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第二章 素敵な日常と、あれこれ
 幸せは、何気ない日常の中に隠れています。

 そして、ものすごい驚きも、やっぱり日常生活の中に隠れています。

 蓋を開けて、にっこり。蓋を開けて、どっきり。

 そんな、さり気なくもかけがえのない、素敵な日常のあれこれを御覧ください。


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≪ 質問 : 11
  今日、最初に交わした奥さんとの会話、
  もしくは最初に目に飛び込んできたものを教えてください ≫

・ダークプリーストを妻に持つ男性
「何か、甘い匂いがするなぁ……と思って目覚めたら、眼前に奥さんの“奥さん自身”が。そう、まさかの【モーニング顔面騎乗】ですよ。あまりにも斬新な起こし方だったので、大爆笑した後、気が済むまでペロペロしてやりました。奥さん、大喜びでした」

・ダンピールを妻に持つ男性
「僕が起きていることに気付かず、鏡に向かって【格好いいポーズの研究】をしてました。常々、『ヴァンパイアの前に立つ時は、どこまでもクールであること。それが、ダンピールの美学なの!』って言ってますからねぇ。ただ、こう、何と言うか、ポーズのセンスが古臭いんですよねぇ」

・アントアラクネを妻に持つ男性
「朝だよと声をかけ、肩を揺さぶったら『んん〜……あと七時間だけ……』と。最早、二度寝とかそういうレベルの要求ではありません。ちなみにこういう時は、鼻先にチ○コを近づけるとパチっと目覚めます。そして僕は、下半身丸出しの状態でおはようと言うのです」

・白蛇を妻に持つ男性
「小気味良い包丁の音、優しく煮える鍋の音。そして、撫でるように私の肩に触れ、『おはようございます、旦那様。朝餉の準備が整いましたよ』と微笑む妻。これ以上ないほど、幸せです。あと、妻のカッポウギ姿も最高です。ジパングの人は、素敵な調理服を考えるものですね」

・オークを妻に持つ男性
「『ビリっ!!』という、何かが引き裂かれるような音で目が覚めました。瞼を開けると、嫁が中腰(こちらに背を向けた状態)で固まっていて……よく見てみると、パンツが真ん中から綺麗に破れていました。だから、“一サイズ上の方が良いんじゃない?”って言ったのに」

・ホルスタウロスを妻に持つ男性
「目が覚めた理由は、コーヒーの素敵な香りがしたから。そして次の瞬間、僕が目にしたものは……枕元で、彼女がコーヒーカップに向けて自分のお乳を噴射している姿でした。思わず、“おぉ……”と唸った僕に、彼女はニッコリ笑って一言。『はい、カフェオレですよ〜♪』。当然、美味でした」

・ホーネットを妻に持つ男性
「下半身がモゾモゾしたので、何となく視線を送ったところ、嫁が私の寝間着と下着を脱がそうとしていました。何してんの……と、脱力しながら問いかけると、『精とタンパク質は自分で獲る! それが自然の掟よ!』という高らかな宣言が。昨日の晩も、散々タップリと摂取したくせにぃ」

・ジョロウグモを妻に持つ男性
「目覚めると、妻が枕元で三つ指をつき、深く頭を垂れていました。“ど、どうしたの!?”と驚いて訊ねると、『旦那様が、朝勃ちをしておられません。これは昨晩、私が無慈悲に絞り続けた為であると、深く反省しております……』と。もう、朝から返答に困ること山の如しでした」

・アークインプを妻に持つ男性
「ユサユサと肩を揺さぶられて目を開けると、奥様がインプになっていました。もとい、インプ時代の服装でニカ〜っと笑っていました。『前の私と今の私、どっちが好き?』と訊かれたので、“君が君であるなら、前も今も全部好き”と答えた所、そのままディープキスをされて……以下省略」

・ドラゴンを妻に持つ男性
「『おっ、おい! 起きろ!』と言われたので目を開けたら、彼女がピンク色の透け透けネグリジェを着ていました。が、どうやら心底恥ずかしかったらしく、『や、やっぱり寝てろ!』と言われてデコピンを喰らい、そのまま失神しました。インキュバス化してなかったら即死の一撃ですよ」


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≪ 質問 : 12 あなたの奥さんの特技を教えて下さい ≫

・ピクシーを妻に持つ男性
「大きなホールケーキを一人でペロリと食べてしまうんです。こう書くと“だから何だ”と言われてしまいそうですが……彼女の体よりも、ホールケーキの方が大きいんですよね。物理的に考えて、絶対にありえない現象なんですよね。ピクシー、恐るべし。マジ、恐るべし」

