを堕とす手伝いをすること。見返りにボクがオリバーを手に入れる事と、その為に彼女と彼女の部下が全面的に手伝う事。……実際は妨害の方が多かったけどね?契約期間はボクが君にキスをするまでだ。で、ここからが問題なんだけど……』

『問題?』

『そう……それは、生物的にも精神的にもボクとオリバーが結ばれるにはどちらかが女の子に……魔物娘アルプになる必要があるんだ。いろいろ考えたよ。ボクはオリバーを愛してる。この気持ちを青春の淡い思い出にしたくない。ボクの身も心もオリバーのものだ。オリバー……君への愛はフィロス(友愛)でありエロス(聖愛)であり、アガーパス(聖愛)だ。信仰と行っても良い……。だから、ボクは人間をやめて魔物娘アルプになって女の子のカラダを手に入れた。禁忌だと分かっている。ボクはオリバー・ハルミトンがいないと生きていけない。だからオリバーにも……テオドール・ヴァン・シュタイン無しでは生きていけなくなって欲しい。』

なんだこれ……背中がぞわぞわする。

狂気の様な愛情を向けられてる。

『身体だけじゃなく、心の底からボクを求めて依存して欲しい。そう思ったんだ。ふふふ♪……そうそう、もしボクが男の子のまま……男性の魔物インキュバスになっても、君をアルプにして愛せばいい。それがダメなら男同士でも……。失敗してもそういう予定だった。ボクは君を手に入れられれば性別もどっちでも構わない。君以外は何も要らない。何と引き換えにしても、たとえ世界と引き換えにしても…………』

テオは両手を自身の頬に当ててうっとりと微笑んだ。奈落へと続く沼のような黒白目と濁りきった青い瞳が俺を捉えて離さない。

『だから……一緒に堕ちよう?』

大切なものへの執着……狂気と凶気を孕んだ真っ直ぐで歪でドロドロとした愛情……一途で……純粋で……恥ずかしくて……どこまでも深い奈落の愛。

そんなのは嫌な筈だ……なのに心から喜んでいる自分がいる。独り占めにされて、独り占めにして、どこまでも深く愛して、愛されて……それを望んでいる。

人間としての理性と本心がちぐはぐで……

『俺は……どうしたらいい……』

『……ごめんね?辛いよね?苦しいよね?大丈夫……オリバーは悪くない。オリバーは悪くない。これはボクのワガママ。全部、ぜーんぶボクのせい。ボクのワガママなんだ……ねぇ、見て?』

全部テオのせい……それは理性を確実に削ぎ落とす免罪符で、堕落へと誘う罪深い甘言。底無し沼への片道切符。

テオが自身の女の子の証しを くちゃり……と音を立てて開いて見せた。そこはまるで底の無い沼か奈落の底のようで奥から甘い香りのする蜜をコプリと垂れ流している。

『ほら……んっ❤……ボクの女の子がオリバーのをほしいよ、ほしいよって、食べたいよーって涎を垂らしてる。ボクもう我慢出来ないんだ……。だからオリバーを……犯すね。』

ぐちゅん

テオは俺のモノを何の躊躇も無く自身の奥へと飲み込んだ。

『ーーーーーあ………………がっ??……』

びくんびくびくびくびくびくびくびくびくびくびく

ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク

気づいたら射精してた。

暴力的で圧倒的な快楽に……声も出せない。

神をも嘲笑い、人間としての尊厳も理性もモラルも容赦なく削ぎ落としていく。

『かっ❤……はっ❤……イキナリ中出し何てヒドイっ❤❤イキすぎてっ……死ぬかと思った❤❤』

テオも羽と尻尾をピンと強張らせて痙攣していた。

『んっ……キモチイイ❤……ねぇ?見える?』

テオの下腹部を見ると子宮の上あたりに鍵穴にハートと蝙蝠羽を飾った様な呪印が輝いていた。

俺の下腹部にもハート型の鍵に蝙蝠羽の呪印が……

『貞操帯呪印……ここ最近、朝立ちもしてないでしょ?ちょっと前につけたんだぁ♪オリバーはボクでなきゃ立たないんだぁ♪オリバーのカラダはとっくにボクのもの❤ボクのカラダはオリバーのもの❤"鍵"のオリバー、"鍵穴"のボク。もうお互い、お互いが与え合う快楽が無いと生きていけない……』

くちゅり……

『そんな……あっ!』

テオの中が吸い付き、ぐちゃぐちゃに動く。

『だからぁ♪諦めて……堕ちちゃえ♪』

どくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどく

…………

………………

……………………

………………………………


どれくらい繋がっているだろうか?

