ポリネシアンセックス♥
あなたは、ちょっと意地悪な提案をして来た。
コーヒーの苦い匂いが立ち込める朝に、優し気な日の光が立ち込めて、テーブルを囲む私たちを包んでいる。
そんな陽気な日に、一体どんな不吉な話をするのだろうか。
不安に駆られて、分かりやすく動揺する私にあなたは、柔和な笑みを浮かべながら言った。
「ポリネシアンセックス、って知ってるかい?」
異国情緒あふれる言葉の響きなので、きっと、とんでもない激しいプレイを強要されるのだろう。
繋がれて、愛し合えるのならば何でもいいので、とにかく聞くだけ聞いてみよう、と知らないと回答。
あなたはそれを聞くと、そうか、なんて嬉しそうに語気を弾ませて頷く。
サスペンダー姿にズボンと白シャツのあの人は、農作業で忙しくしているにも関わらず、毎日のように求めてくる。
私としては、休んでもらいたい気持ちがあるものの、楽しそうにしている姿を見ると、どうしても躊躇ってしまう。
なので、家だけはゆっくりと穏やかな暮らしを築けるように、私が支えていました。
今回の話は、あなたの提案でそんな暮らしに変化を齎そうということで、この日から五連休を取って二人っきりで楽しもうという話だった。
「でもいいの……?」
畑で苅穫した収穫物は、街に売りに行っている物で、生活費にもなっていた。
お得意様なんかも付いているので、心配だ。
しかし、彼は楽観的に生きている訳でもない。
「大丈夫さ」
実は、今度から畑の一部を貸し出して、共同で栽培していくことになったようで、月に五日ほど一気に休みが取れるように話し合いをしたそうだ。
私は安心した。
でも、そんな五連休をどう過ごすのだろうか。
あなたが言うには、ポリネシアンセックスと云うものがあれば、そんな暇を潰せると言うのだが、その内容はよく分かっていない。
ここで教えられたポリネシアンセックスの説明ですが、一般的には五日間のセックスで、挿入は一回しか行えず、四日間は愛撫です。
挿入する日は所定の日付の最終日で、それまで高め合います。
寝るときは抱き合いながら寝ます。
挿入するときは一時間ほど愛撫し、挿入してからも３０分は繋がったまま静止し、ここでも弄り合います。
挿入後の注意はまだまだ存在し、勃起しなくなったり濡れなくなったら動いても構わないのですが、動くときは激しい動きではなくスローで。
なるべく、まったりとした雰囲気を保つように心がけましょう。
……と、こんな感じ。
一日目。
あなたに後ろから抱き着かれながら椅子に腰かける私（ドローム）。
ただ腕を回しているだけで、何もしてこない。
たおやかとは程遠い、このわがままボディを前にすれば歯止めの利かなかったあなたが、目をつぶって黙っている。
鼻息が耳朶と首筋を通り抜けて、擽ってゆく。
首筋に唇をあててキスをし、立て続けに耳を甘噛みした。
ノームの名残として残ったこの耳は、長いだけあってとても敏感であり、私は身体を跳ね上がらせた。
こんなにも焦らされたのは初めてで、そろそろ襲ってしまいたいのだが、それを察知したあなたによって押さえつけられながら、あと四日と耳元で囁かれた。
家事も食事も済ませて一息ついたところで、あとは寝るだけとなった頃、ベッドの上では、二人の熱い営み…のための御膳立てとしての前戯が行われていた。
手の甲を撫で、指の一本一本に対して繊細な動きで触っていく。
ワインのコルクを丁寧に扱うように。
肩から胸にかけて手をスライドさせ、胸筋を柔らかく解して行くように圧迫する。
指圧される乳房は、あなたのゴツゴツした指を吸収するように沈め込み、形をなくしていく。
こねくり回された。
逞しい腕と熱い胸板を伸縮させながら、テントを張っている姿を見ると、あなたも随分とやせ我慢をしていたようで安心した。
身体を反転させられながら、手は腰からお尻に移っていった。
臀部は、まるでメンチカツの衣を落とす工程の肉を打ち付け合わせる姿によく似ており、挟ませるのが好きなんだな、と再確認しました。
二つの山を寄せたり、離してみたり。
上下に左右を弄んでみたり、押してみたり。
しかし、私は濡れていた。
あなたは、手を恥丘からワレメに移動させ、中に指が入らないよう細心の注意を払って愛撫した。
あんなに太い指が器用に細い溝を撫でて行く。
もう、これ以上待てなくなった私は、あなたの手を無理やり突っ込ませ、指が二本入ったところで、蜜が溢れて止めどなく流れるのを感じながら動かなくなった。
今日はここまでで、焦らしたまま終わるのだ。
あなたは、シーツの端を掴みながら私に覆い被さり、猫とじゃれるように子どもっぽい声を出しながら抱擁し、シーツの中で二人っきりの空間が生まれた。
「どうだった、今日は?」
あなたは、誰も聞いてない部屋の中で小さな声を発した。
