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浄罪録『魔女ティナ・カトニト捕縛記録』
街道からだいぶ外れた森の中を、一つの小さな人影が急いでいた。
十代前半ほどの、三角形の帽子を被り錫杖を手にした少女だ。
木々が好き放題に枝を伸ばしているせいで、昼だというのに森の中は薄暗く、天を仰いでも青空は僅かにしか見えなかった。
少なくとも彼女のような若い、いや幼いといってもいい少女が一人で歩けるような場所ではない。
だが、彼女は臆することなく森の中を進んでいた。
なぜなら彼女は魔女だからだ。
森の中の獣ならば魔女に挑むような真似はせず、魔物ならば使い魔に出来るのだ。
それに魔女の力が及ばぬほどの魔物ならば、出会う前からその気配を察知し、遭遇を避けることが可能である。
それゆえ彼女は、森を進むことに何の不安も抱いてはいなかった。
むしろ、彼女が注意を向けているのは後ろだった。
「・・・・・・」
脚を勧めながら時折振り返り、背後を確かめる。
まるで何者かに追われているようだが、事実彼女は追われているのだった。
彼女を追っているのは浄罪士の一団であった。
浄罪士とは教団に所属する一団のことで、ここ十数年で頭角を現してきた対異教徒及び魔物狩り部隊のことだ。
白いマントとフードで身を覆い、大陸のあちこちを十数人程度の集団で歩き回り、異教徒や魔物、魔物に魅了された人間を捕らえ、日々拷問にかけているという。
その規模は教団の異端審問局に劣るものの、実績が追いつき追い越す勢いらしい。
事実、彼女が忠誠を誓うバフォメットの率いる魔女の一団の中にも、最近黒ミサに顔を出さない者がいる。
念話での呼びかけにも応じず、住処にもいない。
そして、残された日誌や近隣の人里の住人の記憶に、白いマントとフードの一団が残っている。
もはや彼女らが浄罪士に捕らえられた、という事実は疑いようが無かった。
そこで魔女達は浄罪士に対抗するため、戦力を集めることにした。
死霊使いである彼女は、ゾンビ及びゴーストを兵として揃えることにし、人里の墓を暴いてゾンビを一体作ったのだ。
そしてゾンビに墓を暴かせては亡骸をゾンビにする作業を繰り返し、僅か数日で三十体を越す一団を作り出すことに成功した。
だが、浄罪士たちは墓荒らしが頻発しているという情報を聞きつけていたのか、廃屋でゾンビたちに魔力を補充していたところに踏み込んできたのだ。
そこで彼女はゾンビの大部分で浄罪士を迎え撃ち、数体のゾンビと共に廃屋から逃れた。
その後、追っ手を撹乱するためゾンビたちと別れながら、廃屋から十日かけてここまで逃れてきたのだった。
「・・・・・・」
何度目になるか分からないが、彼女は振り返る。
だが見えるのは木々と草ばかりで、聞こえるのは鳥の鳴き声と葉の擦れる風音ぐらいだ。
浄罪士たちの白いマントとフードは少しも見えない。
このまま追っ手をまけるかもしれないし、既に浄罪士は彼女を見失ってるのかもしれない。
それにまだ追われていたとしても、隠し身と音消しの術を使っているため、見つからないかもしれない。
しかし安心は出来ない。
彼女の本職は死霊使いのため、隠し身と音消しもそれなりの知識があれば破れる程度のものだ。
即戦力となるゴーストは彼女の錫杖に一体封じてあるが、早いうちに人里か獣の死骸でも見つけて、戦力を補わなければならない。
それが無理にしても、開けたところに出れば魔法陣を描いて魔術を執り行うことが出来る。
そうすれば代償に後払いが利くサキュバスを呼び出しても良いし、サバトの魔女やバフォメットに助力を仰ぐことも可能だ。
とにかく、森をぬけるか広い場所に出ることが、重要な課題だった。
