連載小説
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自分という名の存在意義
 俺は、何処かの孤児院から連れてこられたらしい。
 何故かは知らないが、10才までの記憶が一切無いのだ。
 だから、当然両親の顔なんて知らない。

 けれども孤児院から連れてこられた俺でも…いや、そんな俺だからこそ、こんな夢を見るのかも知れない。

「…母さん、俺、大人になったら俺みたいな人間でも幸せに暮らしていけるような、孤児院を経営していくよ」

 それは、俺が高校に入学する前、中学最後の夏の事だった。
プロローグ 〜研究所からの逃亡13/07/27 06:23
Episode1 〜それがなんなのか分からない13/08/02 01:21
Episode2 〜自らの身体13/08/02 01:21
Episode Ex 〜真に怖いのは…13/08/05 03:35
Episode3 〜本来の姿13/10/16 00:00

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まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33