連載小説
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33 子供=無邪気=悪魔
今日は俺、いつも以上に寝起きが悪い気がする…
そう思いながら俺はゆっくり布団から出たのだが…だるい!!
凄くだるいぞ今!?なんと言うべきか…背中にわかめを背負ってフォークダンスをするときのような心身のだるさだ!!
え…?たとえが良くわからないって…?そ、それはスルーする方向でよろしく頼むよ。

……あぁ、布団の暖かさが名残惜しいぜ…
そう思いながら布団の方をチラッと見ると…布団が俺を待っているかのように展開されていたんだ!!
そう…たとえるとしたら恋人のように…
一瞬でもそう思ってしまった俺…これだから独り身は…って危ない危ない…
だが、俺は布団が来てといっているような気になってしまったので、そっと布団の中に入り込んだ…
へ、へへ…なんか、暖かくて気持ちいいぜ…
俺はまるでふわふわとした気分になって、その後初めて二度寝とやらをしたのだった…

「デメトリオー…遅いじゃないの…って、寝てる?」
「くー…かぁーー…」
「……仕方ないわねぇ…今回は別のメンバーに頼んで依頼、やってもらおうかしら…」
「ぐー…くそっ…胸も無いくせに威張ってんじゃねえって…すー…」
「……な…デメトリオ…いい度胸ね…ふんっ!!」
「がはぁーーーーー!!」
な、なんだ!?上から腹の上に何か降って来たのか!?
俺はいきなり物凄い衝撃を体が捕らえ、何が起こったのかわからないまま…
ただ、あたふたしていたんだ…
くそぉ…久しぶりに昔の幼馴染…まぁ、俺が六歳のときのだけど…と口喧嘩する夢を見たというのに…
俺がそう思い、痛みの発信源である腹を見ると…そこにはメリィの足が俺の腹を思いっきり叩きつけているのが見えたんだ!!
め、メリィ…基本的には足技系で戦闘を行うのにその足で俺に攻撃を仕掛けてくるのはいかがなものかと…

俺は文句を言おうと思ってメリィの顔を見たのだが…
「ひぃっ!?」
俺は思わず情けない声を上げてしまった…それくらい、メリィのことが怖かったんだよ…まるで…俺を睨み殺しそうな目つきだったな…

そして、理由も無く怒っているメリィの後を追って俺は下のロビーに降りていったわけだな…?
他のメンバーもメリィを見て一瞬だが身をすくめるほど…メリィは本当に恐ろしい表情をしていたんだよ…しつこく言うようだけどな?
さぁて…朝飯でも食べるとしますか…
「デメトリオ…どこに行く気?」
「え…め、飯でも食おうかと…」
「ふーん…へぇー?」
「な、なんでもないです…」
俺はなんだか飯を食べたらいけない空気を感じ取ったのでそのまま、今日は昼に干し肉をかじるだけで済まそうと決めたのだった…

「デメトリオ…今回はこの依頼を受けなさい…」
そう言ってメリィは俺にまた依頼書を渡してくる…
えっと…なになに…?

〜〜〜依頼〜〜〜
依頼者:織物組合相談役 織部珠繭 (おりべ たままゆ)
内容:子供の遊び相手募集
『織部珠繭と申します、以後よしなに。今回御頼み申し上げるのは私が営んでいる寺子屋で子供達と遊んでくれはる異国の妖怪はん、魔物の方々を募集しとります。
目的は、子供達に異国の遊びや唄に触れる機会を、と思いたったが故です。
相手して頂く子供達は日によって変わり、二十五から四十名辺りになり、
種族も人間、妖怪の子供が半々になると思います。
定員は特に決めておりまへんので、大人から子供まで色々な魔物の方に
お越し頂きます様宜しく御願い申し上げます。』

報酬:銀貨1枚+特製の粗品(手拭いや人形など)

備考:昼食と三時のおやつは当方で提供させて頂きます。
〜〜〜〜〜〜〜〜

これ…俺行かなくてもいいんじゃないか?
「メリィ…?俺、この依頼受けれないよ?だってここに、魔物の方々を募集しとりますって書いてるじゃないか!?俺、人間だし…」
どうだ!?俺、これ以上無いくらいに事実を言ってみたぜ!!
メリィもさすがに何も言えまい…
「……何か?」
「ひっ、な…なんでもないです!」
最終的に俺は依頼を受けることになってしまったんだが…
その後、夜のメンバー以外全員行くって事がわかったときに一瞬だが、俺行かなくてもよくないか!?って思ったこと…メリィには内緒な?

