連載小説
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碧緑の珠
そして、彼女の変化が終わるとまた私の方に4センチほどの碧緑色をした珠が飛んできた

アイン「またか…」

手元に来たその珠は、前に私の方に飛んできた蒼白の珠と共鳴している

セラ「おおー」

アイン「大丈夫か?」

セラ「うん」

セラの能力、それは…

アイン「規格外のキャパシティの高さか」

セラ「??」

アイン「普通なら、一種類の力を宿して二つ以上入れようとするとパンクしかねないが、君はまだまだ余裕そうだ」

セラ「うん。何て言うか私入ってくるまでなにか空っぽな感じしてたんだよね…」

アイン「なるほど…」

セラ「うん。」

アイン「なら、今日と明日は体を慣らすためにも休もう」

セラ「うん。」

それから二日は、私は装備の強化と拡張をした

セラ「何て言うか、どんどん追加してくね…」

アイン「ああ、懸念がまだ消えないからな…」

そして、二日が過ぎた…

アイン「さて、また新しい場所に行ってみるか?」

セラ「うん」

アイン「次に行くのは地竜の巣だな」

セラ「地竜の巣?」

アイン「ああ、前に行った天の柱が空の竜たちのすみかなら、地竜の巣は大地の竜たちのすみかと言われている」

セラ「なるほど…」

アイン「なら、行く気なら明日行こう」

セラ「うん。」

その日も速く休むことにした











アイン「なら、行こうか」

セラ「うん。」

碧緑の珠も首に掛ける小さな袋に蒼白の珠と共に入れてある

アイン「こっちだな」

そのまま今度は南の方向に向かう。

アイン「どんどん強くなるな…」

今度は遭遇した我々を捕食しようとした巨大植物をブレスで風穴を開け、翼からの羽ばたきを利用した真空の刃らしきもので細切れにして行く…

セラ「自分でもビックリ」

アイン「今日はここ辺りで夜営かな」

セラ「うん」

さすがに一日で辿り着くことはできてもそこから探索は無理があるので洞窟の近くで夜営にする

アイン「猪が来て良かったな」

セラ「うん」

セラは猪の皮を爪で切り裂き肉を切っている

アイン「なら、焼くか」

セラ「うん。」

そのまま火を起こして肉を焼く

アイン「調味料持ってきて良かった」

味付けをして食べる

セラ「んん〜」

アイン「採れたては美味いな」

セラ「うん♪」

それから岩影で屋根を張り休んだ











アイン「さて、行くか」

セラ「うん。」

しばらく進み地竜の巣へ到着した。

アイン「やっぱり、中は暗いよな…」

セラ「うん…どうする?」

アイン「松明か何か用意しておくか…」

セラ「その方がいいかもね…」

火を松明に着けながらまた合図を決めておく

アイン「多分、地竜たちは耳と鼻がいいから爆音を用意できる道具を用意してきた」

セラ「うん。でも天の柱にいた飛竜たちは敵意なかったよね…?」

アイン「ああ、だが敵意無いとは限らないしな」

セラ「確かに」

アイン「なら、爆音を出すこれを使う前には指を鳴らすことにしよう、鳴らしたらすぐ耳を塞いでくれ」

セラ「うん。」

我々は地竜の巣へ繋がる洞窟に足を踏み入れた
20/09/07 14:46更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

次回に続きます

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