・マタンゴを妻に持つ男性
「私の妻は、ジパング出身の人々から『1UP様』と呼ばれています。普通、マタンゴのキノコの色は【赤と白】ですが、妻のそれは【緑と白】なのです。ジパングでは、その色のキノコが幸運と安全の象徴として信仰されているらしく、皆さん拝んで行くんです。う〜ん……謎だ」

・ゴブリンを妻に持つ男性
「『うちの親分(=ホブゴブリンさんのこと)は、胸がデカ過ぎてうつ伏せに寝られないんだよ。アタシは余裕だから、この点に関しちゃアタシの勝ちだぁね、ワハハハ……はぁ』という、悲しい特技というか、自慢というかを聞かされました。とりあえず、一生懸命 褒め称えてみました」

・大百足を妻に持つ男性
「妻の怪談話は、天下一品の怖さと面白さです。中でも、ジパングに関する怪談はとても興味深くて恐ろしいものばかり……。例えば、夏と冬に開催される“混見毛”なる祭りの最中に異界への門が開き、【菜ノ葉完売】という滅びの呪文が降り注いだという話なんかはもぅ、戦慄ものです」

・メロウを妻に持つ男性
「うちの奥さんには文才があるのですが、先月、ついに処女作となる短編小説集を上梓しました! メロウとして、これまで聞き貯めてきた恋のお話をベースに、切なくも暖かい七つの物語を編み上げました。街の書店でも平積みされているそうなので、ご一読いただければ幸いでございます」

・ワーバットを妻に持つ男性
「天井からぶら下がった状態で苦もなく飲食している姿を見ると、つくづく“すげぇなぁ”と思ってしまいます。カミさん本人は『だって私たちは、そういう風に出来てる種族なんだから』と笑いますが、目にする度に感心してしまいますねぇ」

・ナイトメアを妻に持つ男性
「彼女に向けて、山なりにスイカをスローイング。すると次の瞬間、彼女がシュパパパパ〜ンと大鎌を燦めかせて、見事食べやすいサイズにスイカをカット。“お見事!”と褒めると、えへへと恥ずかしそうに笑う彼女がチャーミング。もちろんスイカは、超デリシャス」

・スキュラを妻に持つ男性
「磯や防波堤の上で見せる妻の【背伸び】は、何とも言えずユーモラスです。たくさんある足をキュッと束ねてピ〜ンと伸ばし、額に掌をかざして遠くを見つめるその姿。たまにしか見られませんが、その度にクスっと笑って、あたたかい気持ちになるんですよね」

・エキドナを妻に持つ男性
「超高速おむつ替えと、電光石火離乳食作りでしょうか。生まれてくる子供たちは、姿形も特徴も様々。けれども妻はそんな子供たちにいつも笑顔で接し、完璧な対応を見せるんです。母は強し。そして、母は美し。そんな言葉がポンと頭の中に浮かんできますね」

・リリムを妻に持つ男性
「人間を魔物へと変える、リリムの能力。妻はそれを、余命幾ばくもない重病人や、体に障害を負った女性に対してのみ使います。それも、魔物への変化を望むか否か、本人の意志を尊重した上で。己の能力に溺れず、人間の命と未来を見つめるその姿勢に、僕は心からの敬意を抱いています」


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≪ 質問 : 13 家計のやりくりは大変ですか? また、管理はどちらが行っていますか? ≫

・アヌビスを妻に持つ男性
「任せて安心さすがのアヌビス、です。節約する時も、思い切って大きな金額を動かす時も、普段の生活は安定・無風。『計画の二手、三手先まで考えるんだ。もちろん、多少のアクシデントも計算に入れてな』と言う妻は、まさに“デキる女!”って感じです」

・ゴーレムを妻に持つ男性
「うちの嫁には、会計管理関連のルーンが刻まれているようで……収支だろうが会計だろうが出納だろうが、とにかく何でもバチっと完璧に管理、計算してくれます。とても楽で助かるのですが、己の稼ぎの少なさを冷静に突き付けられてヘコむこともしばしば。うん。もっと頑張ろう」

・ホブゴブリンを妻に持つ男性
「ゴブリンさんと違って、うちのハニーはのんびり屋さん。なので、お金に限らず、細かい管理が必要なあれこれは、全部僕が担当しています。もともと、数字と向き合ったり帳簿をつけたりするのは嫌いじゃありませんし。疲れた時も、ハニーの胸に顔を埋めればすぐに復活できますからね」

・刑部狸を妻に持つ男性
「当然のごとく、お金に関する一切合切は彼女が取り仕切っています。素晴らしい合理性と計画性。そして、日々の暮らしに潤いを与える素敵なアイデア。心から感謝していますし、見習いたいのですが、薄暗がりの中で金勘定をしているその横顔は、若干“悪人面”だったりするんですよね」

