連載小説
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02 集会での出来事
昨晩の出来事で、また新しい夫婦ができてしまったことに衝撃を感じながら、俺は今日も今日とて、宿屋業務に勤しんでいた

正直、俺自身……こうも毎回このような出来事に遭遇していると、慣れてきているから怖いね。



さてさて、実は今晩は宿屋業務はお休みの日なんだ…
一ヶ月に第三日曜日は一回……フェルス興国で男性だけの集会が秘密裏に開催されていて……そこは未結婚の男子だけが集まることができるという集会なんだ。


フェルス興国の男性が20を過ぎた時に、こっそりと秘密裏に教えられる集会は、フェルス興国の男子ならば全員知っている集会であり……結婚した男性は絶対にこの集会のことを他言してはいけないという決まりがあるんだ


フェルス興国は、今……結婚政策を進めており、国王のフェルス=ミーナ様は魔物娘との結婚を大いに推奨しているぐらいだ。
彼女が国民の中から、選ばれて国の代表者になり…この国初の魔物娘の国王という……すごい人だよ


当時は、けっこういざこざもあったみたいだけど……今はそれもだいぶ収まり、魔物娘達もけっこう移住してきているみたいで、いままで見たことないような食べ物なんかも頻繁に店に並んだりしている



とにかく……この国の男性だけでの集会はあまり、国の方からよく思われていないみたいなんだ。
なんでも、危険思想が生まれる可能性があるとかどうとか……

危険思想も何も、自分たちの自慢話やらなんやらして、楽しく過ごすだけの集会なんだけどな?
っとまぁ、この集会があるわけで、今晩は宿はお休みしないといけないんだ




デ「さぁって……布団も終わったし…あとは夜の7時まで適当に過ごすか…いやぁ、仕事が休みってわかってると、気が楽になるよなぁ」


??「今日、仕事休みなんだ?へぇーっ……毎週この日、休みだよね?なにかあるの?」



うわあぁぁぁっ!?


俺はいきなり背中の方から声が聞こえ、心のそこから驚いたんだ
普通、自分の部屋で、後ろには窓しかないのに、目の前の扉以外にだれかが部屋に入るなんて思わないからね!!



俺は聴き慣れた声に、少しほっとしながら振り返った

そこには、にこやかな笑顔を浮かべているハーピーの女性がいたんだ
また窓から入ったのか…?困ったやつだよ……


デ「サリィ……また窓から入ったのか?用があるときは玄関から入ってくれって、いつも言ってるのに……」


サ「ダメだよ、だって……それじゃああまりに普通すぎるもん!!」


デ「普通でいいよ、本当にさぁ……何度いっても聞いてくれないんだから…」


サ「気にしない!!気にしないっ!!テンション低いなぁ……もっと上げていこう?あっ……そうそう…デメっちにお届け物があったんだぁ…」


デ「デメっちいうなっ!!」


ふぅ……このハーピーの女性…
本名はサリィ=ウェイネスで、歳は聞いたことないからわからない
たぶん同じぐらいか、少し若いぐらいだと思うけども……
ま、魔物は見た目と実年齢が一緒じゃないやつがいたりするからなぁ……
どんな種族かは言わないけども……



身内に、おそらく義理の姉さんが一人いて、その人と郵便配達の仕事をしている。まぁ……仕事での付き合いってやつだよ


身体的特徴は……小さい胸とオレンジ色の髪の毛……変に逆だっているから、おでこがすっごく広く見える
あっ……これ、本人に言ったら俺と同じように、空中まで連れて行かれて簀巻きにされるから注意な?

