連載小説
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下章

 「うーん…ここは…」
 キオは洞窟内にて目が覚める。
 洞窟と言っても山肌に空いた穴で、辛うじて雨風をしのげる程度であり、奥行きもなく、洞窟の外にはたき火が炊かれている。
 毛布や藁が敷かれていて、案外寝心地自体は悪くはない。洞窟内には瓶詰された花(魔灯花)が淡い光を放っている。
 「キオ!気が付いたか!」
 キオが目が覚めた事に気が付いたマリスは外にいたが、洞窟内に入ってくる。
 「ひぃっ!」
 その姿に怯えるキオ。何をされるかがわからず、怖がっていた。
 「大丈夫だ、キオ。ここ安全。安心してまぐあい、できる」
 マリスは問題はないとでも言いたげに微笑みながら発言する。
 心なしか、マリスの体から甘い、桃のような香りが漂ってくるが、問題はその発言が無視できるものではなかった。
 「ま、まぐあい!?そ、知らない…そんなの知らないよ…!さ、さっきのでま、満足したならはやくどっかいってっ…お願いだから…っ!」
 その単語が交尾や性行を意味する単語である事はわかっていたが、それでもそれは大人や動物がする事であって、10歳以下の自分がしていい事ではないとキオは思っていた。
 しかし、単語を理解してしまった以上、頭には先ほどの光景が浮かび、離れなくなってしまっていたのも事実である。

 …またああいう事をするのかな。

 「(はっ!僕は何を考えているんだ!で、でも…確か夫にするとか言っていたよな…)」
 ぶんぶんと劣情を掻き消そうとするも、それでも大人の階段を上るという興味とスケベ心は消えなかった。

 「?何をしている?」
 「あ、な、何でもないです…。で、でも…お願いだから帰して…」
 その不審な行動にマリスは声を掛けるも、気を取り直して改めて本題を口にする。
 「駄目。キオ、お前は我の夫になる。今帰ったらキオ、お前我とえっちしたから、疑われる。そしたら家いられなくなる」
 「そ、そんな…」
 マリスの言葉は大体あっている。マリス自身も行商に来る商人や、時折来る<火山で熱くなったお湯>にお湯浴びにくる夫婦達の話から、教団支配下の話を聞いていて把握していた。

 「それに」
 「それに?」
 マリスの言葉に返すキオ。今までのキオならばひどいひどいと言って泣く筈なのだが、マリスとの会話に無意識ながら夢中になっていた。
 「キオ、お前、我の体見て興奮している。イチモツ、すごく元気!おっきくて硬くなってる!」
 ニヤッと下品な笑顔を見せながら<それ>に指をさす。
 「え?」
 その指さされたものに視線を落とす。

 なんだこのでっかいモノ…!?

 自分のモノですら戦慄を覚える程のロングソードに、キオは絶句した。
 そして魂が理解する。もはや逃げられないと。
 何に逃げるかはわからない。マリスから?魔物から?解らない…ただ、体の方はあきらめている事は理解できた。

 「(え!?いや、そんな!?確かにみんなからおっきいおっきいって言われてたけど!!)」
 しかしながら、頭の方は少なくともこの状況を理解しきれてはいない様子だった。
 「キオ、お前、すごく立派!…子作り…したいのか?」
 「!?」
 マリスの誘うような甘い声に、キオは思わずマリスの方を見る。

 「わ」
 思わずキオは驚嘆の声をこぼす。マリスは面積の薄い服(布)を外し、裸であったのだ。
 マリスのあられもない姿とほのかに香る甘い匂いに、思わずキオはぴくんと震える。
 「キオ…。子作り…しないか?」
 「こ、子作り…」
 単語を繰り返すが、その単語により思わず唾をのむ。
 「そ、そんなの…い、いけない…事…だよ…」
 しかしながら、勇者としての素質がそういわせているのか、それとも子供としての知識のなさがそう言わせたのか、かろうじて拒否をしてしまう。
 「駄目。キオ。説得力ない」
 「うう」
 図星である。下半身の肉槍はさらに硬くなっていて、正直つらい。

 「もう我慢できない!キオ!まぐあう!子作りする!!」
 その様子に業を煮やしたマリスは、キオを押し倒す。
 そして自分の蜜壺とキオの肉槍をこすり合わせる。
 「あううう!だ、だめぇ!」
 「駄目じゃない!こんな硬くして!子作りする!夫なる!」
 涙目のキオに反論し、ずぶぶと挿入を開始する。

 「んぁあああああ!!!」
 その快感に思わず叫ぶキオ。

 どくん。と肉槍に反応がある。
 
 「!?お、お前…い、イッたのか!?そんなに気持ち良かったのか!」
 流石のマリスも、運命の初挿入が、挿入と同時に達するとは想定していなかった。が、それでも萎える事がない肉槍に、マリスはうれしかった。
 「ひ、ぁ…ぁぁぁ…ぁあ…」
 初挿入と童貞喪失。それに伴う快感と絶頂。悲痛に歪む顔とも快楽に歪む顔とも言えぬ顔をするキオ。
 しかしながら漏れ出る声は間違いなく快楽に歪む声そのものであった。

