読切小説
[TOP]
メイド長のえっちなお仕置き
 使用人の少年は、目の前の光景にくぎ付けになっていた。
 わずかに開けられたドアの隙間。
 その先で、想い人が──自慰をしているのだ。

「んっ♡ はあっ♡ んん……っ♡」

 普段はきっちりと着こんでいるメイド服を淫らに気崩し、スイカをふたつぶら下げたような乳房をさらけ出している。汗ばんだ白い双丘の先端、鮮やかな桃色の乳首を指先でギュッと摘み上げると、甘ったるい喘ぎがドアの向こうに響く。快感でぶるりと体が震えると、乳房に負けず劣らず大きな尻肉もぶるんと震える。普段は淑やかな顔は汗ばんで桃色に染まり、グレーの髪がぴっとりと張り付いていた。

 いつも清楚で凛とした雰囲気からはまったく想像もつかない淫靡な痴態に、少年の股間はズボン越しでもはっきりと分かるくらい張り詰めていた。たったの一度、夢精を経験したばかりの精通間もない少年の性器が、目の前の『雌』と交尾したいと硬く張り詰める。ましてや、その『雌』が想い人であれば性欲が抑えきれないのも無理はない。

「ああっ♡ んんぅっ♡ ……っ♡」

 甘い声を漏らしながら、彼女は片手を下腹部へと伸ばす。スカートの中へ潜り込ませた手が向かう先は、すでに愛液まみれになった秘部だった。ぐちゅぐちゅという水音とともに、卑猥な音が響き渡る。部屋に響き渡る嬌声は甘く蕩けるようで、その表情もまた快楽で緩みきっていた。女の痴態すら初めて見る少年は目が離せない。普段は優しく暖かな笑みを浮かべている彼女が、こんなにも乱れているなんて──。

     ♡

 少年がこの屋敷の使用人になったのは、ひと月ほど前のことだ。

 身寄りもない浮浪児としてスラム街を彷徨っていたところを拾われ、とある魔物の屋敷に使用人として住み込みで働くことになったのだ。拾われた当時は右も左もわからない状態だったが、今は仕事にも慣れてきていた。それもすべてはメイド長の教育の賜物であった。彼女は魔物娘のキキーモラという種族で、見た目こそ人間に近いが、体のあちこちから生えた羽や、ふわふわとした尻尾が特徴だ。人間の年齢に換算すると二十代半ばほどの容姿をしている。性格は非常に穏やかであり、誰に対しても優しく、厳しく指導する一方で褒める時は思いきり褒めてくれるため、皆からは慕われている。少年にとっても憧れの存在だった。

 そしてもう一つ。彼女は女性として非常に魅力的であった。顔の美しさはもちろんのこと、豊満なバストにキュッとくびれたウエスト、丸みを帯びたヒップライン。そのどれもが規格外の大きさでありながら、決して下品ではなく、むしろ母性的な美を感じさせるものだった。大きなスイカを双つつけたような胸の膨らみも、歩く時にゆさゆさと揺れる巨尻も、むっちりとした太腿も、露出の多い服から覗く肌も、その全身から発せられている女のフェロモンのようなものも、全てが少年を惑わす。

 彼女は少年にとって憧れの存在であり、初恋の相手であり──夢に見て精を通じた相手でもあった。自慰という発散方法も知らなかった少年は、キキーモラへの想いをつのらせ、ある日とうとう夢精してしまった。朝起きてすぐ、下着の中が濡れていることに気付いた。何が起きたのか理解できず、とりあえず下着とズボンを変えて軽く流して洗濯籠に押し込んでおいた。

 恩人相手にそのような感情を抱くことは決して許されるものではないことはわかっていたが、それでも想いを止めることはできなかった。彼女と一緒にいるだけでドキドキして胸が高鳴り、その姿を見るたびに目が釘付けになった。彼女の大きな胸や尻を見つめてしまうことが多かった。自身の艶めかしい身体付きに無頓着な彼女に毎日のように行動を共にし、時には体を密着させて指導をして来る彼女に、尊敬の念だけでなく好意と性欲を抱いてしまうのは仕方のない事だろう。