ま、ミノムシごっこがしたいのなら、いいんだけどさ……

とにかくクールで容赦ない姉と違って、やたら明るい性格で元気……ところどころ、馬鹿な部分もあったりするんだけど……
なんとなく話しやすいから、いつもの口調で話しかけてしまうんだよなぁ…


デ「それで、お届けものって……?」


サ「これ……グロリア家の末っ子のセムちゃんから………なんか、毎週だよね、何が送られてるの?」


デ「えっ?いや……チョコとかガムとか……そんな感じのお菓子だよ。正直、彼女はお金持ちのグロリア家のお嬢様なのに、こんな俺にそんな物を送ってくるのか、まったく意味がわからないんだけどね?」


サ「ほんとにぃ?怪しいなぁ〜〜……何か、セムちゃんにしたんじゃないの?デメっち……」


デ「してないよ!!それに、あったのだって一度だけだし……どうしてこんなに好意を向けられてるのかさっぱりわからないんだよ」



サ「………ふーん…まぁ、いいや……はい、これっ!!えっと、サインお願い………はい、ありがと・・・っ!!」



しかし…今回はやけに大きな箱だな……中に何が入ってるんだ……?
それに、サリィがこれをどうやって持ってきたのか……非常に気になるよ俺は


サ「あ……あのさっ!!今晩なんだけど……お姉ちゃんが劇場のチケットを仕入れたって……あ、あたしは劇場なんて柄じゃないんだけどさ……もしよかったら…」



デ「あぁ…今晩は無理なんだ、他の人を誘って楽しんできなよ」



だって……今晩は集会があるからな……さすがに、劇場と集会を天秤にかけると…俺の中では集会のほうが重いからね
それに、サリィの友達とかと一緒に観に行ったら、話のタネにもなるだろうしね!!

いやぁ……俺って気が利くよなぁ……そう思うだろ?



サ「えっ……あっ…う、うんっ!!いいんだ!!他にも誘う人はいるし!!(即答だった……そんなにあたしと一緒に……行きたくないのかな……)あっ……あ、あたし…他の配達あるし……もう帰るねっ!!」


デ「あぁ、また…なにかあったら頼むよ」





俺にサインをもらったあと、サリィは入ってきた窓から飛んでいった
相変わらず……元気だなぁ……


さってと、この大きなお届け物の中にはいったい何が……
俺は、自分の知識欲が掻き立てられるこの大きな箱の前に立ち、この箱をオープンした……




?「……………(じー……)」


デ「っ!!?」


俺がお届け物の中を開けると、中に小さなマンティスの女の子が入っていたんだ……
そのマンティスの少女は、何も言わず……ただジト目で俺を直視している…

って、なんでセムちゃんが中に入っているんだ!?
やばい……本気で意味がわからないぞ!!


そう……セムちゃんから送られて来たお届け物の中にはセムちゃんが入っていたんだよ!!
会うのはこれが人生で二回目だというのに……なんて答えたらいいのかはっきりといってわからないよ!!


デ「せ、セム……さん?どうしてこの箱の中に?お母様やお姉様がたが心配しますよ?」



ちなみに、セムちゃんの家庭事情は……お母様と上にお姉様が四人いるんだ

姉は上から、エキドナ、ドラゴン、ミューカストード、ソルジャービートル……
四人とも、すでに結婚してはいるけれど、グロリア家の屋敷で旦那さんと同居してるって聞いたことがあるな……


えっ?どうしてマンティスのセムちゃんの姉妹がこんなに種族がばらけているのかって?それは………セムちゃんのお母様が、エキドナだからなんだと思う
くわしいことは知らないが、セムちゃんがものすごい名家のお嬢様だっていうのは俺でもわかるんだ



セ「…………(バッ!!)」


デ「っ!?な、なんですか……それは…?生クリームを絞り出すアレ…ですよね……?どうしてそんなものを……?」


セムちゃんは無言でそのクリームを絞り、自分の体に付けて行く……
なんだか、服の間にも真っ白なクリームがべったりと入っているけど…気持ち悪くないのか?



たまに、集会にいった時にこんなエロいシチュエーションの本を読んだりはしたが……まさか、セムちゃんに限ってそんなことはしないだろうしな……

だって、16歳なんだぞ?俺は24だからな?年齢差を考えてみてくれ……
フラグ?恋愛シチュエーション?立つわけないね
余計な期待はせず、からかっているだけだと判断し、欲情しないようにするのが、宿屋店主ってもんだよ


ちなみに、欲情が抑えられなくなったとき、俺は我が家に代々伝わる秘伝の薬を服用しているんだ。
この薬を飲むと、性欲を抑えることが出来るんだよ!!
………でも、オヤジは……この薬の存在は絶対に魔物娘に教えるなと言ってたな……
なんていうか、そんな薬の存在を知ったら、全力で製法も何もかも消される可能性があるらしいんだよ!!