 「ふー!ふー!キオ動かないから、我動く!」
 挿入しただけで絶頂してくれたという嬉しさと、それでも萎えない肉槍に頼もしさを感じ、マリスは上下に動く。
 体から滴る汗が、寝床の傍にある瓶詰された魔灯花の淡い光に照らされて、まるで宝石のように輝いて見える。そしてその上下に動く胸と姿が、きわめて野生的で、きわめて淫猥な姿に見えた。
 「ぁぁぁ…う、動かない…でぇ……」
 卑猥な水音を立てて上下に動くマリス。それをひたすら受け続けるキオ。快楽に歪み、涙すら出てしまう。
 「嫌だ。動く。お前、我の夫!」
 その涙にすっかり上機嫌になったマリスは意地悪にも動きを速める。

 その動きは、まるで「お前は射精するだけでいいんだ!」と言わんばかりに蹂躙的に動き、絞りとるのを目的としているように見える。
 だが、マリス本人としては「キオの精、一杯、膣内(なか)入れる!我それ幸せ!キオも幸せ!二人幸せになる!」という信念を元に動いているのであった。

 「ひぎゅうぅうううっ!!らめぇ…お、おちんぽ変になるぅ!!」
 しかし、まだ出会って(キオ自身は)30分も経過していない(ように感じる)キオにとって、そのマリスの信念を読み取る事ができなかった。
 無理もない。先ほどからマリスから漂う甘い香りは魔界のハーブの調合薬のせいであり、キオが気絶している間に水浴びをし、その後体に塗ったのであった。
 これにより、比較的穏やかに性行に入れたし、マリスが比較的冷静を保ちながら性行を行えているし、それでいてキオの快感は増幅されていて、そんな事を考える暇を与えてくれなかったのである。

 「ふうふう……!」
 マリスもまた、キオの蹂躙されている声を聞き、上下の動きを激しくさせていく。
 「膣内に出すか?子種、出すか?出せ!」
 そんな最中、ヘルハウンドの勘によりキオの絶頂を感じ取ったマリスは、そう言って射精を促す。
 「ひぃぅっ!ま、またなんか変なの出ちゃいそうだよぉ…も、もうやめてぇっ!」
 「やめない!孕ませろ!出せ!いっぱい!」
 叩き付けるように腰を振るマリス。
 そして、キオは導かれるまま、絶頂を迎える。

 「ひ、ぁ、んぅうううあああああ!!!!!!」

 瞬間、子宮の中が弾ける。

 白い、暴力的な、射精。

 一瞬にして膣内は満たされ、勢いよく挿入口より漏れだす。 

 「あ、アオオオオオオオン!!?」

 その膣内を満たされる幸福に、マリスは咆哮をあげる。

 頭の中まで真っ白に塗りつぶされる快感。

 愛する夫の精を受ける喜び。

 それらを言い表す、咆哮。

 「ぁ、あぅ…」
 快感に押しつぶされそうになるキオだったが、辛うじて意識を踏み留める事ができた。

 マリスの姿を見る。未だ止まらぬ射精に感激し、余韻に浸る、美しくも淫猥な姿に、イッたばかりのキオに劣情を懐かせていた。

 「(いじめてあげたい…そしたら喜んでくれるかな)」

 そんな劣情が沸々と湧き出てくる。そしてそっと太ももに手を当てる。

 「(あったかい…それにすごく…気持ちイイ…)」

 伝わるマリスの鼓動。吐息。そして愛。
 既にキオは、帰る事より、目の前のメスを喜ばしたいという劣情を懐いていた。

 「ね、ねえ…マリス…つ、次は僕が上に来ても、いいかな?」
 恐る恐るキオは口を開く。
 「む?犯すのか?いいぞ!来い!」
 しかしその言葉に嬉々として応じるマリス。
 「ふ、ふふふ。一杯気持ちよくさせてあげるからね…!」
 その返答に思わず笑みがこぼれる。そして一旦肉槍を引き抜くとドプドプと精液が零れてしまう。

 その後キオは、くるっと回ってキオがマリスを押し倒してる形にさせる。つまり、獣セックスの体系であった。
 キオは知らない事であるが、この体系はヘルハウンド等の獣人系魔物が最も好む体位であり、むしろ望むべき展開であった。

