読切小説
[TOP]
あるたった一つの栄光
「ありがとうございました〜!」

さて、今日のお客様も、みんな帰ったな

「カー君、お疲れ様〜」

「お疲れ様、ヴェラ」

俺は頭に白いバンダナを巻いて、白いエプロンを着ている愛しの妻に目を向ける

―――相変わらず、可愛い

そう思いながらつい見とれてしまう

「…カー君///恥ずかしいよぉ…///」

照れても可愛い我が最愛の妻、オリヴェラ

そう、あの日から半年たったんだと、実感できる瞬間だった

・・・

オリヴェラが別のところに行くと言ったあの次の日

オリヴェラは話を断ってきたそうだ

そもそもオリヴェラが商会にいたのは、あくまでこの街で働くためだったし、―――恥ずかしい話だが―――俺がいないところには行きたくないらしい


そして次の日から、俺に3つほど変化が訪れた

1つ目、オリヴェラが俺と同居してくれたのだ

元々俺たちは相思相愛だし、問題ないと思う人が多いだろうが、俺は料理屋として早朝から深夜までやらなきゃならないことが沢山ある

それに俺はまだ未熟だし

だが、そんな俺の元にオリヴェラは来てくれ、更には店を手伝ってくれているのだ

正直俺はかなり有頂天だったと思う

だが、商会の事もある
オリヴェラは商会の会計から、取引の相手まで一手にやっていた筈なのだから
それを本人に聞いたところ

「フェイちゃんが引き継いでくれるし、会計とか書類書くだけならここでも出来るから大丈夫だよ〜」

との事で

妹分のフェイに全てその日のうちに引き継いだのだそうだ

2つ目、定休日が1日から2日に増えた

元々未熟者の俺は人一倍頑張らないと店をやっていけないと思い、週6日、朝から夜まで店を開いていた

が、オリヴェラ曰く

「カー君はもう少し体を休めないとだめだよ〜。それに、売り上げとかの管理は私がやるし、週5にした方が食材も無駄にならないし〜」

と常連さんの前で言われ

「そうだそうだ!カー坊はちっとは遊べ!」
「可愛い彼女も出来たんだから、仕事のほかにも目を向けるんだ!」
「大丈夫だって!週5になってもここは潰れねーよ!」

他etc…、様々なお言葉を頂き、めでたく週5になったのだ

そして3つ目は…

「明日は定休日だね、カー君…」

「そうだな、ヴェラ…」

定休日は今まで修行の為に山に登って食材を取って来たり、川に一日中潜って食材を取ったり、とにかく体を酷使していたし、他の誰かといる事なんてなかった

だが、今は…

「カァくぅん…」

「…まだ風呂に入ってないのに、いいのか?ヴェラ」

―――そう、オリヴェラと

「だって、定休日以外はお預けなんだよ…切なくて…」

「…とりあえず、汗臭くていいなら、今から…その…」

「うん…しよ///」

―――イチャイチャする日になったんだ

・・・

ベットルームへ行き、どちらからともなく、抱き締め合う

オリヴェラの体温が温かい

彼女の胸が当たり、気持ち良いのと同時に、彼女の鼓動が俺に伝わってくる
オリヴェラも俺の胸にもたれ掛かり、俺の鼓動を聞いていることだろう

どちらからともなく、俺たちはキスをする

「「んぅ…くちゅっ…」」

お互いの舌が重なり合い、卑猥な音を立てている
その水の音を聞くたび、俺は理性がガンガン消えていく
そして、俺は、彼女の胸にふれた

「ん!…ンンゥ…」

胸にふれた途端、オリヴェラが反応する
最初の夜のときにも思ったが、胸が非常に弱いらしい

「…ふぅ」

「…カー君、胸は…」

そう言っている間に、俺はオリヴェラの胸を揉みしだいていく

「仕方ないだろ…ヴェラの胸、気持ち良いんだからよ…」

そう、まるで極上の生地でもこねている様に、俺の手を魅了してやまないのが、彼女の胸だ

「でも…///」

「それに、ヴェラもこれ、良いんだろ///」

お互いまたキスをしながら、俺は彼女の胸を揉みしだいていく

彼女もまた、俺の逸物を服の中に手を入れて、直接しごき始めている
彼女の手はまるで絹で出来ているようにスベスベしていて、それでいて俺の弱点を的確についてくるのだから、たまった物ではない


