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3話目 お昼ご飯タイム!(タイトル使い回し風)
3話目 昼ごはんタイム!
↓一応座席表
























「「「「「「カンパーイ!」」」」」」

パーティーが始まった…






テーブルには詠華が作ったらしい、チャーハン?が可愛らしく盛り付けてあった…が…
(なんだ!?このゲテモノ食材!?)
それは、チャーハンと言うにはグロテスクな見た目をしていて、お世辞でも美味しそうとは言えない見た目だった…
「あら、春鷹くん?食べないの?」
「あぁ、もちろん食べますよ!?食べます!食べます!」
「じゃあ〜、あ〜ん♥」
(ウッソだろお前wwwおいwwあ〜んじゃないよwww)
「あっ、あ〜ん?」
(お母さん…今からそっちに向かう事になりそうです…)と思っていたが…
「おうっ?!これ、意外と美味しい!」
「えっ?意外と?」
「いや、すっごく美味しいです!はい!」
(危ねぇ危ねぇ…)
「えへへ〜あっ、春鷹くんジュースまだだっよね?何かジュース注いだげよっか?」
「あー、えっとー、ウーロン茶ってあります?」
「ウーロン茶があるけど…ジュースじゃないの?」
「あ〜チャーハン?なんで…何となく?」
「へぇ〜♥春鷹くん以外〜♥」
何となくではなく、本当はコーラが飲みたかったが、コーラのペットボトルは春鷹の隣の咲来の近くにあり、コーラを選んだら間違いなく咲来に注がれ、注ぎたがっている詠華に申し訳ないと思い詠華の近くにあったウーロン茶を選んだのであった
「えっと〜白奈ちゃんコップ取ってくれる?」
「わかったわ、はい苺ちゃん」
「ほいほい〜」
「ありがとう〜」
詠華は白奈から苺を経由して貰った紙コップでウーロン茶を注ぎ始めた…
(うおっ!?谷間がっ…)
詠華はウーロン茶を注ぐために前屈みになり、詠華の体操服の下からは、詠華の豊満な胸を覗かせた…
「春鷹ちゃん?ボーっとしてどーしたの?」
「あっ、すいません、ありがとうございます!」
「えへへ〜」
詠華はとても嬉しそうだった…
「はい〜♥ダーリンも♥あ〜ん♥」
「うん〜詠華ちゃんのもけっこう美味しいな…でも、白夜ちゃんのチャーハンには及ばないがな!」
「もう〜、ダーリンったら〜♥」
(なんだ、このリア充!?)
すると、詠華は拗ねたのか、ほっぺたをぷくーっとふくらませていた…
「詠華!おかわりー!」
いつの間やら、苺は食べ終えたようだった…
「はいはい〜♥」
詠華は台所に苺の分のおかわりを取りに行った…
「春鷹くん〜」
「あっ、はい?」
苺に話しかけられた
「春鷹えっとね…詠華の作る料理はだいたい、見た目はあんな感じだけど、味だけは私が保証するよ!」
「はい…」
「まぁ、さすがに私も初見はビビったけどね?まぁ、なにごとも挑戦しなきゃいけないんだよ!」
「も〜なんか失礼じゃない!?」
そこへ詠華が戻ってきた…
「おっ、料理長!お疲れ様です!」
「もう〜調子に乗らないでよ〜!」
「えへへ〜」
(この2人を見てるとなんだかなつかしいなぁ…)
と、ふと春鷹は兄の事を思い出した…


























春鷹には、九冬(くふゆ)と言う兄がいた。春鷹とは5歳違いとはいえ、かなり仲が良く、とてもじゃないが、自分の兄とは思えないほど頭が良く、そして運動神経も良く、優しい完璧な兄であった…しかし、両親の離婚の際、春鷹が母親について行ったのに対して、九冬は気を使ってくれたのか、父の方について行ったのであった。おそらく、父について行かなければ九冬は今通っている高校に通いづらくなるし、高校3年生の九冬は卒業するまで通えればと、父親について行ったのだと思う…
しかし、母の葬式には、九冬も父親も来なかった…それはそうかもしれないが、やっぱり何か違うんじゃないかと春鷹は思っていた…
(兄さんは今何してんのかな…)
今はまだ3月始まったばかりだ…が、就職希望の兄なら、就職試験を受けて、いい企業への就職が確定しているだろう…
(またいつか家族みんなで…って事はもう無理なんだよな…クソっ…)