・ネレイスを妻に持つ男性
「海の世界では、お金というものがそれほど重要ではありません。少なくとも、私たち夫婦が暮らしている海域では、そんな感じです。様々な面倒事から開放され、妻の青く美しい肌に頬を寄せる毎日。時間がゆったりと流れて、とても満ち足りた気持ちになれるのです」

・リザードマンを妻に持つ男性
「何事に対しても研究熱心な彼女。結婚直前に家計のやりくりに関する小技・裏技・マル秘技を私の母から伝授され、現在ではそれらを完璧に駆使するようになっています。もともと家庭的な一面を持っている種族ではありますが、へそくり技術まで身につける必要はあるのかなぁ」

・ブラックハーピーを妻に持つ男性
「家計の管理は、夫婦共同で行なっています。ブラックハーピーは仲間意識が強い種族なので、物の貸し借りやおかずのお裾分けなんかも盛んなんですよね。ですから、【金欠で食べる物がない!】なんて事態には陥らないので安心です」

・ドリアードを妻に持つ男性
「そういえば、財布……どこにやったのかな? いや、彼女と一緒になってからは、お金という概念自体が無意味なものになってしまったので。街で一人暮らしをしていた頃は、給料日を指折り数えて待つような生活をしていたものです。本当、今は平和で穏やかな毎日ですよ」

・ケンタウロスを妻に持つ男性
「がっちりと奥さんが管理しています。僕が使えるお金も、お小遣い制で毎月の金額がきちんと定められています。ちなみに、毎年元日に【お小遣い金額決定会議】が開かれ、話し合いのもとに詳細が決定しています。ただ、僕の言い分はあんまり通らないんですけどね」

・ワーウルフを妻に持つ男性
「お金の管理は、俺の仕事です。嫁曰く、『何か、金を見ていると血が騒ぐんだ。「これをパ〜っと使い切ったら、すごく気持ちがいいんだろうなぁ」って。だから、私が管理しちゃ駄目だ』。確かに気持ち良いでしょうけど、生活が破綻しては大変です。あぁ、嫁が正直者で良かった」


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≪ 質問 : 14 奥さんとの暮らしの中で、今、あなたが最も恐れていることは何ですか? ≫

・シルフを妻に持つ男性
「出所不明な謎の情報をゲットして来ませんようにと、いつも祈っています。先日も、『男の人って、こうすると気持ち良いんでしょ!』と言いながら、笑顔で僕の尻に長ネギを挿し込もうとして来ましたから。風の噂って、恐ろしいんですよ……」

・フェアリーを妻に持つ男性
「サバトの魔女さんがくれた《妖精種用 日焼けクリーム》を使って、お肌を小麦色にする楽しさに目覚めた彼女。それ自体は何の問題もないのですが、日焼けした彼女を見た学者さんが、『し、新種のフェアリーだっ!』と大騒ぎしちゃって。事実をどうやって説明するべきか悩んでます」

・ヴァンパイアを妻に持つ男性
「反魔物国家のヴァンパイア・ハンターが再来しないことを、心から祈っています。いや、ハンターが怖い訳じゃないんです。『これはまた、良い玩具が来たな』と微笑みながら、戦闘モードに切り替わる妻を見るのが怖いんです。無論、相手を殺したりはしませんけど、目付きや気配が……」

・サイクロプスを妻に持つ男性
「剣の作製に没頭し過ぎるあまり、寝不足に陥らないよう注意しています。一つ目のサイクロプスが、寝不足のクマを作ると、それはそれは病んだ表情になるんです。なので、“集中力が落ちるし、美容と健康にも良くないよ”と言って彼女をベッドへ導くのが、僕の役目なんですよ」

・レッサーサキュバスを妻に持つ男性
「妻が分身薬にハマってしまいました。きっかけは、早くサキュバスになりたいという妻の願いを叶えるため、サバトの魔女さんからそれを購入した事だったのですが……今では、ただ単純に薬の効果と擬似輪姦の楽しさに飲み込まれています。自分も嫌いではないのですが、どうしたものか」

・ダークエルフを妻に持つ男性
「日を追うごとに、私を見つめる娘の視線が熱っぽくなっているような気がするのです。ダークエルフという種族の特性を考えると、今、娘が思い描き、企んでいることは、まさか……しかし、恐らくはそのまさかなのでしょう。【その時】が来たら、私は一体どうすれば良いのでしょうか」

・ラージマウスを妻に持つ男性
「カミさんと娘たちが、怪しげなヒソヒソ話をしてるんです。『例の計画』とか、『縄はソフトタイプを』とか、『精力剤はタイプB』とか。もともとイタズラ好きな彼女達ですが、今回は妙に手が込んでいるようで、今から楽しみやら恐ろしいやら、です」