さすがに、オーバーだと思うけどな?表現が


セ「…………(チラっ……)」


デ「せ、セムさん?もうそろそろ冗談はやめてください?俺……そろそろ用事がありますので………なんて……」



セ「………わかった……」



セムちゃんはそう言うと、てくてくと玄関に歩いていき、出る間際……


セ「………プリン……あげる……(ニコっ)」


デ「あ、ありがとう……」


俺にプリンをくれたんだ、またお菓子か……
えっ?いや、すごくうれしいです。はい


玄関を開けると、一人のメイドがセムちゃんを出迎えたんだ
この早業には、俺も驚いたね……っていうか、これ…
完璧に外で張ってたね



メ「デメトリオ様……セム様をありがとうございます……では、私たちはこれで失礼いたしますね……そ、そのプリンは早めにおたべください…セム様の気持ちがこもっていますので……」



そう、セムちゃんの専属メイドの彼女は、セムちゃんのプリンに隠された秘密をしっていたのだ!!



それは、デメトリオの家に向かう、3時間前の出来事だった…


〜〜グロリア邸〜〜


セ「私の……愛液……これが、このプリンの隠し味に……ふ…ふふっ…」


メ「お嬢様っ!?何を……お入れに?」


セ「愛……ねぇ…あの、鳥の配達屋の用意…できた?あのデメ様を横取りする怨敵…彼女に私を運ばせて……私と…デメ様との……恋の架橋にしてやる…」



セ「デメ様を……私色に……染め上げる………中から……じわじわ…」


メ「……あわわわ…(デメトリオ様……大変だなぁ…パーフェクトメイドの称号を人間の身で始めて受賞して、この屋敷に来た時に思ったけれど……お金持ちの方って…変わり者がおおいなぁ…」




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時間は夜の6時50分……俺はそっと宿屋の扉を閉めると、裏口に回り込み行動を開始したんだ。


道中で魔物娘に見つかることは、すなわち集会の不参加を意味する……
俺はいつも以上に気を張り巡らせながら、夜の街を移動していた

そして、フェルス興国の3番街……街の一番真ん中にある教会……の真横にある倉庫の裏口にたどり着いたんだ



デ「確か……右から2番目の樽の下の石段の3番目の赤色の石の右後ろの苔の裏にあるこのスイッチを、右に3、左に4、右に9の三回ひねればオーケーなんだったな……このパスワードは毎回変わるし、スイッチの場所も変わるから、忘れると大変なんだよな……」




俺がそのパスワードを入力すると、音もなくひっそりと、目の前の倉庫が開いたんだ、よっし……もう、ほとんど集まっているかな……?




中に入ると、そこにはフェルス興国じゅうの未婚男性が、みんなで酒盛りをしていたんだ。俺も、いつものようにその中に混ざる……




マ「おっ?デメトリオ、まぁだ独り身か?」


デ「そういうマスターだって、まだ独り身じゃないですか、一緒ですよ?」


マ「俺ぁ、いいんだよ!!こんなルックスだからな……出会いも何もかも、青春時代が終わったら、悟って諦めたよ…山賊みたいななりしてるしな?」


デ「山賊……?サンタクロースの間違いでしょう?」


マ「ヒゲがなげぇことしか、似てねぇじゃねえか!!まぁいいっ!!今日は一ヶ月に一度の集会の日だからな!!ぱっと飲みな!!」


デ「うん、まぁ……俺は酒は弱いから飲まないけど……ジンジャーエールちょうだい」





そして、カウンターで飲み物を飲んでいると、知り合いが話かけてきたんだ。
フェルス興国で、石レンガを生成しているこの青年……
俺も、たまに宿屋の部屋増築の時とかにお世話になってるんだが……



