読切小説
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【報告 その後】
「うーん…」

僕は今、悩んでいた。
と言っても進路やそれに伴う将来へと通ずるような重要なことではなく、また世界平和についてなどといったスケールのデカいものでもない。

目の前にはタブレット。
皆さんお馴染みであろう文章をまとめるための青いマークが有名なソフトを起動していた。

「全然思いつかない…」

薄いハイテク機械を操作し、開いてあったインターネットブラウザを引き出した。
開いているサイトは背景に灰色を基調としていて一見怪しげなものだ。
しかし、危険なものではない。

分かる人には分かる。
魔物娘さんとその設定が載っているサイトだ。
人間に様々な生き物、ないしは物の特徴がやどり人間の男性を愛するために特殊な能力等を持つのが魔物娘。
もちろん現実にはいない方達のはずだが…。
僕は先日不可解な経験をした。

魔物娘の一種族、ぬらりひょんをこの目で見た。
…はずなのだ。
ぼんやりと夢のように靄が掛かった感じでしか覚えていない。
だが、本能は訴えかけている。



我を知り、この下らぬ妄想語に加えておくのだ。さすれば、また貴様の前に現れてやろう



この言葉を信じて描くしかない。
だって、僕自身はまたあの方に会いたいのだから。

「出だしから躓くのは久々だなぁ。」

まぁ、そういうことである。
描こうにも自分にはハードルの高い魔物娘さんで書き出しすら埋まってない状態だった。

「僕の時みたいに自然な感じで認識に割ってはいる能力なのかな」

分からない。

何が分からんのだ。

「あっ、姉さん。」

何か迷い事があるのであればこの姉に申してみぃ。

「いや…」

僕からタブレットを奪った姉さん。
前にも同じ様なことがあったけど何も良われなかったから今回も大丈夫だろう。

「ふむ…なんと。我の種族のモノを描いておけと申したにも関わらず貴様といったら。」

「ご、ごめん…」

前に姉さんと同じぬらりひょんを描けと言われていたのに結局描くことができなかった。

「反省をせぇな。しかしまぁ、それほど時間を与えなかった我にも問題が認められるか…。ならば軽い罰で許すとしよう。」

「ば、罰?」

姉さんは不気味に、そして妖艶に笑った。
僕に何をさせようと言うのだろう。

「我のことは姉さんではない。『お姉ちゃん』と呼ぶのだ。」

「んぇ?」

思わず間抜けな声が出てしまった。
今、なんと?

