多分眠っていた。どれぐらい眠っていたかはわからないが、眠っていることは分かる、だが…

｢やぁ、おはよう♥｣

夢を見ないで眠っている時に見る暗闇の中でそんな声がした気がする…
いや、しているのかもしれない…
（咲来が起こしに来てくれたのかもしれない…）
と思いつつ目を開けてみると…
｢うわっ！？なんだココ！！｣
一瞬春鷹の部屋に見えた気もしないが、春鷹ベットの上で眠っていたはずだ。しかし、今は椅子に座っている。椅子も春鷹の部屋には無かったはずだ…そして、机を挟んだ向かい側に、声の主は居た。
｢初めまして♥｣
｢どちら様でしょうか？｣
｢私はナイトメアのメア♥君から精をもらいに来たんだ♥｣
｢おやすみなさい…｣
｢ちょっとちょっと！私だけ名乗らせといてあんたは名乗らないの！？｣
｢いや、そっちが呼んだんじゃないですか。見知らぬ僕の事の精を取ろうとするとかどんだけ淫乱なんですか貴方は…｣
｢いやいやいや、ちょっと待って！？急にナイスバディで、エッチそうなお姉さんが来たら興奮するでしょ普通！？｣
｢それ自分で言っちゃうんですか…｣
｢ええそうよ！｣
｢もしかして、頬をつねったら帰れたりしますかね？｣
｢ちょっと、待って待って！！！お願い！つねったら夢覚めちゃうから！つねらないで！｣
｢では、さいなら〜｣
｢あー！待って待ってお願い！手動かさないで！頬に指付けないで！つねらないで！あああああ！！！………
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｢お兄ちゃん！｣
今度こそ咲来の声が聞こえてきた。
とりあえず目を開けた…
｢あぁ…おはよう…｣
今度こそきちんと起きることが出来たみたいだ。
｢大丈夫？なんかすごくうなされてたよ？｣
｢んんー？まぁ、良くない夢見てたかな？｣
｢そうなんだ…まぁ、とりあえずお昼ご飯まだ食べてないでしょ？お姉ちゃんたちがご飯作ってくれたから、一緒に食べよ！｣
｢あの〜｣
｢どうしたの？｣
｢さっきドア間違えて開けたの…｣
｢あ〜大丈夫！もう気にしてないよ！お兄ちゃんのせいじゃなかったし！｣
｢え？｣
｢お兄ちゃんは、突き当たりの部屋がお兄ちゃんの部屋だって聞いてたんでしょ？実は、お兄ちゃんの部屋のネームプレートがあったんだけど、ボクが壊しちゃって…｣
｢あ〜だから突き当たりの僕たちの部屋だけ、ネームプレートがなかったんだ…｣
｢そうなの！むしろ、ボクがお兄ちゃんに謝んなきゃいけないの！｣
｢あ〜大丈夫だよ｣
｢いや、お兄ちゃんにクッション投げたから、ボクにきちんと謝らせて！｣
｢うん…?｣
すると、咲来はベットの上にいる春鷹を押し倒した…
｢うおっ！？｣
｢お兄ちゃん♥ボクのおっぱい触ってイイからね♥｣
｢！？！？！？｣
いわゆる逆床ドン（ベットドン？）状態にされている。
（いや、まて！なぜさっき下着見られたの怒ってたのに今はこんなに積極的なんだ！？あれか、今からR18展開になっちゃうのか！？R18のサイトだけど！エロなしのタグ付けたのに！？）
春鷹の、視界はぐるぐる回っている…
｢お兄ちゃん♥｣
そう言って、何もしてこない春鷹の胸に咲来の豊満な胸を押し付けた…
（やばたにえん…おっぱいのムッチリ感とウロコのひんやり感……って、ほんとに何があったのか！？流されて大丈夫なのか俺！？）
｢お兄ちゃんの胸の音…すっごく聞こえるよ…♥｣
そんなお楽しみの最中だった…
｢ちょっと咲来…遅すぎるわよ…｣
｢｢あっ…｣｣
そこに、白蛇の女性が入ってきた。見た感じは白夜と似ているが、彼女は暗いイメージだった…
｢えっ…？｣
｢あぁ、いや、誤解です！？多分ぜったい誤解なんです！｣
｢白奈お姉ちゃん！これには訳があって！｣
咲来白奈お姉ちゃんと言ったところを見ると、彼女は次女の白縫白奈（しろな）ということが予測できた…
｢そんなお楽しみの状態をどのように誤解するっていうの？なに？プロレスごっこ？｣
｢｢そう！プロレスごっこ！｣｣
｢あっそう…ならいいわ…ご飯出来たから食べるわよ…｣
｢ゴハンハナニカナー｣
｢チャーハンよ？咲来？あなたはさっき見たじゃない？｣
｢あは、あははは…｣

こうして、春鷹はまったくリラックス出来ない昼寝を終えたのであった…




とりあえず昼食タイム

｢あら〜春鷹ちゃん♥｣
｢おはようございます…｣
｢あら？お昼寝してたの？ごめんね！まだシーツも何も引いてなかったのに！｣
｢あぁ、いえ、大丈夫でしたよ。けっこうぐっすり眠れましたよ…（まぁ、全然リラックス出来なかったけど…）あと、そちらの方は？｣机には、白夜と真優の他に、春鷹が見たことのない龍の姿をした魔物の女性と人間の女性が座っていた。
｢あぁ、初めまして。私は白縫 詠華。（しらぬい えいか）君の姉ということになるわ。よろしく｣
｢ええっと、春鷹と申します…｣
｢あたしは〜蓮田 苺〜（はすだ いちご）昼飯お邪魔させて貰ってるよ〜｣
｢はじめまして…｣
｢まぁ、座って座って！｣
｢家族全員が揃った事だし！春鷹君の我が家に来てくれたことを祝って…｣
｢｢｢｢｢｢カンパーイ！｣｣｣｣｣｣



















〜続くといいな〜

■作者メッセージ
村人です。勢いと勢いのままに書く村人です。
ナイトメア好きの皆さん、なんかすいません！（誠意０％）
誤字脱字、あると思います！
感想、文句、文句、文句、感想、お待ちしております！