連載小説
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PREPERATION PHASE
レイヴンチームは、只今絶賛遭難中!って、いきなりすぎるか。まず、ドクとイェーガーにパルスを任せて、下山してたら化け物に遭遇、逃げてたら、遭難と。町もどこか分かんないしそもそもジャングルに慣れてない者が多いから当てずっぽうで逃げた自分らがバカか。今は偶然見つけた廃墟を要塞化して交代で目張りしてる。(一階建てなので少人数で籠るには便利。)もちろんドアは閉鎖、奥の物置を拠点にし、キャッスルに頼んで防弾バリケードを展開してもらった。換気口はバリケードで塞ぐわけにもいかず、ショックワイヤーで封鎖。
 にしてもカプカン特製、ヘビの丸焼き(塩コショウ味付け)が中々イケる。悲惨なのが目張りしてる連中で、睡魔が来るからと、喰わせてもらえない。「飯テロだー・・・!」等と叫んでいる。ウォトカ飲ませてやるから我慢してくれ。・・・にしてもカプカンよ、何処からコショウを?
「秘密だ。」
ええ・・・

メキメキ・・・バキッ!
近くで木が倒れる音。耳を澄まし息を殺す。
「でよー、ソイツらさー、一目散に逃げたそうなんだが・・・」
女の声がする。どうやらもう一人居るらしいんだが小さすぎて聞こえない。
「そうそう、この辺りに逃げたそうだが・・・あの小屋の辺りに。」
今日は厄日だな。
「全くだ」
心を読んだ!?
「いや声に出して言われても・・・」
「あっはい。」

「要所(物置部屋)補強完了!」
後は、スモークだけか。
「補強完了。戦闘準備よし。」
向こうもオッケーか。さてと・・・
「おーい、入れてくれよ、なー。」
お客さんは諦めが悪いらしい。だが、丁重にお帰り願おう。
「駄目だ、帰れ。」
「お、シャムの言ってた事本当だった。こっちは腹減ってイライラしてんだよ。今なら痛い思いはさせねぇぜ?」
だったらなおのことダメに決まってる。
「ちええ、そこまで頑固なら・・・」
バキッ ドゴオオオオオン!

熱い、どうやら即席バリケード(ドアバリケードじゃない。)を燃やしたらしい。ソッコーでドアバリケードを展開。
「何だ、今のは・・・」さあな。ヒートチャージでも周りへの影響は少ないが・・・
「おいおい姉御、やり過ぎだって・・・」
「・・・大丈夫。」
何が大丈夫だ。こっちまで衝撃来たぞ。
キャッスル「皆、セーフティ解除。」
さて、籠城開始。

一階建て、構造は丁字型、侵入経路は2、要所への入り口は一つ、壁(物置部屋)は全て補強済み、ドアも封鎖した。窓はない。万一に備え、入り口前にタワーシールド、機銃、ブービートラップを設置。そして侵入経路はニトロセル、ショックワイヤー、ガスグレネードでキープアウト。役に立つか分からないがミュートにジャマーを設置(壁に)してもらった。

・・・はいいものの、いつ攻められるか分からないため、緊張感がすごいすごい。
15/12/26 02:10更新 / OVSV
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■作者メッセージ
ACTION PHASEに続く・・・

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