連載小説
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56 デモンスタワー 二階
階段をのぼり、二階に来た俺たちは、一瞬でここがどんな場所なのかを判断できたんだ!!
パッと見ただけでわかるくらいに入り組んでいる地形…完璧に、ここは迷路だろ!?
なんで塔の中に迷路があるんだ!?それを俺に教えてくれ!!
いや…ダンジョンなんだからあってもおかしくはないんだけどな?

「……面倒ね、これは手分けして本当のルートを見つけていくしかないわよ?」
メリィがそう言いながら、壁をトントン叩いている中、俺はその考えには賛成できないって頭の中では考えていたぜ!!
だってさぁ…手分けして探すって事は、それだけ一人一人の危険性が高まるんだぜ!?それを簡単に賛成しろなんて…無理な話だって!!

まぁ…俺が心の中で反対していても、メリィが手分けして探すって決めてしまったら俺には何も出来ないってことだから…今、4人と左側のルートを歩いているわけだけどな?
俺の今のメンバーは、リバティーとルタときーちゃんとペギーの四人だが…
俺はここである事実に気がついたんだよ!!
リバティーとペギーの仲が悪いんだよ!!今まで、ペギーは余り出てこなかったから、忘れている人もいると思うんだが…俺が砂漠で訓練していた時期に喧嘩した見たいでさ…
互いに、嫌悪的オーラでにらみ合っているのはやめて欲しいよなぁ…

「デメトリオさーん…もう歩くの嫌なんですけどーー…」
そう言いながらリバティーがいきなり歩くのをやめると、すぐにペギーが小さい声で、小言を言うから…疲れるんだよな…
なんで、今回のメンバーがこの4人なのか…俺は若干だが、人選に文句を言いたかったぜ!!言えないけどさ…選んだのメリィだから…

「はぁ…あんたがイカスおじさまだったら大喜びだったのになぁ…私」
「はいはい…おじさまでなくてすみませんねーー…」
俺はペギーの台詞にこう答えながら、ひたすら道沿いに歩いていたんだよ!!
こっちは…はずれじゃないみたいだな…分岐も無かったし…

そうして歩いていると、いきなり目の前にボタンが5つついている壁に遭遇したんだよ!!
しかも…一定の間隔で間があけられているっていうこの仕様…一階の時の金属板のように…取り付けた奴の悪意を感じるぜ…全く…

「…このボタンは、押せばいいのかな?全部…」
俺はそう言いながら、ボタンを押そうとして、ふと思いとどまったんだ…
もし、もしこれが罠だったとしたらどうする?デメトリオ…よーく考えろよ…
今までたくさんの罠に引っかかってきたからな…この階くらいは罠を回避しながら進みたいよな…

…ん?このボタンの下にプレートがついているじゃないか…なになに?
【二階の住人へ…
 ここにあるボタンは、赤、黄、青、緑、紫の順に押すこと!!
 後、緑、赤、青、黄、紫の順に押すと、宝部屋にいけるので、掃除するものは覚えておくこと!!
 宝部屋のパスワードは別の場所に記しておくため、そのことも覚えておこう
                    下層監視者 アセロラ    】

た、宝部屋だと…!?じ、実にいい響きじゃないか!!
で、でも…勝手に宝物を盗っていくのも…悪いよな…
俺はそう思って、宝部屋には行かないと決めた…
早く、三階の入り口でメリィたちと会いたいしな?

ってことで、俺はみんなにボタンを押すのをお願いしたんだが…
「なぁ…みんな、今から俺が言うとおりの場所についてくれないか?」
「えぇーー…最強であるあたいがなんでデメトリオの言うことなんか…」
「ボタン押すのが嫌ですーー…働きたくないし…」
……こ、この二人は…でも、後の二人は持ち場についてくれたみたいだし…
場所は違うけどさ…

…って、この二人をボタンの前に連れて行かないと、先に進めないじゃないかよ!!
全く、わがままばかり言ってさぁ…
仕方が無い!!ここは、お菓子で釣るか…
俺はそう思いながら、ぺちゃんこになって、なおかつドロドロに溶けているチョコレートを取り出しながらこう言ったんだ!!
「……よし!ボタンを押してくれたらこのチョコレートを上げよう!!な?」
この甘い誘惑に…勝てる奴がいたら見てみたいもんだぜ!!