・デュラハンを妻に持つ男性
「悪友三人が、“モテないのにも程がある! もう俺たちは腹をくくって魔界に行く!”と言い出し、出発の準備を着々と進めています。妻に相談したところ、『死ぬことはないだろうけど、生半可な精力ではもたないぞ』という答えが。思い留まるよう、何とか説得したいんですけどね……」

・アリスを妻に持つ男性
「心優しい彼女は、犬・猫・小鳥など、困っている動物を片っ端から家に連れて帰って来てしまいます。先日、変わった毛並みの子豚を抱き抱えて来たのですが、ご近所のダークスライムさん曰く、『あれ、魔界の生き物じゃないかなぁ?』。とりあえず、ある程度育ててから考えましょうか」

・サキュバスを妻に持つ男性
「来週、義母さんがウチに遊びに来る予定になっています。普通の訪問ならば大歓迎なのですが、【息子ちゃんのテクニック・チェ〜ック!】と称して、毎回嫁との営みをかぶりつきで観戦するんですよね。嫁は『親に見られながらなんて、燃えるじゃない』と言いますが、うぅ〜む……」


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≪ 質問 : 15 看病したり、されたりの思い出を教えて下さい ≫

・ゆきおんなを妻に持つ男性
「ゴム製の枕に程良く水を入れた後、パチンと指をひと鳴らし。すると、あら不思議。空気中の水分が瞬時に凍って、ドサドサっと氷が出現! それを淀みなく枕の中に入れて、キンキンに冷えた氷枕、一丁上がり。風邪を引くのは辛いですが、毎回この手順を見るのが大好きなんです」

・アカオニを妻に持つ男性
「いつもは豪快で細かいことを気にしないカミさんが、高熱を出した僕のためにあれこれと世話を焼いてくれたんです。作ってくれたスープやお粥は優しい美味しさでしたし、着替えも丁寧に手伝ってくれました。カミさんの秘められた魅力、大発見。そんな感じの出来事でした」

・グリズリーを妻に持つ男性
「先月、地元の猟師さんが仕掛けた大型の虎挟みに、嫁が引っかかりました。人間だったら大怪我ですが、流石と言うべきか全治四日程度の軽症で済みました。僕が傷口の消毒や包帯の交換をするのが楽しかったらしく、『たまに怪我をするのも良いね〜』と呑気に喜んでましたね」

・ワーラビットを妻に持つ男性
「かつての僕は、一年中風邪を引いているような病弱人間だったんです。けれども、カミさんと出会い、多種多様なニンジン料理を食べ、熱い営みを繰り返した結果、超が付くほどの健康体になることが出来ました! さらに付け加えると、来月三女が生まれます! イェ〜イっ!」

・グールを妻に持つ男性
「先にベッドに入って眠っていた僕。そんな僕の寝顔を見て、不意にムラっと来た嫁。 → 勢い良くベッドにダイビング・インしようとした嫁。寝返りを打って無意識に膝を立てた僕。 → 結果:まさかのカウンター・ニーパット炸裂。嫁、脇腹に全治三日間の負傷。お互いに深く反省」

・ゴーストを妻に持つ男性
「料理中、私が少し指を切っただけで大騒ぎです。『うわっ! ち、血が出てるよ! 大丈夫なの!? ねぇねぇ!?』ってな調子で。“こんなの舐めときゃ治るよ”と言っても、白い顔を青くしてオロオロしてます。心配性な可愛い奴なんですよ」

・シー・スライムを妻に持つ男性
「彼女が魔界熱を発症した時は、焦りましたねぇ。お互いに普通の状態では無くなってしまうし、交われば交わるほど体が熱くなって、時間の感覚がなくなっちゃうし……。でも、元気を取り戻した彼女から『ありがとう』の言葉と微笑みをもらえたから、万事問題なし、ですね」

・エンジェルを妻に持つ男性
「性渇望症に罹った妻は、【エッチな事をするための百の言い訳:制作実行委員長状態】でした。いくら肌を重ねても満足せず、顔を真っ赤にしながらあれやこれやと理由をつけて三回戦・五回戦・十回戦……。私も、途中からは“次は何て言うんだろう?”と楽しんじゃってましたね」

・アルラウネを妻に持つ男性
「カミさんがくしゃみをした瞬間、鼻から鼻水ではなく、黄金色に輝く蜜がビュっと飛び出しました。“なっ、何か出た! 何か出たよ!?”と驚く僕に、カミさんはすっトボけた表情で『さて、何のことでしょう?』。うぅ〜む、アルラウネ。我が妻ながら、謎多き魔物さんです」

・ハーピーを妻に持つ男性
「結婚して間もない頃、僕が夜中に高熱を出したんです。すると彼女は、『ちょっと待っててね!』と叫ぶように言い残してバっと空へ飛び立ち……十五分後、隣町で医者をしている僕の姉を鷲掴みにして舞い戻って来ました。姉曰く、【人生で最も恐ろしい十五分間だった】と。本当、ごめん」