 ──そして、彼は今想い人の自慰を目撃してしまった。くぐもったような辛そうな声がメイド長の部屋から聞こえたので、純粋な心配をする気持ちからの行動だった。閉め忘れたであろう扉のほんのわずか開いた隙間から見えた光景は、あまりにも刺激的だった。

「あっ♡ ああんっ♡ 新人君っ♡ しんじんくんっ♡」

 不意に名前を呼ばれて、びくりと肩が跳ね上がる。まさか自分の名前が出てくるとは思わず、心臓が早鐘を打つ。どくんどくんと全身に熱い血液が巡り、股間のモノが激しく脈打つ。どうしよう、どうしたらいいのか。思考がぐるぐる回るうちに彼女は更に高みに向かい、少年を呼びながらビクビクと大きく腰が跳ね上げさせながら膣口から愛液を漏らして床を濡らす。

「はぁんっ♡ 新人君♡ もっとして♡ かわいい新人君のおちんちんちょうだいっ♡」
「メイド長っ、あんな格好でそんな事……ああっ……!」

 少年は行き場のない衝動をどうして良いか分からず、ただ前のめりになって覗きに夢中になっていた。扉の僅かな隙間がもどかしくて、かぶり付くように体重を掛けてしまった。ガタっと音が鳴る。キキーモラがとっさに扉へ視線を向け、扉の隙間、部屋を覗く少年を見つけたその瞬間、汗ばんだ女体がビクッと跳ね、目が見開かれた。

 ──見られた、見られてしまった。
 彼女の瞳には明らかな動揺の色が浮かんでいた。

 少年との交合を思い浮かべて一人盛り上がっていたところを、その本人に見られてしまった。扉を閉めたか確認する余裕がないほどに、今夜の彼女は性欲が高まっていた。そして、自慰行為を絶頂寸前で中断させられた今の彼女は思考が煮詰まり、正常な判断が出来なくなっていた。

 口元に妖艶な笑みが浮かべて立ち上がると、ゆっくりと扉の向こうで立ち尽くしている少年に歩み寄っていく。

「あらあら、覗き見ですか? いけませんね……♡」

 普段と同じ口調だが、その声色は熱っぽく上擦っている。慌ててドアから離れようとするが、一歩遅かった。素早くドアノブが掴まれ、一気に押し開かれる。少年は何も言うことができずにただ怯えと興奮の混じった瞳で見上げる。そんな彼の様子などお構いなしといった風に、彼女はゆったりとした動作で近づき、優しく少年の腕を掴んでそのまま自室に引きずり込んだ。バタン、と勢いよく閉まったドアの音だけが虚しく響いた。

「あ、のっ、メイド長っ。ごめ、ごめんな……っ」
「…………♡」

 ズボン越しでもわかるくらいに勃起したペニスは、先走り汁で染みを作っていた。そんな少年の様子を見て、彼女はくすりと笑みを浮かべると、手を引いてベッドまで連れて行く。ベッドの上に座らせ、その隣へ腰掛けると、香水と体臭の混じった甘い香りが少年の鼻腔をくすぐる。彼女の手が優しく少年の頬に触れ、撫でるように滑っていく。

「いけない子ですね……♡ 女性の部屋を覗き、あまつさえココをこんなにして♡」
「あ、あの、これは……っ!」

 少年の股間に手が伸び、布越しに感じる柔らかい手の感触に、びくんと体が跳ね上がる。彼女の手がゆっくりと上下に動き、すりすり音を立てて擦られる度に、びくんびくんと腰が跳ね上がる。あっ、あっと声にならない声が漏れ、息が荒くなる。彼女は少年の反応を楽しむかのように、指先で先端をぐりっと押し込んだり、玉袋を揉んだり、裏筋をなぞったりと、少年の弱点を攻め立てる。

