読切小説
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もしも魔物娘に音楽を聴かせたら。
サキュバスにサカナクションの「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」を聴かせたら。

「バッハの旋律を夜に聴いたせいです こんな心」

サキュバス「そうね。私もヤりたくなったわ‼」

盛った。


ウィル・オ・ウィスプにレミオロメンの「3月9日」を聴かせたら。

「瞳を閉じれば あなたが まぶたのうらにいることで どれほど強くなれたでしょう」

ウィル・オ・ウィスプ「ええ、そうよ。貴方を思えば一人でも大丈夫だから。だから、……だから早く帰ってきて私を抱いてえええええっ‼」

強くなれなかった。


キャンサーに平井堅の「ソレデモシタイ」を聴かせたら。

「あなたは決して使わないのよ あたしの好きなボディソープを」

キャンサー「私の泡、嫌いなの?」

泣き出した。


ゴーストにandropの「Missing」を聴かせたら。

「恋しくて 恋しくて ここには君の声はないのに ああ どうして伝わらないんだろう」

ゴースト「大丈夫よ。私はここにいるから。だから伝わってるわ」

優しく抱き締められた。


キキーモラにクリープハイプの「百八円の恋」を聴かせたら。

「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い」

キキーモラ「も、もっとしてくださいぃ‼」

Mに目覚めた。


グラキエスにflumpoolの「two of us」を聴かせたら。

「君が笑うたび僕は思い知る 生きる意味なんてその笑顔で 充分 それ以上 何も望んではいないと」

グラキエス「……何?」

ガードは硬い。


オーガにスキマスイッチの「ガラナ」を聴かせたら。

「肝心なとこでいつだって 臆病の虫が泣き出して 一歩前に踏み出せずに 情けないぜ 何してんだ!」

オーガ「ああ、もう焦れったい!」

一歩踏み込まれた。


キメラに長澤知之「誰より愛を込めて」を聴かせたら。

「僕の歌は人を選ぶそうだから 調子をこくぜ 僕は人を選んでる」

キメラ「私を選んでくれたのね?」「違う、私を選んでくれたのだ‼」「私よお!」「あたしだあ‼」

内輪揉めになった。


チェシャ猫に[Alexandros]の「starrrrrrr」を聴かせたら。

「さまよって 途方に暮れたって また明日には 新しい方角へ」

チェシャ猫「道案内が必用かな?」

絶頂へと導かれた。


マインドフレイアにBUMP OF CHICKENの「ゼロ」を聴かせたら。

「終わりまであなたといたい それ以外確かな想いがない」

マインドフレイア「洗脳完了!」

何も考えられなくなった。
















































































隠しトラック

クノイチにBUMP OF CHICKENの「恋の陰陽師」を聴かせたら。

「また会いし折に文を弓に乗せて放つよ『お慕いfor you』届けちゃったでござる〜 きゃあ!」

クノイチ「誠sorry」

フラレちゃったでござる〜


ああっ‼(泣)
16/02/12 02:49更新 / アスク

■作者メッセージ
と言う訳でやっちゃいましたネタモノです。
あらすじの通りマイナーチョイスありますので、気になる方は是非聴いてみてください。
最後のクノイチさん、既婚者でした。
ああっ‼(泣)

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