連載小説
[TOP][目次]
学者レイナ
「・・・ごめんなさい。純粋に君と相性が悪いのかもしれないわ。受け入れるのが難しいのよ。」


俺はレイナの相手をすることになり、初めて彼女達の間から俺への苦手意識を告白された。
10人もの集団である。全員が全員俺を好意的に迎い入れる方がおかしい。
むしろここまでよく好意的に受け入れてもらったのだな、と皆に感謝しつつレイナと相対した。


「・・・違うわね。私。多分君を嫌っているの。
 女を抱いて皆孕ませて、それで良いなんて立場の君を疎ましく思っているの。
 いや、わかってるわ。全部私達の問題だし、それに巻き込んでとても悪いと思ってるわ。
 他に方法もないし、私も理解してるし賛同もしているわ。
 でも、ごめんなさい。心の底で君を受け入れられないの・・・」


茶髪を三つ編みにしているレイナはこの里の知識の全てをまとめている学者だ。
里の古い言い伝えなどの失伝を阻止するためまとめ上げ、知識の喪失を防いでいる。
そんなレイナから、メガネの奥の緑の瞳に見つめられながら、拒絶の言葉を受けることが出来た。

「いや、はっきり言ってくれて俺としてもありがたいよ。」

相手を嫌っている事を告げることは並大抵のことでは無い。
彼女以外の周囲が俺を受け入れている状態で、自分だけ反対の意見を唱えるのだ。
彼女達は全員仲が良い。それはそうだろう。何十年も彼女達だけでやってきたのだ。
だから、レイナの考えを口にだすこと、それこそ勇気のある事だった。
俺はレイナの誠実さにむしろ感謝している。俺としても要求がなければ答えられない。
嫌っているのであれば、それ相応の対処をするし、お互い不快に思わない対応も取れるだろう。
そう、俺は告げた。


「・・・本当、君は善人ね。召喚されたのが君で良かったと、それだけは思っているわ。
 それと、努めは果たすつもりよ。それは私も反対しないし、子供も欲しいと考えているの。
 だから、濡れない女相手に難しいかもしれないけど、作業的で構わないから子種を頂けない?」

「わかった。レイナ、俺も努めを果たそうと思う。嫌いに男に抱かれる事になってごめんな。」

「恋愛は、趣味じゃないし。理想の相手なんて思いつかなかったしね。性欲も自慰で済ますわ。
 私の身勝手な心の問題だから、君はむしろ怒っていいのよ?本当、善人ね。誠実すぎるわ。」


そうレイナは告げ、腰にまとっていた布を脱ぎ、下半身だけを露出させた。


「ちょっと正常位は自信が無いわ。後背位でお願いできるかしら。
 愛撫は必要ないわ、特製の塗り薬を自分で塗るから、君も自慰で高めていて。
 ・・・君の自慰の材料くらいにはなるかもしれないけど、必要かしら。」

「いや、大丈夫だ。そこまでやってもらわなくても俺自身はなんとかなる。」

とはいえ、レイナの肢体も大変魅力的であることは告げさせていただく。
司書のような風貌のレイナが下半身だけを露出させているのは逆に官能的な光景だ。
いや、上はむしろ厚着をしていて肌を曝け出していない。最早コスプレの域の興奮を覚えている。
・・・俺の性欲はたいへん素直な事この上ないな。レイナに悪いと思わないのだろうか。

「・・・塗り終わったわ。此方はいつでも構わないから、挿入していいわよ。」

机に手を置いて、俺に尻を向けながらレイナは待っている。
レイナごめん、嘘をついた。大丈夫じゃない。俺はその尻に興奮を覚えている。俺は逸物を擦った。
ギンギンに固くなってしまった逸物を刺激して、俺はレイナの尻を掴む。

