連載小説
[TOP][目次]
ダブルパンチ
帰った次の日、セラは発作を起こしてしまった…

アイン「守護竜のところからもらってきた水があって良かった…」

そのままセラに水を飲ませ看ていると…

アイン「!!」

たくさんの足音が近づいてきている

アイン「…」

そして、小屋の出入口のドアがノックされた

アイン「…」

覗き穴から見ると、前に来た連中とは違う顔ぶれの輩が来ていた

アイン「…何か?」

一応戦闘の用意をして出る

騎士「非常事態だ、お前の竜を渡せ」

アイン「非常事態?」

騎士「反乱が起きた」

アイン「自業自得だろうが…セラと出会えなければ私もそうなっていただろう…」

騎士「…」

アイン「それに、今セラは病の発作を起こして回復中だ。戦わせるのは無理だろう」

騎士「なるほど…とりあえず渡せない理由はある。と」

アイン「ああ、どちらにせよ貴様らのように竜を道具としてしか見ていない奴らに渡す気は更々無いが」

騎士「かつてこちら側に居たのによく言う」

アイン「力がなければ何をしても無駄だろう、その枠から外れたことで見えたものがある」

騎士「なるほど…変わったと言うことか…」

???「ハッ、竜に絆された脆弱な人間が」

アイン「お、後釜か」

???「貴様のところの弱い竜とは違う、本物の強い竜を見せてやる」

アイン「!!」

セラ「!!」

セラが起きてきた

アイン「おい、無理するな!!」

セラ「わからない、でも力が噴き出してきて…」

騎士「その身体、まさか…」

???「なんだ?色が変わったところで…」

奴が呼び出したのは、何だこれは…

???「どうだ、私の最高傑作は!!反乱民を消す前に貴様らから消してやる!!」

奴が呼び出したのは、何と言うかたくさんの頭を持ち所々肉や骨が見えている竜らしきものだった

???「廃棄寸前の竜達のパーツをつなぎ合わせ能力を上げた個体だ!!」

アイン「!!」

こいつ、私の考案した移植技術を…

セラ「…!!!!」

私よりセラの怒りがより強い…

???「どうした?感動で言葉もでないか?そうだろうな。貴様の半端な技術を完成させたのだからな…!!」

奴は高笑いしている

アイン「…」

???「行け、ラドヌス。奴らを倒せ」

ラドヌス「ゴォ…」

アイン「…」

ラドヌス「コロ…シテ…」

???「ほう、まだ理性が…無駄なことを…」

奴が注射器を出した瞬間、私は義手に仕込んであった暗器でそいつの手から注射器をはたき落とす

ラドヌス「オネ…ガイ…コロ…シテ…」

???「まあ、理性があろうともとには戻らん、そう作ったのだからな」

アイン「…楽には死なさんぞ」

セラ「…」

セラに至っては殺意がむき出しだ

???「存分に殺し合え」

また奴は高笑いしている

アイン「今、楽に…」

セラ「…」

セラも頷く

ラドヌス「ガァァァァァァ!!!!!!」

どうやら奴も理性の限界らしい

アイン「!!」

天空竜の力を授かって強化された我々でもかなり手こずる、流石に強化改造してあると言うだけはある…

アイン「これなら、どうだ!!」

セラ「はぁぁぁぁ!!!!!!」

私は装甲の胸部分にある砲口を、セラはブレスの準備を行う

アイン「!!!!」

セラ「!!!!!!」

同時にブレスと破壊光線を放つと、ラドヌスは倒れた

???「バカな!?何故倒せる…あり得ん!!」

アイン「!!」

倒れたはずのラドヌスが起き上がる

ラドヌス「オマエ…タチ…ユルサ…ナイ…ガァァァァァァァァァァ!!!!!!」

そう言うと暴れまわり、周りに居た騎士達をブレスで消し飛ばし、尾で貫き、踏み潰していく…

???「バカな!?制御できていたはず!!」

アイン「竜を甘く見ていたからだ、ルナード」

後釜の名前を思い出したので言う

ルナード「あり得ない…こんなことは認めない…」

ラドヌス「ガァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」

ラドヌスがルナードを咥えて上にぶん投げる

ラドヌス「!!!!!!!!」

そのまま敢えて普通のブレスではなく腐敗のブレスらしきものをぶちまけていく

ルナード「!!!!!!」

全身が腐り落ちる苦痛に悶え苦しんでいるらしい

アイン「…」

ラドヌス「アトハ…オネガイ…」

ラドヌスはどうやら最後の力を振り絞って攻撃したらしくもう身体が崩れ始めている…

アイン「ああ…」

セラ「アインさん…」

そのまま先ほどの合体技を使い、ルナードは跡形もなく消し飛んだ

ラドヌス「サヨ…ナラ…」

ラドヌスはそのまま崩れ落ち、バラバラになった…

セラ「許せない…どうしてこんなひどいことを…」

アイン「私のせいた…こんな技術の理論を残さなければ…っ!!」

あまりの嫌悪感に少し離れたところに移動して吐いてしまう

セラ「アインさんは悪くない、アインさんはきっと身体を失った竜のためにあの技術を作ったんでしょう?」

アイン「だが結果は…」

セラ「技術や道具に良いも悪いもないよ」

アイン「…」

セラ「アインさんが悪い人なら、私を材料にしたはずだから」

アイン「…」

セラ「私は知ってるから…」

そのままセラに倒れかかる、セラは更に大きくなり私を抱き抱えられるほどになっていた

セラ「それに、悪い人なら守護竜や天空竜さんたちが力を貸してくれたと思う??」

アイン「…」

セラ「大丈夫、大丈夫だから…」

とりあえず小屋に戻り、その日は眠ってしまった…






















アイン「朝、か…」

どうやらセラはずっと私を抱えていてくれたらしい

セラ「あさ?」

アイン「らしい、な…」

そのまま天空竜が言った通り属性の珠と天空竜から渡された珠が光り、浮いたかと思うと放射状の光が出てきた

アイン「これは…」

どうやら光が示された方向にセラの病を治せるものがあるらしい


おわり
20/09/18 10:08更新 / サボテン
戻る 次へ

■作者メッセージ
どうも、サボテンです

次回に続きます

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33