そのためにも、彼女は急ぐ必要があった
「・・・・・・っ・・・」
落ち葉に隠れた地面の窪みに足を取られたのか、一瞬彼女の体がよろめいた。
だが、とっさに突き出した錫杖の石突が地面を捉え、転倒を防ぐ。
そして、よろめいたおかげで地面へと向けられた彼女の視線の先で、枝葉の隙間から落ちる木漏れ日の一つが陰り、戻った。
瞬間、彼女の意識を疑念がよぎった。
「・・・・・・・・・」
彼女は手にした錫杖を抱えなおすと、足を踏み出し、それを速めていく。
彼女の内に芽生えたのは、ごく小さな小さな可能性だ。
だが浄罪士に追われている現在、彼女はごく僅かな可能性も見逃すわけには行かなかった。
そして、彼女の疑念を後押しするかのように、辺りから聞こえる音に新たなものが加わっていた。
鳥の鳴き声。
葉の擦れる風音。
しなった枝が揺れる音。
重さに耐えかねたのか小枝が折れる音。
ごく小さな音が、辺りから聞こえていた。
「・・・・・・くっ・・・!」
小さくうめきながらも彼女は足を速めた。
もはやその速さは、走っていると言ってもいい。
加えて小柄な彼女の体躯は、道を遮るように伸びる木々の低い枝の下を楽々くぐれるほどだ。
だが、それでも体格の不利が補いきれないのか、森の中の異質な音は次第に彼女に迫りつつあった。
鳥の鳴き声。
葉の擦れる風音。
しなった枝が揺れる音。
重さに耐えかねたのか小枝が折れる音。
布と布の擦れあう音。
何者かのかすかな息づかい。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・!」
走行と緊張により、彼女の呼吸が荒くなっていく。
音消しの術があるというのに、それを通して辺りに響きそうなほど大きな吐息だ。
そして彼女を追う音は、本当に辺りに響く呼吸音を頼りにしているのではないかと思うほど、的確に彼女を追い詰めていった。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・!」
葉の擦れる風音。
しなった枝が揺れる音。
重さに耐えかねたのか小枝が折れる音。
葉の擦れる風音。
布と布の擦れあう音。
しなった枝が揺れる音。
重さに耐えかねたのか小枝が折れる音。
何者かのかすかな息づかい。
音が彼女の背後に迫り、音がその手を伸ばし、音の指が彼女の襟首を捉える。
そんな錯覚を覚えた瞬間、彼女の視界が急に開けた。
眼を射るほどの眩い日の光が、彼女を照らす。
「・・・っ・・・!」
眩さにとっさに眼を閉ざすが、彼女は強引に眼を開いて足を勧めた。
古い巨木が倒れてできた広場に出たと理解が及んだのは、彼女が広場の真ん中ほどに来てからだった。
そして木が倒れてからそう経っていないのか、足元の地面は草がまばらにしか生えていなかった。
開けた場所に、魔法陣の描ける地面。
必要なものは揃っていた。
彼女は身を翻すと、自身が飛び出してきた方角に錫杖を構えた。
だが、見えるのは森の木々ばかりで、追っ手の姿は無い。
「どうした!隠れていないで出てきたまえ!相手をしてやる!」
最善まで自身の内に満ちていた恐怖を追い払うのも兼ねて、彼女は声を上げた。
「それとも正面からでは戦えない、とでも言うつもりか!?」
挑発するように、彼女は続けた。
相手の人数を知り、対抗する魔術の規模を定めるためだ。
仮に相手が挑発に応じなかったとしても、跳躍の術を執り行えばこの場から逃れることは可能だ。
彼女がしばしの間無言で木々を見据えていると、その間から白い影が姿を現した。
追っ手は彼女の挑発に乗ってくれたようだった。
「二人・・・いや、三人・・・」
木の陰から歩み出た二つの人影と、木の枝から地面に飛び降りた一つの人影。
