読切小説
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寝不足の愛しい君へ
嫁の様子がおかしい。

どう見ても"寝不足"だ。

それが人間だったり、一般的な魔物娘なら、

「大丈夫か?」で済むものなのだが...


俺の嫁はドーマウス。

一日の大半を寝て過ごし、寝たまま精を搾り取る種族だ。

出会った時は、それはもう酷かった。

何気なく出掛けたその日、今の嫁であるドーマウスのモモカは、路上のど真ん中で眠っていた。

ドーマウスの事をよく知らなかった俺は、不用意にも声をかけてしまう。

いつものナンパ癖が仇となり、寝ているモモカに聞いてねーだろと、『かわいい』なんて言って...

寝ているドーマウスにかける言葉は、なんでも甘言に変換される。

その為に、県外だろうと何処までも追いかけてきて、俺の上で眠ったまま"おねしょ"したのだ。

後に調べたが、眠るドーマウスは催淫性の魔力を放ち続けるらしい。

更にドーマウスの"出汁"は、出生地では催淫性抜群の紅茶になるんだとか。

そんなものを長時間かつゼロ距離で垂れ流されたお陰で、俺たちは全くもってめでたくゴールインした。

それから味を占めたのか、セックスの度に俺におねしょをひっかけるようになった。

嫁いわく「マーキング」らしい。

人間の女達のヒモ生活が遠い昔のようだぜ...

過去の自分を振り返ると、まぁ上の通り「クズ」って言葉がピッタリだった。

それを変えてくれた嫁には、まぁ...それなりに感謝して...うん...なんかこっ恥ずかしいので割愛する。


話が逸れた。

そんなわけで本来寝て過ごす事が平常である筈の嫁が、寝不足なのである。

...大丈夫なのか?死んでしまわないか?

というか、人間基準でも2日寝ないのはヤバいだろ。

それに珍しくこの二日間、アイツは求めてこなかったし。

病気じゃないだろうな?

それとも...

少し、嫌な思考がよぎる。

...いやいや。

流石に今日はもう寝てるだろ。

少しの期待を込めて、ドアノブを回す。



***



帰ったぞー。

「えへへ...へ...トモヤさん...おかえりぃ...」

おい!?まだ寝てないのか!?

「...ほらぁ、あれだよ...眠くならないことも...あるよねぇ...?」

そんな恐ろしく濃いクマ作って言われてもな...

てか、目が怖えよ!

いつにも増してハイライトがお留守番してるって!

そんな目ぇ見開いてるお前初めて見たわ!

「あは、あははは...!」

寝なさすぎて変なテンションになってんじゃねーか


...ほんとに、どうしたんだよ、モモカ。

なんか、悩んでんのか?

「...」

露骨に目を逸らすなって。

...はぁ、もう

「ふぇ...?トモヤ...さん...?」ギュッ

俺はほら、アレな人間だったろ?

お前と結婚するまで、チャラチャラ、フラフラしてさ。

「...いろんな女の子に、ごはん...恵まれてる人だったんだっけ...」ナデラレ

うぐ...なんか改めて字面にするとひでーな...

ま、まぁそうだ。お前はそんなヤツと結婚しちまったんだ。

「今は...頑張ってくれてるよね?」ナデラレ

そりゃな。飯...はこの身体だし、なんとかなるとしても、他にも色々入り用にはなるだろ。

...俺に嫌気が差したのか?と、思ってな。

「...えっ?」ピク

ほら、元々クズだし?最近はご無沙汰だし?
俺そういや出会った頃ぐらいしか誉めてねぇし?俺に魅力なんてねーし...?

「ち、ちが...!...トモヤさん?なんか目から光が消えてるよ...!?」アワアワ

俺なんてきっとそのまま捨てられてムグッ!?

「んっ...トモヤさん?」

あ、はい、なんでしょうその目で凄まれるととても怖いのですが

そうでなくとも開眼ドーマウスって結構怖いのですが

「わたし...そんな事...思ってないよ?」

じゃあなんで...