「なんだ?耳が遠くなったのか?ならば…」

左手を僕の頭に回し逃げられない形とし、耳元まで顔を寄せ声を発した。

「お姉ちゃんと呼んでくれx」

バクンと心臓が跳ねる。
そんな事をそんなトーンで言われたらどうしようもないだろう。
答えなんて一つに決まってしまう。

「お、お姉ちゃん…」

「聞こえんな。」

うぅ…。かなり恥ずかしいよ。

「ほら、良いことをしてやろうて。だから声に出すのだ。」

「お、お姉ちゃん!」

満足げに、これ以上無い満足げな表情で額同士を合わせる。
不思議だが安心する香りがふわりと舞い上がる。

「お姉ちゃん…」

「なんだ、弟よ。」

「僕も名前で呼んで欲しいな。」

一変。
困ったような表情になるねえさ…お姉ちゃん。

「何だ、甘えただな。男子たるもの…」

「ダメかな?」

他意はない。
目の前の姉でありながら、僕が恋している人物に切に名前で呼んで欲しい、それだけなのだ。

「むぅ…」

仕方がないの。

そう言うと左手の薬指を僕の額に置いて言葉を発する。

我を寝床まで連れて行くのだ。


ーーーーー☆ーーーーー


「お、お姉ちゃん何するの?」

「何とは白々しいな。」

少しむっとした顔で僕をベットへと押し倒すお姉ちゃん。
少し怖い。

「貴様が我を困らせるからであろう?違うのか?」

ん?と問いかけ覆い被さるようにして僕を見おろす。
跨がられてはいるがさして重さを感じない。

「全く…前回といいなんと運の良い奴だろうか。人間界で真先に我のものになれるのだからな。」

なんのことだかさっぱりではあるが、
やはり怖くて喋れない。
というか、太ももが柔らかくて変な気持ちになってきた。

「ほぅ…太ももで既に興奮するのか。」

「!!!」

今の言葉、口には出していない。
もしかして心を読まれたのだろうか。

「何を驚いている。今からすること、成すことに比べれば他愛の事よ。」

よく分からないが何かをするらしい。

「ほれ、着ているモノを払え。今は邪魔になろうて。」

先程とは別、右手の小指で僕の腕をなぞる。
すると意志とは関係なく僕の腕はズボンを、下着を脱ぎ始めた。

「ま、待って待って!」

「待つなどとは、この弟は非常に悪童だな。大人しくしておれ。」

ゆっくりと上半身を倒し僕と文字通り重なるお姉ちゃん。
や、柔らかい…。

「ふふっ…そんなに柔らかいか?」

いやらしく、この上なくいやらしく笑いかけるお姉ちゃんの顔に僕は嘘をつけない。

「だ、だって…」

「なんだ?嫌なのか?仕方のない奴だ。であれば離れるとしようか。」

またゆっくりと、まるで僕が名残惜しむ感情を弄ぶかのようにゆっくりと離れていく。
嫌だ、もっと感じていたい。

「は、離れないで。」

「なぜだ?」

なぜって…。

「その…」

お姉ちゃんはこれまた満足そうに微笑を浮かべる。
だが、すぐに困り顔になり語りかけてきた。

「理由もなく我の辛い体勢を続ける意味も義理も、得もないな…。しかしてこの可愛い弟はねだるようだ。」

要するにおねだりをしなければお預けということだろうか。
意地の悪いことだがやってもらう側としては当たり前のこと。
観念して口を開く。

「お姉ちゃんもっと。」

適当な言葉も思い浮かばず副詞だけで濁したがもちろん見逃して貰えない。

「何をすればいいのやら。頭の悪い我にはさっぱりだな」

最上の喜色を浮かべ、ダメだと首を横に振る。
困ってしまった。

「全く、出来の悪い弟だ。ならば姉上が享受してやろう。」

ゴニョゴニョと耳打ちされる。

「えっ…言わなきゃだめ?」

「言わずも、がな。言わなくても良いともさ。ただし貴様が望むことが訪れることも一切無いだろうがな。」

そんな…。
意を決して言うしかないのか。

「お姉ちゃん、ぼ、僕の」

「うむ。」

満面の笑みで聞き流すお姉ちゃん。

「僕のことを全身で押さえ込んで動けなくしてください。変態な弟を躾てください。」

恥ずかしさで頭がどうにかなりそうだった。
でも、甲斐あって望む形は訪れる。

「全く、おかしな奴だ。いくら姉が好きだからといっても被躾欲など…。飛んだ病者であったか。」

「そ、そんな!お姉ちゃんが!」

「言う言わないは貴様が決めたことだぞ。」

んふふと鼻で笑い、いや、嘲笑い僕の羞恥を消させない。
また抗議の声を上げようとするが、その前にお姉ちゃんは僕に乗りかかってきた。
今度は胸を顔に当てるようにして。

「んん〜〜。」

いや、これ普通に息できないんだけど!

「そんなに喜ばんでも良いだろう。愉快なやつだ。」

実に嬉しそうに、さらに密着度をあげる。
柔らかいけど、苦しい…。

「ん?なんということだ。腰あたりに固めのモノが当たっているのだが…。どういう事だ弟よ。」

「んんっ〜!」

聞きたいならこれを解いて!!

「どうした?まだこうしていたいのか?ふぅ…弱ったな、私は嫌々しているというのに。」

変態だな♪

どう考えても嫌々じゃないでしょ!
だが、それに対して、変態という言葉に対して何故僕は反応しているんだ。


そこでふっと密着がから解放される。
少し名残惜しいけど。

「名残惜しそうだな…。良きことよ。」

「はぁ、はぁ…お姉ちゃんって心を読めるの?」 

「はて?なんのことだ?」

そんな事ないか。
などと考えている間に股間へ違和感が。

「次はこっちを慰めてやるとするか。いや、苛めて、かの。」

コロコロと笑い、その長い人差し指で勃ちあがっている僕の息子を撫でる。
すると、ビリビリとした快感が体を通り抜け跳ね上がる。

「お姉ちゃん!今はダメ!」

「ダメ?とはどういうことだ?あぁ、そうだな。」

嫌よ嫌よも好きのうち、か♪

もう一撫で。

「んぁぁ!」

「ぬらりひょんである我は様々な能力、才能を秘めている。が、個体によっては好くこともそれぞれに異なる。我は、貴様のような弟を存分に弄り、跳ねる姿を興じとするのだ。」