「め、めいど長っ! あうっ、やぁっ……!」
「いけない子です♡ これはお仕置きをしないとですね♡」

 彼女は妖艶な笑みを浮かべながら少年の耳元で囁いた。吐息が耳に吹きかかり、ゾクッとした感覚に襲われる。次の瞬間、彼女は少年を優しく抱きしめ、そのまま体重をかけて押し倒した。柔らかな肉布団が少年を包み込み、その温かさと心地よさに頭がくらっとする。抵抗することも出来ずにされるがままになっていると、彼女はゆっくりと身を離し、少年のズボンに手をかける。ベルトを緩めてチャックを下ろすと、一気に引き下ろした。

「ふぁっ! だめです、だめ……っ!」
「こんなにおっきくして、本当にいけない子……♡」

 魔物娘は元々性欲が強い。キキーモラである彼女も例外ではなく、目の前に『オス』がいて性欲を感じない魔物娘はいないが、彼女は自分を律していつも理性を保ち、少年の世話を続けていた。だが、ある日洗濯籠に入っていた少年の下着から匂い立つ夢精の香りが引き金となり、性欲に歯止めがきかなくなっていた。それでも彼女は魔物としての昂ぶりを自慰で抑え込み、仕事に取り組んでいた。

 そんな彼女でも、オナニーを絶頂寸前で中断させられては、理性で本能を抑え込むことは難しい。自慰で火照った頭は性感の熱でぐずぐずに煮詰まり、正常な判断ができない上、意中のオスが目の前で勃起しているのを見てしまっては、もう魔物としての本能に逆らうことはできない。

「ふふっ♡ このいやらしく反り返ったおちんちんはなんですか♡」
「うぁっ、ごめんなさっ、あぅ……っ、見ないでぇ……っ!」

 性器、それも興奮状態のそれを品評するように晒されて、少年は羞恥に顔を赤らめて身悶えるしかない。泣きそうなほどに恥ずかしいのだろうが、しかしそんな仕草は昂奮した魔物娘の性欲を煽るだけだ。

「新人君っ♡ 可愛い私のしんじんくん♡ 私のオナニーを見て、こんなに大っきくしちゃったんですね……♡」
「やっ、ごめんなさっ……あっ、メイド長……っ!」

 少年がとっさに背けようとした顔は、魔物娘の手のひらに捕まり、くいと正面を向かされる。抵抗もできないひ弱な人間の、潤んだ瞳と震える声が、キキーモラの理性を決壊させる最後の一押しになった。

「……んっ♡ むちゅっ♡」
「んむっ!? んっ、メイド長っ、んちゅ、んっ……!」
「ちゅ♡ んむぅっ♡ れろっ♡ れぇろれろれろぉっ♡」

 少年の瑞々しく柔らかい唇を、キキーモラが肉厚の唇で塞ぎ、熱い唾液を纏った舌をぬるりと滑り込ませる。小さな口内で縮こまっている小さな舌先に、魔物娘の舌をねっとりと絡み付かせる。混乱した少年はキキーモラの肩に手を当て、押し返そうとするが、力の差は歴然であり、豊満なメイド長の体は1ミリたりとも押し返せなかった。

「ぢゅるるっ、んむぅ♡ れろ、れろれろぉ……じゅるぅ♡

 唾液をたっぷりと乗せた舌を、執拗にベロベロと絡める深い口づけ。普段の優しく清楚な彼女からは想像もできないほど下品なディープキスは、背骨が溶けてなくなってしまいそうなほどに甘かった。始めは緊張していた少年も徐々にその甘さに身をほぐされ、わずかに抵抗の意思を見せていたその手の力を抜いた。

「んぅ♡ れろぉっ♡ じゅぷっ♡ ちゅぷっ♡ れろれろぉっ♡ んちゅ〜っ……ぷあっ♡」
「ぷぁっ! はぁっ、はっ♡ はぁ……っ!」

 キキーモラへの好意を募らせていた少年は、初めて唇を重ねる相手は……などと妄想をしていた。だが、そのキスは想像していたような優しいものではなく、舌粘膜同士が激しく絡まる深い口づけだった。恋人同士のキスにそういうものがあるとは知ってはいたが、自分の初めてのキスがそのような、舌を絡ませ唾液を交換し合うような、淫らで卑猥なものだとは思ってもいなかった。