「……デメトリオ、馬鹿なの?最強であるあたいがそんなもので動くと思っているの?」
「…それ、溶けてるじゃん…いらないなぁーー…」

こ、こいつら…チョコレートの誘惑に打ち勝っただと!?
ば、馬鹿な…なにが嫌だったんだ!?
いや…多分溶けていることが嫌だったんだろうけど…
ど、読者のみんなだったら、溶けているチョコレートでも喜んで受け取るよな?な?
え…?俺?…嫌かな、やっぱり…

……くそぉ…ど、どうすれば…
俺がそう思っていた時、リバティーが俺の大切なもの入れから裂きイカチーズを取り出してこういってきたんだよ!!

「これくれたら…少しなら動いてあげてもいいよー…おなかすいたし…」

そ、それは…俺が間食で食べたくて購入したお菓子だから…ちょっとですね…
いや…はっきりと言わせてもらおう!!
嫌だってそれは!!

だが、俺の心の叫びはとどかず、リバティーはそっと裂きイカチーズの袋を開封し、むしゃむしゃ食べ始めたんだよ!!
「お、俺…食べていいってまだ言っていないんだけど!?」
「もぅ…しょうがないわね!!あたいの口に合わないと思うけど…仕方なく食べてあげるわよ!!感謝しなさい!!あむっ…」
……も、文句言うなら食うなよ!!というか、言わなくても食うなよ!!

そして、俺が止めるよりも早く、裂きイカチーズは食べつくされてしまったのだった…
……俺、このチョコレートでもいいか…
そう思いながら、溶けたチョコレートを口に入れるが…
「うぅ…ぎ、銀紙まで食べてしまったぜ…ずっと前は気がつかずに銀紙を食べたことがあったけど…今回は気付いたから…ちょっとな…」
あと、手にチョコがついて鬱陶しいことこのうえ無いぜ…

その後、俺はチョコを服でふき取って…
あっ!!そこ!!汚いとか言うな!!ティッシュが無かったんだよ!!
と、とにかく…ボタンを押す準備に入ったわけだ…
そして、プレートに書かれていた順番どおりにボタンを押したんだが…
ガチャ……
って音がしたけど、何も変化が無いんだ…
……一回、来た道を戻ってみるか?

「……一回、来た道を戻ってみようか?」
「…えぇーー…」
いや…リバティー…えぇーーって言われても困るんだが…
…変化、ないわけですし…
いやね?別にここの壁がボタンを押したとたんに動いてくれたら戻る必要は無いんだぜ!?文句があるなら…壁に言ってくれよ!!
などと心では言ってみたが…その言葉がリバティーに届くこともなく…

まぁ…しばらくして、俺たちは新しく開いた道を発見したわけだったぜ!!
え?リバティーが動かなかったのにどうやっていったのかって?
そりゃあ…俺が背負っているに決まっているじゃないかよぉ…
む、無駄に重いし…絶対に本人の前では口には出さないよ!?出さないけどさぁ…
少しは自分で動かないと、いずれ若干ぷよっとしたおなかになってしまうんだぜ?まったく…
とぼやきながらものんびりと進む俺…案外、リバティーが背負いやすいってのが…皮肉だよなぁ…はぁ…

そういいながら歩いていると、多くの分岐点に出たんだよ!!しかも、後ろに戻るはずの壁が閉まっていくし…
ど、どうなっているんだ!?
も、戻れなくなってしまったじゃないかよ…
もう…行くしかないよなぁ…?
俺は確実に逃げ道を失っている気分になりながらも、どっちを進むか悩んでいたんだ。
分岐は7つ…これって、正解は一つってパターンだよな?やっぱり…
え、選びたくないぜ…

そうやってじっとしていると、俺は壁にペラペラの何かがあるのを見つけたんだよ!!こ、これは!?
なんと、そこにあったのは壁の上に、全く同じ色の紙をかぶせて隠されていたプレートだったんだよ!!
……あと少しで気がつかなくなるところだったぞ!?
こ、この塔には…絶対に何かしら設計時に悪意があったに違いないぜ…
こんなの、塔の住人でも見落としそうじゃないかよ!!
などと心で思いながら、俺は早速プレートを読んでみたんだ!!

