連載小説
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第3話 乱交&過去
「あっ・・・・あぁあっっ・・」
暗がりの屋敷の一部屋の中に、一組の男女が艶かしく愛し合う音が聞こえていた。その周りでは、幾人もの少女達が自慰に耽り、またある少女は他の少女と共に絶頂を愉しんでいた。部屋の中を嫌らしい音が駆けずり回る。ジュプジュプっと言う音が部屋の中を包んでいく。

「ふぁあっ!・・・・んぅ・・・ピチャッ・・・はふっ・・・」
「はぁ・・・んっ・・・ピチュッ・・・んむっ・・・」
「あぁあっ!・・・ジョン・・・さんっ!・・・・気持ち・・いい・・ですか・・?」
「とりあえず、マルルさんを気持ちよくさせる事が最優先だと思うんですがね?」
「ふあぁあっ!お姉ちゃん・・・はげ・・しいよぉ・・・」
「ほらほらぁ!早くイッちゃいなさ・・あぁあん!」
「アンタも逝きなさいよ!ほらほらぁ!可愛い妹に何してんのよ・・・ってアンタも妹か・・」
「ふはぁあぁっ!もっと・・・・もっとヤッて・・・お姉ちゃんんっ!」
「はぁい♪ぶっといの見つけて来たからねぇ♪ぶち込んであげる・・」
部屋の中を、何人もの人影が交差している。中は暗いのであまり見えないのだが、どうやらある者は男の身体を舐めまわし、またある者はその男性とキスをしていたり、その男はキスが解かれる度に、上に跨っている少女に話しかけて居たり、その隣では姉妹同士で女性器に色々な物を突っ込んで居たりした。

「そ・・・・そろそろ限界が近づいていますね・・・」
「あぁあっ!・・・ハァ・・・ハァ・・そ・・れなら、ジョンしゃん・・ひゃうぅ・・・らして・・・くらさいぃ!」
息も荒れて苦しくなってきたジョンは、腰の上で跳ねて快楽に溺れているマルルを気遣いながら心配して声を掛けていた。しかし、その声も段々と苦しそうなものへとすり替わって行き、やがてはお互いに淫猥な声音を使って交わるようになり始めていた。部屋中に響く卑猥なリズムは、デビルバグの少女達を鼓舞しており、他の所へ目をやると女の子同士で交わる姿も目撃できる。それなりのアイテムを駆使して、お互いに快楽を貪っているのだろう。

「くっ・・・もうヤバいようで・・・出ますよ?退いて下さい・・」
「やらぁ!・・はぅうっ・・・ジョ・・ジョンしゃん・・・膣・・・膣内にぃ・・・らしてぇ・・・」
長い間交わっていた両名だったが、次第に辛そうな表情へと顔の形が変わってくると卑猥な音は一層激しくなった。二人とも限界が近いのだ。マルルはもう既に呂律が回っていない。ジョンも息が絶え絶えになりつつあった。ジョンの身体からは、射精感を促す快楽とそれを押さえようと働く快楽の二種類が彼の体を苛めていた。

「げ・・・限界です・・・でるっ・・・出しますよ・・・」
「いいにょぉ!来てぇ!来てぇ!・・・きたぁあぁぁあぁっ!」
長い間腰を振っていた両名だったのだが、此処に来て限界を突破したようだ。お互いの顔が引きつってジョンは体中を射精感で満たされ尽くして、マルルの幼い膣内にありったけの滾りをぶちまけた。それにつられる様にしてマルルも快楽を被り膣を思いっきり閉塞させて果てた。その締め付けをバネに、ジョンは更に彼女の膣へと射精していた。暫く射精が続いたジョンだったが、やっと全てを吐きだし尽した。マルルの表情は幸せの色で染まり切っている。周りのデビルバグたちも幸せの色に満ちている。どの娘も火照り切った頬にお互いでキスし合っている。

