彼らのイースター 後編 1 divergence
とりあえず、一組づつに分かれる
和也「よし」
雫の設定では、俺は学校の生徒らしい
雫『明日は、卒業式ですね』
和也「はい、お世話になりました」
雫『進路決まってるの?』
和也「一応は」
雫『そう、なら良かった』
和也「…」
雫『明日以降で予定ない日ある?』
和也「明後日なら、明日は一応友人たちと最後のばか騒ぎするので」
雫『解ったわ。』
明後日の九時にまた来るらしい、どうしたんだろうか…
和也「今日は久々に楽しかったな…明日も明日だし、寝るか」
もう日付が変わっている、はやく寝ないと寝坊してしまう
和也「…そろそろか」
時刻は八時二十分、顔を洗って朝飯(昨日の残りのシチュー)を食べた上で歯磨きと着替えをやるにはちょうどいい時間だ
和也「よし。」
出掛けるかもしれないので着替え終えると、雫さんは来たようだ。モニターに顔が写っている
和也「今開けます」
父さんと母さんは多分買い物だ、市場で安くて新鮮な食べ物を買いに行ったのだろう。
雫『出かける準備は、良さそうね♪』
和也「えぇ。」
そのまま財布とスマホを持って出かける
和也「…」
彼女の運転する車にのせられ、俺は何処かへと連れていかれる…
次は瑠璃だ
和也「さて、電話もあったし届いてるな。」
そのまま彼女の家に向かう
和也「来たぞー」
瑠璃『今開けるね。』
俺の彼女は瑠璃、病弱だがそれ以外は俺にはもったいないほどの女の子だ。
和也「届いたんだよな?」
瑠璃『うん。』
俺が送ったのは運動用のマットのセットだ、話によるとこのメーカーのものは見たことが無かったが実績は確かなようで体質改善に大きな効果を発揮するものとの事なので彼女に贈ったのだ。
和也「なら、マットで少しずつ運動していこう」
かくいう俺も動きやすい服を持参してきた。
瑠璃『うん。』
そのまま着替えて大部屋に行きマットを敷く
瑠璃『ちょっと前まで着たくても着られなかったんだよね…』
和也「…そうか。」
彼女は病弱で体育の授業はほぼ見学だった、だから意味のある体育服の使い方ははじめてなのかもしれない。
和也「なら、まずは柔軟体操だな」
各自で柔軟体操をしていく
瑠璃『ふぅ…はぁ…』
病弱故か体力には問題があるかもしれない、俺はメニューを軽めのものにして見てからにしようか?と考えるのだった。
次は楓だ
和也「…よし」
幼馴染みから明日は暇か?というLINEが入ったのはその日の夕方だった
和也「何なんだろうな、用事…」
行けることをメッセージで伝え、その日は少しだけ早めに寝ることにした。
和也「さて、時間か。」
そのまま彼女の家の神社に向かう
和也「お、居るな。」
楓『いらっしゃい♪』
和也「で、俺にしか頼めんこととはなんだ?」
楓『うん、こっち…』
彼女は俺を本殿とは別の建物に案内していく、確かあそこは巫女舞や神楽の練習場だったはずだが…
楓『なら、行くよ?』
和也「???」
楓『巫女舞の練習してて、完成レベルまで何とか持ってこれたから見てほしかったの』
和也「なるほど、分かった。」
彼女の決意に満ちた目、そして彼女には好きな人がいるという噂。この二つから俺が導き出したのは、リハーサルの見る相手と言うことだろう
楓『〜♪〜♪〜♪♪』
普段着でやっているとはいえ、動きも滑らかに繋がっていて淀みもない。美しいと感じた。
楓『どう、かな…』
和也「これなら多分大丈夫だと思う」
楓『良かった…』
和也「…」
さて、本番相手のために俺の役目は終わった、帰るか。
彼らのイースター 後編 1 divergence おわり
和也「よし」
雫の設定では、俺は学校の生徒らしい
雫『明日は、卒業式ですね』
和也「はい、お世話になりました」
雫『進路決まってるの?』
和也「一応は」
雫『そう、なら良かった』
和也「…」
雫『明日以降で予定ない日ある?』
和也「明後日なら、明日は一応友人たちと最後のばか騒ぎするので」
雫『解ったわ。』
明後日の九時にまた来るらしい、どうしたんだろうか…
和也「今日は久々に楽しかったな…明日も明日だし、寝るか」
もう日付が変わっている、はやく寝ないと寝坊してしまう
和也「…そろそろか」
時刻は八時二十分、顔を洗って朝飯(昨日の残りのシチュー)を食べた上で歯磨きと着替えをやるにはちょうどいい時間だ
和也「よし。」
出掛けるかもしれないので着替え終えると、雫さんは来たようだ。モニターに顔が写っている
和也「今開けます」
父さんと母さんは多分買い物だ、市場で安くて新鮮な食べ物を買いに行ったのだろう。
雫『出かける準備は、良さそうね♪』
和也「えぇ。」
そのまま財布とスマホを持って出かける
和也「…」
彼女の運転する車にのせられ、俺は何処かへと連れていかれる…
次は瑠璃だ
和也「さて、電話もあったし届いてるな。」
そのまま彼女の家に向かう
和也「来たぞー」
瑠璃『今開けるね。』
俺の彼女は瑠璃、病弱だがそれ以外は俺にはもったいないほどの女の子だ。
和也「届いたんだよな?」
瑠璃『うん。』
俺が送ったのは運動用のマットのセットだ、話によるとこのメーカーのものは見たことが無かったが実績は確かなようで体質改善に大きな効果を発揮するものとの事なので彼女に贈ったのだ。
和也「なら、マットで少しずつ運動していこう」
かくいう俺も動きやすい服を持参してきた。
瑠璃『うん。』
そのまま着替えて大部屋に行きマットを敷く
瑠璃『ちょっと前まで着たくても着られなかったんだよね…』
和也「…そうか。」
彼女は病弱で体育の授業はほぼ見学だった、だから意味のある体育服の使い方ははじめてなのかもしれない。
和也「なら、まずは柔軟体操だな」
各自で柔軟体操をしていく
瑠璃『ふぅ…はぁ…』
病弱故か体力には問題があるかもしれない、俺はメニューを軽めのものにして見てからにしようか?と考えるのだった。
次は楓だ
和也「…よし」
幼馴染みから明日は暇か?というLINEが入ったのはその日の夕方だった
和也「何なんだろうな、用事…」
行けることをメッセージで伝え、その日は少しだけ早めに寝ることにした。
和也「さて、時間か。」
そのまま彼女の家の神社に向かう
和也「お、居るな。」
楓『いらっしゃい♪』
和也「で、俺にしか頼めんこととはなんだ?」
楓『うん、こっち…』
彼女は俺を本殿とは別の建物に案内していく、確かあそこは巫女舞や神楽の練習場だったはずだが…
楓『なら、行くよ?』
和也「???」
楓『巫女舞の練習してて、完成レベルまで何とか持ってこれたから見てほしかったの』
和也「なるほど、分かった。」
彼女の決意に満ちた目、そして彼女には好きな人がいるという噂。この二つから俺が導き出したのは、リハーサルの見る相手と言うことだろう
楓『〜♪〜♪〜♪♪』
普段着でやっているとはいえ、動きも滑らかに繋がっていて淀みもない。美しいと感じた。
楓『どう、かな…』
和也「これなら多分大丈夫だと思う」
楓『良かった…』
和也「…」
さて、本番相手のために俺の役目は終わった、帰るか。
彼らのイースター 後編 1 divergence おわり
20/04/21 23:40更新 / サボテン
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