青年「おっ?デメっちまだここに来れてるのか?お前はそこそこルックスもいいから、すでにあちら側の人間だと思っていたんだけどな……」


デ「お前こそ、とっくに結婚しててもおかしくないだろうに……」


青年「うるへー…俺はな、恋愛には愛を求めるタイプなんだよ、ほっとけ。でだ……デメっち、最近……国が魔物娘結婚プロジェクトを立ち上げたのは知ってるよな?」



デ「えっと………『モンスター=ラグーン』だったっけ……?」


モンスター=ラグーン………
フェルス興国直属の魔物娘結婚プロジェクトで中心を担うチームだって聞いたことがあったから、よく覚えてるんだ


けっこう、過激な思想を持っているみたいだけど………今までの結婚率は驚異の90%越えで、フェルス興国に住んでいる未婚の魔物娘の加入が絶えないとか、男性の未婚者撲滅が目標やら……とにかく凄い集団らしいんだよな。


今思えば、この集会に集まっている人間も、随分と数が減ったな……
先月より……軽く見ても600人ぐらいは少ない……
もう、100人ぐらいしか、この広い空間にもいないじゃないか

なんだか、昔を知ってるから少し、寂しいねぇ……



青年「そうそう……その集団が、近々……男性集会禁止法の規制に乗り出すって噂、聞いたか?危険思想根絶のために、国がGOサインを出したらしいぜ?まぁ、俺たちにはあまり関係ないことだろうけど………」



デ「だな……わざわざ国も、俺たちなんか一網打尽にしたりなんかしないだろうし………」





だが、俺たちの和やかなムードは、突如として破壊されることとなる!!


ダンッ!!ダンッ!!



男性「な、なんだぁ…?入口から、なんか変な音が………」


ドゴォッ!!


オーガ「よぉ、兄ちゃん達……楽しそうなことやってんなぁ…?集会は禁止だって法律……忘れてねぇよな?」



壊れた扉からオーガの女性が乗り出し、そのセリフを言ったとき……
場の空気は一気に凍りついたんだ
集会に参加している全員に緊張が走る……



そうして、一瞬の時間が流れると…オーガの後ろからある女性が歩いて出てきたんだ……
その人物は俺もよく知る人物……そう!!サリィの姉さんである、メリィ・ウェイネスだったんだよ!!


どうして、サリィの姉さんがこんなところに……?というか、あの旗の紋章は紛れもない…モンスター=ラグーンの紋章じゃないか!!
それが…どうしてこんなところに…?ま、まさか……メリィ…モンスター=ラグーンの関係者だったのか…!?



メ「さて……ここにいる人の中で、私のことを知らない人は…おそらくいないでしょうね?メリィ・ウェイネスです。いつも、ウェイネス宅配便を利用して頂いているお客様もいるみたいで……さてさて、皆さん…今の状況を多少なりとも理解していただけているなら、幸いなのですが……そう…断罪の時間ですよ(にっこり)」