そして目的地の寺子屋って名前の建物についた俺たち…
大分メリィの機嫌がよくなったな…何が気に入らなかったのかはわからないけどよかったぜ…
多分…あそこにいる人が珠繭さんだな…
入り口付近で子供達と一緒に遊んでいるジョロウグモの女性……他には人の姿も見えないしな…?
「あの…この依頼を奉行所に出したのはあなたですか?」
おぉ!!さすがメリィ…だてにモンスターラグーンのリーダーをしているだけはあるぜ…俺だったら怖くて絶対にあんなはっきりと物事を言えないぜ…

「あぁ…依頼を見て来てくれた人ですね?おまちしておりました…」
「ねぇーー!!珠繭せんせーー!あの人たち誰ーー?」
「あの方たちが今回、あなた達と遊んでくれる人です」
「お姉ちゃん達!よろしくおねがいします!」

そう言われ、そのままモンスターラグーンのみんなのところに走っていく子供達…
モンスターラグーンのみんなもまんざらでもないような表情を浮かべているし…それはいいことなんだ!でもなぁ!!
俺の方に一人も来ないってのはどういうことなんだよ!?
はっ!?ま、まさか…子供にすら人気のない男だったのか俺って!?
し…ショックだ…凄いショックだぜ…

そして他のメンバー達が寺子屋に入っていった時…俺は一つ、あることを真剣に悩んでいた。
このままみんなが入っていったら一人…寺子屋には行かずに宿に戻ろうかな…って、真剣に思い始めたんだ俺は…
だってさぁ!?子供に好かれてもいないのに子供の世話をしろと!?
近づきもしなかったのに無理だろそれは!!他のメンバーに任せておいて俺は帰っても誰も何も言わない…そんな気がして仕方がないんだ!
俺は心の中でこんなに重要なことを考えていたが、他のみんなは俺の考えにはどうやら気付いていないようだし……帰るなら今か?

俺はメンバー全員が寺子屋の中に入ったのを確認すると、外側からそっと扉を閉めてその場を後にし……
「……デ・メ・ト・リ・オ…?どこに行く気なの…?」
こ、この声は…ま、まさか俺の完璧な計画がこんなにも早く終わりを告げたというのか!?
「や…宿に帰ろうかなと…」
「もう一回言ってみてくれる…?」
……や、やっぱり、メリィには逆らうのはやめよう…怖い…
「な…なんでもないです…はい」
そして結局俺も、寺子屋の中に入っていったのだった…

……で、今現在俺が何をしているかというと…俺は、何もしていなかった訳だ
冗談なんかじゃないぜ?いや…本音、俺も何かしないといけないとは強く思うよ?思うけどさぁ…
誰も俺の近くに近づいてこない…コレが現実だよ!!
誰でもいいから来てくれよ!!って思えるほど俺の所には誰も来なかった…
目の前では他のメンバーが子供達と仲良く遊んでおり、俺は非常に複雑な心境だった訳だ…
や、やめろ!!俺にそんな楽しそうな風景を見せるなぁ!!見せないでくれ…
そして…どうでもいいことなんだが…視線を感じるぜ…
ところどころ…多分メリィの監視の目線なのだろうが、視線を感じるのが非常に複雑な心境を強く感じさせる原因になっているのかもしれない…って、俺は今本気で思いながら部屋の隅でうずくまっているのだった…

そして子供達が他のメンバー達と一緒に食事を食べに食堂に行った時、俺はあえてついていかずに部屋の隅でうずくまって干し肉を食べていたのだった…
これほど惨めな一日が…他にはたしてあっただろうか!?
いや…無いね!!絶対無かった!
俺は…俺はなぁ…
そう思って内心…本気でブルーな気分になり始めた時だった…
「お兄さーん!!」
……はっ!?こ、これは…子供の声!?
まさか、誰か俺と一緒にご飯を食べる気になってくれた子供が!?
ふっ…ふっふっふっ!!お、俺は…来ると思っていたよ!!
誰かわからないけど俺なんかと一緒にご飯を食べる気になってくれてありが…
「少し……倉庫に来てもらっていいですかぁ〜?」
倉庫…?いや、待て…折角俺なんかのところに来てくれたんだぞ……
折角だから何か手伝って欲しいんだろうし、手伝って頼りにされるのもいいと思うしな!!
そう思った俺は、その子の後を追いかけて人気の無い倉庫に向かったのだった…
い、いや、決して変なことを考えて行ったわけじゃないぞ!?
俺にそのような度胸はないからなぁ!!
……うぅ…自分で思ってて悲しくなってきた…