「ええっと…?春鷹くん?」
「はい?」
春鷹は涙を流していた
「ああっ、、えっと、、僕お腹いっぱいなんで、、ごちそうさまでしたっ…!」
「あっ!春鷹くん!」


























春鷹は2階に上がっていた…
「あ〜、オレ、何やってんだろ…」
春鷹はまたベットに横たわった…
春鷹は普通の少年で、目立つところはないが、彼が唯一特別だと思う所は、彼は感情表現が豊かな所だと思っている。キレやすく、泣きやすく、喜びやすい。要するに喜怒哀楽が激しい。今の世の中、外国から日本に職を求める者は多い。しかし、外国だけでなく、外国人だけでなく、機械や魔物達にだって、職を求めるものが出てくるであろう。そんな世の中で春鷹が大切にして行きたいと思っているのは、感情であった。感情は、機械には無いかもしれないが、春鷹には、魔物が存在するぐらいなのだから、機械にだって喜怒哀楽があると考えている。だからこそ彼は誰かを感動させる存在になりたいと思っている…しかし、そんなに上手くは行かず、実際に春鷹はキレやすく、泣きやすく、キレやすく、泣きやすく、彼が敏感に感じるのは負の感情だけであった。
(あぁ…オレだっさ…)
そう春鷹が落ち込んでいる所で、部屋にノックが響いた。
「春鷹くん、入っていいかい?」
真優の声だった
「どうぞ…」
春鷹は、詠華や、咲来あたりが声をかけに来るだろうと予想していたが、真優が来るとは予想していなかった…
「まぁ、また急な話をするが、春鷹くんには、春川(はるかわ)学園に通ってもらうことにした」
「えっ?春川?あの有名私立の?」

春川学園とは、私立学園では珍しい、小中高一貫校であった…スポーツの名門校でもあり、サッカー部の春鷹も何度も聞いたことある学校名であった。
「なぜ、春川に?」
「そりゃあ、娘達と同じ学校行って欲しいし?」
「というか、なんでまた急にこの話を?」
「まぁ、これからどうするかわかった方がいいかと思ってね。まぁ、昼ご飯も食べたし、今から春川の方に行って制服を取りに行ったり、色々資料を書いてもらわないと行けないしね。」
「え?」
「まぁ、とりあえず、制服持ってきてるかな?」
「前の学校のものなら…」
「よし、じゃあ、制服を着ておいてくれ。あと30分ほどしたら、出発するから。あと、必要なものは特にないから…じゃあ」
「いやいや、急すぎません?」
「ああそうだよ…じゃあ僕も資料の整理とかしなきゃいけないから」
と言うと真優は春鷹の部屋から足早に出ていった…
「あっ、あの!」
と声をかけても聞いてなかった…
「なんなんだよ!」
イライラしながら、春鷹はボストンバッグから制服を取り出した…その制服には、華凌(かりょう)中と書いてあった…
「ちょっとだけ懐かしいな…」
2日前まで、いつも会っていた友の顔を思い出そうとしたがまた泣き出しそうなので思い出すのはやめた。
「ズボンとシャツ…あと、上着もきちんとあるな…」
着替えた…
真優が言っていた、時間が近づきつつあるので1階に降りる事にした。

すると1階では白夜が後片付けをしていた
「あら、春鷹ちゃん?大丈夫だった?」
「あぁ、もう大丈夫です。なんかすいません…」
「いやいや、春鷹ちゃんも寂しかったんだよね?ごめんね…お母さん気づいてあげれなくて…」
「うおっ!?」
また白夜に締め付けられた…
「寂しくなったらお母さん達に言ってね?いつでもギューッとしてあげるからね♥」
「あっ、ありがとうございます…」
「もう♥可愛いっ!♥」
またさらにキツく締め付けられた…
「ううっ…そろそろキツイッ…です…」
「あら、ごめんね♥でも、ほんとにいつでもお母さんに、頼っていいからね!」
ちょっとだけ春鷹は嬉しくなった。
「じゃあ、行ってきます」
「はい〜しっかり頑張って来てね〜」






玄関ではまた大きな車が止まっていた…
「よし!春鷹くん!行こう!」
「はい…」
こうして、春川学園の入学手続きが始まるのであった…




















続くといいな!




18/08/09 21:37更新 / 村人A太郎
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■作者メッセージ
村人です。土日に久しぶりに中学来の友達と遊んだんですよ…
やっぱゲーセンは最高だな!特にチュウニズムとギルティギア!
(サボってたわけじゃないよ?)
またまた勢いで書いたので誤字脱字、あると思います!
感想と文句と文句、お待ちしております…





蓮田 苺(はすだ いちご)詠華の幼馴染。元気いっぱい!

葵健 九冬(きたけ くふゆ)春鷹の兄。あとでまた出てくるから覚えとけよ!いいか!?覚えとけよ!ぜったい覚えとけよ!(謎のフリ)

メア ナイトメアだからメアさん(直球)正体隠すってことできなかったんですかね?って思うかもしれませんが、メアって意外と日本人で言うと太郎って名前レベルにナイトメアに多い名前らしいから、いいんじゃない?(適当解説)

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