もう何日も……曖昧な時間の中で繋がったままの気がする。

テオはその間、俺の上に跨って悦楽の限りを尽くしている。一方的に与えられる脳みそを焼き切るような快楽。でも、心のどこかで求めてやまない快楽。

キモチイイ……

女の子は砂糖とスパイスで出来てると聞いた事があるけど、きっとテオは砂糖と麻薬で出来てる。

怖ろしい事に俺がいくらテオの中に出しても、欲望は萎えることは無くて、むしろ俺のカラダはテオのカラダをもっともっとと求めている。

でも、こんなのは……

違う……

『……まだ、ボクのものにならないの?』

『……こんなのは……こんなのは間違ってる。なぁ、戻ってくれよ……元のテオに戻ってくれよ。』

テオは壊れた様に笑った。その顔は……その瞳はとても悲しそうだった。

『あははははは!!……戻れないんだ。ううん……もし戻れたとしても戻らない。オリバーと結ばれる資格のあるカラダを手放してなるものかっ!!』

『…………。』

テオの言葉は歓喜と、執着と、悲しみと、愛おしさと、憎しみと……色んな感情がごちゃごちゃに混ざってる。

『お父さんとお母さんが事故で死んで……ボクは1人になった。伯父さんに引き取られたけど奴らは両親の遺産が目的で、ボクをこのギムナジウムに厄介払いと言わんばかりに放り込んだんだ。……でも、そこでオリバーやブルーノと出会って、面倒事に巻き込まれて、良いことも悪いことも教えてもらって……気付いたらボクの中のオリバーが占める領域が大きくなって……君の事が大好きになった。それと同時に苦しくもなったんだ。ボクの愛は決して叶わない。それは叶ってはいけない禁忌だから……。君への愛をフィロス(友愛)にしようと頑張ったけど無理だった。まるで出口のない迷路を延々とさまよい歩くみたいだ。ぐるぐるとぐるぐると……。でもね?偶然あの楽譜を手に入れて、悪魔のヘルガさんを呼び出して"奇跡"が起こったんだ。後は日記に書いた通り、さっき君に話した通りだ。心が救われた……。もう何も怖く無かった……いや、只ひとつだけ怖いのは……。』

テオは涙をひとつ落とした。

『……なんだよ?』

『君に拒絶される事……。オリバーと結ばれないなら死んだ方がマシ。オリバーがボクのものにならないのなら死んだ方がマシ……。ワガママでごめんね?……でも、もう引けない所まで来てるんだ。だから……ヴェニ イジュトゥール サンクスタ アルゲンティウム グラーディオ(来たれ、聖銀の剣よ』

テオが唱えると光る銀の短剣がどこからとも無く出てきた。

『うぅっ!……』

テオが短剣を掴んで俺に握らせた。短剣に触れたテオの手からシュゥゥウ……と煙が出ている。

『テオ!!これは……』

『主神に祝福を受けて聖別された純銀の短剣。選ばせてあげる……オリバーがボクを愛してくれるなら、唇を奪って。ボクを愛してくれないなら……その短剣でボクを殺して。』

『なんで……なんでそんな事っ!!』

『君になら命をあげても良いよ。ボクの事……忘れないで…………。』

テオは儚く笑うと静かに目を閉じた。



俺は…………






















ガラン……
















……選択した。

と言うより、考える事を放棄した。

短剣を捨てて、テオの唇を奪った。

考えるよりも早く体が動いたんだ。

ちゅっ……ぱっ……

唇が離れた時、唾液の橋がかかる。

『オリバーっ……オリバーっ!うわぁぁぁあんんん……』

ドサッ……

俺は泣いてるテオを思いっきり抱きしめて床に押し倒した。

テオが男だったとか

人間がどうとか

主神に背くとか

モラルだとか

禁忌だとか

許されない愛だとか……

そんな事はもうどうでも良い。

『キテ……オカシテ……』

ずっ……ずちゅん…………

『あ❤あ❤ぁあ❤ぁーーー❤あぁ❤』

きゅぅぅううううん❤❤❤❤

『ひゃはっ!??』

どくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどく……

『うっ……ぐぅ……あ"…………』

なにコレ!?やばいやばいやばいやばいやばい!!なんだコレ!?キモチ良すぎる!!!

