連載小説
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悪夢と踊る





「ぅあっ・・・あっ、んあ!」

王はクッションに背を預け仰向けでだらしなく足を開いて快楽を享受している。
サキュバス・・・エルミダーシェの手管は後宮に仕えるどんな女の技より優れており、王の指先から髪の毛の一本一本に至るまで快感で震えていた。

「ぁあ、ルードウィック様・・・このように立派なモノをお持ちなのに、何て可愛いお声で鳴かれるのでしょう」

反魔物領では無いが人魔両方にとっての中立の国の為、街には交易目的や旅の魔物娘は居ても居住が出来るものは特殊な場合でしか許可されないドゥトーチではさすがに後宮までは魔物娘が入り込んで居なかった。
そのため、王は魔物娘と触れ合う初めての快感に驚愕し酔いしれるばかりであった。

エルミダーシェはその愛らしい小さな唇や豊満な乳房で王のペニスを愛撫しつつ、自由自在にくねる彼女の尻尾は王の肌を優しく泡立てていく。
王の若いペニスは弾けんばかりに高められていて、じっくりとした愛撫にいつ精を放ってもおかしくなかった、しかし・・・


「私のっ、望む、もの・・とはぁっ、何っ、なのだ?」

王はだらしなく涎を垂らし快楽に歪めた顔を必死にエルミダーシェに向け、彼女の言う『王の望み』を聞こうと抵抗していた。
冷静に考えてみれば自らの心の内の事である、今日会ったばかりの他人に何ぞ言われる筋合いの無い事であるのは明白であったが、エルミダーシェの魔力と快楽攻めの虜になった王は答えを欲していた。
王の心の中に彼自身でも気づかない欲求が潜んでいると、王は気づいていたのかもしれない。

「ふふ、可愛いお人、貴方が・・・否『貴方たち』が望む事を私は叶えて差し上げたい・・・」

先端を優しく撫ぜる舌が、括れをやわやわと持ち上げ擦るように刺激して圧迫する乳たぶが、王の思考を鈍らせて快感だけしか考えられなくしてゆく。

「ぅあああっ!・・・ああっ」

王はとうとう射精欲求に抗えなくなったのか、尻尾が撫ぜる太ももをピクピクと動き膝が震えている。
顎を仰け反らせて口を開けたまま涎を垂らし、頑是ない子供のようにふるふる頭を振って快感に耐える王の姿はエルミダーシェの母性本能を擽る。

「気持ちが良いのですね、ワタクシのオッパイにオチンポを挟まれて、先端の割れ目を舌でグリグリされてイってしまいそうなのですね?!」
母性と共に興奮も煽られたエルミダーシェは上下させていた乳房でペニスの根本を包み左右に捏ねてその起立を翻弄し、先端からカリ首をずっぽり口に含むと今にも爆発しそうなペニスを思い切り吸い上げた。

「ふっ、あ・・・あっ、ああああああ!!」

途端、白く粘度のある液体がたっぷりとエルミダーシェの口内に放たれ彼女の喉を潤した。
勢いのあるソレに負けじと深く銜え込んだ彼女は、最後の一滴も残さないように喉を使ってずるずると吸い出すと、舌を使い尿道をもしゃぶり尽くす。

「んくっ、こくっ・・・あぁん、ふぅ・・・美味しい♪」

飲み干せなかった白濁が小さな口から溢れて零れたものも指で掬い、一滴たりとも余さず飲み込んだエルミダーシェは、強烈な射精の衝撃に呆ける王にニコリと微笑みかけ、目線を合わせる。
「たっぷり出して下さったから、これでアナタの望みを叶える為の力を得たわ。これからもっと、も〜っと気持ちよくしてあげる・・・」
喜色満面のエルミダーシェの言葉も届かないのか、ぼぉっとした王は普段の理知的な瞳を濁らせて『もっと、気持ちよく』と言う言葉にピクリと反応した。

「うふ、素直でいい子・・・アナタが私の姉妹になってくれるのがとても楽しみ♪」

不穏な彼女の言葉にも疑問を抱かず、もっと快楽を享受したいと王は頬に添えられたエルミダーシェの手のひらに甘える。
クスクス楽しそうに笑う彼女の指先が王の頬から首筋、胸や腹筋を撫ぜて下腹部に達してペニスを辿り、王の後孔にちょんっと触れた。
触れられた所に違和感を覚えたのか、少々訝しげに寄せられた眉間にエルミダーシェは優しくキスを落として囁く。
「とっても楽しくって、気持ちのいい事・・・してアゲル」
もうルードウィック様の精を味わえなくなっちゃうのは勿体無いけどね・・・そう言うや否や、エルミダーシェは王のまだ拓かれていない部分に自らの愛液で湿らせた尻尾をずぷっと差し込んだ。