「で……?俺に何を手伝って欲しい…がはっ!?」
俺はいきなり後頭部を何かで殴られ…視界が暗くなる前に見たのは俺をここに連れて来た女の子と、別の女の子がハイタッチをしているところだった…

そして…急に視界にまぶしい何かが…ライトでも当てられているのか!?
「う…な、何だ…?」
「あ、起きたよ!」
気が向くと3人の和服…と言うべきなのかよく判らない服装を着ている人間の女の子達が俺のほうを見ていたのだった。
「あれ…俺、何かを手伝うために…あれ?」
「まだ気付いていないようだよ姉御!」
「あんたは私達に捕まったんだよ!」
なんだってーー!?い、一体全体…なぜ?
「なぜかわかっていないようだねぇ…」
「わ、わかる訳無いだろ!?いきなり…」
そうだよ……しかも、さっき後頭部殴られたところがだんだん痛み出してきたし…
俺は普通に何か手伝って欲しいことがあるんだとばかり思ってた…それなのにこの仕打ち…ひ、酷すぎるぜ…

だが、俺の内心の考え方とは裏腹に普通にこのような酷いことを出来る女の子達……
今の時代…怖いのは魔物娘の方より…人間娘の方じゃないのか!?
などと真剣に思ってしまう俺…
「い、一体俺に何の用なんだ!?」
「いやー?私ら昼からの授業に出たくなくてさぁ…珠繭先生にはちゃんと外出許可もらってるしぃ?」
「久しぶりに染木祭りに顔でも出そうかなぁって」
そ、それと俺を柱に縛り付けるのと何の関係が……
「お、俺に何を期待しているんですか!?」
「まだ判らない?金だよ!か・ね!!」
「金っ!?」
まさか…こんなまだ歳若い若者が俺に金をねだっている…そういうことなのか!?
なんと嘆かわしい世の中になったんだ……やはり若者…恐るべし
え?お前も若いだろって?
……まぁ、それは今回はスルーする方向で…
全く、全ての若者が俺みたいに勇気と判断力があってくれたらいいんだけどなぁ…

のんきにそう考えていると、俺が途中でいきなり何も言わなくなったことに不服なのか…縄を解かれた後、髪の毛を思いっ切り掴んで前後に揺さぶられたんだよ俺は!
うおぉ…き、気持ち悪いぜ…
「黙ってないでさぁ…早くお金くれよ!」
「そうだよ!!昼からの屋台に遅れちゃうじゃん!」
お、恐ろしいが…ここでこの子達を元の正しき道に戻すのも俺の…役目だ!
よし…俺は真面目に…この子達を粛清して見せる!!

そう決意した俺は早速彼女達三人に向かい合ったんだ…
見ててくれよ!!俺の勇姿を!!
「や、やめろ!!こんなことをしても何の解決にもならないだろ!!ま、真面目に勉強しないと駄目じゃないか!!」
キターー!!まさにこれ以上無いって位にかっこいい台詞じゃないか今の!?
俺のこの台詞…心をすっかり揺さぶられただろ三人とも!!

「こいつ…何言ってるの?私達ちゃんと珠繭先生の許可とってるしぃ…」
「もうさぁ…くだらないこと言ってないで早くお金頂戴?」
「くれないならぁ…殴って無理やりにでももらっていくよ?」

こ、こいつら…俺の心の優しさを込めた台詞を…
俺は三人組の態度にあきれると共に、若干だがこれはお金を渡したほうが安全な気がする…って思い始めてきた。
こう思ったということは、安全第一な人生を送ってきた俺が取れる作戦は一つ…お金を貢いでこの場から開放してもらうことだ!
これは屈したわけじゃないぞ!!戦略的作戦の一つなんだからな!?