「はーっ♡ はー……っ♡」
「はぁっ、あぁん♡ んふふっ♡」

 キキーモラの唾液がべっとりと塗りたくられた口元を拭いもせず、肩で息をする少年の姿に、魔物娘の情欲は更に搔き立てられる。すん、と鼻を鳴らせば、幼く柔い白肌と同じ色をした小さなペニスから沸き立つ発情したオスの匂いが鼻孔をくすぐる。淫らに歪んだ視線を下腹部に視線を落とせば、未経験を表すピンク色の亀頭を露わにした白茎が、更なる刺激が欲しいとばかりにビクビクと激しく脈打っているのが見える。

「んふふ♡ 新人君のおちんちん♡ ぼくも食べられたいですってお願いしてますね♡」
「そ、そんな……メイド長っ、そんなに顔を近づけないで……っ!」
「これはお仕置きです♡ だから……食べちゃいます♡ あ〜……んっ♡ ちゅぷっ♡」
「ひっ、ひあぁ……♡ そんなっ、お口に僕のっ、おちんちんが、ぁ……っ!」

 
 少年の言葉など意にも介さず、躊躇なく陰茎を口に含んでしまった。温かく湿った粘膜に包み込まれ、幼さの残る嬌声が上がる。キキーモラは口を窄め、少年のモノを吸い上げながら頭をゆっくりと動かし始める。その動きに合わせて彼女の豊かな胸がたぷん、ぷるん♡ と揺れた。彼女は幼ペニスの大きさを楽しむかのように、じっくりとストロークを始める。

「んぶ♡ ちゅるる♡ んむぅん♡ じゅるるっ♡」
「はぁ、ぁ、あっ! だめぇっ、そんなとこっ♡ きたないですぅっ♡」
「んちゅ、れる♡ らいじょうぶれふよ♡ 歯磨きもひまひたし、口腔ケアは万全れふから♡」
「ちがっ♡ ちがくてっ♡ んぁあっ、あぁうぅっ♡」

 魔物娘は総じて性技に長けている。キキーモラもまた例外ではなく、夫の居ない彼女はまた処女であったが、そのテクニックは熟練した娼婦と比べても遜色ない技量だった。

「ふぁっ♡ んぅっ♡ やぁあっ♡」

 初めて味わう極上の快感に少年は為す術もなく、ただされるがままに身を任せることしかできない。魔物娘の口の中で自分のものが舐られしゃぶり尽くされているという事実が、彼の背徳的な昂奮を高めていた。

「じゅる、じゅぷ♡ んふふ♡ れろ♡ んれぇ♡」

 少年の反応を見ながら、舌先をカリ首に這わせ、鈴口から溢れる透明な汁を丁寧に舐め取っていく。敏感な部分を的確に責め立てる巧みな舌使いに、少年は声を抑えることもできず喘ぎ続ける。魔物娘は口内に広がる若い先走りの匂いと味に夢中になって、幼い細茎を舐めしゃぶり続けた。

「ぢゅっぽ♡ んむぅっ♡ ぢゅるっ♡ ぢゅろろろろぉっ♡」
「あっ、ちんちんっ、おかしくなるぅ♡ やっ♡ やぁあっ♡」

 少年はあまりにも多くのことが矢継ぎ早に起こってしまい、未だに混乱の渦中にあった。更には今、自身のペニスを這いまわる凄まじい快感。怖くて自分でも触れられないほどに敏感なペニスの先端を、唾液の乗った肉厚の舌がれろんれろんと何度も這い回る。

「んぶっ♡ んれぇろっ♡ れろれぉ♡ んっんっ♡ じゅるるるっ♡」

 自身の舌で味わったキキーモラの気持ちいい舌の感触を、今度は皮もほとんど剥けていない敏感なペニスにぶつけられている。舌だけでなく、頬裏のぬるりと柔い粘膜も擦り付けられ、むっちりと肉厚な唇が細い竿を繰り返ししごきあげてくる。

