連載小説
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世界観&人物紹介
人物紹介&世界観説明

・世界観
基本的には現代と同じだが、最近魔物娘たちが住む世界と繋がる小さな穴ができた。そのため、高位な力を持つ魔族が何人かこちらの世界に入り込んでいるようだ。彼女たちの魔力や、戯れに持ち込んだマジックアイテムによる影響を受け、この世界にもとから住んでいた幽霊や妖怪、都市伝説などが魔物娘に変わってしまうこともあるらしい。

・秋津高校(あきつこうこう)
優斗たちが通う私立高校。家から徒歩20分。
普通科、特進科、体育科がある。体育科にはスポーツ推薦で生徒を募集しているため、部活動も活発に行われている。
優斗と雪弥は普通科で同じクラス。
学力は普通科は中の上程度、特進科は地域でもトップクラスとなっている。

人物紹介


・大月優斗(おおつき ゆうと)
高校2年生、16歳。
雪弥の幼馴染であり、彼のことは家族のような親友だと思っている。
中学時代はサッカー部、高校でも一年間はサッカー部に所属していたが、推薦組との実力差と怪我もあり2年に上がる時点で退部。
今は雪弥に誘われてオカルト研究部に所属。
雪弥とは小学校時代、フェラのの一件があるまで毎晩一緒にお風呂に入り、一緒に寝ていたがそれ以来どこか気恥ずかしくなり無くなっていった。
魔物娘になってしまった雪弥に対しては、彼女がもとの姿に戻れたときに今まで通りの関係性に戻れるうに決して卑しい気持ちを抱いてはいけないと思っている。だが雪弥から迫られるとついつい流されてしまう。
無意識のうちに雪弥の頭を撫でる癖があり、学校でもよく撫でている。そのため一部の女子を発狂させているが本人は気付いていない。


・泉 雪弥 (いずみ ゆきや)
高校2年生、16歳。
優斗の幼馴染。小柄で童顔であり、子供の頃はよく女の子に間違われることもあった。子供の頃は病気がちで学校を休むことが多く、よく優斗に看病されていた。
両親は世界を飛び回る冒険家。基本的に両親は家にはおらずほぼ一人暮らしのような状態。
大月家とは家庭環境のこともあり、ほぼ一緒に暮らしているような状態。家には両親から送られてくる財宝や発掘物にあふれている。
部活はオカルト研究部。週2〜3回集まって、両親からの発掘物について調べたり、映画を見たりしている。
小学校時代の一件について、彼の家には両親とやり取りのため自分用のパソコンがあった。そのためフェラについても実は知っていた。興味本位で行った行為であった、優斗が悲しそうな顔をしたように見えそれ以降話題に出さないようにしていた。
魔物娘になってから、優斗との距離感が昔のようになり喜んでいる。優斗と触れ合ったり吸性行為をするたびに今まで以上に幸福を感じているが、それは魔物娘になった影響であり恋愛感情ではない…と本人的には思っている。だがアルプになるということは少なからずもとからそういった感情があったということもである。
最近は、最悪もとの体に戻れなくてもいいかもと思い始めている。


・リリムさん
異世界からやってきたの魔物。
魔王の娘の一人であり、強大な力を持つ。
雪弥が魔物娘になった原因のネックレスは異世界に通じる穴から偶然こちらに入り込んでしまった物であり、魔物に変わってしまった雪弥の前に現れ、様々なアドバイスをしてあげた。
こちらの世界については、魔物娘で侵食しようとは考えておらず、恋する乙女に力を貸す程度にして楽しんでいる。
彼女に旦那様はまだいないが、魔物のときめきや幸福を魔力として吸収できる特殊能力を持っている。
魔物娘の世界では有名な恋愛小説作家であり、自分が手助けして結ばれた恋の物語を描き、多くの魔物たちをときめかせている。



オマケ「ある女子高生の会話」

「ねえ…あの話聞いた…?」
「泉くんが休んだ次の日からやたらあの二人の距離が近言って話でしょ?」
「どうやらそれだけじゃないらしいの!!!」
「その日の午後の授業ね!泉くんが体調崩しちゃって、大月くんが保健室に連れていったんだけど…!」
「“ユキっ!”って名前呼びながら駆け寄って!」
「後ろから抱き抱えて!」
「手を繋いで教室から連れ出してたらしいよ!!!」
「「………」」
「優雪キてる……」
「尊い…」
「しかも結局、2人とも授業終わるまで戻ってこなかったんだって…」
「「……………」」
「やっべ…、鼻血出てきた。」
「私は涙が出てきたよ…」
「でも本当に何かあったんじゃないかな?最近大月くんの撫で撫での回数増加してるし、泉くんも今までより嬉しそうな顔しているらしいよ?」
「なんだよそれ!なんで私はそれを見れていないんだよ!同じクラスのやつが羨ましすぎる‼」
「ちょっと…、落ち着きなよ。」
「そんなに近くで見たいならオカ研に入部したらいいんじゃ…」
「ダメよ!」
「私たちは優雪愛好会は決して不可侵!誰にも勘づかれてもいけないの‼」
「ごめんなさい…私、優雪の急な供給に浮かれて大切なことを忘れていたわ…」
「分かってくれればいいのよ」
「これからも遠巻きから舐め回すように彼らを見守っていきましょう!」
「もちろんよ!」
そう言って固く握手を交わす。
確かな友情がそこにはあった。
「「は〜…」」
「「あの教室の壁になりてぇ〜」」


21/01/17 22:39更新 / ヤマイシスイ
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