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≪ 質問 : 16 奥さんとの旅の思い出を教えて下さい ≫

・サキュバスを妻に持つ男性
「最近の宿屋さんは、凄いんですよ。人間と魔物さんのカップル用に、完全防音対策済みの部屋が用意されてるんです。一晩中ノン・ストップで愛し合い、叫び合っても、これなら安心ですね。おかけで、うちの嫁さんも超ご機嫌でした。絶対、また利用しようと思います」

・クノイチを妻に持つ男性
「新婚旅行、出発直前のお話。彼女がいつもの忍装束ではなく、アラクネさんお手製のふんわりした生地のワンピースを着てくれたんです! 彼女は恥ずかしがって、顔が真っ赤。僕はその可愛らしさに興奮して、顔が真っ赤。出発する前から、興奮が最高潮に達っしちゃいましたねぇ」

・アオオニを妻に持つ男性
「こちらが知らぬ間に宿の人と話をつけて、深夜の大浴場を四時間も貸し切りにしちゃったんです。最初の三十分ほどは、ゆったりと湯に浸かってお酒を呑んでいたのですが……その後はまぁ、ご想像通りの展開に。いや、でも楽しかったなぁ、大浴場プレイ」

・シー・ビショップを妻に持つ男性
「シー・ビショップは、世界各地の海を旅する魔物さんです。ですから当然、各地の名所や美味しい物にも詳しくなります。という訳で、僕らの新婚旅行は彼女のお勧めスポット巡りになりました。あの楽しい旅を経験した事によって、海で生活する事に関する不安も綺麗に無くなりましたね」

・バイコーンを妻に持つ男性
「夏、海水浴に出かけた際、『ご主人様、サンオイルを塗っていただけますか?』と。恐ろしく際どいデザインの水着と、彼女のきめ細やかな肌。そしてオイルのヌルヌルと、『この砂浜で、何人か夜のお楽しみ仲間を見つけましょうか』という問題発言。色々と危ない小旅行でした」

・クイーンスライムを妻に持つ男性
「その性質上、妻と旅行に出かけることは困難です。では、どうするのかと言いますと、まず行商隊のゴブリンさんから外国に関する書籍を購入。次に、召し使いさん達がその国々の料理やダンスを披露。これで、生活場所に居ながらにして外国旅行気分、一丁上がり……という寸法です」

・ダークエンジェルを妻に持つ男性
「嫁からは毎晩、『さぁ、今日も天国へ連れて行ってあげましょうか?』と言われてますけどね。で、その後は色んな意味で“天国と地獄”みたいな世界と感覚に誘われてますけどね。この回答は、質問の趣旨から思いっきり外れてますね。正直、ごめんなさいね」

・メドゥーサを妻に持つ男性
「海でスイスイと気持ち良さそうに泳ぐ嫁さんを見たこと。それが、新婚旅行に関する一番の衝撃でした。いや、正直ラミア種って泳げない種族だと思ってたんですよ。でもそれは、僕の単なる偏見と思い込みだったんですねぇ。本当、心底たまげました」

・スフィンクスを妻に持つ男性
「自分もその場にいたのですが、妻が新婚旅行のための有休申請をした際、管理者であるアヌビスさんが何とも言えない表情を……と言いますか、“お前、有休を申請できるほど日頃から働いてないだろう?”という顔をしたんですよね。夫として、物凄く申し訳ない気持ちになりました」

・バフォメットを妻に持つ男性
「遠い異国には“ヌーディストビーチ”という刺激的な場所があるようですが……魔界にはそれを軽く上回る、【営みビーチ】という場所がありまして。もう、言葉の通り砂浜のあっちこっちで愛の花が咲きまくりです。当然、僕たち夫婦も砂にまみれて燃えまくりましたよ!」


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≪ 質問 : 17 暑い季節の奥さんは、どんな調子ですか? ≫

・リザードマンを妻に持つ男性
「『暑さ厳しい夏場こそ、体力作りの季節!』という事で、いつにも増して鍛錬に励む妻。その姿は誠に一途で美しいのですが……汗で衣服が透けて、何と言うか、非常にけしからん状態になるんですよね。一緒に鍛錬してると、俺だけ前かがみになっちゃうんですよね。いやん、もぅ」

・ワーシープを妻に持つ男性
「彼女と過ごす、初めての夏。暑さにやられてしまわないよう、モコモコの羊毛を刈ってあげたところ、見事に“眠りの魔力から開放されたエロエロモード”に入ってしまいまして。ワーシープの夫、その誰もが通る道とはいえ、あれは真剣に大変でしたねぇ」