「あうっ♡ あたまっ♡ あたまへんになるぅっ♡」

 尿道から尿ではない液体があふれ出し、その雄臭い粘液を、今キキーモラに吸い出されているのがわかる。柔らかく熱い口腔に、快感の先走りをとぷとぷと注ぎ込んでしまっていた。繰り返される口淫乱の快感に、以前夢の中で味わった『あの感覚』が、凄まじい快楽が解き放たれようとしていた。

「あうぅっ♡ メイド長っ、お口っ♡ 離してくだひゃいっ♡ 出ちゃうっ、おしっこ出ちゃいます……っ!!」
「ぢゅるるっ♡ いいですよっ♡ 出してくらはい♡ わらひのお口に♡ あなたの濃い精子どぴゅどぴゅしてください♡ んぢゅるっ♡ ぢゅるるるっ♡ じゅぅるるぅっ♡♡」
「うあっ♡ あっ、だめっ♡ でちゃうっ♡ あっあっ♡ あぁっ──♡♡♡」

 ぶぴゅ♡ ぴゅるるっ♡ ぴゅるるるっ♡

 びくんっ、と腰が跳ね上がり、目の前が真っ白い恍惚に塗り潰されたと思うと、信じられないほどの快美感が腰を駆け抜け、若茎の先端から白濁液が噴出する。想い人の口内に、自分の排泄器官から溢れ出る液体を流し込んでいる。その事実に少年は強い罪悪感を覚えてしまう。しかしキキーモラはそれを気にも留めずに、むしろ射精を促すように、ちゅうぅっと強く吸ってくる。

「んぐっ♡ んくっ♡ んっ♡ んっ♡ んっ♡」
「あっ♡ あっ♡ あぁっ♡ そんなっ、だめっ♡ 飲んでっ、僕のおしっこっ、飲まないでくださいぃっ♡」

 キキーモラは喉を鳴らして、口の中に吐き出された少年の精を飲み下していく。少年は自分の股間に埋まる頭を掴んで引きはがそうとするが、絶頂直後の脱力した体ではどうすることもできなかった。魔物娘は小さな陰茎から口を離さず、最後の一滴まで絞り出そうとするように、ゆっくりとストロークを繰り返す。

「んぶっ♡ んぢゅるっ♡ んふっ♡ こくっ♡ んくっ♡ んふぅっ♡」
「あぁっ、おしっこ止まらな……っ! あっあっ、出ちゃってるっ、あぁあっ♡♡♡」

 尿道から熱い塊が放出されるごとに、背骨が震え溶けて行くような愉悦。びくんびくんと脈打つペニスから脳に送られる甘いしびれ。夢の中でぼんやりとした意識のある時に経験した射精とは比べ物にならない、途方もない解放感。

「んちゅ……ちゅぽんっ♡ ぷぁ♡ 新人君の特濃精子♡ おいしいです♡」
「はぁっ、ふぁ♡ う、あぁ……♡」

 口元についた残滓を指先で拭ってぺろりと舐め取った。少年は呆然としながらその様子を眺めることしかできない。キキーモラは満足げに微笑みながら、幼ない腕を掴んで自らの乳房を揉みしだかせる。

 キキーモラは口元についた残滓を指先で拭ってぺろりと舐め取った。少年は呆然としながらその様子を眺めることしかできない。キキーモラは満足げに微笑みながら、幼ない腕を掴んで自らの乳房を揉みしだかせる。少年は促されるままに、柔らかな乳肉を掌全体で包み込みその感触を味わった。キキーモラは嬉しそうに吐息を漏らすと、少年の両手を取って自身の胸に押し当てた。

「ほら、もっといっぱいさわってください♡ これはお仕置きなのですから、貴方は逆らってはいけないのですよ♡」
「ふぁ、あぁ……っ」

 言われるがまま、彼の手は彼女の胸に沈み込む。巨大な乳肉に埋もれるようにして、手の平でその弾力を堪能させられる。柔らかくもちもちとしていて温かい。汗ばんだ肌からはむわりと雌の匂いが立ち上ってきて、お仕置きとしてやらされていた筈の乳揉みを、いつの間にか自発的に行っていた。少年の細い手が、むっちりとした乳肉を捏ね回す。指の間から肉がはみ出すほどに激しく揉まれると、魔物娘は艶やかな声を上げて悶えた。