「えっと...それは...その...」

そんな腕の中でモジモジするなって、襲うぞ?

「それは大歓迎...だけど...だめ...というか...」

...やっぱり俺の事

「ちが、ちがうのぉ...ううう〜...わ、わたし...ね...?」

観念したのか、モモカは事の顛末を俺に打ち明けた。



***



で?

「ご、ごめんなさぃ...」

何に対して?

「えっと...トモヤさんに隠し事...した事...?」

ちげーよ そんなボロボロになるまで寝不足になったことに怒ってんだよ

なんだよ"夢の俺に嫌われた"って

こっちが嫌われたかと思ったわ

「だってぇ...おねしょばっかりするモモカは嫌いだって...言われたからぁ...」

言ってねーよ!?夢と現実ごちゃ混ぜにすんなっての

...はぁーっ 心配して損したわ!

「うう...寝たらおねしょしちゃうかもって思ったら...どうしても...」

だからって種族本能ねじ曲げてまで我慢するこたねーだろうよ...

ほら、来いよ。 ポンポン

「んえ...?」

一緒に寝てやっから。

「で、でもおねしょしたら...」

嫌わねーよ。どんだけトラウマなんだその夢。

「嫌われちゃったら私...」ナデラレ

へいへい、夢の中の俺が悪いことしたな。

今日はゆっくり寝ろ。

「ん...あんしん...する...」ナデラレナデラレ

おねしょなんか気にすんな。こちとらずっとひっかけられ続けてきたんだ。

...変に癖になった責任、取ってもらうからな?

「んん...なん...て...?」

くたりと、モモカは脱力した。

「すぅ...」

すぐに聞こえる小さな寝息。

はぁ...

ため息も出るってもんだ

全く、心配させやがって

「んむう...えへへ」ナデラレ

お前はさ、そーやって幸せそうな顔して寝てりゃ良いんだ。

そりゃ、たまにものすんげー怖いこともあるけどよ?

もうとっくにお前にはマーキングされてんだ。

どっか逃げたりしねーよ

...ってか逃げても追いかけて来そうだし。

嫁の幸せそうな寝顔を見て、やっと俺は安心した。

俺も変わったもんだな...

頭を撫でながら、俺はぼーっと、感慨に更ける






なんて、ほのぼのしてたのも束の間






むわっと来た、なんてもんじゃない。

二徹分の、煮詰めた糖蜜みたいな魔力がドロッとモモカから溢れだしてきた。

「...んん...っ...トモヤ...さん...」

睡眠欲が満たされ初めて、モモカの別の欲求が鎌首をもたげはじめたようだ。

性欲と、食欲。

魔物娘にとって性欲は、食欲にも繋がる。

モモカは夢の中で、二日間膨れ上がった両方の欲求に身を灼かれているようだ。

「...はっ...はっ...せつないよぉ...でも...おねしょ...」

ぐちゅぐちゅと、下の口を弄って

もう既におねしょしたみたいに、シーツへ甘い香りの愛液を染み込ませながら。

まーだそんな事言ってんのか。

いつもの比じゃない魔力に曝されて、俺も限界だ。

ついでに、おねしょなんかで俺は嫌ったりしねーよって、

この身体に教え込んでやろう。


 モモカ...す、『すき』...だぞ?


耳元で囁くのはなんか恥ずかしい。

俺のガラじゃねーし...

しかし効果テキメンだったようで。

「んんうっ!」ビクッ

それだけでモモカの腰が少し震える。


寝ているドーマウスにかける言葉は、なんでも甘言に変換される。

今のモモカには刺激が強いみたいだ。

自分でずらしたパジャマの下、

パンツが吸収しきらないぐらい、ドロッと蜜を漏らす。


 ほら、モモカの『かわいい』おっぱい、触っちまうぞ?