「はぁ・・・はぁ・・・マルル・・さん・・」
「ジョ・・・ジョンしゃん・・・わらし・・・きもちよあっら・・?」
余りの快楽に苦しんでいたジョンは、同じく腰の上で快楽に悶えているマルルに声を掛けた。彼女の顔は既に絶頂を超越しており、彼女は呂律の回らない口でジョンと会話することでのみ心を繋ぎとめていた。しかし、そんな光景もいつまでもは続かなかった。快楽に身体を震わせていたマルルだったが、周りの姉たちによって引き摺り下ろされてしまったのだ。そして繋がりが解かれた接合部からは、ジョンとマルルが愛し合った証がしっかりと流れていた。愛液と精液と血の混じった液体は、異様な臭いを放ちながらマルルの姉の一人に舐め取られてしまった。

「さぁ、次は私が相手よ?マルルの時みたいにビュッビュッて射精してね?」
勝ち気に笑っていた少女は、見た目からしてマルルとそこまで変わらないだろう。せいぜい2〜3つ上くらいに見える。そんな少女が、ジョンに跨ると一気に腰を降ろして自分の膣の中へとジョンの萎れ掛けていた肉棒を無理矢理捻じ込んだ。

「ひゃあぁぁあぁぁっ♪っは、いぃ・・いいにょぉ・・・」
「・・・・・」
無理矢理捻じ込んだ少女は、快楽に悶えながらも自分から腰を振って快楽に身を任せていた。一方ジョンは、何も感じて居ないかのように無表情のまま少女の遊戯に付き合っていた。しかしそれも直ぐに終わり、少女は身体を震わせながら絶頂へと達するとジョンの腰にお漏らしするように愛液を吹きかけて快楽を享受しきれずにジョンに凭れかかっていた。

「次はわたしぃ!」
「なに言ってんの!順番的に私の番でしょ?」
「馬鹿、次は私に決ってるじゃない。アンタ達はおまけなのっ!」
『次は私たちなのっ!』
「双子は出しゃばるんやない。次はウチの番やろうが!アホ!」
ジョンの上で果てた少女を引っ張った小さな女の子。見た目的にマルルと1つしか変わっていそうにない所を見ると、マルルの上辺りなのだろう。それにしても此処に居るデビルバグの人数は多いんだか少ないんだか分からない。人間の家族にしてみれば大世帯なのだろうが、デビルバグにしてみれば少し少ない気さえする。ジョンが、上でダウンしている少女と交わっているときに数えてみたが、奥で眠っている母親らしきデビルバグを入れてもせいぜい15〜20人前後だ。「一匹いたら三十匹は居ると思え」と言う風なゴ○ブリと同じように、デビルバグは名前の通りGのような生命力と繁殖力を持っている。それなのに、彼女たちの人数は少ないと感じられるほどに少ないのだ。

「とりあえず・・・退きなさいよっ!」
「ヒャウンッ!・・・ハァ・・ハァ・・」
「ところで、貴女の名前は何と言うのですかな?」
「はぁ?あのね!私たちには名前なんて無いの!ウチの母さんが名前を付けようとしないから。でも、クロとマルルは特別なのよ。母さんのお気に入りなのよ。二人は。二人とも、一人目と二人目の夫の最後の子供だったから・・・」
「そうですか・・・父親は逃亡を・・・」
「違うで。二人とも・・・死んだんや・・・G狩りの連中に殺されてな。」
少し暗い顔で話し始める様になった彼女たちの表情には、一時的に男性を襲おうと言う気力が失われていた。その隙に素早く身体を拭こうとしたジョンだったがその心配は無かった。幾人かの少女達が念入りにジョンの身体を布で拭いてくれたのだ。その後に服も着せてもらえたジョンは、此処に入ってくる前と同じ状態に戻っていた。破かれた服はあっという間に一人の少女が治してくれていたらしい。そして、ジョンは話を聞く体制に入った。

「ウチらはな?昔は親父っちゅう大好きな御人がおってん。」
「でも、一人目の旦那様はクロをお母様が孕んだ直後に抗議デモに巻き込まれて、殴打された死体が帰ってきました・・・」
「その後、迷い込んできた男を狩りとって暫くは皆で仲良く交わっていたんだ・・だけど・・・マルルを母さんが妊娠した直後にその男は、街に行ったっきり帰って来なかった。因みにこの子はマルルと殆んど同じ時期に姉さんが産んだ子さ。」
そう言って女性は一人の幼いデビルバグを前へ進ませた。見た感じマルルと何ら変わりない。それどころか流石は血が繋がっていると言える。マルルに似て可愛らしい顔つきで怯えている。仕草もどこかマルルを想起させる物があった。