テオの膣が明らかに変わった。さっきまでの理性も尊厳もモラルも何もかも削り落とすような暴力的なものから、甘くトロトロに柔らかくなってきゅうきゅうと吸い付くような……

『おっ❤おりばぁあ❤すごい……すごいよぉ❤』

パンパンパンパンパンパンパンパンパンパン

腰が自動的に動いていた

快楽で声を忘れてしまう

『お❤お"❤お"っ❤❤ぁぁぁあ…………❤❤』

しょわぁぁぁぁあ………………

じゅぷっじゅじゅぱじゅじゃぷっじゅぷっ

テオが全身を脱力させてオシッコを漏らした。そんな事は構わず動くと肌を打ち付ける乾いた音が、湿り気を帯びた音に変わった。

テオは瞳を嬉しそうにトロけさせている。

獣みたいな声を上げて喘いでいる。

もっともっと……可愛いテオを見たい……

快楽で歪んだ顔を見たい……

カラダを貪りたい……

包んで食べてしまいたいっ……

ちゅっ……ぐぢゅるるる、ちゅるるるっ、ぢゅろろろろろろろ

『ん"❤ん"❤ん"お"ぉ"❤ぉ"❤お"っ❤❤』

舌を絡ませて吸う。

上も下もトロトロになってる

コリコリとした感触……たぶん子宮が降りきっていて吸い付いてくる

女の子のカラダってこんなにぐちゃぐちゃになるんだ……

ぱちゅんぱちゅんぱちゅんぱちゅんぱちゅんぱちゅんぱちゅんぱちゅん

俺は華奢なテオのカラダに腰を打ち続ける。

キモチイイキモチイイキモチイイキモチイイキモチイイ……

『テオ!!テオッ!!でるっ!……ああ"っ』

『おりばぁ❤おりばぁあぁああ❤❤』

ちゅぱっ……じゅるるるるるるるるるる

もう一度、テオの唇を奪って口の中を犯す。

テオのカラダに抱きつくようにしがみつくと、テオの尻尾と脚が絡みついてきて、大きな羽が俺とテオを包み込んだ。

快楽から逃げられない。

あっ……これ……ダメなやつだ……

びくんっっ!!!!!!

『『ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"ん"❤❤❤❤❤❤』』

どくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどくどく………………

じょろろろろろろろろろろろろろろろろろ…………

びくん❤びくん❤びくん❤❤❤

今までの人生で……最高最長の絶頂……

ありとあらゆる体液でべちゃべちゃに汚れていく

呼吸も出来ないまま……

快楽が脳細胞を焼いていく……

アレ……?



























『……ん。』

事後、精臭と甘酸っぱい匂いが充満する部屋の床で、俺はテオが起きるよりも早く起きたようだ。

『……憑き物が晴れたような顔しやがって。』

俺の横ですやすやと寝息を立てるテオの頬をそっと撫でると嬉しそうにもぞもぞ動いた。

吸い付くような白い肌……

しなやかな身体……

少年と少女を合わせたような美しい生き物……

寝ているテオの顔はまるで天使のようだ。……アルプって悪魔なんだろうけど。

『テオに犯された時……辛かった。お前がお前じゃないみたいでさ。正直、どうしてこんなになっちゃたんだって思った。でもテオに短剣渡された時さ……俺、怖かったんだよ……テオを失うのが……。ずいぶん自分勝手な事やったみたいだけどさ……テオの気持ち……なんでかなぁ……痛いほどよくわかるんだよ。お前も辛かったんだよなぁ。誰にも言えなくて……モヤモヤして……出口のない迷路に閉じ込められたみたいで……。気付いてやれなくてごめん……俺で良ければ……ずっと一緒に居てやる。だから……殺してなんて言うな……。バカテオ……。やっぱ可愛いいなぁ……。たぶん俺も……ずっと前から……テオの事……愛してる。……恥ずかしくて面と向かって言えないなぁ、こんな事。……え?』

テオと目が合った。嬉しそうにニヤニヤしている。

『……どこから聞いてた?』

『ぜーーんぶ♪』

恥ずかしくて死にそうだ。

『……あのね?オリバー?』

『ん?』

『ボクも愛してる……』

あれ?

なに?この寒気は?

『!?……はひぃ!??』

力が抜け?あれ?アレがビンビンに……?