 「ふふふ…!っえいっ!」
 しかしながらキオは今から自分を犯したメスを犯せるという逆襲めいた劣情を持ち、そのマリスが望む展開である事に気が付かずに、気分が高揚したまま肉槍でもって子宮口を無理矢理押し広げ、亀頭を子宮の中に入る。
 「し、子宮!?入っているぞぉ!」
 ずぶりと挿入を許したマリスは、顔を赤くして叫ぶ。
 「当たり前だよ!絶対に屈服させてやるぞぉ!」
 キオは子供特有の意地悪そうな笑顔を見せて、懸命に腰を振る。

 それにより、ぷるん。とマリスの胸が動く。

 「すごいぞ!キオ!それでこそ我の夫だ!」
 キオが腰を振る度に子宮が肉槍でもって蹂躙される。だがそれに喜びすら感じるマリスは無邪気にキオを褒め称える。

 「僕は…僕は君の夫なんかじゃないよ!」
 激しく腰を動かす最中、キオは反論を行う。
 「そんなこと言っても無駄だぞ!二回も出してる癖に!こんなに我の肉壺を味わってる癖に!」 
 「うぐぐ!でも負けないぞ!!」
 わずか2秒で言い負けしてしまうキオ。それでも懸命に動く。
 「ええいっ!こうだこうだ!」
 顔を真っ赤にして腰の入れ方を変えて激しく動く。

 偶然にも、そこがマリスのGスポットであった。

 「くうう!!我の弱い処を狙うか!?」
 「こ、ここ?ここがイイの!?」
 思わぬ弱点を知った事に、キオの顔に笑顔が再び現れる。
 「えいえい!!」
 「あぁ…ああっ!もっと突け!そ、そして吐き出せ!こ、子種を!わ、われはお前の子を孕むっ!」
 Gスポットを蹂躙され、思わず意識が飛びそうになるマリスだが、それでも懸命にキオのすべてを受け入れる。

 「よ、よし!い、いくぞ!いくぞおおおお!」
 マリスの腰に手を当てた手を、つよく握りしめる。そろそろ限界が近い事をマリスに知らせる。
 「こ、来い!キオ、お前のすべてを出してぇ、くれぇ!」
 
 マリスの懇願。

 そして再び放たれる凶暴な精。


 「アオオオオオオオオオン」

 心から出る、快楽の咆哮。

 弾け飛ぶ、汗と理性。

 二人の獣は、交り続けた。





 …朝日が昇る。

 …結局、僕はあれから3回ぐらいマリスの膣内に出した。

 でもマリスは「その程度か!まだまだまぐあうぞ!!」と言ってまたマリスが上になって、たっぷり絞られた。

 やっぱり魔物には勝てなかったよ…。

 でも、マリスは何度も何度も僕を励ましてくれたし、愛してるって言ってくれた。うれしかった。本当に夫になっていいかもと思った。

 …でも…本当になれるのかな。マリスを喜ばせて、満足させる事ができるのかな…。

 「キオ!起きたか!」
 「マリス」
 マリスの声が外からする。え、いつ起きたの?というかなんでそんな元気なの?僕も案外元気だけど…。
 「キオ!肉!食うか!?」
 「え?肉?」
 「ああ!その辺の飛んで来た鳥!仕留めた!骨を取って油使って揚げた!」
 「え?え?」

 油?え?持ってたの?というか料理できるの?

 「これ!本当はから揚げにしたかったけど粉ないから素揚げ!大豆液かかってるぞ!」
 「あ、うん…あ、おいしそう」
 お皿にほかほかと一口サイズのお肉が湯気をだしている。そして見ると黒い液体がかかっている。
 マリスからその辺の棒切れを爪で斬って食べやすくした。と言って渡された木の棒を刺して食べる。もちろんふーふーして。

 ………おいしい。

 この大豆液?黒い液体で少し不安だったけど、おいしい。

 「ど、どうだ?」
 マリスの不安そうな、それでいてカワイイ顔をして尋ねる。
 「熱いけど…とってもおいしいよ!」
 笑顔でそう言ってもう一個さして食べる。

 「そうか…よかった…」
 緊張がとかれてホッと一安心するマリス。

 …うん。なろう。夫。マリスと結婚して、喜ばすんだ。

 なれる気がする。なんだかマリスの笑顔を見ていたらそんな気がする。

 そして…いつか僕の肉槍で屈服させるんだ!必ず!!!



 かくして、少年は男となり、夫となった。

 だが、キオは知らなかった…。ヘルハウンドに屈服の二文字がない事を。

 それでも、誰が上で誰が下なのかはあまり重要ではなかった。まぐあう事こそ幸せだったからだ。

 そしてこの後滅茶苦茶セックスして、次の日、マリスの火山の里へと向かったのであった。

 そしてマリスの父にその肉槍のサイズに驚かれるのであった。


おしまい。
15/06/08 23:49更新 / テト式
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■作者メッセージ
スカイプ仲間の常連さんにエロさが足りないと言われて悲しいけど、最初なのでお兄さん許して

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