私は、とりあえず笑って抱き返して、抑えきれない疼きを我慢しながら眠りについた。
二日目。
あなたは、可愛い寝顔を晒しながら涎をたらして寝ている。
私は寝ている隙に唇を重ねようと顔を近づけた。
しかし、あなたの方が一枚上手で、そちらから口づけしてきた。
「おはよ……」
寝ぼけていたようで、そう言った後、コテンと眠りに落ちてしまった。
こうした緩やかな時の流れも休みあってこそなのだが、暇を持て余しているからこそ、憤懣とした感情が込み上げてくるのだ。
遣るかたないから一人で慰めたいのだが、どうも一人だけでは興奮が醒めて、かと言ってしない訳にもいかない。
襲い掛かってしまえば、約束も無くなることになる。
説明していなかったルールだけど、一人エッチは禁止している。
これは、昨夜の指を無理やり押し込んだ事もそうだが、全ては最終日のため。
最後には、想像も超えた快感が押し寄せてくるから。
二人で楽しむための工程なのだから、抜け駆けはよくない。
いつもより遅い朝食を食べて、お腹が張っている事を摩って確認すると、あなたは立ち上がって、突飛な事を言い出した。
「せっかくの五連休。有意義に過ごすために街に出かけてみないか?」
ある程度の変装が必要となるため、普段はあまり外に出かけない。
なので、あなたは外出を憚っていたはずなのに、一体どういう風の吹き回しなのだろう。
だが、そんなことを気にしている間にも、マイペースに着替え出したあなたに追いつくためにパジャマを脱いで準備を始めた。
先に着替えの終わったあなたの後から、厚手の脚まですっぽりと隠れるような上着を大切そうに抱きしめながら現れた。
私を見たあなたは、嬉しそうに目を潤ませながらくっ付いてきた
「かっわいいなぁ、もう!」
力強く抱きしめるあなたは、優しく抱擁しただけだっただろう。
でも、抱かれている方は、雨雲が家の中に入って来て床を濡らしたような洪水を起こして、芯から沸騰していた。
昨日、あそこまで中途半端にされたまま眠ってしまったのだから無理もない。
あなたは、無邪気に笑顔を浮かべながら離れて、気づかないまま私の手を引っ張って飛び出した。
街に着く頃には、街に続く道にナメクジの通った後のような線が引かれていたのだが、あなたは気づきもしない。
手を握られているせいか、余計に反応する。
賑やかな往来は、栄えた中央通りを中心に店を構えており、人々は、物色しながら楽しい雰囲気に包まれて、その喧騒の中に溶け込んでいる。
よく見れば、多くは魔物娘であり、パートナーと共に恋愛成就のお守りや精のつきやすい食べ物を取り扱ったお店のフードコートでイチャイチャしている。
これといって嫉妬する必要はないが、どうしても視線がきになってしまうようで、すれ違いざまに目が合うと小さく痙攣してしまった。
あなたは、心配そうに私に声を掛けた。
「大丈夫、休むかい?」
気遣いなのかもしれないけど、あなたの優しさは誘惑に相違いない。
この街で休むと言えば、ラブホテルのような宿に行くことである。
夫婦なので問題はないけれども、ここで乗ってしまうようでは、ポリネシアンセックスの良さが分からないのだ。
あなたはそれに気がつくと、急にお姫様抱っこをして街を駆け抜けて、急いで家まで運ばれた。
その間、わたしは色々と真っ赤になっていた。
家に着いたら夜になっており、お昼を抜いた分、お腹が倍くらい空いているように感じられ、性衝動が膨らむのを覚えている。
そんな凶暴な感性を前にして、一体あなたはどうするつもりなのだろうか。
あなたは、服の袖を捲り上げて腕を見せつけ、料理をすると意気込んで私を席に着かせた。
普段、料理をしないあなたがするのには不安があるが、どこかかんどうしている。
数分後、あなたは少し焦がした料理を持ってやって来た。
愛がこもっているので、美味しかった。
勿論、食後の楽しみはあなたとの夜で、今まで焦らされた分待ちきれなかった。
顔を撫でられただけで身体を小さな電流が走り抜けて、脳みそをくすぐった。
あなたは反応を楽しみながら、どこで一番可愛く喘ぐかを探りながら撫で回している。
頭がボーっとしてきて、本当にあなた以外を考えられない。
ポカポカと火照った身体は、冷たい場所で涼もうと求めながらも、本能的にあなたの肉棒を掴み、フニフニと触った。
グングンと伸びた珍宝は、逞しく佇んでいる。
小動物を愛でるように摩ってみたり、人差し指と中指で挟み、指マンコしてみたり。
しかし、射精をしてしまっては元も子もないので、ゆっくりと焦らすように楽しむ。
案外、こうしたプレイが性に合ってるかもしれないと、二日目にして互いに思い始めた夜であった。
ベッドの上で、例によって身を寄せ合う二人。
あなたは、今日を振り返って訊ねて来た。
「もう、我慢できない?」
きっと、あなたも我慢できないのでしょう。