「ど、どのくらいお金が欲しいんだ…?」
「全部…全部ほしいなぁ…」
ぜ、全部!?いくらなんでもそれは無理って話だ!!
俺、ここで持っているお金を全部使ってしまったら宿に残っている生活していく上で絶対に必要な分しか残らなくなるじゃないか!!
そ、それだけは…絶対にイヤだ!!イヤなんだよ俺は!
俺は必死にそのことだけは勘弁してもらうことにしたぜ…
「ぜ、全部なんて、そんなの払えるわけが…」

「どう思う?私は遠慮しなくても良いと思う…」
「私も〜!!こいつなら別に遠慮しなくてもいいと思うよぉ?」

な、何か恐ろしいことを言ってくれちゃってるんですけど!?
大体…こいつなら大丈夫って勝手に決める行為はどうかと俺は思うよ!?
で、でも、何か言ったら痛い目に合わされるかも知れない…
今…俺は人生のターニングポイントに立たされているのかも知れないぞ…
この次におこる出来事で俺の身に痛い出来事が起こるかどうかが決まると思うと…緊張してしまうぜ…

でも…少しは軽めにしてくれるんじゃないかな?って、俺はなんだかんだでそう信じていた!
俺は信じているぞ!!もうこのような無意味なことはやめるべきだ!!

「決めた!面倒だからぼこぼこにしてお金だけもらおうよ!!」
「さんせーい!!」

「ま、待て!!話せばもっと平和的な解決法があると思うんだ!ってか、俺の少ないお金を当てにするよりも他の人の方がお金を…」
俺は言い終わらないうちに女の子達のかよわい腕で全身殴られたわけだ…
そしてその後、彼女たちは容赦なく俺からお金を…しかも全部奪い取って祭りにいったんだよ……
「えぐっ…ひぐっ…お、俺だって…本当はこんなところ来たくなかったよ…」
やばいぜ…本気で目の前が濡れて来たぜ…うぅ…
どうして俺がこんな目に会うんだ……俺だって…必死にお金をためて今のお金に至るというのに…それに、こんなにも強く殴らなくてもいいのに…
あの三人…あの三人めぇ…

だんだん俺の心に黒いものが蓄積されていってるのがわかる……
こ、これが恨みのパワーって奴なのか!?
あの三人…祭りの最中に何かしらの出来事があって全員魔物化すればいいんだ!!そしてその後、三人とも祭りの会場にいた男共とあんなことやこんなことをしてあへってたらいいんだよぉ!!
まぁ、俺が強く敵意を抱きそう願ったとしても、世の中はそう上手くいくわけじゃないし…無意味なんだけどさ…?

こういう風に、倉庫の中で一人泣いていたんだが…いつまでも泣いていても過去が消え去るわけじゃない…って事で、気分をここで一転しようと思うぜ!
一瞬的には後ろ向きに考えたが…ま、前向きに考えろ!
あの子達はきっと俺のお金を有意義に使ったに違いない!!
それに、この体の傷は俺の優しさで出来た傷なんだ!!俺はいわばヒーロー!
正義の存在なんだ!!
そう思い続けていると、さっきまでの出来事がだんだんどうでもよくなってきたんだ!さすが自己暗示…ある意味最強の手だと俺は思う。

そして俺は気分を一転し、さわやかな気分で倉庫の外に出たのだが…
「デメトリオ…あなた、依頼の仕事をサボってどこ行ってたの…?」
「……に、逃げていいか?」
「駄目よ!!朝、私をあんなに馬鹿にしておいて…仕事までサボるなんて…良い度胸ねぇ…?」
こ、このようなところにも罠があろうとは…俺の人生、罠ばかりじゃないかよ…

そしてメリィにばっちり怒られた後、俺のところにもようやく何人か子供が寄って来てくれたので、依頼の仕事が楽しくなってきたんだ!!
なにもつらいだけが人生じゃない!!って事だよな!?
そう思いながら子供達とコマ回しで遊んでいると、不意に俺の視界右端に恐ろしい人物が!!
あ…あいつだ!!俺を殴ってお金まで盗った三人組の一人!!
俺は気付いてしまうと、なぜか体の震えが止まらなくなったんだよ!!
「デメトリオさんの番だよー?どーしたのー?」
「な、なんでもないよ?お、俺、ちょっとトイレ…行ってくるね?」
「はーい!」
俺は子供達にトイレに行くと言うと、ばれないように近くにあった茂みの中に身を隠したんだ!!多分俺の予想だが…あの出来事を自己暗示でなかったことにしたとはいえ、精神的外傷…いわゆるトラウマって奴になってしまったんじゃないだろうか!?

