連載小説
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ブリジットが語る 誘惑大作戦(エロあり)
今度はオレのところか、クロに聞いたまでで歴史の話は全部終わってるから、オレはもうそんなめんどくさいこと語る必要ないんだよな?
むしろそっちを語ってもらうのが正道のはずなのにクロとフレッドは歴史のことばっか語った? そりゃあいつらあれで結構石頭だからだよ。
面白そうな話は二つあるんだよ、両方順番に語らしてもらうとするか。
それじゃ最初はオレが今でも惚れ続けてる男とオレの話。
今は人間の領主をしてるクロが、まだ若かった時のことだ。
当然一つ下のオレも、まだ二十歳になってなかった。
オレはあいつの女になるために、幾度となく夜這いを決行してた。
これはその最後の一回の話だ。


二十二年前のことだ。
まだオレの両親は各国めぐる気楽な旅に出てなかったから、オレと一緒の家で暮らしていた、とはいえ当時はお世辞にも呑気にしてられるとは思えないような戦争の真っ最中だったから、両親ともなかなか家に帰ってこれなかったけどな。
当時のオレは城壁建造組兼防衛に当たる第四隊の一員。
「退け! これ以上戦う道理はない!」
相手の騎士たちの指揮をしてた男がそんな風に指示を出す。
それとほぼ同時に、デビルバグといい勝負できそうな速度で騎士たちは一目散に撤退していく。実際にデビルバグ見たことないんだけどな。
理由はよくわからないんだが、相手の指揮官を務めてた脂ぎったデブがもうここにいないらしい、クロードさんが突っ込んで行ったら一目散に逃げたんだそうな。
クロードさん率いる第一隊も戻ってくるが、その中にクロがいない。
「クロードさん、クロは?」
「は? クロスならそこに………どこにいる?」
今やっといないことに気づいたらしい。
「あの、クロードさん、若様なら相手の指揮官が逃げていったときそれを追って行っちゃいましたよ?」
クロードさんの部下の一人が報告する。
クロのことを若様と呼ぶ奴はそんなに多くなかったが、名前は覚えてない。
「先に言えよ! って言うか止めろよ!」
「無理言わないでくださいよ、若様怖いし足めっちゃ速いんですから。」
まあ、人間よりはるかに足速いはずのオーガと並走できる奴を止めるなんてきついよな。
「何で俺の息子は母親に無駄なところで似て豪快かねぇ……」
クロードさんが頭を抱える。
口じゃなく行動で語るクロの姿勢は今も昔も大して変わらねー。
ってか、人間の領主って言う立場上の制限がある今以上に、この当時のあいつは恐ろしくフットワークが軽かった。若さゆえに考えるより先に体が動く傾向があったのも大きな理由だと思う。
「まぁ、帰って来次第お仕置きだな。」
オレはそのクロードさんの言葉にクロのことを憐れみながら、家に帰った。
ちなみにその日クロは殴られて空中で一回転したらしい、知ってるって?


「誰もいないってなぁ。」
帰ってきても、おふくろも親父も仕事があるからまだ帰ってきてない。
オレの家は今は周囲にそこそこ人が増えているけど、当時はまだ町から外れた場所にポツンと取り残されるようにあった、やっぱりオーガは怖いらしい。
「ま、都合は良いがね。」
さっさとベッドに戻ると、すぐに横になる。
腰を覆う布をずらすと、そのまま秘部に右手の指を這わせる。
にゅぶぶぶぶぶ
そのまま、乱暴にねじ込む。
「ンっくぅ……」
時間つぶし程度の目的だが、オレはクロが家に戻るまで、こうやってオナニーにふけって準備を整えておく。それが終わるころには夜になるから、そしたら夜這い。
アメリアも最初は嫌がったけど、失敗してしょんぼりしてるオレを見ると徐々に何も言わなくなって、通い妻のようなオレのことを黙認してくれている。
「ま……一度も中出しされたこと…ないんだけどな。」
中出しどころか一度もオレはクロをイかせたことがない、おかしいくらいにあいつには達者で、いつもオレがイかされて為す術もなく惨敗してる。
だがいつか絶対勝ってやる。
ぢゅく ぬぢゅ ぢゅぷぢゅぷぢゅぷぢゅぷ
「ンくっ、オぁっ!」
その闘争心を指の激しさに変えて、オレは俺にがっつくクロの様子を妄想しながら(一度もがっつかれたことはねぇ、いつも淡々だ)準備を整える。
ぢゅぷぢゅぶ じゅぐじゅぐぐぢゅ
「くっ! ンンっ!」
ほとんど右手の指を根元まで入れて、中を乱暴にかき回す。
特にGスポットを入念にこすり上げる、これが飛びそうなほど気持ちいいんだ。
体が温まってくると、オレの自慰はさらに一段階先に行く。
しゅるっ きゅくきゅむきゅむにゅ
空いていた左手を胸を覆っていた布の下に滑り込ませて、乳を揉む。
そうしながら、オレの右手はベッドの近くに置いてあったものを手に取る。
木の張りぼてに、防水性のある布を巻いただけの簡素なディルドー。
それをつかむと、オレは迷わずそれを奥までねじ込んだ。
ずぶっ にゅぶぶぶぶぶぶぶ ごづん
「うぁっ……ハっ…」
力強く最奥を突かれる感触に、オレは声も出せずに小さく悶える。
これがクロのだと想像したら、それだけで簡単に達しそうだ。
けど、達しちゃだめだ。
不完全燃焼のまま、準備万端でクロのところに行く。
これが重要。
そうやって考えながら、オレはイかないように自慰を続けた。