私は頭を振った。
三日目。
何故か寝付けず、あなたがいつも早起きをする時のような時間帯に目が覚めた。
目をつぶり、気持ちよさそうに眠っているあなたは、まだ夢の中。
しばらく起きないだろう。
今日は我慢の折り返し地点で、心の中の熱い物が期待して跳ねているにも関わらず。
今までは、あなたの股間が空いていたらシていた。
しかし、今はどうも疼きを抑える手段が少なくて、物寂しく感じてしまうのです。
昨日は、不意打ちを受けてしまったので、キスで誘惑するのは難しい。
あなたが何時間かして目を覚ますと、美味しそうな匂いが漂って来て、鼻を擽って行きます。
匂いに釣られて、テーブルに向ってみると、M字開脚で机の上に座っている、裸エプロンの私が、指でくぱぁして獲物を誘い込もうとしていた。
あなたは、戸惑いながらもテーブルから私を引きずり降ろし、椅子に座らせて朝食を取り始めた。
そして、少しだけ食べた後にその手を止めて、問いかけて来た。
「やっぱり、期間を短くしようか……。身体にも毒だ……」
身を案じてくれての発言ではあるものの、私はどんな快感なのか知りたい、未知への探求者でもある。
どちらかがブレーキにならなければならない。
私は否定の意味を込めて首を振った。
外出の難しさを痛感したあなたは、今日は一日中、家の中でイチャイチャすると決めて、ベッドに再び潜った。
寝る訳ではない。
抱き締め合い、どこかで混ざりあって一つにならないか待ち続けるのだ。
でも、暇というものは恐ろしく、持て余してしまって、この後にすることがない。
しかし、これはそういうものなのだ。
ポリネシアンセックスとは、暇だからそれを楽しむもので、長時間掛けて高め合うものだ。
だがしかし、あなたは、私より辛抱が足りずについつい股に手が伸びてゆき、指を入れようとしてしまうのだが、力づくて胸に持って行き、揉みしだかせてあげた。
代わりにと、樹肉に手を絡めて上下させ、感情を乱高下させる。
揺さぶり起こすように、優しく。
刻々と時は流れて行き、時刻は夕方。
甘い香りに包まれて、今までくっ付いていた。
口に指を突っ込まれながら、口の中の側面をなぞられて、それを甘噛みしていた。
なんとなく、口に何かを入れたくて仕方がないのだ。
あなたは、さわさわと欲棒を触られて、時折、腰をビクつかせる。
ほのぼのとした空気の中、やっぱりどこかムラムラとしている私がいた。
四日目。
口から熱い息が常に漏れ続けている。
身体が芯から火照って、股から誤魔化せないくらい垂れてくるので、抑えるので精一杯。
あなたは、深刻そうな顔をしながら、肩に手を乗せられた。
掠るくらいの接触でもトびそうなのに、あなたの熱い手に触れられてしまった私は、糸を引くような声を上げながらその場に力なく座り込んだ。
肩を両手で掴みながら、身震いしながら顔を赤くして幸せな笑みを浮かべる。
あなたは、唾液を飲んだ。
あと一日。
時間というものは残酷で、意識をすればするほど遅くなり、意地悪に遠ざかって逃げていく。
あなたと見つめ合いながら、じりじりと詰め寄り、そのまま吸い込まれてしまうほど、今は精神的に繋がっている感覚さえある。
激しい交合はダメだと言われても、こんなにもウズいてしまっている。
あなたは、イチモツを無理やりズボンから放り出し、私を見ながら鼻息荒く一人で慰めている。
バラのように赤い亀頭が私に向きながら、カウパーを出してガマンしている。
オーガズム以外の快楽だと、セックスと変わらない。
私はあなたのチンポを手に取り、優しく包んだ。
深い目の色が、私を吸い込んで行く。
今日、夜を越してしまえば、あとは自由なんだ。
あなたの憤った長く太いマラが小さくなるのを待って仕舞い、今日一日は食べる事以外にはくっ付いて互いを制御することに徹した。
五日目。
そのまま眠ってしまい、だらしなく裸のまま眠っていた。
長い間、家に籠っていたものだから、衣服にまでだらしなくなっていた。
あなたは、というと、紅茶を用意してダイニングで待っていた。
あなたの方が辛いでしょうに、こんな飲み物まで。
あなたは、優しい口調で言った。
「する前には、落ち着けるものを飲んで、まったりするのがいいらしいんだ……」
安らぐ匂いを発する紅茶を啜りながら、優雅にお茶をするなんて、いつぶりだろう。
あなたを上目遣いで見ながら、両手でカップを持って一口。
アールグレイティーだ。
目を丸くしながらあなたを見ると、微笑み返した。
今日のために、色々と準備してくれていたのかと思うと、股間が無意識に締め付けられる。
あなたはカップを空にすると、私が飲み終わるまで、まるで花を窓辺で愛でる人のように安らかに見守り続けた。
あとちょっとで本番だと思うと、やっぱり落ち着かない。
紅茶を飲み終えると、さて本番だ。