「ぅんっ♡ そうそう、上手ですよ♡」
「はぁっ、あぁっ……おっぱい……♡ メイド長の……っ♡」
「ふふ♡ 嬉しそうな顔♡ 貴方はいつも私の大きな乳房が気になっている様子でしたものね♡」
「あぅ……ご、ごめんなさい……っ」
「駄目です、謝るだけじゃ許しません♡ だから今度は、あなたがいつも気になってる私の爆乳で搾り取りますから♡」

 キキーモラは仰向けに寝る少年の腰を無理やり持ち上げ、声をあげる間も与えずにむっちりと肉の付いた太ももを差し込んだ。そして豊かなバストを下から持ち上げ、少年の硬く張り詰めびくびくと震える若茎の上空で、むにゅむにゅと揉みしだく。これからこの乳肉で挟み込んでしまうぞ、という宣告にも見えた。

 少年の目がむにむにと形を変える乳房にくぎ付けになるのを見ると、キキーモラは妖しく目を細めた。見せつけるようにして豊満な双丘を寄せ上げると、どこからか取り出したぬるついた粘液を乳肉に垂らすと、谷間に広げるように左右交互に擦り合わせ、ぬちゃりと糸を引く粘液を広げていく。

「ふふふ♡ このあつあつねとねとおっぱいで、新人君のおちんちんにお仕置きしますからね♡」
「あっ……ああっ……っ!」
「こら、逃げちゃだめですからね♡ 君は私のおっぱいで気持ちよくなれば……いいんですっ♡」

 開かれた乳房の間に、ねっとりと粘液が糸引く。その粘液塗れの乳肉の間に、少年の白い性器がキキーモラの手によって持ち上げられ、乳房に埋もれる準備が整った。

「はい、むっにゅ〜〜〜っ♡♡♡」
「ふぁあっ♡♡♡」

 確かに、少年は日々の作業の合間に、キキーモラの乳房をついに見てしまう時は少なくなかった。今だって、キスを貪られている時も、性器ををしゃぶられている時も、視界の端でたぷたぷと揺れていた生乳がずっと気になっていた。だが、まさかその大きく柔らかな双つの房で、ペニスを挟み込まれるとは思っていなかった。そのあまりの快感に、少年は一瞬で虜になってしまう。

「ふふっ♡ どうですか? 私の自慢のお・っ・ぱ・い♡」
「あっあっあっ♡ すごぉっ♡ ああっ♡ おっきなおっぱいがっ♡ やらかくて♡ おちんちんきもちっ、よすぎてっ♡ ああぁっ♡」
「ふふっ♡ ほらほら♡ こうしたらどうなっちゃうんでしょうねぇ♡」

 キキーモラは両の手を乳肉の根元に添えると、ぐっと寄せ上げて肉茎を圧迫する。そのまま、ゆっくりとしたストロークを開始した。にちゃっ、にちゃっ、と粘っこい音を立てながら、キキーモラは自身の巨乳を上下させる。少年は今まで味わったことのない、柔らかく滑らかな肉に包み込まれ、亀頭の先端から裏筋まで余すところなく扱かれる快楽に酔いしれた。

「あぅうっ♡ こんなのっ♡ すぐ出ちゃいますぅっ♡」
「あら♡ そんなに気持ち良いのですね♡ なら、もっとしてあげましょう♡」

 キキーモラは乳圧を高め、さらに強く胸を押し付けると高速で動かし始めた。たぷたぷと柔らかな乳肉が波打ち、竿全体を優しく揉み解していく。

「あっあっ♡ おっぱいだめっ♡ すぐっ、すぐでちゃうっ♡」
「出していいですよ♡ 私の乳房で射精することが覗き見に対する反省の証ですからね♡ はやく♡ はやく出してください♡」