「っつ!?が、ぅがあああぁっ!!」



愛液でぬめって滑りが良い尻尾とは言え、初めての行為に馴らしも何も行っていないソコは急な拡張に引き千切れんばかりの痛みを生み、王の体を強張らせる。
「すぐに良くなるから力を抜いて」等と自分も処女地への挿入で少しきついのか、美しい顔を顰めるエルミダーシェに王は叫ぶ。

「抜けっ!ぬっ・・痛ぃ、いたいっ!!ぁあああっ!!!」

尻尾のカリ部分が通る刺激が焼けつく痛みとなって王を苛む、頭を振り体を捩じろうとするも、しかし上から押さえつけるサキュバスの力に人間の王は敵わず、ずるずる直腸を抉られる痛みに耐えなければいけなかった。

「うっぷ、気持ち悪い・・・抜いてっ、くれぇ・・・」

入口の引き攣る痛みも然る事ながら、体の奥深くまでズリズリと侵入される違和感にとうとう弱く懇願を始めた王の頭を撫ぜながら、エルミダーシェは微笑んだ。

「痛いのはもう終わるわ、後は、気持ち良いだけ」

言い終わるや否や彼女の尻尾からねっとりした魔力が王の腸内に流れだし、焼けつく痛みは途端に灼熱の疼きへと変わっていく。

「ふぁあ?・・・ぁ?ああああっー!!?」

腸内の異物感も熱さとむず痒さに変わっていくと、王は引き締まった背を仰け反らせて尻尾が埋まった部分をシーツに擦り付けるように腰を揺すりだした。

「ぁん、ふふっ・・・我慢できないのね♪」
「ぁあん、あっ、ぅあ・・・擦って、お尻の中こすってぇぇ!!」

未知の感覚に先ほど解放したばかりのペニスをビンビンに反らした若い体は欲望に忠実で、甘えた声を上げながら蹂躙者に快楽を懇願する。

「ふぁっ、可愛い子・・・」
ぱんぱんに張ったペニスを王自らの手に握りこませたエルミダーシェは、その滾りの丁度根本付近にあるしこりを尻尾の先端で抉った。





「っっーーーーーーーーーぁ         !」




体全体を仰け反らせ、ガクガクと白目を剥きながら暴力的な快感に達した王の頭と体の中が真っ白に染め上げられてゆく。

と、射精をし切り弛緩してゆく王の体が、エルミダーシェの魔力に中てられて内側から徐々に変化が始まった。


高貴ですべらかな肌は増々瑞々しさを増して白く絹の如き手触りとなり、月光を映した金糸が流れる頭部の左右からは黒く艶めいた角がするすると生え、すべらかな胸筋が張っていた胸板はうっすら柔らかい肉に覆われた薄いものになり、きゅっと括れた腰からは蝙蝠のような羽とまろやかなお尻からはヌラヌラと黒く卑猥な尻尾が生えていった。
そして、あれほどまでに力強く性別を主張していたペニスが無くなって、代わりに薄い金色をした茂みの中には一本の筋が描かれていた。

「ぁふぅ・・・・」

ぴっちり閉じた筋を惜し気もなく曝したまま投げだした柔らかく滑らかなその脚は、未だお尻の穴に入りっぱなしのエルミダーシェの尻尾に僅かな快感を与えられてはピクピクと震えている。

「起きなさい」

悪魔の快楽に染め上げられて変身を遂げた王は、エルミダーシェに声を掛けられても、薄く目を開くばかりで反応しない。
それならば、とエルミダーシェ体内に深く滑りこませていた尻尾を無情にも一気に引き抜いた。

「ぉふぉおう!!??」

腸壁を引きずられた快感に僅かに達しながら王は飛び起きると、涎や涙でべちょべちょになった顔でエルミダーシェに向きなおった。

「なっ何を、するっ!・・・?!」

勢い、不機嫌を露わにして抗議した自分の声が普段より何オクターブも高い事と、向き合う彼女との目線の位置が逆になっている事に違和感を覚えた王は、自分の体を小さくなってしまった手で恐々と擦り、その感触にまさかと思い念のため・・・念のため確認をしようと自分を見下ろすものの、見慣れた在るモノが無いのに気づいてしまった。

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

止まっていた手を胸に当てると、長年の武術やら何やらで逞しく鍛え上げた胸筋ではなく、柔らかな・・・だけど僅かで控えめな胸を触る事となる。





・・・・・・・・・むにっ・・・







「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っななななんあ!むぐっ?!」


新たに自分の体の一部になった黒く艶めく羽をばたつかせて叫び出した王は、エルミダーシェの大きな胸で口を塞がれて押し止められた。




「落ち着いて、ご説明差し上げるから」





12/05/11 23:07更新 / すけさん
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■作者メッセージ
エロをエロく書ける人を私は尊敬します。
不完全燃焼に一山を越えました。
人様に読んで頂く事を念頭に・・・つづく。

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