……と息込んだが、スローセックスに激しさは求められていない。
あなたと正面で向かい合い、ベッドに寝そべっている。
唇を重ねて、揺りカゴの中に居るような抱擁をし合う。
息継ぎが上手く出来ていないような声を漏らしながら求めあう姿は、気分の高揚によるものなのだろうか。
あなたは、受動的に舌を絡めて、導かれるままに唾液を交換する。
「今日は…ふっ……特に積極的だっ……!」
焦らされ続けた股間は、熱暴走を起こして脳にまで甚大な障害を引き起こしているのだった。
あなたは、上体を起こしながら口吻を続けて、そのまま口を私の首を中心に移動させて背中に回りこみ、首筋に鼻を当てながら、さながらバンパイヤのようにチュウチュウ吸い付いた。
乳暈を二周して、螺旋を描きながら乳首を締め上げて、紡錘形になった乳房を上下に揺らす。
「ムチムチしているけど……背中からお尻にかけてのライン……」
背中にあなたの指が走る。
私の顔に掛かっていた手ごろな指を私は口に含み、喘ぐ。
指は、口から離れて、喉に添えられて撫でられ、背中に流れていた指は、蜘蛛が捕食する瞬間のように手を広げて、掌一杯に乳を揉みしだく。
唇が首から背中に移りながら、バックを髣髴とされる体勢になるまで背中をキスされた。
身体を掃除する動物のように背中を舐められながら、太ももを摩られて、あなたに頭を預ける。
背中を執拗に舐めまわされながら、胸がパン生地を捏ねるように変形させられ、どこか感じたことのない浮遊感に襲われ始めた。
ケモノになったあなたは、脇マ〇コにしゃぶり付き必死になっている。
可愛らしいのだが、あなたの頭に腕を乗せながらの体勢でされると、妙な羞恥心が出てしまう。
脇を吸われ、私は腰を跳ね上げた。
なんだか、私ではないみたいだ。
ついにオッパイ山脈にたどり着いたあなたは、先ほどの脇に行ったような吸い方ではなく、赤ん坊がするような、甘噛みと吸い付きのダブルパンチ。
年甲斐もなく、安らかな顔で吸っている。
可愛らしい。
乳首をキャンディーのように舐め、必死。
子どもの玩具みたいに、実験的な触り方でおっぱいを揉まれるというのは、性器を直接嬲られるくらい気持ちよく、掌で押しつぶされたり、自転車のハンドルを操作するように上下させたり、乳首を摘ままれてロケット型にさせられたりして、股間はもうグチョグチョだ。
「そろそろ、ほぐさなきゃ……ね」
おもらしをしたような大洪水。
あなたは、指の腹でビラビラをなぞりながら、ゆっくりと中指と薬指を挿入し、加藤鷹式手マンで強くＧスポットを押す。
普通の前戯であれば、人差し指と中指で素早くするのが定石だが、強く一気に突き上げるように、Ｇスポットをゴツゴツとした指でほじくられるのが、最適解なのだ。
マンコから指を引き抜くと、淫靡に糸を引いた愛液が橋を架けていた。
顔がどんな風になっているのか分からない私は、訳も分からぬままに身を引き寄せられて、胡坐をかいているあなたの立派な男根を押し当てられる。
双方から顔を見て、顔を同時に赤らめると、私からぷっくりと膨らんだマン肉に滑り込ませた。
ヒダを分け入る、茹ったような極悪如意棒。
満腔になったマンコの圧迫感によって、息を荒立てる私は、小刻みにやって来る快感の波に思わず身体のバランスを崩して、あなたに身を預ける。
あなたは、ビクビクと震える私の頭を撫でて、落ち着けるよう手伝ってくれた。
リラックスをすればするほど、あなたとの繋がりが深まって、小さなイくが何度もやって来る。
こんなに敏感になった身体が、あなたの抜き差しされる愚息さんに弄ばれたら、一体、どうなってしまうのか。
膣とムクムクちゃんが一緒になって、馴染んできたところで丁度、一時間経ってしまい、不意にゆっくりとあなたの腰が動き始めた。
全身性感帯にされて丸呑みされたような、全体を覆うように広がる怡楽。
あなたに降りて来た子宮口をコツコツ突かれ、更にそれは桜の吹雪のように脳裏を埋め尽くす。
幸福感のパラメーターが上限を振り切って、言語野にまで手を伸ばされ、もう何を言っているのか分からないほど喘いだ。
とにかく、気持ちがいい。
思春期の性の目覚めみたいに、何かが込み上げてくる不安が快感と混ざり合わさって、何がなんだか分からなくなっているのかもしれない。
あなたの肉棒が不意に跳ね上がり、私も絶頂するという同時イキの中、二人で幸せにベッドの上で果てた。
六日目。
今日は朝早くから畑に向かい、一生懸命に働いている頃だろう。
お腹を優しく摩りながら、椅子に座って並々に注がれたコーヒーカップを片手に、外をぼーっと眺めていた。
昨日のことが嘘のようだった。
泡沫のような夢の世界を思い出しながら、窓の外を飛んでいく夫婦の鳥を見送った。
いつも、私たちのために頑張ってくれてありがとうね。