『……オリバーに魔力をプレゼント♪それでまたキモチヨクシテあげる♪』

まずい……テオのこの笑顔はヤバイやつだ……

『お、お手柔らかに……ああぁぁぁーー…………』



この後、俺とテオは自分の魔力とテオの魔力をぐるぐる循環させて悦楽の限りを尽くした。快楽で気絶して、目覚めてはまたテオを貪り、貪られた。

いくらやっても萎えない。とっくにインキュバスになってたみたいだ。

何回出したかわからないくらい、ぐちゃぐちゃのドロドロになった。テオは一番おかしくなるキモチイイ弱点を無防備に晒して俺に擦らせてくれた。

その度にテオは嬉しそうに眉を寄せて、俺を求めて受け入れてくれた。……先に気絶したテオを犯すのもキモチ良かった。

テオのカラダはやっぱり麻薬のようで、再現無く求めてしまう。

あらゆる体位でやって、テオの穴という穴に出した。トロトロのアナルに何回出したかわからない。臍や耳の穴や鼻の穴は妙な征服感がたまらなかった。口はなんかもう凄くて、テオに物みたいに乱暴にしてって言われた時、半分本気で壊そうと思ったけど、テオは嬉しそうにアクメをキメてた。

あいつの子宮は精液漬けで、でも注げば注いだだけ飲み込んでいった。

俺はテオに溺れて堕落した。




それから暫く経った。

テオにあれこれナニをされてる(している)間に、テオが仕掛けた召喚魔法陣でヘルガさんの部下さんたちがギムナジウムを占領した。

悪ガキ3人組のリーダーのベッジはアルプになったスタンとデイヴとイチャコラしている。

肝心のヘルガさんは未だ独身を貫いて働いていた老校長先生を堕として幸せそうにしている。つい先日、1週間ほど姿を見せなかった校長先生を目撃した。古い写真でしか見たことない若き日の校長先生の姿に戻っていた。魔物って凄い。

シュピーゲル先生はダークプリーストに変化したシスター・マドレーヌに絞られていた。この人たちは……最初から無しの方向で。

『パァパー♪』

と、ブルーノの背中に思いっきりダイブしてきたのはヘルガさんの部下のデビルだ。

『ぅおっと!?どうしたメアリー?』

『だって〜。かまってくれないんだもん!』

『昨日だって……ゲフン。なぁ、なんで俺だけ嫁さんからパパって呼ばれてんだ?みんな旦那様とかだろ?』

『ん〜……なんかブルーノってさー、パパって感じなんだよねー♪』

『えーー……』

その時、テオと二人で顔を見合わせて笑いあった。

そんなブルーノは数週間後に卒業する。法律の勉強をするためにメアリーと一緒に魔物の国、カルミナ国に行くそうだ。敬虔な西方主神教信者の両親をどうやって説得したのかは想像に難くない。

この学校は魔物娘(悪魔)たちの手に堕ちた。でもそれは表向きには秘密で、男子寮学校はそのままだ。ここに入学する生徒はみんなアルプかその子たちのお婿さんになるだろう。

そんなこんなですぐに新学期が始まった。

私は最上級生に、テオは中等科3年生に、ブルーノは卒業した。

皆んなしれっとしてるけど、アルプや変身魔法を使ってる魔物娘もいる。少し騒がしい空気の中、若返った校長先生が夫人(ヘルガさん)と一緒に舞台に立つ。

ピー……ガーー……ブッ……

ツェーリ自由中立国が誇る伝統の男子高等中学校である聖(性)トマス・ギムナジウムへようこそ。ゆかしき歴史は騎士の時代から続くこの学び舎で勉学に励まんとする新入生諸君らを歓迎しよう。

パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ


ようこそ、アルプの学校へ……







おわり……。



パァパーーーー!!(どーん!!

ブフッ!?……ゲホゴホ……ぜー、ぜー……

メアリー危ないじゃないか!あーあぁ……せっかく淹れたコーヒーが……ちょっと淹れ直してくる。メアリーあとよろしく。

パパごめんね♪えーっと、皆さまメアリーはブルーノパパのお嫁さん、デビデビ☆デビルのメアリーだよー!ヨロシクネ♪

ファ☆キン作者の妄想垂れ流しにお付き合い頂きありがとうございます♪♪物語はこれで終わりだけど……別の結末も見てみたくなぁい??メアリーは見たいなーー☆

今回のテオちゃんがアルプになったけど……オリバーくんがアルプになっちゃったら……むふふ〜♪いったいどうなっちゃうんだろーー❤気になる気になる??

おーい!メアリー、コーヒー淹れたよ。砂糖とミルクは?

ありありでーー☆クッキーは!?

焼きたてだよ。

やったーーー!!パパ大好き❤ちゅっ❤

そうそう、気になる人わぁー……

『堕落の園』

を読んでねーー☆

アウフ ウィーダシェーーン♪♪(バイバイ
19/06/25 08:41更新 / francois
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■作者メッセージ
ここまでお読み頂きありがとうございます!
テロリストと化した作者の妄想と性癖の有害物質が垂れ流しのチェリノブイリに……
しかし後悔はしてません。
皆さまはどちらのテオくんが好きですか??

ではまた!U・x・Uつ

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