読切小説
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嫉妬
とある町の酒場、そこで二人の魔物が酒を飲んでいた。

周りに客がいない真昼間、二人が囲んでいるテーブルの周りには、足の踏み場もないほどに酒の瓶が転がっていて、挙句の果てには空になった樽まで鎮座している。
二人はバフォメットとリリムだった。
周りに客、もとい男がいれば即座に押し倒しているであろう上気し切った真っ赤な顔を浮かべながらも二人が飲み続けるのには理由があった。

「どうして・・・ヒック・・・バフォメットのぉ・・・SS数が伸び悩んでおるのじゃ・・・」
「全くよぉ・・・ヒック・・・ゲェーップ・・・あんた68投稿あるんだからまだマシでしょ・・・私なんて57よ・・・ヒック」
「どうして・・・どうしてこうなったのじゃぁ・・・ヒック」
「大百足ちゃんが出た頃は、サキュバスとバフォメットと稲荷、リリムにドラゴン、皆50投稿前後で仲良くヤってたのにぃ・・・ウェップ」
「どうしてサキュバス103、ドラゴン95で・・・ゲェーップ・・・そしてヴァンパイアにまで追い越される始末なんじゃぁ・・・」
「なんで私のもとにはァ・・・ヒックかぁいい男の子がいないのよぉ・・・」
「それはこっちの台詞じゃぁ・・・ゲェーッ」


また一本、また一本と酒をまるで水か何かのように飲み干していく。
二人の腹はもう悲鳴を上げて下腹部から胸まで思いっきり膨らみあがっていた。

そこに、一人の魔物娘が瓶の山を踏みながら一言。

「あのぉ・・・もう、お酒ないんですけどぉ・・・」

店員の稲荷、投稿数69である。

「「あぁん!!?あんた何か言っt・・・ウッ・・・ウプッ・・・

オゲエエエエエエエエエエエエエエエエエ」」

酒飲みの奥義、ナイアガラリバース である。

「・・・」

稲荷は無言で去っていった。エプロンいっぱいに二人の○、もといほとんど酒と唾液の混合物を被って。

「ねぇ・・・ヒック・・・どうする?次の店・・・行く?」
「勿論なのじゃ・・・ウップ・・・まだ酒が足りんのじゃ・・・」
「行くわよぉ・・・ゲェーッ・・・さっきより腹が軽いわねぇ・・・」
「そりゃそうじゃ・・・さっきしこたま吐いたからのぉ・・・ヒック」
「そうだったわねぇ・・・さぁ、次の店n」

肩を組んで、半ば這い蹲るような姿勢で酒場のドアを開けた二人の前に、数多の魔物が立ちはだかっていた。

「「「「「「「「ねぇ・・・57投稿ってどうなの?私、まだ9投稿なんだけど」」」」」」」」
と、レッドスライム、おおなめくじ、フェアリー、イグニス、メロウ、スフィンクス、クラーケン、サンドウォームの一団。
そして、その他、投稿数一桁の面々。

そして、
「「本当、お婿さんいっぱいで幸せそうですねぇ」」
現在投稿数5のつぼまじんとアントアラクネが真っ黒な微笑みを浮かべながらこめかみに青筋を立てていた。

「ねぇ、これ、ヤバいって奴?」
「じゃのう・・・」

酔いも完全に冷め切って、顔面蒼白になった二人は、

「「解散!!」」
「待てゴラァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

怒声を後に魔王城へ転送魔法で逃げ去った。





後日、魔王城にて――

「リリム様、一大事です!」
「何?勇者なら貴方達でなんとかなるでしょう?それとも腕の立つ勇者が来たとか?」
「いえ、それが・・・複数の魔物達が、リリムとバフォメットを出せと・・・」
「あっ・・・(察し)」
リリムは居合わせたバフォメットと二人、顔を合わせて一言。

「「嫉妬って、怖いわね(のう)」」

魔物娘達が去った後、フルボッコにされた二人が見つかったとかなんとか
13/09/09 14:13更新 /

■作者メッセージ
や  っ  て  し  ま  っ  た

最初はバフォ様に絞ってバフォ様が投稿数1位になる企画を練るSSにしようと思ってたんだ
でもサキュバスとドラゴンの投稿数見てるとこれはこっちの方向に曲げるしかないと、そう思ったんだ(迫真
こうするしかなかったんだ・・・

余談 製作時間10分です。

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