あなた♥
コーヒーの苦い匂いが立ち込める朝に、優し気な日の光が立ち込めて、テーブルを囲む私たちを包んでいる。
そんな陽気な日に、一体どんな不吉な話をするのだろうか。
不安に駆られて、分かりやすく動揺する私にあなたは、柔和な笑みを浮かべながら言った。
「ポリネシアンセックス、って知ってるかい?」
異国情緒あふれる言葉の響きなので、きっと、とんでもない激しいプレイを強要されるのだろう。
繋がれて、愛し合えるのならば何でもいいので、とにかく聞くだけ聞いてみよう、と知らないと回答。
あなたはそれを聞くと、そうか、なんて嬉しそうに語気を弾ませて頷く。
サスペンダー姿にズボンと白シャツのあの人は、農作業で忙しくしているにも関わらず、毎日のように求めてくる。
私としては、休んでもらいたい気持ちがあるものの、楽しそうにしている姿を見ると、どうしても躊躇ってしまう。
なので、家だけはゆっくりと穏やかな暮らしを築けるように、私が支えていました。
今回の話は、あなたの提案でそんな暮らしに変化を齎そうということで、この日から五連休を取って二人っきりで楽しもうという話だった。
「でもいいの……?」
畑で苅穫した収穫物は、街に売りに行っている物で、生活費にもなっていた。
お得意様なんかも付いているので、心配だ。
しかし、彼は楽観的に生きている訳でもない。
「大丈夫さ」
実は、今度から畑の一部を貸し出して、共同で栽培していくことになったようで、月に五日ほど一気に休みが取れるように話し合いをしたそうだ。
私は安心した。
でも、そんな五連休をどう過ごすのだろうか。
あなたが言うには、ポリネシアンセックスと云うものがあれば、そんな暇を潰せると言うのだが、その内容はよく分かっていない。
ここで教えられたポリネシアンセックスの説明ですが、一般的には五日間のセックスで、挿入は一回しか行えず、四日間は愛撫です。
挿入する日は所定の日付の最終日で、それまで高め合います。
寝るときは抱き合いながら寝ます。
挿入するときは一時間ほど愛撫し、挿入してからも３０分は繋がったまま静止し、ここでも弄り合います。
挿入後の注意はまだまだ存在し、勃起しなくなったり濡れなくなったら動いても構わないのですが、動くときは激しい動きではなくスローで。
なるべく、まったりとした雰囲気を保つように心がけましょう。
……と、こんな感じ。
一日目。
あなたに後ろから抱き着かれながら椅子に腰かける私（ドローム）。
ただ腕を回しているだけで、何もしてこない。
たおやかとは程遠い、このわがままボディを前にすれば歯止めの利かなかったあなたが、目をつぶって黙っている。
鼻息が耳朶と首筋を通り抜けて、擽ってゆく。
首筋に唇をあててキスをし、立て続けに耳を甘噛みした。
ノームの名残として残ったこの耳は、長いだけあってとても敏感であり、私は身体を跳ね上がらせた。
こんなにも焦らされたのは初めてで、そろそろ襲ってしまいたいのだが、それを察知したあなたによって押さえつけられながら、あと四日と耳元で囁かれた。
家事も食事も済ませて一息ついたところで、あとは寝るだけとなった頃、ベッドの上では、二人の熱い営み…のための御膳立てとしての前戯が行われていた。
手の甲を撫で、指の一本一本に対して繊細な動きで触っていく。
ワインのコルクを丁寧に扱うように。
肩から胸にかけて手をスライドさせ、胸筋を柔らかく解して行くように圧迫する。
指圧される乳房は、あなたのゴツゴツした指を吸収するように沈め込み、形をなくしていく。
こねくり回された。
逞しい腕と熱い胸板を伸縮させながら、テントを張っている姿を見ると、あなたも随分とやせ我慢をしていたようで安心した。
身体を反転させられながら、手は腰からお尻に移っていった。
臀部は、まるでメンチカツの衣を落とす工程の肉を打ち付け合わせる姿によく似ており、挟ませるのが好きなんだな、と再確認しました。
二つの山を寄せたり、離してみたり。
上下に左右を弄んでみたり、押してみたり。
しかし、私は濡れていた。
あなたは、手を恥丘からワレメに移動させ、中に指が入らないよう細心の注意を払って愛撫した。
あんなに太い指が器用に細い溝を撫でて行く。
もう、これ以上待てなくなった私は、あなたの手を無理やり突っ込ませ、指が二本入ったところで、蜜が溢れて止めどなく流れるのを感じながら動かなくなった。
今日はここまでで、焦らしたまま終わるのだ。
あなたは、シーツの端を掴みながら私に覆い被さり、猫とじゃれるように子どもっぽい声を出しながら抱擁し、シーツの中で二人っきりの空間が生まれた。
「どうだった、今日は?」
あなたは、誰も聞いてない部屋の中で小さな声を発した。
私は、とりあえず笑って抱き返して、抑えきれない疼きを我慢しながら眠りについた。