「...ひんっ!」ゾクゾク

パジャマの上を捲り上げると、控えめな二つの山の頂点が、期待にぷっくり膨らんでる。

ふぅっと息を吹き掛けてやったら、

腰を細かく跳ねさせながら悶えるモモカ

堪らなく可愛い。


 今からモモカの『かわいいかわいい』ここ、気持ちよくしてやるからな


言葉に反応してか、頂点どころか小さな乳輪までパンパンに膨れたそこを、掌でコリコリと捏ねてやる。

「...んひっ!?...ぁ...やぁ...!」ヒクッヒクッ

いつもの積極的なモモカの姿は鳴りを潜めて、

眠りながらではあるが弱々しく抵抗しようとする。

なんかゾクゾクするな...

モモカの下半身は、もうドロドログチョグチョ。

太股をモジモジさせながら、見悶えるモモカを見ると、なんだか背徳的で...

...あ。モジモジしてるのは、もしかして


 モモカ、我慢してんのか?


「はぁ...っ...はぁ...っ...」ブルッ

痛そうなぐらい固く立ち上がった胸の頂点を捏ねながら、耳元で囁いてやる。


 おねしょしても、嫌ったりしねーぞ


「うぅ...ふぐっ...!」モジモジ

モモカの太股に、きゅっと力が籠ったのを見逃さない。

頑固なヤツだ。

前は嬉々として俺にひっかけてた癖に

でも恥じらうモモカは新鮮だな。

虐めたくなる。

...もっと、近くで囁いてやろう。

息がかかるぐらいで。


 おねしょするモモカも、『かわいい』ぞ?


「あぅ〜〜っ!!♥️」プシッ

弓なりに身体を強張らせながら、なんとか全決壊は免れたようだ。

パンツに少しだけ、黄色い染みが出来たな。

きっと夢の中で、全神経をそこに集中させて我慢してるんだろう。

「フーッ...フーッ...!!」ワナワナ

真っ赤に上気して、涙を滲ませつつも耐えるモモカ

そろそろ楽にしてやらなきゃな。

それはもう、耳を食んでしまいそうな距離で

この強情な夢見少女の脳に優しく響くように囁きながら。


 出しちまえよ。それでも『好き』だぞ?


グリュ

濡れほそぼったパンツ越しに、全神経が集中している最中のモモカの淫核を押し込んだ。

「ぃぎっ!?」ブシャッ!!

パンツ越しでも分かるぐらい、盛大に潮を吹く。

「ぁ...っ...ぁあ...っ!だめぇ...なのにぃ...♥️」ジュワ...ジュワ... 

そして一気に黄色い染みが広がる。


ビシュッ!!...ビシュッ!! ジョロ...ジョボボ...


絶頂で断続的に弛緩するたび、黄色い蜜を撒いて、とうとうダムが決壊したみたいだ。

強烈さのわりに控えめだったが、排泄欲を満たしたモモカは涎を垂らしながら、二日ぶりの絶頂に酔いしれている。

...まだ夢の中で我慢してんなコイツ。

「や...だ...みないで...」ビクッ ビクッ

痙攣しながら、手で顔を隠すモモカだが

そんな仕草が余計に俺を煽るって事を自覚していないらしい。

とっくにその機能を失ったパンツを、パジャマごと脱がす。

膣口は粘っこい本気汁を、収縮と共にトロトロと垂れ流し

後ろの穴は絶頂のせいで、断続的に膨らんですぼまってを繰り返している。

随分深く、長くイッてるらしい。


 ま、全部出すまで辞めないけどな?


「...!? まっ...て...まだ...イッ...ふやああぁ!!?」

膣口に舌を這わせてやる。

面白いように穴が舌に食いつく。

「ぃぁ゛...ぁぁ...♥️」ジョロロ...

膀胱に閉じ込めていた蜜が滴る。

モモカのそれは、カラメルみたいに甘く感じた。

重点的に蜜を舐めながら、たまに淫核に吸い付いてやる。

「っ!!」ビシュッ!!