・ゆきおんなを妻に持つ男性
「確かに、嫁さんは夏があまり得意ではありません。一方、僕は夏の到来が楽しみで仕方ありません。何故なら……いつものキモノ姿ではない、薄着の嫁さんを見られるから。ポニーテール + キャミソール + ショートパンツ姿の嫁さんに興奮した結果、長女が生まれたんですよ。本当に」

・オークを妻に持つ男性
「どういう理屈なのかは不明ですが、夏場の嫁の体臭はカスタードクリームにそっくりなんです。汗と脂肪と油分の関係とか、そういうカラクリなのでしょうか。とにかくそんな調子なので、僕は夏場の嫁を“シュークリームちゃん”と呼んでいます。本人も、割と気に入っている模様です」

・河童を妻に持つ男性
「ご近所さんから頼まれて、子供たちに泳ぎとスモウを教えています。基本的には、いつも楽しく和気藹々なのですが、準備運動を怠ったり、危険な場所へ泳いで行ったりした子には、【おしおきの上手投げ】が炸裂します。なかなか良い先生っぷりですよ」

・ワーキャットを妻に持つ男性
「だいたい、暑さにやられてグデ〜っとしています。で、やっぱり猫らしく、彼女が寝ている場所はひんやり冷たかったり、風が通ったりして涼しんですよ。そのため、夏場は夫婦並んで、夕方までだらしな〜くゴロゴロしています。いやぁ〜、自堕落、自堕落」

・ドワーフを妻に持つ男性
「基本的に裸族ですね。せめてパンツくらい穿こうよと言ったら、自分の長い髪を体に巻きつけて、ちょっとしたビーナス誕生みたいになってしまいました。それはそれで面白かったのですが、その状態で近所の八百屋さんへ行こうとしたのには参りました。必死に止めましたよ。えぇ」

・ゾンビを妻に持つ男性
「家の中の適度な冷却と空気の循環、そして愛に溢れた営み。夏場に大切なことは、この三点です。え? 何故かって? だって、これらが一つでも欠けると、嫁さんから酸っぱい匂いがしてくるんですもん。まぁ、その匂い=欲求不満のサインと考えれば、わかりやすくて良いんですけどね」

・マーメイドを妻に持つ男性
「夜の岩場で、二人きり。いつもは大人しい彼女が、ポツリと一言。『今日は、少しだけ冒険しちゃいましょうか』。月明かりの中、静かに乳房を解放し、生まれたままの姿になる彼女。そんな彼女を抱き寄せ、熱く口付ける僕。もちろん、そのまま朝まで愛し合いましたよ!」

・サキュバスを妻に持つ男性
「『ホントに毎日暑いわね。こんなに暑くちゃ、服なんて着てらんないわ』と言う妻は、極度の薄着になっていました。いや、あれは薄着と言うか、上半身は乳輪が隠れているだけ・下半身は割れ目が隠れているだけ、という姿でした。夫として、どう反応すれば良いのかわかりませんでした」


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≪ 質問 : 18 それでは逆に、寒い季節の奥さんは、どんな調子ですか? ≫

・イグニスを妻に持つ男性
「炎の具合を巧みに調整して、家の中をふんわりと暖めてくれるんです。おかげで冬の我が家は、暖炉要らずのステキ空間になっています。あと、裸で嫁に抱きつくと、心も体もホットホットで、とっても良い感じです」

・ハニービーを妻に持つ男性
「アルラウネさんが花弁を閉じ、旦那さんと春まで愛し合う態勢に入ると、ハニービーは暇になってしまう……訳ではありません。既婚のハニービーは、パートナーとラブラブしまくり。未婚のハニービーは、恋人候補を求めて活動しまくり。冬には冬の活動ってのが、ちゃんとあるのです」

・サラマンダーを妻に持つ男性
「『寒さに負けちゃ駄目だぁっ! こんな雪の降る日こそ、気合を入れて鍛錬だぜぇっ!!』と叫び、家を飛び出して行く嫁。その十分後……ガタガタ震えながら『き、今日の所は、これくらいで勘弁しといてや、やるじぇ』と、嫁帰還。まぁだいたい、こんな感じです」

・ウンディーネを妻に持つ男性
「ウンディーネさんの水瓶って、冬でも凍らないの? ……出会って間もない頃、そう問いかけた私に、彼女は微笑みながら言いました。『あなたへの愛がある限り、この水は凍ることも、枯れることもありません』。あれはもう、完璧な逆プロポーズでしたね」

・ワーラビットを妻に持つ男性
「下半身の毛が冬毛に生え変わると、私と娘は妻の傍から離れなくなります。本当、それくらいフワフワのモフモフで最高なんです。本人は『も〜。離れてくれないとご飯が作れないでしょ〜』なんて言ってますけど、その表情は素敵な笑顔なんですよね」

