連載小説
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橙想
衝撃の事実を知り、数日して俺は仕事がないので座って空を見ていた

蜜柑『お兄ちゃん♪』

晶「ん?」

俺の近くに蜜柑は座る

蜜柑『…♪』

晶「?」

蜜柑『…♪』

なんというか、近くにいるだけで幸せそうな顔をしている

晶「…」

蜜柑『…♪』

そのままあぐらしている俺に倒れかかってくる

晶「…」

何の気なしに撫でる、犬のような、妹のような感じだ…

蜜柑『…♪♪』

晶「…」

そうしていると、さらに幸せそうな顔をしている

晶「なんか、犬そのものみたいだな」

蜜柑『犬の魔物だしね♪』

晶「なるほど…」

そのままうなじとかも撫でていく

蜜柑『んんぁ…♪♪♪』

晶「…」

彼女は仰向けになって幸せそうな顔をしている…


晶「…」

そういえば耳が痒かったんだった、これを使うか

蜜柑『それは?』

晶「耳掃除の薬だ」

蜜柑『どうやるの?』

晶「二つの薬を混ぜて耳に注すんだ」

蜜柑『?』

晶「それで柔らかくして耳掻きで出すんだ」

蜜柑『なるほど』

晶「やるかな」

そのまま薬を混ぜて耳に注そうとする

蜜柑『私にやらせてくれる?』

晶「確かに一人だとやりにくいな、頼むよ」

俺は横向きに寝転がり彼女は俺の耳に薬を注ぐ

晶「よし、後はこれで」

耳掻きをとってきてほぐしていく

蜜柑『うん♪』

晶「おお、でてくるな」

蜜柑『確かに』

しばらくしてなかったのでかなり固めだったらしい

晶「んぉぉぉぉぉ!?」

一気に耳垢が引っ張り出される感覚は味わったことのない不思議なものだ

蜜柑『なら、反対もだね』

晶「そうだな」

逆側も同じようにする

晶「んぉぉぉぉぉ!?」

なれない感覚だ…

蜜柑『それ、そんなにすごいの?』

晶「やってみるか?余ってるし」

蜜柑『うん♪』

そのまま彼女の耳にも同じように混ぜた薬をいれてほぐれるまで待つ

晶「なら、待つか」

蜜柑『…♪♪』

今度は俺のあぐらしている太ももに頭をのせてきている

晶「そろそろ行けるな」

蜜柑『うん』

晶「…」

そのまま耳垢をとっていく

蜜柑『んはぁぁぁぁ…♥️』

晶「大丈夫か?」

蜜柑『これ、すごいね…』

晶「だろ?」

そのまま逆側もやる

蜜柑『んぁぁぁぁぁ…♥️』

嬌声とかそこら辺にも聞こえる

晶「スッキリした」

蜜柑『うん♪耳がよく聞こえるね♪』

晶「だな」

そのまま取れた耳垢をティッシュに包んで捨てる

蜜柑『ねぇ…』

晶「ん?」

蜜柑『ぎゅーってしてほしいな』

晶「…」

まあ、耳掻きしてくれたしいいか…と思い彼女を抱き締める

蜜柑『幸せ…♪♪♪』

そのまま頭からうなじにかけて撫でる

蜜柑『そんなにくれるの…♪♪♪』

晶「うまくできたからな」

蜜柑『…♪♪♪』

なんというか、本当に妹のような感じだ…

蜜柑『お兄ちゃん…♪大好き…♪♪』

彼女は本当に懐いている妹のような感じだ…

おわり

20/06/21 00:36更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです

次回に続きます

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