ホース遊びをしたときみたいな水圧で、俺の顔を蜜が汚す。

知ったこっちゃねぇ。

お前がどんなもんぶっかけたって、俺はお前を嫌いになんてならねぇ。

 『かわいい』な、お前は

 『好き』だ。どうしようもねーぐらい

「あ...は...♥️わたし...も...♥️」

ガクガクと、ずっと深くイキ続けながら

ジョロジョロと、蜜を垂れ流しながら

モモカは応えてくれる。

取り出した俺の熱芯も、ひと擦りするだけでビチャビチャだ。

布団はもう無理だな。

びしょ濡れで冷たい筈なのに、熱が収まらない。

「トモヤ...さん...」


 モモカ...


 『「愛してる」』


繋がった瞬間、俺の下腹部に暖かい水圧を感じる。

まだこんなに溜め込んでたのか。

...いや、もしかしたら魔力がそういうカタチで排出されてるのか?

「ぅ゛っ...ぃ゛っ...!!♥️」キュッ キュッ キュウゥゥゥッッ

モモカはもうずっと深イキから降りてこれてないようだ。

狂ったように膣内が締まる。

俺も俺で、二日ぶりのモモカを感じて、普段よりパンパンに膨らんだそれを締め付けられ、少しでも過剰に動けば暴発しそうだった。

もはや震動と呼べる域まで達したようなイキっぱなしの膣内を、擦りあげながらゆっくり引く。

「んあああっ!!♥️」ジョバッ!!

同時に栓を抜いたみたいに、蜜が吹き出す。

今度は降りきった子宮口を押し上げるように、小さな膣内へ熱芯をねじ込む。

「〜〜〜っ!!!」ブシュッ!!

ギチギチと膣内を絡み付かせながら、またしても蜜が俺の下腹に。

もう壊れたポンプみたいだな。

混ざりすぎてなんの液かわかんねーや。

 モモカ、もう、出すぞ?

「う...ぁ...♥️」キュウ キュウ

蜜を撒き散らし続ける膣内を擦りながら、スパートをかける。

ジャバ ジャバ パン パン

「......ッ......イ゛......!」ビクッ ガクンッ

恐ろしく水っぽい打突音を響かせながら、

閉じた目から涙を流して震えるモモカを抱き寄せ、


 『好き』だよ、モモカ


耳元で囁きながら、二日分の特濃精液を流し込んだ。



***



「むふふぅ...えへへ...」ニヤニヤ

な、なんだよ

「いっぱい...あんなに...好きって...かわいいって...むふふふ...」

し、知らねーなぁ?

夢でも見てたんじゃねーの?

「...夢、だったのかなぁ...」シューン

ああもうそんなシュンとすんなって!

現実!現実でーす!

「...うへ、うへへへぇ...」

おーい、涎垂れてんぞー

...まぁ、あれだ、モモカよ

「...うーん?」モゾリ

お前は時々ほら、暴走するけどさ

「...浮気するのが悪い」ギンッ

してねーよいきなり目覚めてその目やめろ


夢の中の俺はどんな極悪か知らんが

少なくとも、今はお前の事...

す...

「す...?」ドキドキ

す...き、嫌いじゃねー、よ...

「うん...」ヘニャン

分かったからそんな耳としっぽ垂れさせんなって!

好きだよ! はい、おしまい!

「!」パアア

折角寝てたところ悪かったな

だいぶ発散したろ。おれはもう多分大丈夫だ。また寝な。

「うん...ありがとう...トモヤさん...だいすき」



今まで見たことが無いぐらい、幸せそうな寝顔を見ながら

ああ、きっと、コイツからはこの先ずっと、逃げられないな。

甘ったるい幸せを噛みしめ

俺も微睡みの中へ沈んでいった。

19/09/13 08:22更新 / スコッチ

■作者メッセージ
「それにしてもすんごい匂いが充満してるな」

「換気...する...?」

「(催淫的な)バイオテロにならねぇ?これ」

***

関連:
連載「病めるときも愛して」内
「口は災いの元」

思い付いたネタをぽつりと。
ドーマウスをティーポットに押し込むって、中々ダイナミックなことをしますよね。不思議の国。

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