・ジャイアントアントを妻に持つ男性
「仕事で汗をかくため、普段はランニングシャツを着ている嫁。けれども、冬場の休日はモコモコしたセーターなんかを着ていて、これがまた、ものすごく可愛いんです。似合ってて可愛いと褒めると、『いやぁ〜、それほどでもぉ〜』と照れる姿も完璧です」

・狐火を妻に持つ男性
「俺の息子を両手で包み込み、『ほ〜ら、お母さんが風邪を引かないように暖めてあげますからね』と言うのはやめなさい。実際、ほんのり心地よく暖かいし、君の魔力のおかげでギンギンになっちゃうけど、とにかくやめなさい。どうしてって、それは……何か、恥ずかしいからだよぅ」

・スケルトンを妻に持つ男性
「『寒さが骨身にしみるなぁ……』と嫁さんが呟いたら、その日は冬一番の寒さです。何せほら、言葉に宿っている説得力が桁違いですから。ちなみに、大抵の場合はその後に『だから、暖めて欲しいなぁ……』と続き、愛の時間へとなだれ込みます。夫として、頑張らざるを得ませんね」

・魔女を妻に持つ男性
「足もとがニーハイソックスから、黒タイツもしくは白タイツに替わります。さらに、お恥ずかしい話ですが、僕の好みに合わせてその下はノーパンになります。『お兄様ったら、マニアック♪』と言いながらウインクする彼女を見ると、もう、こう、何と言うか、タマンナイっす!」

・白蛇を妻に持つ男性
「私の妻は、時々ものすごい天然ボケをかまします。例えば、昨年の冬。私の真似をして、就寝時に腹巻を身に着けようとしていたのですが……何故か蛇である下半身から通そうとして、大苦戦していました。何ゆえ、頭からスポンと通していこうと思わなかったのでしょうか」


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≪ 質問 : 19 奥さんとの食事にまつわる事件や思い出を教えてください ≫

・ホルスタウロスを妻に持つ男性
「農作業の手を休め、小川のほとりに腰を下ろし、妻と一緒に昼食のサンドイッチを食べる。どんなに疲れていても、妻の幸せそうな顔を見ると、また頑張って働こうと思えるんですよね。で、食事の締めくくりは妻のミルクです。もちろん、乳首からダイレクトにがぶ飲みです。はい」

・ぬれおなごを妻に持つ男性
「奥さんが作ってくれるジパング料理のおかげで、ベルトの穴二つ分痩せました。それまでは少々太り気味だったのですが、今ではすっかり健康体です。素材の旨味を活かしたジパング料理と、奥さんの愛情に包まれた食卓。いやぁ〜、幸せだなぁ〜」

・狐憑きを妻に持つ男性
「東方に縁もゆかりもない人なのに、油揚げを上手に取り入れた東方料理を作るようになった・キモノの着付けが出来るようになった・短期間にすごくエロくなった……などの変化が現れたら、あなたの愛する人は狐憑きになっているかも知れません。経験者は語る、です。ご注意を」

・アルプを妻に持つ男性
「『君、こういうの好きだったよね?』と、裸エプロンで料理をし始めた相棒。しかし、その料理が、炒め物と揚げ物だったことが大問題。予想通りに油がはねて、『うわっちゃちゃちゃちゃ!』と大騒ぎ。今も昔も、直らないよねぇ。そのうっかり癖」

・エルフを妻に持つ男性
「彼女が作る伝統のエルフ料理は、一品たりともハズレ無しの美味しさです。だけど、『幼い頃、よく母が作ってくれたんだ……』と語るその横顔は、どこか淋しげで。故郷からの駆け落ちという道を選ばせた男として、彼女を世界一幸せなお嫁さんにすることを、ここに誓います」

・デビルバグを妻に持つ男性
「基本的に何を食べても『美味しい』と言うので、味見をしてもらっても参考になりません。でも、『あなたと一緒に食べる御飯は、み〜んな美味しいし、幸せだよ』と言われた時は、愛しさのあまり鍋を放り投げてギュッと抱きしめてしまいましたね」

・妖狐を妻に持つ男性
「ある時、妻が故郷の東方料理を作ってくれました。そのどれもが豪華で興味深く、また美味しかったのですが、材料を聞いて、軽く失神しそうになりました。だって、牛のペ○スとか、豚の金○とか、その手の品物ばかりだったのですから。東方の医食同源思考、恐るべし……」

・コカトリスを妻に持つ男性
「裸エプロンをしてみたんです。いや、妻ではなく、僕が。一体、どんな反応になるのかなぁとワクワクしながら妻を呼んでみたところ……『キャーっ!!』という叫び声と共に、妻逃走。僕、石化の魔術で硬直。声に驚いたご近所さん集合。僕、晒し者。もう二度とやりません」