【注意!!
 コレより先、封印の間に通じる入り口あり!!6つめ……行け…正解…
 ……は6つ目……だ……
                    三階管理者 カルメラ】
……う〜ん…文字がかすれてて読めないなぁ…これ、結構昔のプレートのようだぜ…
しかも、カルメラって人が設置したようだけど、手入れされていなかったのかあちこちに亀裂が入ってるし…
まぁ、わかったことが一つあるぜ!!このプレートによると、6つ目が正解の分岐らしいんだよ!!
古いといっても、役に立つもんだな…よし!!行くぜーー!!

……えっと、あのプレートって本当に合っていたのかな?
俺がそう思い始めたのは、勢いよく6つ目の分岐に入ってから数分が経過した後だったんだが…
俺の目線に広がるのはただひたすらにまっすぐな道…変化もないんだよ!!
…ひ、引き返したほうがいいのか?でも…いったほうが…
俺はそう思いながら歩いていると、目の前でいきなり物凄い数の鎖で厳重にロックされた扉を発見したんだよ!!

……こ、この向こうがこの迷路の出口だったりするのかな…?ま、まぁいい…
いってみるさ!!
そういいながら、物凄く丁寧に鎖を解いていく俺…
ふっふっふ…こう見えて、フェルス国内鎖ほどき大会で36位なんだぜ?
まぁ…見てなって!!
そうして鎖をほどいていくこと2時間…まぁ、そのくらい時間は経過したと思うよ?多分…
と、とにかく、俺はようやく鎖をほどくことに成功したんだ!!
いやぁ…鎖…お前は強い奴だったぜ…
え?36位のわりに結構時間がかかったじゃないかって?
まぁ…40人中36位だからこんな物だと思うぜ?うん…

そうして、俺達5人はそっとこの扉の中に入って行ったのだった…
中は結構薄暗い…っていうか、暗い!!
ろうそくもヒカリゴケも無いじゃないかここは!!
俺は、こんな時に限ってランプを持ち歩いていない自分を馬鹿だといいたくなったんだよ!!
いつも、外出する時は危ないから持ち歩かないけどなぁ!!

だが、いきなりルタが自分の鞄からランプを取り出して、灯りをつけたんだよ!!
も、持っていたのかよ…なんて、俺は口に出していったら変な敗北感を味わう気がするから、言わないけどな…?でも、心では思うぜ?
……持っていたのかよ……
「……ふふん、デメトリオとは違って、あたいは天災だから!!」
そう言いながらルタは俺に対して満面のドヤ顔を見せ付けてきたわけだが…
天才の漢字を間違えている奴が…笑わせる!!
ま、まぁ…灯りが消えたら困るし、俺は何もしないけどさ…?

そうして、ルタのランプの小さな灯りで、この無駄に大きな部屋を歩いていると、一箇所だけステンドガラスになっており、外から本当に微妙に光が入ってくる場所があったんだ!!
そして、その場所に…誰かがいたんだよ!!
こ、こんな封印されてました〜的な部屋に…一体誰がいるんだろうな?
などと思いながら、俺はそ〜っと近づいてみたんだ。

「…ん?この匂いは…男か!?」
「ひぃっ!?」
さ、さっきまで寝ているように動かなかったその影は、近くで見るとなんと…
ミノタウロスの女性が鎖につながれてそこにいたんだよ!!
……く、口コミによると…ミノタウロスは知能はそれほど高いってわけでは無いが、あふれるほどの性欲が…脅威だとか…
ま、まぁ…赤いものを持っていなければ大丈夫だって聞いたし、大丈夫だろうな…