男性1「ひぃぃぃぃぃっ!!お、俺は悪くねぇぞ…!!何も危険思想なんて持ってない!!こんな部屋にいられるか!!お、俺は帰るぞ!!」


男性2「ま、待てっ!!」



メリィ「ふぅっ………困った人たちですね…でも、安心してください……あなたたち全員…一人一人に、好意を抱いている魔物娘は存在します…(パチンッ)」



メリィが指を鳴らすと、後ろの方から一人のモコモコしたワーシープが出てきたんだ。そして、先ほど騒いでいた男性のところにのんびりと近づいていく…


男性1「な、なんですか…?俺を油断させようとしても…そうは……」



ワーシープ「えへへ〜…そんなに怖がらないで〜?ほらぁ〜…ぎゅ〜ってしてあげるねぇ〜?ぎゅ〜〜〜♥」


男性1「あ……あぁ……癒される……すさんだ俺の心が……癒されていくぅ…」


ワーシープ「わたし〜、ずっと前からあなたのことが〜気になってたの〜結婚しよう?一緒に暮らそうよ〜?」


男性1「くらしゅ…もぉ…暮らすぅ……すぅぅぅ……Zzzzzz……」


ワーシープ「あぁ〜…寝ちゃったぁ〜……かわいいなぁ…えへへぇ……」



メリィ「全員……結婚してしまいましょう?そうすれば、違反者は消える…この街は人間と魔物娘の共に共存する素晴らしい都市になる……嫌がる理由が見つかりませんね?」




メリィがそういうと、魔物娘たちが目を♥にしながら、男性たちに近づき始めたんだ
魔物娘が近づくたびに、一歩後ずさる男たち……


そりゃあそうさ……いままでモテてないからここに集まっている奴らが、いきなり魔物娘の標的にされたんだから、後ずさって当然だよ!!
それに……なんだか、肉食獣に獲物にされたかのような妙なプレッシャーを感じたのも事実だ




???「待てッ!!全員といったな……それは嘘だろう!!」


???「そうでごわすっ!!少なくとも……」


???「ふ、ふひひひひっ……ぼ、僕ら四人……」


???「フェルス興国非モテ四天王は…除かれているんじゃな〜い?」



あ、あいつらは………誰だっけ?よく、この集会に集まってるメンバーなのはわかるし、個性的な連中だってこともわかるけども……


と、とにかく……あの四人の登場で全員の注意はあちらに向いている……
こっそりと隠れるなら…今がチャンスだな……

俺はそっと、集会場の掃除道具入れの中に身を潜めたのだった……


??「ルックスは下の下、人間女性からはまるで虫を見るような目で見られ、同性にさえ、怪訝な目をされるこの俺こそ!!不細工代表、マックだ!!」


??「動くたびに、飛び散る脂汗……同じ室内にいるだけで室内温度は2度あがる。最近、生活すらも厳しくなってきた……そんなおいどんが、デブ代表ドーナでごわす!!」


??「ふひひひ……画面の向こうだけが、僕の最高のアヴァロン……現実なんて、夢も希望もない…画面の向こうなら、ロリにいくら手を出しても誰も文句なんて言わないし、誰を愛でようと僕の自由……僕はオタク代表のルドっていうんだ」


??「私こそ、いい年したおっさんにも関わらず、女装してワイワイ馬鹿やるのが大好きなオトコ……オカマ代表、ドナルドよーん♥」


ドーナ「ふっふっふ……どうでごわすか?あまりの魅力の無さに……ぐうの音もでまい……」



アヌビス「ふむ……ところで、貴様…前から思っていたが、なんだそのだらしがない体は!!これは、私が矯正してやらねばならんなぁ……ふふふっ…貴様のビフォー・アフターが楽しみだ…」


ドーナ「へっ……!?なっ!?体重190キロあるおいどんをこんなに軽々と!?ど、どこに連れて行くでごわすかぁ〜〜!!」


アヌビス「さぁ……家で運動の時間だ……」



マック「そんな馬鹿な!?あのデブのドーナを気に入る奴がいたなんて…しかし、俺は負けん!!この世の中は所詮顔よっ!!ルックスが悪ければいじめられ、蔑まれる!!脳内までお花畑なキサマらに俺が現実ってやつを……」


