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グレフ視点(古代兵器)

「うわぉー…、でっけぇ塔だなー」
グレフは、その塔を見回し、生体反応が無いのを確認してから、扉の前に立った

___久し振りにピッキングするけど…、まぁなんとかなるかw___

薄笑いをしながら、的確に錠を外している姿は、まさしく「シーフ」、という感じがした

「おじゃましまぁーす…」 そう言いつつも、ひっそりコッソリ入って行った

___これは…、ルーン文字か…? なんとか読めるな…___

石の壁の至る所に、ルーン文字が刻まれていた

___大いなる…神使い…封印…隠されし…#体目の…神…? 字が欠けてて読みずらいな…___

しばらく見回していると、興味をそそられるモノがあった

「!? 「ゴーレム」か!? かわえぇ…♪」
しかし、カプセルの中にいる為、触れない

___なんとかして割れねーかな…___

持っていたナイフで割ろうとするが、割れない…

___変態かち割り中___

「クッソォォッ! 割れねぇぇッ!かわいい子がいるのに、お触りになれないこのもどかしさ…オゥ、シィッット!」

グレフの悲痛な叫びが、「ゴーレム」に聞こえたのか、腕の石らしきモノに、ルーン文字が浮かんできた

「おっ!ルーン文字が…!」

その、「ゴーレム」の少女は目を覚ました

「ついに、キターーーーーー!」
ゴーレム)ん…、何やら騒がしいな…)
「うぉぉぉぉ…!かわえぇ♪」
ゴーレム)我に可愛いだと? あと、あまりジロジロ見るんじゃない、変態)
「おぉぉぉぉ…!頬を赤くして俯いてる…!」
ゴーレム)おい!あまり見るんじゃない!)

もちろん、カプセルの中と外なので、声は聞こえない

「キタァァァ!照れながら怒ってるっぽいよぉぉぉぉ!コレェェェェ!」
その時、ゴーレムの腕に書いてあるルーン文字が変わった

ゴーレム)主人からか…、「目の前にいる男をぶっ潰せ」…了承)
「ルーン文字が変わった!?」

塔の石の壁が崩れ落ち、ゴーレムの入っているカプセルを突き破り、その石の破片は、ゴーレムにくっ付いていく

ゴーレム)古代兵器、「歩く巨人像」…)

「うわぁぁぁぁぁ!!!?」 その悲鳴は、森全体に響いた

___ヤバい!逃げないと踏み潰される…!!

グレフは全速力で逃げて行った…

10/10/19 22:32 Meivel

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    殺してしまえ
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[エロ魔物娘図鑑・SS投稿所]
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33