ほれ、といって軽いデコピンを額でなく男児の大切な部分へ。
先ほどとは異なる快楽が全身を登ってくる。

「〜〜〜〜〜〜っ!!!!」

息も切れ切れになり、もう言葉を出すのも辛い僕。
それでも振り絞り発する。

「お姉、ちゃん。意地悪しないでよぉ。」

意図せず泣き目になってしまうが構ってられない。
トドメをさして欲しい、自分としてはこの意を以て発言したのだが。
しかし、思った方向へ事は進まない。

「諾す。もう止めることにしよう。」

「へっ?」

僕から、ベットから降りて部屋から出ていこうとするお姉ちゃん。
なんで?
どうして?

「待ってよ!」

「どうしたのだ?」

我はもう貴様の悲しむ姿を見たくないのだよ。分かるか?弟よ。

悲しむ…?
客観的に見れば男のシンボルを弄られ、弄ばれ屈辱的なことだ。
その前の事だって、被躾欲などと揶揄され。

端から見れば先ほどの言葉は止めて欲しいということに繋がってなんら問題はない。

客観的に見れば、端から見れば。
僕自身は快楽に支配されかけていた。
意地の悪いことをせず射精させてくれと言う意味であった。

「そ、そういうことじゃなくて…」

「ではなんだ?」

まさかとは思うが。私に責められ快楽に溺れて絶頂したいと、そう申すのか?

曲解ギリギリの詞だが間違ってない。コクコクと僕は頷くがそれで終わるなどあり得なかった。

「ならば…なぁ♪」

瞬きの間に僕の目の前へとキョリを詰めたお姉ちゃん。

言うしかないだろうて。

何を?なんて無粋なことは聞かない。また、先程の様に淫猥な言葉でねだるしかないと。

「我の弟ならば可能であろう。さぁ、言ってみよ。どうして欲しいのか、何を欲しているのか。姉にどうされて気持ちよくなりたいのかを。」

親指と人差し指で、まるでイケメンがキスのため少女に顔を上げさせるかのように、僕の顎をクィッと上にあげ俯くことを許さない。

「ぼ、僕は…」

もう、知らない。
どうせお姉ちゃんと僕しかいないのだから。

「お姉ちゃん!僕を虜にして、お姉ちゃんのモノにしてください!」

心に掛けていた枷を取り外したらつらつらと言葉は漏れ出してくる。

「お姉ちゃんに気持ちよくして欲しい、お姉ちゃんに苛めて欲しい。お姉ちゃんに、いっぱい愛されたい。」

喜色満面。
今日で何回目かの満足を感じている顔で。

良くできたな。我の弟であれば出来ると信じていたぞ。そこまで言われれば姉としての役割を全うせんことには始まらんよの。

再びベットへ戻り僕の耳に顔を近づけ息を吹きかける。
プルプルと震える僕に、またも快楽が走る。

「待ってぇぇぇ!」

左の手で竿握られを、右の手で亀の頭をゴシゴシと刺激された。
頭の中には快感、快楽が飛び交い意識がもうろうとしてきた。

「ふははっ、すまんすまん。余りにも苛めがいがあってな。そんなに喜ぶでない。」

「うぅ…」

目で、声で、雰囲気で抗議の意識を全面にアピールする。
意地悪はもうやめて!

「分かった、分かった。ここまで我慢した褒美をやらねばな。」

刹那、はらりとお姉ちゃんの着物が脱がれた。
元々露出が多く、正直着衣としての意味があったのかと言われると甚だ怪しいのだが。

「我に触れるのはまた次の楽しみとせい。今は貴様を、弟を喰いたくてたまらんのだ♪」

初めて見た。
女性器が僕の愚息にあてがわれる。
えっ?女性器?

「待って!お姉ちゃん!それはダメだよ!」

「いきなりどうしたのだ?」

「だって、僕ら!」

アレ??
僕らは…姉弟?
僕にお姉ちゃんなんていないよ?

「ぬらりひょんさん…?あの時の?」 

「なんと、暗示が解けたのか?なぜ…」

僕は今まで何を。
これがぬらりひょんさんの力?
いつから?

