連載小説
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雫の誕生日 前日編
明日は雫の誕生日だ

和也「なにかほしいものはあるか?」

雫『そうですね…』

和也「??」

雫『私も、二人がした体験がいいです』

和也「???」

雫『人間の御産はどんなものか知りたいのと、貴方が側に居ることで…』

和也「わかった、それなら準備をしておく」

装置の交換パーツなどの見直しをしていく

和也「大丈夫そうだな」

必要なパーツとかは無かった

和也「大丈夫だった、起動さえすればうまく行く」

雫『良かった。』

下準備は終わった

和也「さて、何やるかな…」

今日も仕事は来ていない

雫『まだ、きっと悩みのある人は居るはず』

和也「だろうな…」

瑠璃『もう少しおおっぴらに宣伝してみたら?』

和也「かといっておおっぴらにすると追い付けん可能性もある」

瑠璃『難しい塩梅だね』

和也「だな…」

楓『なら、ここは私に…』

彼女はサイトを少しだけリニューアルした上で魔王軍の宣伝を頼んでいるようだ

和也「なるほど、CM使わずにネット広告か」

楓『今の技術も使わないと』

和也「確かにな」

地頭の良さは敵わない…











それから結局夕食前まで依頼は来なかった

和也「まあ、すぐに結果は出んわな」

雫『まあ、のんびり待ちましょう』

今日の夕食はシロエビの出汁を使ったそうめんだ

楓『これは…』

和也「俺のばあちゃんがよく作ってくれたんだ、この時期になるとな…」

雫『なるほど』

瑠璃『思いでの味?』

和也「だな。」

楓『では、いただきます』

和也「いただきます」

雫『いただきます』

瑠璃『いただきます』

早速つゆの中にあるエビから食べる

楓『そのまま行けるんですね』

和也「昔は食わんかったがな」

楓『なるほど』

それから、夕食を終えてシャワーにする

和也「さて…」

とりあえず普通に終えて行く…

和也「なら、もう少ししたら楓と瑠璃はあの部屋に」

楓『はい』

瑠璃『了解〜』

それまでの時間はのんびり過ごす…実際サイトのリニューアルをしてから夕食前までまぐわいっぱなしだったので彼女たちのエネルギーは十分だ

和也「なら、そろそろ…」

楓『ではまた』

瑠璃『了解〜』

彼女たちは部屋に入っていった

雫『明日が楽しみです♥️』

和也「そうだな」

しばらくそのままくっついていてから、眠ることにした

和也「寝るか」

雫『はい…♥️』

電気を消す、こうして誕生日を祝える日常。それは彼女たちに出会う前からしたら久々のことだ…

和也「…」

今の俺を作ったある記憶、それが一瞬頭によぎったが忘れることにした

雫『…♥️』

今の俺は、こんなにも満たされていて幸福なのだから…

雫の誕生日 前日編 おわり
20/06/22 00:21更新 / サボテン
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■作者メッセージ
どうも、サボテンです

次回に続きます

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