連載小説
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マーチシンドローム
色狂い三月病〜ぱんでみっく!〜
「んじゅ♥じゅるる♥んぐっ♥ずるる♥」
「……………ん…ん」
 俺は股間に感じる快楽によって目を覚ました。
「んんん♥んむぅ♥──じゅ、ぷはぁ──おはよう、だぁりん♥」
「…………………」
 きっとこれは夢だ。夢に違いない。
 そうでなければ俺がイスに全裸で縛られて、森の中で目の前のウサ耳の少女にチンポをしゃぶられているなんてこと有り得ないはずだ。
 現実で有り得ないことなど起こるはずがないじゃないか。
「ところがどっこい!現実じゃありませぇん──よっと」
「あぁぁぉ!」
 目の前のウサ耳少女は、今まで散々しゃぶっていたであろう俺のチンポを一こすりする。
 瞬間、噴火する俺のチンポ。
「ん〜〜♥!」
 ウサ耳少女は俺のザーメンシャワーを顔面で浴びて、ビグビクと小刻みに震える───もしかして、イっているのか?
「だぁりんのトロットロのざぁめん♥いただきます♥」
 うっとりとした表情で精液を口へと運ぶウサ耳少女───これが夢でなくて何なのだろうか?
「うーーーん。夢と言えば、夢かな?」
「どういうことだ?」
「不思議の国──そうだなぁ、人間界でいう…アリスちゃんのお話」
「不思議の国…アリス」
 あのディ○ニーのやつか?
「ぷぷっ、もしかしてだぁりんは原作未読勢の人ぉ?遅れてるぅ〜♥」
「…………」イラッ
 いるよなぁ、原作読んでるからって威張る奴。
 滅びろ。
「まぁ、でも安心してだぁりん♥魔王が変わってからここも大分変わっちゃったから、読んでても読んでなくても一緒なんだよ?」
「変わったって……どういう風に?」
「こういう風に!」
 ガタンッ、と椅子が低くなる。低くなりすぎて俺は体育座りの体勢になる──椅子の意味ないじゃん。
 縛り付けるためではあるのだろうけども。
「もぉ〜足開いて!」
「は、はい」
 当然、俺は己の股関を晒すことになる。しかし、もはやそのことに抵抗はなかった。
「もうかなり馴染んだみたいだね、この国に」
 彼女はそのまま俺のチンポに。
 モフモフの足を乗せた。
「ぅぐぁ!」
「さっきあんなにドピュンコしてたのにまだガッチガチじゃない♥」
 シュッシュッ
 器用に足を動かし、俺のチンポを撫でるようにしごく。
 ふわふわのウサギ足での足コキ。俺のチンポは絶えず痙攣している。
「すっごいピクピク動いてるね♥おチンポも気持ちいいって言ってるよぉ♥」
 ウサ耳少女はラストスパートをかけるように足の動きを速くする。
「はやくぅ♥私のあんよにアツいのかけてぇ♥」
「くっう───射精る!!」
 ビュルル!
 二回目なのにさっきと同じくらいの精液が発射される。しかし、ウサ耳少女はそれを全部足で受け止めた、一滴残らず。
「はぁ♥私のあんよ、犯されちゃったよぉ♥」ビクンビクン
 ウサ耳少女はやはり恍惚の表情でイキ続けている。そして、力が入らないのかその場にへたり込む。
 そのへたり込む体勢のおかげで、彼女のビショビショの秘部が見えてしまう。
「ぐっ!」
 なんだこの生殺しは!いい加減縄をほどけ!
「ん──あぁそういうこと」
 彼女はニヤニヤしながらサッ、と股関を隠す。
「ここはまだ、お♥あ♥ず♥け」
 そう言いながら俺の縄をほどく。
「さぁて、結婚しましょ♥だぁりん♥」
「ぅえ!?」
 確かに出会い頭にこんなことをされては結婚するしかなさそうな気もするが…そんないきなり言われても。
「もちろん、今すぐは無理よ…残念だけども」
 本当に残念そうだ。この子本当に変態だな。性欲の権化と言った方が正しいかもしれないが。
「まずはハートの女王に会いましょ。話はそれからよ」
 彼女はそう言った。
「まずは服を着せてくれ。話はそれからだ」
 俺はそう言った。

 男の名は暗野雲不明(あんのうん あかず)。19歳。
 マーチヘアの名は三月頭乱良(さんげつとう みだら)。年齢不詳。
 二人の旅路が今、始まる。
16/02/07 10:48更新 / 鯖の味噌煮
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■作者メッセージ
ただ、ひたすらエロシーンを書いてみたい一心でした。
短めです。次回からはもう少し長めでいきたいと思います。
一番エロいのってマーチヘアちゃんだと思う。
こっちのペースはある程度遅くなるかもしれません。

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