二日目。
あなたは、可愛い寝顔を晒しながら涎をたらして寝ている。
私は寝ている隙に唇を重ねようと顔を近づけた。
しかし、あなたの方が一枚上手で、そちらから口づけしてきた。
「おはよ……」
寝ぼけていたようで、そう言った後、コテンと眠りに落ちてしまった。
こうした緩やかな時の流れも休みあってこそなのだが、暇を持て余しているからこそ、憤懣とした感情が込み上げてくるのだ。
遣るかたないから一人で慰めたいのだが、どうも一人だけでは興奮が醒めて、かと言ってしない訳にもいかない。
襲い掛かってしまえば、約束も無くなることになる。
説明していなかったルールだけど、一人エッチは禁止している。
これは、昨夜の指を無理やり押し込んだ事もそうだが、全ては最終日のため。
最後には、想像も超えた快感が押し寄せてくるから。
二人で楽しむための工程なのだから、抜け駆けはよくない。
いつもより遅い朝食を食べて、お腹が張っている事を摩って確認すると、あなたは立ち上がって、突飛な事を言い出した。
「せっかくの五連休。有意義に過ごすために街に出かけてみないか?」
ある程度の変装が必要となるため、普段はあまり外に出かけない。
なので、あなたは外出を憚っていたはずなのに、一体どういう風の吹き回しなのだろう。
だが、そんなことを気にしている間にも、マイペースに着替え出したあなたに追いつくためにパジャマを脱いで準備を始めた。
先に着替えの終わったあなたの後から、厚手の脚まですっぽりと隠れるような上着を大切そうに抱きしめながら現れた。
私を見たあなたは、嬉しそうに目を潤ませながらくっ付いてきた
「かっわいいなぁ、もう!」
力強く抱きしめるあなたは、優しく抱擁しただけだっただろう。
でも、抱かれている方は、雨雲が家の中に入って来て床を濡らしたような洪水を起こして、芯から沸騰していた。
昨日、あそこまで中途半端にされたまま眠ってしまったのだから無理もない。
あなたは、無邪気に笑顔を浮かべながら離れて、気づかないまま私の手を引っ張って飛び出した。
街に着く頃には、街に続く道にナメクジの通った後のような線が引かれていたのだが、あなたは気づきもしない。
手を握られているせいか、余計に反応する。
賑やかな往来は、栄えた中央通りを中心に店を構えており、人々は、物色しながら楽しい雰囲気に包まれて、その喧騒の中に溶け込んでいる。
よく見れば、多くは魔物娘であり、パートナーと共に恋愛成就のお守りや精のつきやすい食べ物を取り扱ったお店のフードコートでイチャイチャしている。
これといって嫉妬する必要はないが、どうしても視線がきになってしまうようで、すれ違いざまに目が合うと小さく痙攣してしまった。
あなたは、心配そうに私に声を掛けた。
「大丈夫、休むかい?」
気遣いなのかもしれないけど、あなたの優しさは誘惑に相違いない。
この街で休むと言えば、ラブホテルのような宿に行くことである。
夫婦なので問題はないけれども、ここで乗ってしまうようでは、ポリネシアンセックスの良さが分からないのだ。
あなたはそれに気がつくと、急にお姫様抱っこをして街を駆け抜けて、急いで家まで運ばれた。
その間、わたしは色々と真っ赤になっていた。
家に着いたら夜になっており、お昼を抜いた分、お腹が倍くらい空いているように感じられ、性衝動が膨らむのを覚えている。
そんな凶暴な感性を前にして、一体あなたはどうするつもりなのだろうか。
あなたは、服の袖を捲り上げて腕を見せつけ、料理をすると意気込んで私を席に着かせた。
普段、料理をしないあなたがするのには不安があるが、どこかかんどうしている。
数分後、あなたは少し焦がした料理を持ってやって来た。
愛がこもっているので、美味しかった。
勿論、食後の楽しみはあなたとの夜で、今まで焦らされた分待ちきれなかった。
顔を撫でられただけで身体を小さな電流が走り抜けて、脳みそをくすぐった。
あなたは反応を楽しみながら、どこで一番可愛く喘ぐかを探りながら撫で回している。
頭がボーっとしてきて、本当にあなた以外を考えられない。
ポカポカと火照った身体は、冷たい場所で涼もうと求めながらも、本能的にあなたの肉棒を掴み、フニフニと触った。
グングンと伸びた珍宝は、逞しく佇んでいる。
小動物を愛でるように摩ってみたり、人差し指と中指で挟み、指マンコしてみたり。
しかし、射精をしてしまっては元も子もないので、ゆっくりと焦らすように楽しむ。
案外、こうしたプレイが性に合ってるかもしれないと、二日目にして互いに思い始めた夜であった。
ベッドの上で、例によって身を寄せ合う二人。
あなたは、今日を振り返って訊ねて来た。
「もう、我慢できない?」
きっと、あなたも我慢できないのでしょう。
私は頭を振った。
三日目。