「まぁ、良かろうて。貴様は既に我の手心を知ってしまったのだからな。それに…」

本物の姉弟でないから良いではないか

ズブッ!!!

「うわっ!」

ずっぽりと入ってしまっている。
人体の中へと。

「気持ち良さそうな顔をしおって。」

「そ、そんな…」

自分がずっと勘違いをしていた現実といつの間にか性行に至っていた過程に頭が追いついていない。

「分からん。喜ばんのか?我ほどの美女とヤれているのだから。」

「た、確かに。」

もう、本当にどうでも良くなってきた。
だってこんなに気持ちいいんだもん。

「お姉ちゃん、動いてよぉ。」

「ん?そうか、考えることを止めたか。」

結構結構。さすれば快楽を。

股同士が密着しているのところを徐々にグラインドしていく。

搾るような膣の締め付けにいやらしい腰の動きで射精感を容赦なく追いつめていく。

「んぁ!はっ!くうぅ…」

既に人間の言葉を忘れ快楽を貪っている。
自慰行為はある程度していてもこの快感に適うはずもなく。

「ほれほれ、これが良いのであろう?」
 
結合部からグチグチと乱れた音が立ち本当に性行をしているのだということを実感させられる。

「気持ちよいのなら声にせんか、ほら!」
 
大きく腰を上げ男の腰へと思い切り打ちつける。
 
「んぁぁぁ!言うからもっとしてぇぇ!」

もっともっと!僕を苛めて!本当の弟にしてくださいっ!

「良いだろう。本当に貴様は仕方のない奴だな。我が一生面倒を見てやらんとダメだ。」

理解したな?諾せ、弟よ♪=@ 

「うん!」

それでは逝くが良い。これから何万と逝く中での最初の一回だ

上下に腰を動かしパンパンとラップ音が部屋に響き渡り、そして。

「ほら!逝けっ!」

「はぁぁっ!」


二人は絶頂を迎えた。



ーーーーー☆ーーーーー
 


なんと、ぬらりひょんは術を解いたのだ。
もちろん、そんな事をしては質問責めに合うのが落ちだが。 

「いつから錯覚させてたの?」

「何かをぶつぶつと、そのたぶれっとに向かって呟いてたではないか。」

恐らく件のものを描こうとしていた時か。

「初めにあったときは僕もぬらりひょんさんだって事分かってたのに今回はなんで分からなかったの?」

「それは我の術の強さを貴様如きでは見破れないような強さを出していたからだ。」

前回も途中で曖昧な記憶になってたから。恐らくハイローが決められるのだろう。



では、最大の疑問。



「お姉ちゃん、なんで?なんで僕なの?こんなに人がいる中で。」
 
今や、魔物娘を知る者は多いだろう。こんな偶然あるのかと気になってしまった。
魔物娘とて男性なら誰でも言い訳でないだろう。

しかし、被質問者はケロッとした顔ですらすらと答える。

「んっ…そうだ、全くの偶然。いや、そうでもないのか?」

貴様は魔物娘に出会いたいと心から望んでいたのだからな。

…そんなことで?
そんなの、誰でも思っていることでないのか?
僕だけに訪れるわけ…。

「…あっ!」

分かった。
ぬらりひょんさんをテーマにした物語。

〜〜〜〜〜☆〜〜〜〜〜

と、いうことなのだ。
もしこれを読んでくれているくれているものが一人でもいるならば。
そう、信じて欲しい。

目の前に奇跡が現れてくれることを。










注意しておく。ここからは我が書き込んでいる。 今はこの作者を眠らせ、そのうちにサイトに挙げることとしよう。言いたいことは一つ。 貴様等、とうの昔にそれぞれの種族の代表へ通告した。我々を知覚しているもがいると。そして、その者達は我々に好意を抱いていると。つまり、変哲のない日常にもし魔物娘が絡んできたとしたらそれは、そう、お前の強い想いが届いたという事だ。だから、誇れ。そして、誇りを持って我々に犯されるのだ♪



18/04/14 10:10更新 / J DER

■作者メッセージ
なんか、書いてるうちによく分からなくなりまして。
何と言っても前回コメントを下さったお二方。今回はこの辺で勘弁してくださいっ!
そして、本当にこんなモノを待っていただいてありがとうございます!

これからも何卒よろしくお願いします!
それでは。

宜しければ、以前の物もお読み頂けると幸いです。

では最後に皆様の余暇のお供になれることを願いましてー。

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