オーガ「あぁっ?そんなことより、セックスだろ」


マック「なっ!?離せ!!俺のような不細工に触れると、不幸になるかもしれんぞ!!」


オーガ「おい、てめぇ……人は顔で全て決まるのか?体格で全て決まるのか?違うだろうが!!大事なのはハート……心だろうが!!」


マック「だ、だがっ!!俺は……」


オーガ「うるせぇっつってんだ!!あたいがそのふざけだ妄想…現実ってやつをぶっ壊してやんよっ!!今晩から、休みなしでセックスだからな!!」


マック「は、離してぇぇぇぇぇぇっ!!」


ドナルド「ふっ……わたしのようなオトコが好きな奴はいないでしょうねぇ、だって紛れも無き、変態ですものねぇ……ふっふっふ……」


マッドハッター「そうかい?べつに、趣味は人それぞれだと思うんだ…ところで、あなたはレディーと読んだほうがいいのかな?ドナルドさん?」


ドナルド「そうよんでもらえるかしらぁ〜ん?」


マッドハッター「じゃあ、レディー…今宵、僕とお茶なんてどうかな?とっておきの逸品を振舞おう」


ドナルド「そ、それじゃあ……お言葉に甘えて……」


マッドハッター「あぁ……最高のお茶会にしよう……ふふ……」



ルド「えっ……?ぼ、僕一人だけ残ったのか…?おいおい、これはとんだ……」


バフォ様「それで、ロリコンのお主は何がしたいのじゃ?当然……儂らとサバトに直行するのじゃろう?なぁに、お主のような正直な兄上は儂も好みじゃ…今晩はじっくりと乱れるとしよう……」


ルド「いや…だってあんた……年齢的にBBA………」


バフォ様「ほぉっ………((#^ω^)ピキピキ)兄上もやんちゃが過ぎているようじゃのう……では、魔法陣で早速転送してやろうではないか……」



な、なんてことだ……い、一瞬……一瞬で四人……だと……

俺は、自分の目で見た出来事が、本当のことだと理解できないでいた…
それぐらいに、一瞬の出来事だったんだ。



それから、俺は二時間にも渡り……婬欲の宴を見せつけられたんだ
モテたいモテたいって思いはするけども……こ、これは……
なんていうか、凄まじい勢いだったよ



メリィ「………デメトリオの姿が見えないですね……今日は集会に参加してなかったのでしょうか………(サリィの恋心を実らせてあげる作戦が、パーになってるじゃないですか……)」



クノイチ「宿の方にも……戻ってはいない様子……」


メリィ「……逃げられた?まさか…あののんびりとした男にそんな知恵あるとは到底思えませんし……偶然かな…?とにかく、これでこの集会が開かれることは二度とないでしょう……皆さん、お疲れ様でした!!今晩はじっくりと楽しんでください!!」


サキュバス「あとは…デメトリオさんだけ…でしたっけ?この国の未結婚男子は……サリィちゃんも、もうひと押しすればいいのに〜」


メリィ「それは……本人たち次第ですね……デメトリオ…私の家族をないがしろにしたら、絶対に許しませんよ……さて、では解散しましょう……」






………………




………行ったか?
いやぁ……バレるんじゃないかって、本気で思ったよ…
彼女たちが来る前に酒を飲み明かして、この場所が酒臭くなかったら、匂いでバレてたね


さてと……今夜、誰とも合わずにそっと宿に帰って…
その次の日、何もなかったかのように振舞わないとな……


しっかし……この国で俺が最後の未婚男性か……
なんだか、最後って聞くと、自分が凄い存在のような気がするな!!
まぁ、実際は逆なんだけれども……

さて、明日からまた……宿屋業務を頑張らねぇとな………
俺はそう思いながら、そっと帰路についたのだった……
16/02/01 19:56更新 / デメトリオン mk-D
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■作者メッセージ
どうもこんばんは!!

今回も、見て下さりありがとうございます!!
さてさて……前作に比べて、少しだけ物語の運びが違いますが……
最終地点はほとんど同じなので……まぁ、のんびりと見てやってください!


さてさて……
この物語をゆったりと完成させつつ……

短編のアイデアを募集してみたり……


というわけで、短編のアイデアを募集します!!

m男向けの作品しかかけませんし、レベルもまだまだ至らぬところだらけですが……それでもいい!!
私はデメさんに書いてほしいんだ!!ってかたや、こんなシチュエーションを書いてくれたらというかた!!


感想欄に、魔物娘の種族とシチュエーションを書いて(だがNTR、てめぇはダメだ)送ってきてください!!


頑張って、のんびりと書いてみようと思うので……

それではこれからも、よろしくお願いします!!


2/1日 皆様に、お詫びのコメントがございます

この作品に出てくるセムちゃんなのですが、家族構成で大変な誤りがございました
エキドナ様のために命をかけていると思われる皆様や、この作品を楽しみにしている皆様には、本当に…本当に大変な迷惑をおかけしたことを、この場を持ってお詫びさせていただきます

本当に、申し訳ありませんでした!!

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