「……あ、あの〜…ここって、デモンスタワーの3階に通じる入り口…ですか?」
「……?デモンスタワー?ここはカルメラ教会要塞だが…」
な、なんだって!?で、でも…確かにデモンスタワーって…
俺がそう思って困惑していると、そのミノタウロスはめんどくさそうにあくびをすると俺に話しかけてきたんだよ!!
「…あー、多分俺が寝ている間に変わったんだな…まぁいいや…それよりさぁ…この鎖をといてくれないか?鍵穴はここだし、鍵はあそこの台座の上にあるからさ…」
そういいながら、鎖をジャラジャラとさせるミノタウロスの女性…
……うーむ…ま、まぁ…それくらいなら俺に危険は及びそうにないし…いいかなぁ…うん!!
俺はそう考えると、台座から古びた鍵を持ってきてコレかどうか聞いたんだが…も、もし違っていたら…諦めてくれよな…?

「こ、これかい?鍵って…?」
「それだそれだ!!早くしてくれよーー!!腹も減ったし…ヤりたいことも出来たんだからさぁーー!!えっと…なんて呼べばいい?」
「あぁ…デメトリオでいいですよ?」
そう言いながら鍵穴に近づいていく俺…本体とは物凄く離れた場所に鍵穴があるのは保険って事かな?まぁ…鎖をほどいたら俺はのんびりするとして…な?

そうして、俺が鍵穴に鍵を差し込むと、鎖はいとも簡単に開放されたんだよ!
いやぁ…人助けをした後ってのは気持ちがいいなぁ!!うん!!
俺がそう思いながら立っていると、少し離れたところからミノタウロスの女性の声が聞こえてきたんだ!!
「ありがとよーー!!俺の名前はシェルだ!!さて…早速だが…ちょっとこっちに来てもらえるか?」
…ん?こ、声の質が変わらなかったか今さっき…
ま、まぁ…俺たちはもうここを出ないといけないわけだし…
っていうか、いつの間にか全員この部屋から出てるじゃないかよ!!
と、取り残されてるじゃないかよぉーー!!

俺はその事実に気がついて、慌ててきた場所を戻っていく…
あ…そうだ…一応シェルにそっちにはいけないっていっておかないとな…
「シェルーー?悪い!!俺、早く3階に行ってみんなと合流したいからさぁ…もう行くよ!!」
そういいながら部屋を出ようとした時だった!!
「待てよ!!まだ…俺のヤりたい事が終わっていないんだからよぉ!!犯させろデメトリオーー!!体が…火照ってんだよ!!」
……こ、これは…逃げたほうがいい気がするぜ!!
俺は、明らかにこっちに走ってきているであろうシェルの足音を聞きながらこの大きな部屋を後にしたんだ!!
お、俺…人助けをしたんじゃないのかよぉーー!?

で、今現在、物凄い速度で逃げている俺…
物凄い速度といっても、大した速度じゃないんだけどな?
まぁ…あの入口のおおきな扉を閉めてきたし…少しは時間稼ぎになってくれるだろうな…
その間に、あの分岐点から正解の道を見つけてこの階から逃げないと…

そう思いながら、走っている時だった…
リバティーやルタたちがいきなり走るのをやめたんだよ!!
ど、どうしてこのタイミングでやめたりするんだよ!?走るのをさぁ…
「ど、どうしていきなり走るのをやめたりするんだよ!?は、走ろうぜ!」
「……走るのがめんどくさいでござる〜…ってか、どうして私達が走らなきゃいけないの?」
「リバティーの言うことに賛同するのは癪だけど…私もそれに賛成!!」
こ、こいつらぁ…い、今はそんな事を言っている場合じゃ無いんだぞ!!
後ろからいつシェルが追いかけてくるかもわからないのに…まったくもぉ!!

