過去は振り返らない主義なので同窓会とかいいです、いやマジで
高校の同窓会にて
「今年も前原さんは欠席?」
「うん」
友季も同級生だったので参加すべきではあるのだが……
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一週間前
ベッド上にて
『やだぁ!どうせリア充グループの連中が馬鹿にしてくるんだ!!』
友季が俺にしがみつきながら叫ぶ。
これが来年母になる大人の行動かよと思われるかもしれないが、むしろ彼女を精神的に未熟かつ自立できないようコントロールしているので、これは良い成果であると言える。
『いや、友季も結婚しているんだから一応リア充なんじゃ……思い出話に花を咲かせるとかさ』
『明臣との思い出しかないし!!』
『卒業後の近況報告とかさ』
『私卒業してないし!絶対馬鹿にされる!!あの学校エリート志向の奴多かったもん!中退とか後ろ指さされるわ!』
『いや、流石に事情が事情だし、大丈夫だと思うけどなぁ』
『どうせリア充だけのグループLINEで陰キャをボロカスに叩いてるんだ!!』
『どんな偏見!?』
……その類のグループはあるし俺も参加しているが、主に俺の嫁自慢をぶちまける会場になっているというのは別の話。……友季を招待するのはやめておこう。
『みんな聞いてもいない自慢でマウントをとってくるんだ!』
『あ、それはある』
その筆頭が俺だし。
『もうやだ!何もかも上手くいく奴みんな嫌い!』
『え、俺は?』
『嫁選び失敗しているから嫌いじゃない』
『あ?乳揉みしだくぞ!』
この女どうしてくれよう。
友季は置いてきた。ハッキリ言って飲み会にはついてこれそうもない。
……まぁ、囲い込みたい俺としては都合が良いので結果オーライ。
彼女をなるべく部屋から出さないためには社会と隔絶し、対人性能を落とせるだけ落とすのが理想だ。……勿論一部のイベントには友季も強制参加なのだが。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「せっかく記憶戻ったってのに」
「いや、記憶が戻ったからこそ、(対人が)怖いんだってさ」
「あ〜……前原さんからしたらタイムスリップしたようなもんだしな。いきなり成長した同級生に会うよりもまず、様子見たほうが良いのか」
あ、なんか良い感じに勘違いしてくれた。
「まあね」
「そういや、生活ってどうなったんだ?ゾンビ時代はハウスキーパー雇ってたよな?」
「今は友季が全部やってくれてる。高校時代に逆行したカンジ」
「……夜の生活ってどうなった?って睨むなよ。別に変な意味じゃなく、手を出したのはゾンビになってからだろ?記憶を取り戻して、急にそんなことになっていて、前原さん大丈夫なのか?」
「……記憶が戻ったのがベッドイン時だったからな。かなりビックリしてた」
「それ、下手したらトラウマもんだろ」
「そのへんは、まぁ、夫婦になったんでよろしくって」
「軽っ!」
「最初の方は暗かったけど、子供ができたことを自覚してからは元の調子に戻っていったね」
「……それはカウンセリング案件では?」
「いやぁ、負荷を与えてから甘やかすと、ズッブズブに依存してくれるのが堪らないね」
「ひえ」
「何をするにも俺に伺いを立てるようにするのが目標かな」
「一人の女性の尊厳を守るためにも俺は今ここで戦うべきなんじゃないだろうか……」
「やるか?」
「……所詮他人だし別にいいや」
「お前のそういう所、気に入ってるわ」
「そういうなら今度マンション見せてくれよ。一度億ションってやつを見てみたいんだ」
「え、嫌だよ。我が家は俺と義両親以外は立ち入り禁止だから」
「徹底してて気持ち悪ぅ!」
「何とでも言え。友季には俺意外に構ってほしくないんだ」
「そりゃもう家じゃなくて籠か檻かテラリウムのどれかだろ……」
「否定はしない」
「前原さん逃げて!超逃げて!」
「はっはっは、逃げ道なんてもう無いよ。友季の人生はもう詰んでいるし、俺が完全に掌握した」
「oh……」
ーーーーーーーーーー
「ただいま」
「おかえり。あれ、二次会は行かなかったの?」
「友季の話をしていたら顔が見たくなってね」
「え、陰口言われるようなことはしてないハズだぜぇ……?」
「なんでそうなるん!?普通のノロケ話だよ!」
「本当に普通の話なんだろうなぁ?……クラスメイトはなんか言ってた?」
「あー……強く生きろだってさ」
「本当に普通の話なんだろうなぁ!?」
「今年も前原さんは欠席?」
「うん」
友季も同級生だったので参加すべきではあるのだが……