いずれも身長の違いこそあったが、白いマントとフードを被っていた。
そして、そのフードの下からのぞく顔は、いずれも面が覆っていた。
細長いのぞき穴が開けられた、白い、卵のようにつるりとした仮面。
「浄罪士か・・・」
白いマントとフードを元に、彼女はそう判断した。
素早く辺りを見回すが、他に浄罪士の姿は見えない。
浄罪士は十数人で行動するというが、この場にいる三人以外は森に潜んで弓か何かで狙ってでもいるのだろう。
「相手してやろう・・・・・・」
錫杖を構えたまま、彼女は低く何事かを唱えた。
直後、錫杖に取り付けられた動物の頭蓋が大きくその口を開き、白い煙を吐き始めた。
煙は広がることなく、彼女の前に留まり、その濃度を増しながら次第に形を成していく。
そして、錫杖の頭蓋が煙を吐き終え口を閉ざすと、彼女の前には白い怪物が立っていた。
その体躯は人間より二周り以上は大きく、体を支える足は短い毛に覆われ、地面を分厚い蹄が踏みしめている。
尻からは房のついた尾が生え、人に似た頭部からは牛を思わせる二本の角と耳が生えていた。
怪力と凶暴性を誇る怪物、ミノタウロスだった。
ただ、その体を覆う体毛はおろか、普通は浅黒いその肌や露出した乳房の先端さえもが真っ白だった。
それもそのはず、このミノタウロスは彼女が捕らえておいたゴーストなのだから。
魔女は背後に倒れる巨木を背に立つと、ゴーストに小声で囁いた。
「私の前へ、向かってくるものを打ち倒せ」
白いミノタウロスは無言で数歩位置を変えると、主を守るように仁王立ちになった。
これで、倒木とゴーストによって弓矢で要られる心配は無くなったわけだ。
彼女は錫杖の石突を地面に突き立てると、集中しながら円を描き始めた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
浄罪士たちは、無言か小声を交わしたのかは分からないが、互いに視線を向け合うと、魔女を背にするゴーストへ向き直った。
そして、浄罪士たちはゴーストに向けて走り始めた。
同時ではなく、二三歩程度の差をつけてだ。
三人のマントの裾が翻り、それぞれの袖から銀色の何かが伸びる。
先頭の一人は、先端に錘のついた鎖。
続く一人は、湾曲した爪を備えた手甲。
殿の一人はどこに仕舞っていたのか、半円状の部品を先端に備えた、身の丈を越える長さの棒だった。
「!!!」
ゴーストは聞こえぬ雄叫びを上げると、先頭の一人を打ち倒すべく拳を振り上げた。
だがミノタウロスの拳が振り下ろされる寸前、先頭の浄罪士は手にした鎖を振り回して勢いをつけると、錘を投げた。
狙いはミノタウロスでも魔女でもなく、浄罪士の右手に広がる森だった。
だが、錘は自身を捕らえる鎖によってその軌道を湾曲させると、大きな弧を描きながらゴーストの左足に鎖を引っ掛け、絡みつかせた。
そして浄罪士はその場に踏み止まり、自身とミノタウロスを繋ぐ鎖を高々と掲げた。
一瞬遅れて、浄罪士の眼前をゴーストの拳が薙ぐ。
浄罪士が踏み止まらなければ頭があった位置には、銀色の鎖があった。
拳が鎖を捉え、力を加える。
鎖に加えられた力は一瞬でその両端へと伝播し、浄罪士とゴースト自身の左足を引いた。
浄罪士の体が浮き、ゴーストが足を取られバランスを崩す。
攻撃にも防御にも転じることの出来ない、完全な隙をさらすミノタウロスめがけ、続く浄罪士が跳躍した。
その高さは先頭の浄罪士の頭の上を飛び越え、ミノタウロスの頭部にさえも降り立てるほどだった。
浄罪士は体勢を崩しつつあるゴースト向けて、掲げていた右手を振り下ろした。
手甲に取り付けられた、湾曲した銀色の爪が、さらけ出されたミノタウロスの首筋に深々と突き立った。