俺がそんな事を思いながら立ち止まって、走っていることの説明を始めようとした時だった…
後方からいきなり、不気味な地響きと共に扉が砕かれる音がしたんだよ!!
しかも…大きな声でこんな声が聞こえてきたんだ!!
「ちっ…体が寝てるか…デメトリオーー!!鬼ごっこでもするのかぁー?いいぜ…捕まえたら覚悟しろよーー!!」
ひぃーー!!ほら、ほらな!?来たよ…来ちゃったよーー!!

「き、聞こえたろ!?彼女から逃げるためだから…協力してくれよ!!」
「…し、しょうがないわね…走ってあげるわよ!!」
リバティーは震えた声でこう答えたって事は…けっこうビビッているって事か…でも、好都合って奴だぜ!!
そういいながら、必死に逃げる俺達…多分、もう少しであの分岐のところだよな…?

そう思いながら走っていると、俺の思い通りに分岐の所にたどり着いたんだ…
後は…あたりの道を見つけることだな!!
……くそぉっ!!どれがあたりかわからないじゃないかよ!!
そう思った時だった…なんと、きーちゃんが勝手に道を選んでふよふよ飛んで行ったんだよ!!
「き、きーちゃん!?勝手に行ったら危ないって!!」
「こっちから甘い匂いがするのーー!!行くのーー!!」
……ええい、仕方がない!!もう、こっちにいってやるぜ俺はなぁーー!!

そうして走り始めて少々の時間が経過した時だった…
俺は息も荒くなりつつ必死に走っているわけだが…くねくねした道をひたすら先に進んでも、全然終わりが見つからないんだよ!!
でも…きーちゃんの歩みには迷いがない…?なぜだ…なぜあそこまで…
まぁ、こんなことを言っていても始まらないし…別にいいけどさぁ…

そういいながら、曲がり角を曲がろうとした時だった…なんと、後ろの横の壁から聞きたくない声が聞こえてきたんだよ!!
「…デメトリオの匂いがするなぁ…ここの横にいやがんのかぁ?おらぁっ!!」
ドゴーンって効果音が隣の方から聞こえてきたんだが…
な、なんか…迷路で使ってはいけない方法で進んでいるんじゃないだろうな?

それからも何回も大きな音と地響きが聞こえているなか、俺たちはただ必死に終着点を探して走っていたんだ!!
…そ、そろそろ…見つかってもいいんじゃないかな〜なんて思っているんだが…
なんて思い始めたとたんに、狙い済ましたかのように俺たちの目の前に、次の階に通ずる階段が現れたんだよ!!
メリィたちが俺達の姿を確認したとたんに、こっちに手を振ってくる…
や、やったぜ…逃げ切れたんだ!!

そう思って、一瞬歩くのが遅くなった時だった…
いきなりちょっと後ろの壁が破壊され、シェルが現れてしまったんだよ!!
「…み〜つけたぁ!!さて…全く、手間と時間をかけさせやがって…デメトリオォ!!赤いポーチをつけて挑発までしてきやがって…そんなに俺に…犯されたいのかよぉーー!!」
そういいながら、凄い速度でこっちに来るシェル…
ま、まさに…あの赤い服装で判断するに、通常の三倍の性能がだな…
って、今はこんなことを考えている場合じゃねぇ!!

俺は、三階へ通じる階段を駆け上がり、後ろを振り返ることなく頑丈そうな扉の向こう側に逃げることに成功したのだった…
……な、なんだか…これからも何回か出会いそうで…嫌なんだよなぁ…
俺は、そう思ってしまって仕方が無かったのだった…
12/06/12 20:25更新 / デメトリオン
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■作者メッセージ
どうも!!

さぁて…次の話で、デモンスタワー前編は終わりになり、しばらくモンスターラグーン一行は【蛇の魔窟】と呼ばれる場所に出ます!!
感のいい人は気付くかも知れませんが…
デモンスタワーの横にあった洞窟です!!

……で、いつもながら、キャラクター情報を募集したく…
その…皆さん!!よろしくお願いしますね!!

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