ここはクロの部屋、アメリアの気づかいによりクロはここから出られない。
「おい……寄るな来るな。」
目を欲望にギラギラと光らせて、オレはクロを壁際に追い詰めていた。
普段なら棒術で叩きのめしに来るところだろうが、あいにく棒もここにはない。
目の前にいる男を犯す。
オレが欲しい男はオレのものにする。
その欲望しかオレの頭にはなく、触れた瞬間一瞬で押し倒して服をひきはがすという計画まで立っている。
「うんざりだ……」
心の底から腹立たしげにクロが呟く、その瞬間が好機!
一瞬で距離を詰めて、クロを仰向けに押し倒す。
そのままつかんだ服を全部力任せに引きはがすと、まだ準備すらできてないクロの息子を躊躇なく口に含む。
そのまま
にゅぼっじゅぼっじゅぶぶぶじゅるるる
激しいフェラを開始する。
「くっぅっ!」
クロもすぐに反撃に転じる、オレの尻をつかむと、そのまま指を秘部に突っ込んでくる。
「また準備万端か、変態。」
既にぐっしょり湿ってとめどなく涎を出すオレの秘部を見て、クロが言う。
クロの物が少しずつ起ってくる。
しかし、オレはそんなことも気にせず喉の奥まで息子を含んで、べろべろ根元を舐めながら喉奥で亀頭を刺激する作業に夢中になっている。
と、
じゅぐ こりこりこりこりこりごりっ!
「―――――――――ッ!!」
オレのまんこに突っ込まれたクロの指が、Gスポットを容赦なく攻め立てる。
その刺激にすでに出来上がっていた俺が耐えきれるわけもなく、
ぶしゃああああああ
潮をクロの顔面に吹きかけながら、オレは一回目の絶頂を迎える。
「諦め」
「うっせぇ! オレはまだ負けてねぇ!」
じゅぼぼぼぼぼ ごつん!
諦めろと言おうとしたクロをまたも押し倒し、今度は秘部で息子を呑みこむ。
「ほァっハァアぁ―――――――――――!!」
しかし焦りすぎたせいだろう、反則的な勢いでオレの膣を割り開き、子宮口まで達したクロの一物に、オレはまたも絶頂を迎えさせられる。
体から力が抜けて、クロの体の上に落ちそうになったがどうにかこらえる。
絶頂させられてすぐに挿入はきつかったか、想定と現実は違う。
「あ…あぁ……っく!」
じゅぐっ ごつん! ごっ! ごっ! ごっ!
動こうとした瞬間、クロの腰がそれよりも速く動き出す。
亀頭がまるで生物のように、力いっぱい精密にオレの子宮口に頭突きを仕掛ける。
「くァっ! ああっぁっ! ヒィン!」
イった直後の敏感な体を容赦なく攻められ、為す術もなく喘ぐしかない。
「さっさと堕ちろ。」
淡々とした、と言うよりはどこかうんざりした口調でクロが言う。
「りゃれが! 堕ちてやるきゃぁっふぅ! きょうこしょんぁぁっ!」
反論しようとしても呂律が回らず、その上クロの速いピストンに翻弄されてまともな言葉を放つことすらできない。
いつも通りのクロのペースに乗せられてしまう。
ごじゅ じゅぽっぐぼん! じゅごつん! じゅぶじゅっぷじゅっぷ
「あ゙っあ゙っゔあっ ヒぉッホをぉお!」
一回突かれるごとにオレは情けない喘ぎ声を口から出してしまう。
だらしなく開いた口からは涎が垂れ流され、股ぐらからは本気汁がとめどなくあふれる。
ほとんどいつイってるのか理解できないほど、脳味噌が溶けて顔にある穴全部から流れ出しそうなほど気持ちいい。
クロが俺に使ってるのは普通の人間の男が身につけてるような技術じゃ絶対ない。
「さっさと気絶しろ、あとがつかえてる。」
いつの間にかオレ上位の騎乗位だったのが、クロ上位の正常位に代わっていた。
淡々とオレの一定のペースで奥に突き込みながら、それでもオレの弱いところに全部当たる様に工夫して突っ込んでくる、そのおかげでオレは
「あ゙ぁ――――――――――――――――っ! あ゙―――――――――!」
ほぼ毎秒イきっぱなし。
涙と涎と鼻水で顔面をグシャグシャにして、一方的に相手に翻弄され続けるなんてオーガとしてあるまじき失態をさらす。
体はがくがくと壊れたように痙攣し続けるばかりなのに、オレのまんこは必死になってクロから与えられる快感以上のものを求める。
これ以上されたら壊れそうなほどの快感にとろけたオレに、さらなる追撃。
ぴんっ
クロの指が、オレたちの結合部のちょうど真上にある小さな突起を軽くはじいた。
「ふぁヒピィい――――――――――――――――――!!!!!」
たった一発で、オレは極彩色の火花として視覚化された快感に頭をぶち抜かれる。
ぶっしゃあああああああああああああ
恥ずかしげもなく無様に体を躍らせながら、オレはクロの部屋のあちこちにマーキングする犬みたいに潮をほとばしらせる。
しかし、オレのことを気遣うんじゃなくオレを気絶させるための攻撃。
一発程度で終わらしてくれるほど、クロはお人好しじゃあない。
きゅぅっ
さっきの一発でビンビンになったオレの豆をつまむと、
くりゅりゅりゅりゅりゅ ぐりんくにゅん
千切れるんじゃないかと思うほど激しくしごく。
「へひゃぁオ! ほっひぃあ! んにぃいいいいいいい!!!」
頭の中が真っ白になって目の前を縦横無尽に雷が走る。
四肢がオレの意志を完全に無視して突っ張り、目の焦点が合わなくなる。
口から言葉が出てるって自覚すら覚えない、自分が今どうなっているかもわからない。
そのうち、目の前は真っ暗になった。