何故か寝付けず、あなたがいつも早起きをする時のような時間帯に目が覚めた。
目をつぶり、気持ちよさそうに眠っているあなたは、まだ夢の中。
しばらく起きないだろう。
今日は我慢の折り返し地点で、心の中の熱い物が期待して跳ねているにも関わらず。
今までは、あなたの股間が空いていたらシていた。
しかし、今はどうも疼きを抑える手段が少なくて、物寂しく感じてしまうのです。
昨日は、不意打ちを受けてしまったので、キスで誘惑するのは難しい。
あなたが何時間かして目を覚ますと、美味しそうな匂いが漂って来て、鼻を擽って行きます。
匂いに釣られて、テーブルに向ってみると、M字開脚で机の上に座っている、裸エプロンの私が、指でくぱぁして獲物を誘い込もうとしていた。
あなたは、戸惑いながらもテーブルから私を引きずり降ろし、椅子に座らせて朝食を取り始めた。
そして、少しだけ食べた後にその手を止めて、問いかけて来た。
「やっぱり、期間を短くしようか……。身体にも毒だ……」
身を案じてくれての発言ではあるものの、私はどんな快感なのか知りたい、未知への探求者でもある。
どちらかがブレーキにならなければならない。
私は否定の意味を込めて首を振った。
外出の難しさを痛感したあなたは、今日は一日中、家の中でイチャイチャすると決めて、ベッドに再び潜った。
寝る訳ではない。
抱き締め合い、どこかで混ざりあって一つにならないか待ち続けるのだ。
でも、暇というものは恐ろしく、持て余してしまって、この後にすることがない。
しかし、これはそういうものなのだ。
ポリネシアンセックスとは、暇だからそれを楽しむもので、長時間掛けて高め合うものだ。
だがしかし、あなたは、私より辛抱が足りずについつい股に手が伸びてゆき、指を入れようとしてしまうのだが、力づくて胸に持って行き、揉みしだかせてあげた。
代わりにと、樹肉に手を絡めて上下させ、感情を乱高下させる。
揺さぶり起こすように、優しく。
刻々と時は流れて行き、時刻は夕方。
甘い香りに包まれて、今までくっ付いていた。
口に指を突っ込まれながら、口の中の側面をなぞられて、それを甘噛みしていた。
なんとなく、口に何かを入れたくて仕方がないのだ。
あなたは、さわさわと欲棒を触られて、時折、腰をビクつかせる。
ほのぼのとした空気の中、やっぱりどこかムラムラとしている私がいた。
四日目。
口から熱い息が常に漏れ続けている。
身体が芯から火照って、股から誤魔化せないくらい垂れてくるので、抑えるので精一杯。
あなたは、深刻そうな顔をしながら、肩に手を乗せられた。
掠るくらいの接触でもトびそうなのに、あなたの熱い手に触れられてしまった私は、糸を引くような声を上げながらその場に力なく座り込んだ。
肩を両手で掴みながら、身震いしながら顔を赤くして幸せな笑みを浮かべる。
あなたは、唾液を飲んだ。
あと一日。
時間というものは残酷で、意識をすればするほど遅くなり、意地悪に遠ざかって逃げていく。
あなたと見つめ合いながら、じりじりと詰め寄り、そのまま吸い込まれてしまうほど、今は精神的に繋がっている感覚さえある。
激しい交合はダメだと言われても、こんなにもウズいてしまっている。
あなたは、イチモツを無理やりズボンから放り出し、私を見ながら鼻息荒く一人で慰めている。
バラのように赤い亀頭が私に向きながら、カウパーを出してガマンしている。
オーガズム以外の快楽だと、セックスと変わらない。
私はあなたのチンポを手に取り、優しく包んだ。
深い目の色が、私を吸い込んで行く。
今日、夜を越してしまえば、あとは自由なんだ。
あなたの憤った長く太いマラが小さくなるのを待って仕舞い、今日一日は食べる事以外にはくっ付いて互いを制御することに徹した。
五日目。
そのまま眠ってしまい、だらしなく裸のまま眠っていた。
長い間、家に籠っていたものだから、衣服にまでだらしなくなっていた。
あなたは、というと、紅茶を用意してダイニングで待っていた。
あなたの方が辛いでしょうに、こんな飲み物まで。
あなたは、優しい口調で言った。
「する前には、落ち着けるものを飲んで、まったりするのがいいらしいんだ……」
安らぐ匂いを発する紅茶を啜りながら、優雅にお茶をするなんて、いつぶりだろう。
あなたを上目遣いで見ながら、両手でカップを持って一口。
アールグレイティーだ。
目を丸くしながらあなたを見ると、微笑み返した。
今日のために、色々と準備してくれていたのかと思うと、股間が無意識に締め付けられる。
あなたはカップを空にすると、私が飲み終わるまで、まるで花を窓辺で愛でる人のように安らかに見守り続けた。
あとちょっとで本番だと思うと、やっぱり落ち着かない。
紅茶を飲み終えると、さて本番だ。
……と息込んだが、スローセックスに激しさは求められていない。
