連載小説
[TOP][目次]
彼らのイースター 前編
楓の誕生日から数日後の午前中…

和也「その服は?」

楓『今日はイースターです♪』

和也「だからか…なるほど…」

雫『…♪』

瑠璃『…♪』

彼女たちはウサギの、というよりは明るい色合いのバニーガールというべきな格好をしている…

和也「君達は、いや…」

君達は狐だろうと突っ込もうと思ったが野暮だろう…

楓『イースターの食べ物もありますよ♪』

和也「おお、ってもう昼か」

最初に出てきたのは、卵?

雫『卵型のパンです♪』

和也「食べても?」

瑠璃『もちろん♪』

和也「では、いただきます」

楓『いただきます♪』

ふわふわの食感だがどっしりとしている、味も美味しい…

和也「うん、美味しい」

楓『次はスコッチエッグです』

和也「卵か卵形尽くしか、イースターだしな」

雫『はい♪』

とれたての卵を使っているのか弾力も高い

和也「んん、美味しいな」

そして昼食を終えて…

瑠璃『デザートです♪』

彼女たちは冷蔵庫から卵形のものを何種類か出してきた

和也「いくつか種類があるのか」

楓『はい♪』

和也「これは?」

雫『食べてみてください♪』

早速持ってみるが、卵というには少し重たい

和也「これは、どうやって食べたらいいんだろ」

瑠璃『上を少し割ってみて♪』

よく見れば少しだけ穴が開いているのでそこを広げてみる

和也「これは、プリンか」

楓『はい♪』

和也「では、いただきます」

早速食べるが優しい味わいだ…

和也「んん、美味しいな」

雫『なら、次はこれです♪』

今度は卵形の、アイスクリームか?冷気が出ている…

和也「アイスクリームだな」

雫『はい♪』

和也「では…」

よく卵形に出来たものだと思う…

和也「どうやって卵形に?」

雫『卵に穴を開けて、そこに液を入れて、中身をかき混ぜるように魔法を掛けました♪』

和也「あ、魔法とかは得意分野だったな、そういえば」

早速食べるが、こちらも優しい味わいだ…

和也「んん、美味しいな。」

瑠璃『最後は、これ♪』

渡してきたのは卵蒸しパンだ、卵形の

和也「いただきます。」

早速食べるが、味はプレーンで卵とミルクの旨味が引き出されていて美味だ…

和也「ごちそうさまでした、美味かった。」

午後からは、イースターのイベントをやることにした

和也「こんなもんかな」

各自でイースターのバスケットを作る

楓『出来ました♪』

雫『完成です♪』

瑠璃『でーきた♪』

各自でとりあえず作った


和也「俺のはこれだ」

あえてメタリックカラーの卵やバスケットを選んでみた

楓『ロボットとかのイースターだとしっくり来ますね』

和也「フルメタルイースターって感じだ」

雫『とはいっても、どぎつい色は使ってませんね』

瑠璃『うん、色合いは淡くて春らしいメタリック♪』

和也「趣味むき出しにしたら多分イースターは形だけになる」

楓『なら、次は私ですね♪』

彼女が出したバスケットは、なんと言うかイースターだがどこか懐かしさを感じる色合いのものだった

和也「これって、まさか」

楓『はい、和製の色だけで作ってみました♪』

和也「なるほど、だから俺が懐かしさを…」

雫『同じような色合いでも差があるんですね〜♪』

瑠璃『いろいろある♪』

雫『次は、私ですね♪』

雫のバスケットは、パステルカラーで艶のないものだった

和也「これは、あえて艶なしか。」

雫『はい♪』

艶がないからか、手作りの暖かさを感じる…

瑠璃『何か、心が暖かくなるね♪』

楓『はい♪』

瑠璃『最後は、私ね♪』

瑠璃のバスケットは、全部クリアカラーのものだった

和也「これって、卵は宝石っぽいな」

瑠璃『さすがにそこまでお金かけないよ、ガラス玉。』

和也「なんと言うか、日差しが入ると光りそうだ」

楓『でも、眩しさは控えめで優しい光り方ですね♪』

雫『思ったほど重たくは無いですね♪』

雫は持ち上げてみたらしい

和也「なら、他のイベントもやるか」











イースターのイベントも佳境には入り、夕食も終わった

和也「…」

瑠璃『ウサギって、ふふ…❤️』

雫『…♥️』

楓『ある程度成長してからは、ずっと発情期なんですよ…💕』

和也「知ってた」

イースターの第二幕が、始まる

彼らのイースター 前編 おわり
20/04/16 11:23更新 / サボテン
戻る 次へ

■作者メッセージ
どうも、サボテンです

今回はイースター編です

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33