「そんな・・・」
魔法陣の縁すら描き終えぬ内に目の前で繰り広げられた光景に、魔女の集中の糸は千切れてしまっていた。
そして彼女の視界をふさいでいたゴーストの体が掻き消えながら傾いでいき、最後の浄罪士がようやく目に入る。
そこにあったのは、手にした棒を構えて突進する浄罪士の姿であった。
もう魔法陣を描ききることは出来ない。
新たに呪文を唱え、速い魔法を放つ時間も無い。
直後、浄罪士の構える棒が手を滑り、先端に取り付けられた半円状の器具が、魔女の喉を捕らえた。
「っ!?」
衝撃に喉が押し潰され、呼吸が封じられる。
衝撃と一瞬のめまいに意識が薄れ、錫杖を握る指が緩み、手放してしまう。
だが、半円状の器具に込められた力は止まらず、彼女の首を押し続ける。
浄罪士の力に耐えかね、とっさに退こうとするが足が追いつかない。
バランスが崩れ、足が浮かび、後ろに倒れ込んでいく。
そして背後の倒木に彼女の背中がぶつかったところで、ようやく浄罪士と彼女の転倒が止まった。
「っ・・・ごほっ・・・ごほっ・・・!」
首筋に食い込む器具と背中を打ったことで、彼女は咳き込んだ。
息苦しさに涙が滲んでくるが、器具が緩む気配は無い。
「魔女、ティナ・カトニトを逮捕・・・」
彼女の首筋に食い込む器具に連なる銀色の棒を握る浄罪士が、くぐもった声でぼそりと呟く。
「罪業の累積を防ぐため、無力化を行う・・・」
最初に突進した浄罪士が続くと、マントの下からロープを取り出し、彼女の方に歩み寄ってきた。
「や・・・め・・・!」
途切れ途切れながらも、ようやく放てる彼女の声に耳も貸さず、浄罪士はロープで彼女を拘束していった。
喉をふさがれているせいなのか、手足に碌に力が入らない。
「捕縛完了、ブラザージュアンに報告・・・」
「おお、もう終わっているようですね」
手甲を着けていた浄罪士が、何事かを言おうとした瞬間、朗々とした男の声が森の広場に響いた。
彼女が眼を向けると、浄罪士たちの向こう、先程彼女らが飛び出してきた辺りから、更に数人の浄罪士が歩み出てくるところだった。
いずれの浄罪士も白いマントとフードに身を包んでいる。
だが浄罪士たちが例の白い仮面をつけている中で、中央の一人だけが素顔を晒していた。
四角い印象を受けるいかつい顔立ちの、五十前ほどの男だった。
そしてマント越しでも、その体つきが熟練した戦士のようにがっしりとしているのが分かる。
「よく彼女を捕らえてくれましたね。三人ともご苦労様です」
男は歩み寄りながら、彼女を捕らえた浄罪士たちに慰労の言葉を送る。
「ブラザージュアン」
「何ですか?」
棒を構える浄罪士が、男に話し掛けた。
「この者を捕らえる際に、ミノタウロスのゴーストを天に還しました」
「・・・その者の魂の安寧と平穏を祈りましょう」
男は短く祈りを唱えると、魔女へ向き直った。
「さて、魔女ティナ・カトニトよ・・・」
優しげな笑みを浮かべ、彼女を安心させるように彼は続ける。
「我々はあなたを救いに来ました。どうか、我々に同行していただけますか?」
返答させるためか、彼女の首筋に食い込む半円状の器具が緩んだ。
「・・・なるほど、教団では拷問にかけることを『救う』というらしいな」
だが彼女の口から出たのは、精一杯の皮肉だった。
「そうですか・・・残念です」
彼は悲しげに頭を振ると、背後に控える浄罪士に向けて軽く手を掲げた。
すると、その中で一際大きな浄罪士が、歩み寄ってきたのだ。
浄罪士の背には大きな箱が、鎖で括りつけられていた。
「我々はこれからあなたを拘束し、聖都まで強制連行させてもらいます」
巨大な浄罪士は背負っていた箱を地面に下ろすと、その蓋を開いた。
