読切小説
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魔物娘式通販番組
A「先週面白い番組を見つけたんだ」

B「ほぉう、そいつは良かったな。それで俺らを集め話したい事ってそれだけか?」

C「Aの事だからどうせ、〜に行ってみたみたいな番組でしょwww」

D「まぁ、話ぐらいは聞いてやるよ」


A「なんか勘に障るがそれは置いといて、実は・・・」


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A「結局誰も信じねぇし。嘘じゃないって言ってんのに。・・・あっ、そろそろ時間だ」


『お眠が出来ない悪い子さん、こんばんわ。魔物通販番組[loveゲッチュ]のお時間です。今夜も寝れない悪い子に素敵な商品をご紹介いたします。まずは・・・』


A「よし、なんとか間に合ったな。ここに出ている商品を買って男を磨くのだ」


『以上、魔界豚の鍋セットでした。続きましてはこちら<魔界ハーブのお香セット>です。近年は女性よりも男性の購買者が増えているこの商品を今回はテスター付きで1万円のお買い得商品となっております。 ご連絡は・・・』

A「ふむ、お香か。男を磨くには雰囲気も大事だな。良し、これを頼もう」

直ぐ様手元にあった携帯で表示されている番号を掛ける。そして無事依頼が完了したところで再びテレビに目が移る。

『続きましては、こちら<虜の果実ジュースセット>です。 今では知らない人は居ないと言われているこの果実をジュースにして販売させていただきます。しかし、これだけではございません。本日、お電話頂いたお客様のみ限定で特濃ホルスタウロスミルクをお付けいたします。お電話はこちらっ』

A「ヘェー、ここら辺では滅多に手に入んないしな」

携帯で連絡をするとまた画面に目を向ける。

『最近眠れてない貴方へ、そんな貴方に朗報です。我が社がとある農家さんと手を組んで安眠なマットレスをお作りいたしました。そして、このマットレスを数量限定で販売いたします。 ご連絡は・・・』

A「そういえば最近寝れてないな。ついでにこれも頼んじゃおう」

再び携帯で表示番号へと掛ける。

『本日はこれにて終了です。これまでの商品の紹介w・・』

A「さて、頼んだ物は明日の昼頃に来るって言うし、それじゃあ俺は眠りましょうかね」

そう言って俺は部屋の電気を消して一人寂しく床に着くのであった。

さてとの翌日、俺はいつも通り身仕度を済ませ荷物が来るまで時間を潰していると玄関からチャイムが聞こえてきた。どうやら荷物が来たらしいと思いすぐに玄関へと向かった。


A「何でこんなに荷物が大きいんだ?」

届いた荷物は3つ。数に間違いはないが明らかに大きさがおかしい。全部が全部、人が入れそうな位の大きさなのだ。しかも、配達業者が笑いながら「返品不可なのでw」とか言ってたし・・・

A「仕方がない。それじゃあ全部開k・・・」
『おっはようございまーす』


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B「最近Aの奴見てなくねぇ?」

C「そういえば、でも学校には来てるっぽいし・・・」

D「まぁ、どうせ言ってた番組で金無くなったんだろ」

B「かもな、どうせバイトでも・・・・・・」

C,D『どうした?』

B「Aが複数の女性と楽しそうに歩いてた」

C,D『・・・・・・はぁ?!!?!』
18/05/16 23:29更新 / kirisaki

■作者メッセージ
お久しぶりです

リハビリとして書かせていただきました
相変わらずの締まらない感じですが、こんな感じでやっていきます。

すいません、タグを変更させて頂きました。

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