俺が茂みの中で震えていると…不意に背中に視線を感じはじめたんだ…
誰か見てるのか…?
そう思って後ろを振り向くと、完璧に隠れていたはずなのに…
俺はあの女子と対面してしまったのだった…
な、なんだこの展開は!?さっきトラウマを抱えているかもって思ったばかりだろう!?展開が速すぎるんだ!!
俺は内心毒づきながらも、確実に逃げる体制を整えた…
俺のデメトリオスタイル…見くびってもらっては困る!
だが…何か様子がおかしい…ってか、あの子は人間だったはずだ…あんな小さい羽生えてたかな…?
俺はその直後に自分自身が倉庫の中で思っていたことを思い出したんだ!
ま、まさか、本当に起こってしまったのか!?じ、冗談だったのに!?
そのことを悟った瞬間から…なぜか罪悪感が胸を支配し始めたんだ…
酷い目に合ったのは俺の方が先…だけど、他人を呪うなんてするべきではなかったんだ!!

「あの…あの時は殴ってごめんなさい!!それで…せめて罪滅ぼししようと思って…わ、私の体を自由に使って下さい!!愛してください!」
駄目だ…あまりの出来事に精神面的に錯乱してこの現状が理解できていないようだ…そのような卑猥な言葉を、寺子屋と言う学び屋…しかも他の子供達も沢山いるような所で言うべきではない!!
「君は…自分の身体をもっと大切にしたほうがいいよ?きっと思ってもいなかった出来事が起こったんだろ?でも、だからといって自暴自棄になるのはいけないことだ!君はまだ若い!俺のようなまるで男の性根が腐ったような男とは違って未来があるじゃないか!」
待てよ…さっきの俺の台詞、まるで俺には未来がないようじゃないか!?
しかも…自分で性根が腐ったっていってしまったよ…
ま、まぁいいけど…
「で、でも…体が火照って…」
「君の運命の相手は俺ではないだろ?君にはもっとふさわしい相手がどこかにいるんだ!その人のためにも身体を大事にするんだよ?」
今の俺はどうやら変に悟っているようだな…
などと内心思いながら、俺はその場を立ち去ったのだった…

そして依頼が終わり、俺は驚愕の事実をメリィから聞かされたんだ!!
俺のことを散々殴った三人…全員謎の辻斬り事件に巻き込まれてレッサーサキュバスになってしまったようなんだ。
今は珠繭さんが精神面的看病をしているようだけど…まさか、辻斬りがそれほど恐ろしい行為とは思わなかったよ!!
俺はメリィから辻斬りの内容を聞かされるまで、辻斬りは野菜の切り方みたいなものだって本気で思ってたのに…お、恐ろしい…
俺は新しい災難に巻き込まれる気がしながらも無事に宿屋に戻って来て、ジュンコさんから怪我によく効くとかいう魔女特性の薬壷をもらった訳だ…
凄くミントの匂いが濃い薬だったが…俺は文句は言わなかったぜ!
そして俺は中身がカラになった財布…いや、報酬の銀貨1枚だけが入った財布をタンスに丁寧にしまいこむと、布団にもぐりこんで今日の出来事を思い出し…枕をなぜか涙でぬらしながら寝たのだった…
12/04/03 11:23更新 / デメトリオン
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■作者メッセージ
どうも!!今回は話が少々重くなってしまいましたが…
で、デメトリオもそんなに気にしていないようですし、皆さんも気にしないであげてください!

さて…次の話はジパング編では初めてとなる戦闘パートです!!
はたして誰が敵となるのか…予想しながら待っていて下さいね!!

後…キャラクター設定は未だに受け付けていますから、皆さんジパング編だけにこだわらず、どんどん送って来てくださいねー!!
……出番が少ないとしても、絶対に出しますから!!

では、ありがとうございましたーー!!

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