箱の内側には拘束用の皮ひもや鎖が備え付けられており、内壁には聖句がびっしりと刻み込まれていた。
聖句一つ一つの魔術や魔力への対抗能力はごく弱いものだが、このように狂気が滲み出るほどの密度で刻み込めば、完全に内外を魔術的に遮断できる。
「聖都ではあなたの浄罪をお手伝いさせてもらいます」
彼女の左右に立っていた浄罪士が近寄り、一人が鎖で縛られた彼女の体を押さえた。
そして首筋の半円状の器具が離れ、代わりにもう一人の浄罪士が新たな首枷が取り付ける。
首枷が外れないか確認すると、二人は魔女の小さな体を抱え上げた。
「待て!聞きたい事がある!」
箱の方へ運ばれながら、彼女は男に向けて声を上げた。
「わたしの知り合いの魔女が行方不明になっている!貴様らの仕業か!?」
「・・・・・・魔女ならば、これまでに三十余名ほど浄罪しています」
「!じゃ、じゃあ・・・」
彼の返答に、魔女の言葉が震える。
柔らかな笑みを浮かべると、彼は返答を続けた。
「ええ、皆、主神の御許へ旅立ちました」
「き・・・貴様ぁぁぁぁぁぁぁ!!」
鎖に体を縛られ、浄罪士に抱えられながらも彼女は暴れた。
「エリィを!ジュアナを!よくも・・・よくも・・・!死ね!呪われろ!」
思い切りの怒りと憎しみを乗せ、全力の呪いを放つ。
だが、即座に心臓を止める呪文を受けてもなお、男や浄罪士は何事も無いかのように立っていた。
いや、男の表情に悲しげなものが満ちていた。
「そのように罪業を重ねてはなりません・・・赦しが遠のきます」
「黙れぇ!貴様ら糞蛆どもに許される必要はない!」
浄罪士たちは箱の内に彼女を横たえると、淡々と鎖と皮ひもでその体を縛っていった。
「呪われろ・・・!呪われてしま・・・!」
全身を縛った後、仕上げとばかりに猿轡をかませると、二人は箱の側を離れた!
「・・・!・・・・・・!」
猿轡を噛ませられながらも、魔女は声を上げ、拘束を逃れようとするかのように全身をくねらせていた。
きっと猿轡を解けば聞くに堪えない罵詈雑言を並べ立て、拘束を解けば浄罪士に躍りかかってその喉笛に噛み付こうとするのだろう。
男は悲しげに魔女を見下ろすと、大柄な浄罪士に短く命じた。
「閉めなさい」
浄罪士は頷くと、箱の蓋に手をかける。
「・・・・・・!・・・・・・・・・!!」
彼女のくぐもった叫びは、蓋が完全に閉じるまで続いていた。
そして箱の蓋が閉じ、静寂があたりに満ちる。
「・・・・・・」
箱を見下ろしたまま、男は小さく嘆息した。
かすかな吐息の音は、意外と大きくあたりに響いた。
「・・・・・・それでは皆、魔女の捕縛も完了したことですし、帰りましょうか」
男は顔を上げると朗らかな笑みを浮かべ、辺りに控える浄罪士達に告げた。
浄罪士たちは男の言葉に頷くと、元来た方角へと足を踏み出していった。
森の外で待つ、仲間たちのところへ向けて。
そして今しがた捕らえた魔女の浄罪のため、聖都へ向けて。
浄罪士たちは歩みだしていった。


10/01/28 15:55更新 / 十二屋月蝕

■作者メッセージ
というわけで浄罪士の話です。
いつもと毛色は違いますが、

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     二          / ̄\           = 二
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浄罪士はその職業柄、暗い話が続きますが、どうかご容赦下さい。
十二屋でした。

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