起きると、クロとアメリアの夫妻がオレのことを見つめていた。
リベンジ対策なのか、クロは片手に棒を持って。
「ブリジット、今までお前が聞こうとしなかったある事実を教えてやる。」
神妙な面持ちでクロは言う。
いつもそんな感じの顔してるとか言われればそれもそうかって感じではあるが、何となく神妙そうだったんでそう言うことにしといた、反論は受け付けん。
「俺は、アメリア以外の人間に絶頂できない。」
どこか申し訳なさそうな口調でクロが言う。
一方のオレはと言うと、その言葉の意味が分からずにぽかんと口を開くだけだった。
「浮気防止魔術を使ってるんですよ。本来なら私以外の人間に性的興奮を覚えること自体難しいはずなんですが……」
「それくらいの愛着はあるってことで勘弁してくれ。」
だんだん言っている意味の理解ができて来ると、
「ちょっと待てや、オレは今まで勝ち目のない勝負してたってことかよ! 何で一言もそんなこといわねぇんだ! やり直しを要求する!!」
「却下だ。」
クロが即答する。
「第一、俺は何度も言おうとした、だがお前が聞かなかった。」
言葉を喪う。
「と言うことなんですブリジット、クロスのこと、諦めてくれます?」
アメリアが不機嫌そうに言い放つ。
何でなんだか、アメリアから発情したメスの匂いがする気がする。
「あークソ! 諦めてやるよ! 代わりに息子の一人オレの婿によこせよ!」
「本人がそれを納得すれば。」
いらつきながらも、仕方がないと割り切って俺は部屋を出た。


まぁ……そう言うわけで俺はふられたわけだ。
ついでに言えば息子どもも全員他の女を好きになりやがってそっちと幸せになろうとしていやがる。
そう言うわけで、孫を狙ってる。
人間の男が生まれるのはハロルドのとこだけだ。
次の話なんだが、そこそことんでもないぞ、オレが薬を盛られてハードに凌辱されるお話だ。
こんな恰好で普段から生活してるからな、野郎どもの獣欲をかきたてちまってたらしい。



21/06/24 06:07更新 / なるつき
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■作者メッセージ
ブリジット プロフィール
ローディアナ王国クルツ盆地生まれ 魔物・オーガ 職業:酒蔵店主
クルツに住んでいる魔物の中ではルミネ・ツィリアに次ぐ古参のオーガ。酒蔵『ダグダ』の店長であり、皆の頼れる姉貴分。
恋破れ、その息子に期待するも息子も他の女と結ばれ、現在孫を待っている。
非処女 恋人なし

こんな感じでクロくんはブリジットの求愛を華麗に拒み続けたわけです。
性技を鍛えたのはほかならぬブリジット。

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