「レイナ、俺の準備が出来た。君は大丈夫か?」

「大丈夫よ。よろしくお願いするわ。
 ・・・できれば一回で授かりたいわね。まぁ、無理だろうけど。」

「・・・努力はするよ、いくぜ・・・!」

レイナが痛がらないように、ゆっくりと逸物で秘部を貫いてく。
少しでもレイナが辛そうにしたら中止するつもりだった。
しかし、エルフ特製の媚薬入り塗り薬で解してあったのか、俺をゆっくりと受け入れてくれた。

ひっかかるようなものにたどり着いた。

「そこは、気にしなくて、ぁ、いいわよ。っ、初めてが、痛いのは、ん、覚悟しているわ。」

そう、レイナが先ほどまでとは違う艶のある声で告げた。
全身で汗を書いているように肌がしっとりとしており、レイナの匂いが俺の鼻を刺激した。

そのまま俺はぶちりとレイナの処女を突き破り、そのまま進行を開始した。

「ん、んん、んああああああ♥ 大丈夫♥ やめないで♥ いいからぁ♥」

俺はレイナの変化に戸惑っているが、勤めを果たすために届く限りの一番奥を目指した。
子宮口にとんとんと先端があたり、一番奥までたどり着くことが出来た。




「ええっと、あのそのハヤト君。   前言を、撤回するわ。」



ん?何事ですかレイナさん。俺は止まる。

「・・・いや、今まで偉そうに君を嫌いとかなんだとか言ってたわね。あー。いや、えーと。
 君のことは多分まだ嫌いよ。多分。前よりはちょっと自信が無いのだけれども・・・

かなりしどろもどろにレイナは言葉を紡ぐ。

「 えーと。うん。正直に言うわ。君を困らせるつもりは無いんだけど・・・」

レイナは、自分でも戸惑っているかのように、言葉を紡いだ。





「君のその逞しい物に身体が一瞬で屈服したのでいくらでもしていいです。」





えーと?
心はともかく身体が先に屈服しちゃったので、ひたすらエッチしてください?

「今は、私は理性的に行動しているけど、魔物の性欲を甘く見てたわ・・・
 私の心はともかく。私の、身体は。」



今までただ受け入れる体制だったレイナの膣が一気に俺を貪り搾り取り始めてきた。



「君のおちんぽを欲しがってるのぉ♥ めちゃめちゃにしてくださいぃ♥」

レイナの方から腰を激しく動かしてきた。俺の逸物は絡みつくひだから快楽を感じ取っていった。
だが、レイナの身体は俺を求めている、ならば俺は。ひたすら彼女に快楽を与えることを考えよう。

互いが気持ちよくなるのが最善だ。

そして俺は快楽によがり狂っている彼女の膣相手に激しいピストンを開始した。
先程まで濡れていなかったと言っていた彼女の膣は既に愛液でびしょびしょだ。
子宮も完全に俺の精液を受け止めるために口が開いている。
彼女の膣は最早精液を飲み込むための機能だけを長年開発されてきたかのようだ。

甘い嬌声を放つレイナに、いや、彼女に激しくするわけには行かない。
心は俺をまだ受け入れることが出来ていないかもしれない。ならば過度の快楽は逆効果だ。
故に、俺はひたすら子宮口を攻めることを選択した。最奥を付き、鈍い快楽を与え続ける。
レイナの声は最早言葉を紡ぐことはできなくなり、リズミカルに音を吐き出しているだけだ。
だが、その声色から確かに快楽を感じてくれているのだけは確実に理解できた。

俺は彼女が求めるがままに子宮内に遠慮無く精液をぶちまけた。

後背位なので彼女の表情は見えない、ただエビのように反り、先程からまともに動くことは無い。
一回の射精で彼女は気絶してしまった。
彼女は朝まで起きること無く、起きた後に俺に告げてきた。


「昨日の、いろいろと、無しで。定期的に、私を抱いていいから。条件は、伝えるわ。」


レイナと分かり合える日は、そう遠くはないと何故か直感的に理解できた。
15/09/19 10:54更新 / うぃすきー
戻る 次へ

■作者メッセージ
ぐへへ、からだはしょうじきだなぁ。(棒)

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33