連載小説
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デモンストレーション
わたしの家は、町の外れというよりは町の敷地の端にあり森に面しているとも言える

アイン「招かれざる客らしいな…」

セラ「?」

家から出ると熊がいた

アイン「義手につけた装備の実験にはちょうど良いか…」

そのまま義手を変形させて砲口にする

アイン「…」

熊は威嚇している

アイン「去れ」

砲口を向ける

熊[グルル…]

アイン「そうか、なら覚悟しろ…」

そのまま近づいてきた熊に砲口から熱戦を放つと、熊の顔面に穴が開く

アイン「なるほど、火力は問題ないな…」

そのまま義手を戻して熊を引き取ってもらう

アイン「思ったより儲かったな…」

セラ「アインさん…」

アイン「ん?」

セラ「ものすごいものがついてるんだね…」

アイン「まあ、予測できることの為にな…」

セラ「??」

彼女はどんどん成長している、受け取った当初は片手で掴めるレベルだったが今は背負わないと運ぶのが難しいレベルになり自力での飛行も取得した

アイン「まあ、起こらんに越したことはない」

セラ「その流れだと、よくないこと?」

アイン「ああ。」

そのまま引き取ってもらったお金で食料を買い込む

アイン「なら、久々に行くかな」

翌日、久々に行こうと思った場所へ行くことにした


セラ「?」

アイン「鉱山に行く」

セラ「いっしょに行っても、いい?」

アイン「ああ、その方が良いだろう…」

鉱山に向かう途中、竜用の栄養が詰まったキノコが生えていたので採取する

セラ「おいしそーなキノコ…♪」

アイン「嬉しい計算外だな」

そして鉱山に着いた

アイン「なら、行こうか」

セラ「うん」

鉱山で鉱石を集め、帰ろうとすると暗がりの中で光っている植物があった

アイン「これは…聖霊草だな…」

セラ「なにそれ」

アイン「竜用の薬になる植物だな、回復力を上げて軽めの怪我ならすぐに治る。他の薬になる植物と混ぜると病気や症状のひどい怪我も治せる。」

セラ「おおー」

アイン「本体だけでも使えるがベースとしても優れている」

セラ「なるほど…」

そのまま聖霊草も採取して家路につく

アイン「暫くは資金の調達はしなくて良さそうだな」

セラ「良かった」

その日はそのまま食事と風呂を済ませて眠った











それからさらに三ヶ月ほど経ち、そろそろ秋になってきた

アイン「なら、またいろいろ採りに行くか」

セラ「うん」

彼女は担ぐのもやっとなレベルに大きくなり、知性や戦闘能力も大幅に上がった

アイン「これは…」

今度は鉱山の山頂に向かう途中に橙色に光る羽を見つけた

セラ「それって…」

アイン「おそらくだが不死鳥の抜け落ちた羽だな、これも薬の素材になる。人の薬にも竜の薬にもな」

セラ「良いもの見つけた♪」

アイン「そうだな…」

あれからとくに招かれざる客は来なかったがそれでも義手や新しく作った鎧の強化は忘れない

アイン「さて、登るか」

山の麓に着いたので少し休憩してから登ることにした

アイン「やはり、頂上近くには珍しいものもあるな」

セラ「お薬になる草や珍しい石もあるね」

アイン「ああ、そうだな」

彼女との日常を過ごしていると、これが償いのためのことだと忘れそうになる

アイン「よし、降りるか」

セラ「うん♪」

帰りはセラが俺を抱えて飛ぶ、これは彼女がトレーニングのためにと言い出したものだ

アイン「…」

相変わらずこれを使うと早い、抱えて飛べるようになってからは本当に早く帰れるようになった

アイン「帰ってきたな」

セラ「うん」

手に入れたものを整理する

アイン「上質な薬の材料、不死鳥の羽、良質な鉱石、それと聖霊草と光るキノコだな」

セラ「いっぱいとってこれたね」

アイン「そうだな」

そのまま材料を調合して薬を作る

アイン「これでよし、これなら大概の傷は治せるな」

セラ「うん♪」

セラは嬉しそうに笑う、こんなにも知性や感情豊かな竜は飼育員をしてきてから全くなかった


アイン「なら、今日ももう休むか」

セラ「うん」

その日もすぐに食事と風呂を済ませて寝てしまった…

おわり

20/08/31 22:46更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです。

今回の話はいかがだったでしょうか?

御意見、ご感想などありましたらよろしくお願いします

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