俺は胸を揉みながらも、オリヴェラの花園に手を伸ばし始めた

「んぅ!」

直接触れてわかったが、もう愛液でぐちゃぐちゃになってしまっている

そして、更にふれたら

「んぅぅぅぅっぅっぅ!」

目に涙を浮かべながら果ててしまったようだ

「わ、わりぃヴェラ…でも…」

「ハァハァ///…良いよ、私も…///」

お互い、もう我慢の限界のようだった

「…先に謝っとく。多分今回も「大丈夫、カァ君もそうなってる時には、私もそうなってるから///」

…ホント、良く出来た妻だと思う

「ありがとうな、オリヴェラ」

「うん…きて、カムイ」

俺は、オリヴェラに俺の半身を挿入した

「ん、はぁぁぁぁぁぁぁ!」

「く、ぁああ!」

俺はそのまま腰をケダモノみたいに彼女の膣を貪る

「か、ぁくぅん!」

彼女が俺を呼ぶが、俺は答える余裕がない
彼女の中はまるで大海のように安らげるが、同時にまるで麻薬のように頭の中がどんどん空になっていく


―――自分の快楽のために、目の前の極上のご馳走を味わいつくせ


そう、誰かが言っているかのように、彼女の中を一心不乱に貪り、ひたすらに腰をふる

目の前で彼女の胸が、プルン、と揺れる

俺は、堪らずその先端に吸い付いた

「ひぁ!あ、あぁん!」

彼女は堪らず、より淫らな声を出す
俺はその先端に吸い付き、反対側は揉みしだいていく

「く、ぅぅぅっぅん!」

オリヴェラは堪らずまた声を出すが、今の俺にはそれはただの興奮剤でしかなかった

今度は反対側の胸の先端に吸い付き、反対側を揉みしだく

「カァ君!カァくん!」

膣も痙攣し始めてきた

「ヴェラ!出すからな!」

俺も限界だった

「きて!カァくんの精子!私のナカにだしてぇ!」

「オリヴェラァ!」

その瞬間、俺は―――

「「あぁぁぁぁぁぁ!」」

ありったけ、愛しい我が妻の膣の中に、俺の精子をぶちまけ、互いに果てた

・・・

「ふぃ〜」

「極楽だね〜カー君〜」

俺たちは今風呂に入っている
する前も仕事直後だったので、もう汗とか色んな液で体中汚れていた俺たちはどのまま風呂に入っていた

―――とは言っても、オリヴェラは動けないから俺が抱えて一緒に入ったが

「二人だと、ちょうど良いな。この風呂」

「そうだね…」

彼女が俺にもたれ掛かるように、俺が彼女を抱き締めているように、俺たちは風呂に浸かっていた

「…で、カー君///」

「…言うな、男のサガなんだ///」

俺の前にいるオリヴェラの胸を揉みながら、お互い浸かっている
―――勿論さっきみたいに揉みしだいてるのではなく、マッサージするように、だ

「…男は惚れた女の胸とか触ってないと落ち着けねーんだよ///」

「でも…あぅぅ///」


この後、風呂の中で恐らく二回戦目を始めるだろう


なんにしても、俺が嬉しいことは唯一つ

―――俺と共に歩んでくれるのが、この世界で最もかわいらしい、俺の初恋のホブゴブリンだって事だ



「カァ君…」



さて、後何回戦出来るかな


11/05/10 01:10更新 / ネームレス

■作者メッセージ
どうも、ネームレスです

さて、これは以前書いた「ある一つの戦い」のカムイとオリヴェラのエロです

以前は書いてる最中に気力が切れていまいエロをカットしましたが、テラー様からの希望もありましたので書かせて頂きました

エロ難しいよ!喘ぎ声とか無理だよ!

他の方がエロを書けるのをガチで尊敬しつつ、自分なりのエロを今後かけたらと思います


それでは最後に、ここまで読んで頂き、ありがとうございます!

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33