読切小説
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【報告】
皆さんはご存知だろうか?
魔物娘、人間をベースに異形の特徴を含んだ生物。
共通して好色という事以外は様々な特徴を持ち、生命活動のあらゆる事が精に繋がっており種の繁栄、つまりは生物の根本となる目的を頑なに達成するために進化をした者達。
と、まぁそんな見方も一つだろうが簡単に言えばエロい、可愛い、美しい、etc.といった男の子欲を非常に刺激する方々だ。
今、これを書いている僕もそのファンの一人である。
「可愛いなぁ。やっぱりホルスタウロスさんはお姉さんキャラだよなあ。いやいやツンデレロリのゲイザーたんも捨てがたい。ん…?関西弁のトリトニアちゃんにビッチなシー・ビショップさんもありか?」
まぁ、うん、なんと言うべきか。
別に社会不適合者とかそんなんではない。
単純に、何というのだろう。
自分の手の届かないところに想いを馳せるなんてのは人間誰でもやることであって。

男性ならグラビア、女性なら俳優。
男女共通でアイドル。
金持ちなら宇宙旅行やら未知の体験。
貧乏なら腹一杯の食事。
18歳未満で車が好きな人は免許だし、過去にどうしてもやり直したいことがある人はその頃の自分。

今と未来をひたすら前向きに生きている人間なんて極々僅か。
人間はちっぽけでも頭の中は無限の可能性が広がっている。そう、だから届かないところに想いを馳せる事が出来る。
僕、いや、僕らはたまたま魔物娘という“仮想”の者に出会い様々な人が思い描いた物語を読んでいる。
「あぁ、やっぱり良いなぁ。どっから描こうかなぁ。」
僕もしがない書き手。
何となく日常で思いついた物語をポツポツと拙い文章で挙げている。
魔物娘さんも多く存在し、合う合わないもあると思う。
でも、読み手・書き手共に共通した思考もあるだろう。
僕も持ち合わせている。


“現実にいないかなぁ、こんな子達”


もう一度言おう。
僕は社会不適合者ではない。
人間が生きるためにする最低限の現実逃避の形がたまたま魔物娘という“仮想”だっただけだ。
分からない、分からないが書き手をしていると少しセンチメンタルなエモーションになることもある。
現実の有り得ない方々の想いを…。


ふむ、我々を認知できる輩がこんな所に

「!!?」
誰だ!?

誰?と言われてもな

目の前にいるのは…。
「ぬらりひょん…?さんですか?」
思わず敬語になってしまった。

おや?我の能力が効いていないのか?

目の前の、この方の種族は強力な妖の力で人間レベルなら余裕である種の支配下に置けるようなものだ。

ならば少し力を強めよう

途端に自身の思考回路が自分のものではなくなる様な感覚。
いや、間違いなく自分が考えて感じているはずなのだが。

貴様は私がもちろん分かるよな?

「ん?どうしたの姉さん。分かるに決まってるじゃん」

ふむ、主ではなく姉。何故かは不明だが我の能力が完全には効いておらんな

「能力?」

いや、こちらの話だ。ところで何をしておるのだ?

「…あっ!いや、なんでも!」

見せてみぃ

タブレットをとられてしまった。
もちろん、家族などは関係なく異性に見せて良いものではないだろう。

なっ…、どういう事だ。何故貴様ら人間が認識できている

何をだろう。
今見てるのは魔物娘が図鑑形式で載っているサイトである。
認識って文字程度は意味が分かるけど何でそんな事言うのだろう。
僕を後目に姉さんは眉を顰め口を開く。

なんとまぁ、驚いたことだ。これから続々と増えるであろう我らのことを既に認知し、挙げ句衆知を図ろうとは

「…姉さん何言ってるの?」

むぅ…これは各種族の代表を募って警戒を促すしかあるまいて

さっきから何を言ってるんだろう。タブレットをスクロールしタッチを繰り返していくと怪訝そうだった眉はさらに歪む。

察するに妄想語を認めているようだが…何故我の種族、妖のトップとも言えるぬらりひょんの噺がないのだ

「えっ…と、いやね、難しいんだ。どんな感じで家に入ってきて、本当の主を含め人々を言いくるめるのか」

想像、いや妄想出来ないことは描けないからね。
というか、何をまじめに語っているんだろう。
タグでエロあり、なしという所まで一目瞭然なのだから明らかに姉には見られてはいけないものだ。

全く以て、なんとまぁ貴様は運が良いのか悪いのか。仕方のない奴だ。しかしこれも何かの縁

姉さんは我を知り、この下らぬ妄想語に加えておくのだ。さすれば、また貴様の前に現れてやろう≠サう言って顔を僕に近づける。

僕は姉にキスされた。

なんで?
姉弟なのに。
ポカーンとしている僕を見て姉さんは妖艶な笑みを浮かべ口を開く。

今は一時退散するが我をゆめ忘れるでない。また会いに来るのだからな。諾せ、可愛い弟よ

「どこか行くの?」

ちょいとな

微笑み姉さんは僕のおでこに右手の薬指を押し当てる。
すると僕の意識は遙か彼方へと飛び立ったのであった。


…………
………



と、まぁここまでである。
今これを読んでくれている同士諸君。
信じて貰えないかも知れないが全容はこうだったのだ。
僕はおかしくなったのか?
確かに夢だと諭されればそこまでだし証明など不可能だ。
現実では姉などおらず、両親と三人暮らしの、いつもの僕だった。
だが、こうして僕らの認識外では魔物娘さん達が蠢いているのでは無いだろうか。
こうして、いくつか物語を挙げていく中で僕と同じように不思議なことに巻き込まれた、書き手の者がいないだろうか。
もしいるようであれば一報欲しいところだ。
さて、今回はここらで筆を置かせてもらう。
次の投稿はいつになるかは分からない。しかし一つだけ決定している事項が存在する。


そう、次の僕の作品はぬらりひょん≠ェヒロインとなるのだ。







18/02/12 00:06更新 / J DER

■作者メッセージ
(僕が実際にあったことでは)ないです
こんなんありかも分からんですよ
一つ言えるのは削除要請には全力で答えます!ってことくらいですね。
恐らくですがぬらりひょんさんでは描きません(描けません)
それでは。

宜しければ、以前の物もお読み頂けると幸いです。

では最後に皆様の余暇のお供になれることを願いましてー。

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