連載小説
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彼らの不死者の国旅行 夜会編
それから夕食にしようとしていると、また俺達を不死者の国に送ってきた馬車が来た

和也「???」

楓『?』

話によると、夜会への招待らしい

和也「不死者の系譜ではないが…」

瑠璃『確かに』

どうやら、今回の裁判の件での特別ゲストらしい

和也「なるほど…」

雫『なら、行きましょうか』

和也「ああ…」

そのまま城に馬車で連れていかれる

ジュン「何か、緊張するな」

瑞希『ですね…』

そのまま城に入る

和也「…」

通された先で会食だ

雫『んん…♪美味しい…♪』

和也「だな…」

瑠璃『新しい味…♪』

楓『なるほど…♪』

ジュン「美味しいな」

瑞希『ですね』

それから、ダンスホールで貴族たちは踊っている

和也「?」

ドレスを着た女性が俺たちのところにきた

和也「なにか?」

???『私はこの地の領主の娘です』

和也「なるほど…で…」

???『私はエリーゼと言います』

和也「俺は和也だ」

エリーゼ『知っています、妹さんは、本当に…』

和也「いや、手は尽くしてくれたんだろ?それに悪いのは奴だしな…」

エリーゼ『…』

和也「だから気にしなくていい」

エリーゼ『…』

和也「しかし、お偉いさんが来るとは…」

エリーゼ『貴方の世界では、少ないと聞きます』

和也「確かにな、部下に責任全投げすることもあるし」

エリーゼ『…』

和也「貴女方は立派だ」

エリーゼ『ありがとう…』

和也「貴女方は悪くない、手を尽くそうとしてくれたんだからな」

エリーゼ『貴方からその言葉を聞けて、感極まります…』

和也「そうか…」

雫『気にしてたんですね…』

楓『当然でしょう…』

瑠璃『蟠りなくなって良かったかも…』

ジュン「俺も和也と同意見だ」

瑞希『良かった…』

楓、雫、瑠璃の三人はエリーゼにお礼を言っている

楓『彼の心にあった最後の闇を取り除いてくれて感謝です…』

雫『私たちに会う前は魘されることあったとか聞きましたし』

瑠璃『スッキリしたかおしてるしね♪』

ジュン「天界で蘇らなきゃ多分殺意抑えられなかったと思う、俺も和也もな」

瑞希『私達も止めたくても止められませんしね…』

エリーゼ『最後の手段として天界に頼んでみましたがそれはいい結果になったようですね…』

和也「多分フーリー、だったか?になったんだろ?」

エリーゼ『はい、そう聞いてます』

和也「なら、良かった…」

ジュン「彼女の新しい人生に、幸あらんことを…」

和也「…」

全員で頷く

和也「とにかく、もう気にしなくていいから」

エリーゼ『はい、なら母にもそう伝えます』

彼女は去っていき、それからしばらくして夜会は終わった

和也「ふう…」

宿に戻ってきた、これから…

彼らの不死者の国旅行 夜会編 おわり
20/07/02 23:53更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです

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御意見、御感想等お待ちしております

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