あなたと正面で向かい合い、ベッドに寝そべっている。
唇を重ねて、揺りカゴの中に居るような抱擁をし合う。
息継ぎが上手く出来ていないような声を漏らしながら求めあう姿は、気分の高揚によるものなのだろうか。
あなたは、受動的に舌を絡めて、導かれるままに唾液を交換する。
「今日は…ふっ……特に積極的だっ……!」
焦らされ続けた股間は、熱暴走を起こして脳にまで甚大な障害を引き起こしているのだった。
あなたは、上体を起こしながら口吻を続けて、そのまま口を私の首を中心に移動させて背中に回りこみ、首筋に鼻を当てながら、さながらバンパイヤのようにチュウチュウ吸い付いた。
乳暈を二周して、螺旋を描きながら乳首を締め上げて、紡錘形になった乳房を上下に揺らす。
「ムチムチしているけど……背中からお尻にかけてのライン……」
背中にあなたの指が走る。
私の顔に掛かっていた手ごろな指を私は口に含み、喘ぐ。
指は、口から離れて、喉に添えられて撫でられ、背中に流れていた指は、蜘蛛が捕食する瞬間のように手を広げて、掌一杯に乳を揉みしだく。
唇が首から背中に移りながら、バックを髣髴とされる体勢になるまで背中をキスされた。
身体を掃除する動物のように背中を舐められながら、太ももを摩られて、あなたに頭を預ける。
背中を執拗に舐めまわされながら、胸がパン生地を捏ねるように変形させられ、どこか感じたことのない浮遊感に襲われ始めた。
ケモノになったあなたは、脇マ〇コにしゃぶり付き必死になっている。
可愛らしいのだが、あなたの頭に腕を乗せながらの体勢でされると、妙な羞恥心が出てしまう。
脇を吸われ、私は腰を跳ね上げた。
なんだか、私ではないみたいだ。
ついにオッパイ山脈にたどり着いたあなたは、先ほどの脇に行ったような吸い方ではなく、赤ん坊がするような、甘噛みと吸い付きのダブルパンチ。
年甲斐もなく、安らかな顔で吸っている。
可愛らしい。
乳首をキャンディーのように舐め、必死。
子どもの玩具みたいに、実験的な触り方でおっぱいを揉まれるというのは、性器を直接嬲られるくらい気持ちよく、掌で押しつぶされたり、自転車のハンドルを操作するように上下させたり、乳首を摘ままれてロケット型にさせられたりして、股間はもうグチョグチョだ。
「そろそろ、ほぐさなきゃ……ね」
おもらしをしたような大洪水。
あなたは、指の腹でビラビラをなぞりながら、ゆっくりと中指と薬指を挿入し、加藤鷹式手マンで強くＧスポットを押す。
普通の前戯であれば、人差し指と中指で素早くするのが定石だが、強く一気に突き上げるように、Ｇスポットをゴツゴツとした指でほじくられるのが、最適解なのだ。
マンコから指を引き抜くと、淫靡に糸を引いた愛液が橋を架けていた。
顔がどんな風になっているのか分からない私は、訳も分からぬままに身を引き寄せられて、胡坐をかいているあなたの立派な男根を押し当てられる。
双方から顔を見て、顔を同時に赤らめると、私からぷっくりと膨らんだマン肉に滑り込ませた。
ヒダを分け入る、茹ったような極悪如意棒。
満腔になったマンコの圧迫感によって、息を荒立てる私は、小刻みにやって来る快感の波に思わず身体のバランスを崩して、あなたに身を預ける。
あなたは、ビクビクと震える私の頭を撫でて、落ち着けるよう手伝ってくれた。
リラックスをすればするほど、あなたとの繋がりが深まって、小さなイくが何度もやって来る。
こんなに敏感になった身体が、あなたの抜き差しされる愚息さんに弄ばれたら、一体、どうなってしまうのか。
膣とムクムクちゃんが一緒になって、馴染んできたところで丁度、一時間経ってしまい、不意にゆっくりとあなたの腰が動き始めた。
全身性感帯にされて丸呑みされたような、全体を覆うように広がる怡楽。
あなたに降りて来た子宮口をコツコツ突かれ、更にそれは桜の吹雪のように脳裏を埋め尽くす。
幸福感のパラメーターが上限を振り切って、言語野にまで手を伸ばされ、もう何を言っているのか分からないほど喘いだ。
とにかく、気持ちがいい。
思春期の性の目覚めみたいに、何かが込み上げてくる不安が快感と混ざり合わさって、何がなんだか分からなくなっているのかもしれない。
あなたの肉棒が不意に跳ね上がり、私も絶頂するという同時イキの中、二人で幸せにベッドの上で果てた。
六日目。
今日は朝早くから畑に向かい、一生懸命に働いている頃だろう。
お腹を優しく摩りながら、椅子に座って並々に注がれたコーヒーカップを片手に、外をぼーっと眺めていた。
昨日のことが嘘のようだった。
泡沫のような夢の世界を思い出しながら、窓の外を飛んでいく夫婦の鳥を見送った。
いつも、私たちのために頑張ってくれてありがとうね。
あなた♥
19/05/16 01:04更新 / ヌルスルたん