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一週間前
ベッド上にて
『やだぁ!どうせリア充グループの連中が馬鹿にしてくるんだ!!』
友季が俺にしがみつきながら叫ぶ。
これが来年母になる大人の行動かよと思われるかもしれないが、むしろ彼女を精神的に未熟かつ自立できないようコントロールしているので、これは良い成果であると言える。
『いや、友季も結婚しているんだから一応リア充なんじゃ……思い出話に花を咲かせるとかさ』
『明臣との思い出しかないし!!』
『卒業後の近況報告とかさ』
『私卒業してないし!絶対馬鹿にされる!!あの学校エリート志向の奴多かったもん!中退とか後ろ指さされるわ!』
『いや、流石に事情が事情だし、大丈夫だと思うけどなぁ』
『どうせリア充だけのグループLINEで陰キャをボロカスに叩いてるんだ!!』
『どんな偏見!?』
……その類のグループはあるし俺も参加しているが、主に俺の嫁自慢をぶちまける会場になっているというのは別の話。……友季を招待するのはやめておこう。
『みんな聞いてもいない自慢でマウントをとってくるんだ!』
『あ、それはある』
その筆頭が俺だし。
『もうやだ!何もかも上手くいく奴みんな嫌い!』
『え、俺は?』
『嫁選び失敗しているから嫌いじゃない』
『あ?乳揉みしだくぞ!』
この女どうしてくれよう。
友季は置いてきた。ハッキリ言って飲み会にはついてこれそうもない。
……まぁ、囲い込みたい俺としては都合が良いので結果オーライ。
彼女をなるべく部屋から出さないためには社会と隔絶し、対人性能を落とせるだけ落とすのが理想だ。……勿論一部のイベントには友季も強制参加なのだが。
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「せっかく記憶戻ったってのに」
「いや、記憶が戻ったからこそ、(対人が)怖いんだってさ」
「あ〜……前原さんからしたらタイムスリップしたようなもんだしな。いきなり成長した同級生に会うよりもまず、様子見たほうが良いのか」
あ、なんか良い感じに勘違いしてくれた。
「まあね」
「そういや、生活ってどうなったんだ?ゾンビ時代はハウスキーパー雇ってたよな?」
「今は友季が全部やってくれてる。高校時代に逆行したカンジ」
「……夜の生活ってどうなった?って睨むなよ。別に変な意味じゃなく、手を出したのはゾンビになってからだろ?記憶を取り戻して、急にそんなことになっていて、前原さん大丈夫なのか?」
「……記憶が戻ったのがベッドイン時だったからな。かなりビックリしてた」
「それ、下手したらトラウマもんだろ」
「そのへんは、まぁ、夫婦になったんでよろしくって」
「軽っ!」
「最初の方は暗かったけど、子供ができたことを自覚してからは元の調子に戻っていったね」
「……それはカウンセリング案件では?」
「いやぁ、負荷を与えてから甘やかすと、ズッブズブに依存してくれるのが堪らないね」
「ひえ」
「何をするにも俺に伺いを立てるようにするのが目標かな」
「一人の女性の尊厳を守るためにも俺は今ここで戦うべきなんじゃないだろうか……」
「やるか?」
「……所詮他人だし別にいいや」
「お前のそういう所、気に入ってるわ」
「そういうなら今度マンション見せてくれよ。一度億ションってやつを見てみたいんだ」
「え、嫌だよ。我が家は俺と義両親以外は立ち入り禁止だから」
「徹底してて気持ち悪ぅ!」
「何とでも言え。友季には俺意外に構ってほしくないんだ」
「そりゃもう家じゃなくて籠か檻かテラリウムのどれかだろ……」
「否定はしない」
「前原さん逃げて!超逃げて!」
「はっはっは、逃げ道なんてもう無いよ。友季の人生はもう詰んでいるし、俺が完全に掌握した」
「oh……」
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「ただいま」
「おかえり。あれ、二次会は行かなかったの?」
「友季の話をしていたら顔が見たくなってね」
「え、陰口言われるようなことはしてないハズだぜぇ……?」
「なんでそうなるん!?普通のノロケ話だよ!」
「本当に普通の話なんだろうなぁ?……クラスメイトはなんか言ってた?」
「あー……強く生きろだってさ」
「本当に普通の話なんだろうなぁ!?」
18/09/02 23:31更新 / 幼馴染が負け属性とか言った奴出てこいよ!ブッ○してやる!
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