・ラージマウスを妻に持つ男性
「カミさんと娘たちによる、【トウモロコシ早食い対決】は、色んな意味で最高です。本当、“どうして前歯だけで、そんな速度が出るの!? どうして君たちがトウモロコシを食べると、[チュイィィィンっ!]という鋭い音がするの!?”と、腹を抱えて笑わずにはいられません」

・ベルゼブブを妻に持つ男性
「“これ腐ってるやん!” 『腐ってへんやん!』 “グズグズやん!” 『ピチピチやん!』 
“ハエ飛んでるやん!” 『ウチの叔父さんやん!』 “マジでか!?” 『マジでや!』 ……という不毛な会話を、月二十五回くらい繰り返しています。最早、一つの様式美です」


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≪ 質問 : 20 奥さんとお酒に関する思い出があれば、教えてください  ≫

・ワーバットを妻に持つ男性
「家の明かりを全て消し、窓辺で彼女と肩を寄せ合いながら、満月を眺める。お互いの手の中には、小さなグラス。月明かりと葡萄酒の香りに包まれて、ゆったりと二人だけの幸せを噛み締める。これもまた、美しくかけがえの無い、愛のひと時なのです」

・提灯おばけを妻に持つ男性
「我が家に燭台は不要です。ムード満点の雰囲気で呑みたいなら、明かりを消して嫁さんの傍らに座れば良いんですから。『へへへ〜。たまには、こういう「使われ方」も良いねぇ〜♪』とごきげんな嫁さんの頭を撫でながら、のんびりと素敵な晩酌を一緒に楽しむんです」

・アオオニを妻に持つ男性
「お米から出来ているジパング酒をチビチビと呑みながら、時々僕の乳首をペロペロ舐めるんです。真の酒呑みはツマミとして塩を舐めると言いますが、僕の乳首が彼女のツマミなんですよ。そして、グラスが空く頃には裸にひん剥かれて、パクっといかれちゃうんです。性的に、どこまでも」

・クイーンスライムを妻に持つ男性
「形部狸さんから、異国の強いお酒を買った時のこと。最初は舐める程度に呑めばいいものを、奥さんがグラス一杯分をグイっと煽った結果……王国の皆が、グデングデンの状態に。クイーンスライムの特性とか、生命の神秘とか、色んな事を考えずにはいられない出来事でした」

・妖狐を妻に持つ男性
「先日、近所に住んでいる稲荷さんと服を交換した上で、とても淑やかにお酌をしてくれました。いつも元気でエッチな妻が、美しいキモノに身を包み、そっと上目遣いをして来るんです。何と言うか、もう……正直辛抱たまらず、ガバっといってしまいました。はい」

・稲荷を妻に持つ男性
「夜、お風呂から上がると、妻が妖狐さんになっていました。正しくは、妖狐さんの服を着ていました。その大胆なスリットや胸元のデザインもさる事ながら、ポっと頬を赤らめ、恥ずかしげな表情を浮かべてモジモジしている様子が可愛くて。抜かずの八発コース、確定でした!」

・ダンピールを妻に持つ男性
「まだ、彼女がダンピールだと知らずに交際していた頃。いくら呑んでも酔わない彼女が、すでにベロベロになっていた僕に言いました。『実は私、魔物なんだ。嫌いになった?』。もちろん、僕の答えは“いいえ”。さすがの彼女も、お互いに素面の状態では言い出しにくかったのでしょうね」

・ラミアを妻に持つ男性
「私の奥さんは、酔うと決まって『嫉妬深くてごめんね。色々束縛してごめんね。でもねでもね、アタシは本当に、あなたの事が大好きなんだよ』と涙目で切々と訴えて来ます。その姿が可愛くて、“わかってるさ。平気だよ。愛してるよ”と言いながら、私は奥さんの肩をそっと抱くのです」

・大百足を妻に持つ男性
「ジパングのスシ文化は、本当に恐ろしいものです。先日、妻が形部狸さん経由で【フナズシ】という強烈な代物を入手して参りました。その匂い、見た目、味など、全てを合計した破壊力は、私にとって妻の毒と同等のものでした。ジパング酒に合う一品らしいのですが、ちょっと……」

・龍を妻に持つ男性
「私の妻は、酔うと素敵に上機嫌になります。そして、『んっふっふ〜♪』と笑いながらその長い体を私に巻きつけ、『ラミアしゃんの真似ですよぉ〜♪』と言いながら、キスの嵐。もうつくづく、本当に、心の底から、何て可愛い子なんだろうかと思いますね」
12/10/07 04:43更新 / 蓮華
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