「それで、最初は逃げたんだと思っていたんだ。だけど、その内アイツは戻ってきたんだ。死体でね。」
「それでその後、この屋敷から出て行けって言うデモ行進が過激になって来たんです。火炎瓶を投げ込んだり肥やしを屋根にばら撒いたり・・・」
「でも私たちは、それでも耐えて来たんだ。火が放たれたら水を掛けて消した。屋根にクソをぶちまけられたらそれを集めて投げ返してやった。家が壊されりゃ修理してまた住めるようにだってした。だけど・・・だけど・・・」
どんどん少女達の表情が暗くなっていく。此処まで来ると流石にジョンすら悪い気がして来ていた。ジョンは全くの無関係の筈なのに、それでもジョンには罪悪感が残ってしまっていた。

「すいません。私が変な事を聞いたみたいで・・・」
「いやいや、全然悪くないですって!ジョンさんは全然悪くないです!」
「そうやで?ウチらにやさしぃしてくれたのは多分、アンタで4人目や。一人目はおかん。二人目はおとん。三人目は後の親父。それでアンタが四人目や。」
「そうですか・・・ありがとうございます」
関西弁の女性に褒められたジョンは、無表情のまま少し作り笑顔をしてお礼を言うと、ドアノブに手を掛けた。これ以上話を続けていていきなり彼女たちが発情して襲い掛かってきたらひとたまりも無い。そんな緊張感から逃げ出そうとドアノブに手を掛けた。

「ろこ・・いっひゃうの?・・じょん・・しゃん・・・」
ジョンがノブに手を掛けたその時、後ろから聞き慣れた幼い声が聞こえて来た。ジョンが振り向くと、そこにはマルルが必死に身体を引きずりながらジョンが外出するのを止めようと近づいて来ていた。しかし、声には生気が無く呂律もロクに周り切っていない。こうした原因を作ったのが自分だと分かったジョンは、その途端に心の中で何かが割れる音がして心を罪悪感が満たしてしまった。そして姉妹たちは、俯いて動かないジョンを心配して周りに集まってくれた。

「・・・・・・」
「ジョンはん?平気でっか?顔色めちゃ悪いで?」
「大丈夫ですか?ジョンさん?しっかりしてください。ジョンさん!」
「しっかりしてよ!アンタが悲しそうな顔してたら、私まで・・ヒグッ・・悲しくなって・・くる・・・じゃないか・・」
「ジョンさん!ジョンさん!ねぇしっかりしてよ!ジョンさん!」
『お兄ちゃん!元気出してよ!ねえったら!』
「ジョン・・しゃん・・・・げんき・・らして・・?」
皆でジョンを励まそうとして、ジョンの周りにはデビルバグたちの円が出来ていた。しかし、その励ましは届く事は無くジョンは暫く突っ立って俯いていたがその内足を崩して床へと座り込んだ。

「私は・・私は、マルルさんをあんな風に・・・」
「なんや?泣いてんのか?マルルなら大丈夫やで?ほら♪」
「ほら、これ飲んで?」
「ンクッ・・ンクッ・・プハァッ!・・ジョンさん♪もう大丈夫だよ?ね?」
「マルル・・・さん・・?」
「なぁに?ジョンさん♪」
マルルを快楽の虜にしてしまったと嘆いていたジョンだったが、そんな彼を覗き込んだ女性はニコッと笑ってマルルを指差した。その先ではマルルを抱えあげていた一人の女性がマルルに何か液体の様な物を飲ませていた。それを飲み干したマルルは、表情が一気に普通に戻って元気を取り戻した。そしてジョンの顔を覗き込んだマルルは、ジョンに微笑み掛けた。その視線に気が付いたジョンは、マルルが大丈夫だと確認すると心が少し明るくなった気がした。そして、マルルとジョンが呼び合いをしているうちにジョンの心から罪悪感の渦が消えていた。
11/01/27 06:31更新 / 兎と兎
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■作者メッセージ
あれ?クロノアは?と思う人もいるでしょう。彼女は、仮名としてクロノアと名乗っているだけで、本当は名無しなんです。それと、現在ダウンしているのはクロ、クロノア(仮名)、少女の三名です。

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