連載小説
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進撃
「撃てーぃ!!!」

ズドーン!ズドーン!ズドーン!ズドーン!ズドーン!ズドーン!

ヒュルルルルルル………

ドガーーーーーン!!!!バゴーーーーーン!!!!

戦列の最前線に一列に並んだ青銅製の口径105mmの大砲が轟音と共に敵陣の半分を吹き飛ばした。

「続けて白兵戦の用意!構えーい!」

号令が飛ぶや否や、兵士達は長方形の大型の盾と銃剣付きのライフル銃をかまえた。

「今こそ卑劣な教団の連中に、我が国に進行したことを思い知らせてやれ!全軍突撃ーーーーー!!!!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド






兵士達は、先程の爆撃によって混乱状態の敵陣に向かって行った。その光景を、近くの岩から見下ろしている人物が三人。

「この戦、儂等の勝ちだな。」

目だけを出した白いマスクを被った黒い帽子とコートを着た大柄の人物が呟く。

「その通りですね、我が主様。」

後ろに居る、蒼い髪をした浅黒い肌の、所謂美顔の青年がその言葉に同調する。

「最初に使用した大砲で敵の前線は崩壊、指令系統も混乱に堕ちいて、更に我が軍のトドメとも言える進撃、これはもう完璧と言わざるを得ませんわ。」

もう一人の人物、紅い髪のサキュバスが答える。

「だが、勝ち戦でも詰めを誤れば忽ち逆転されてしまう。」

そう言うと大男は、背負っているかなり大きいライフル銃を構えた。

ゥオゴォォォォォン!!ゥオゴォォォォォン!!ゥオゴォォォォォン!!

銃とは思えない程の轟音を響かせ、三発の弾が発射された。

「これで良し。」

「何をされたんですか?」

「向こうの司令官と副官、それと部隊長を一人撃ってやった。コレで奴等は反撃もできんよ。」

「流石ですわ。それでは、魔軍の方に出撃命令を出しておきますわ。」

魔軍とは文字通り魔物娘だけで編成された軍隊で、それに在籍しているのは独身者のみであり、出撃させて、敵の兵と強引に結婚させて、こちら側の人間にさせると言った事をさせているある意味やりたい放題の軍隊である。しかし、もし相手が既婚者もしくは恋人がいたらサキュバス等の高等な魔物にその伴侶を誘拐させ、これまた強引に魔物にしてしまい、拐った兵士と無理矢理重婚をさせてしまうのである。(伴侶のみならず、故郷にいる肉親もあしからず。)

「コレで完璧と言えるものだ。解ったか?マーク、メイル。」

「「は、解りました。我が主、クロード閣下。」」

「うむ、では儂は兄上…じゃなかった陛下に成果を教えてこよう。その間、お前達に全権を預ける。」

そう言うと大男クロードは、魔方陣を無詠唱で呼び出し空間転移していった。
11/09/01 00:58更新 / イノウエ食堂
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■作者メッセージ
下手くそな分ですが、これからも付き合って下さると嬉しいです。

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