 ずちゅん♡ ずちゅん♡ と、肉同士がぶつかり合う淫靡な音が響く。その度に少年の腰は跳ね上がり、ぎゅ〜っ♡と寄せ上げられた乳肉へ敏感な部分を擦り付ける形になってしまう。少年の意思に反してかくかくと腰が跳ね、ぱちゅぱちゅと柔肉の塊へピストン運動をしてしまう。止められない快感に、少年は情けない喘ぎ声を上げ続けた。

「うあぁっ♡ ああっ♡ とまらなっ♡ こしっ♡ とまんないですうぅっ♡」
「ほらほら♡ 我慢しないでくださいね♡ このまま私のお胸の中にびゅーって出してください♡」
「ふぁぁっ♡ はいっ、でますっ! あぁっ、でるっ、でるぅ……ッ♡♡♡」

 ばっちゅん♡ とひときわ大きな音が鳴り響くと同時に、少年は乳内へ思い切り射精した。腰を弓なりに反らせ、ふたつの重量感たっぷりの乳肉をわずかに持ち上げながら、その谷間の奥底へとびゅくびゅくと白濁液を放出していく。

「ああっ♡ ふぁっ、んあぅっ♡ ああぁ……っ♡♡♡」
「んうっ♡ 熱いのどくどくでてます……♡ ぜんぜんっ、止まりませんね♡♡♡」

 その勢いは凄まじく、キキーモラの豊満なバストをどろりと白く染め上げていった。谷間からは収まりきらなかった精が溢れだし、ぽたりと少年の腹の上に滴り落ちる。少年は絶頂後も腰を震わせ、乳内に溜まった大量の精子を吐き出し続けた。

 やがて長い吐精が終わると、キキーモラはようやく乳肉を持ち上げたまま、谷間を開く。ぬちゃりといく筋もの白濁糸を引きながら、粘液塗れの細茎が姿を現した。

「ふふっ♡ いっぱい出ましたねぇ♡ 真っ白で可愛らしいおちんちんなのに、こんなに沢山だせるなんて……♡」
「はぁっ、はぁ……♡ んぁっ♡ ああ……♡」
「本当にすごい量と勢い♡ 低級乳魔でしたら、今の射精ひとつで2、3回は絶頂していたでしょうね……♡」

 キキーモラは谷間を伝い落ちてくる白雫を指で掬い取ると、少年に見せつけるようにして舐め取った。谷間に顔を埋め、犬猫が毛繕いするかのように豊満な乳房に舌を這わせていく。少年は顔を赤くしながら、その様子を食い入るように眺めている。キキーモラは甘く新鮮な精液を綺麗に舐めとると、精液臭い口を少年の耳元に近づけ、甘く囁いた。

「まだ、終わりじゃありませんよ♡ 新人くんはおっぱいに執着がありそうですからね♡ もっとキツイお仕置きが必要です♡」
「えっ、なに……うあっ!」

 ぐるりと姿勢を反転させられ、少年は四つん這いのような姿勢にさせられた。キキーモラは荒く息を吐きながら、むちむちの乳肉を使って小さな若茎を下から挟み込んだ。大きすぎる乳房を無理やり詰め込まれた少年の下半身は、ふたつの柔肉に持ち上げられるように浮いてしまった。

「ふふっ♡ お尻が上がってしまいましたよ♡ そんな体勢では、お胸からおちんちんを抜くことはできませんよね♡」
「うあっ、足……浮いちゃってる……♡」
「ふふふ♡ かわいいお尻の穴も丸見えですよ♡」
「め、メイド長っ……は、恥ずかしいです……っ!」
「当たり前ではないですか♡ これはお仕置きなんですから♡ はぁ……♡ ひくひく動いて本当に可愛らしい……♡」

 キキーモラは身動きできない少年の尻たぶをそっと開き、ひくつく薄肌色の中心に、鼻を押し付けた。

「すぅ……♡ ふふふふ♡ 蒸れて濃い貴方の匂いがします♡」
「やあっ♡ だめ、ほんとに汚いですからっ……やぁあっ♡」
「すう、すぅー……♡ そうですね、排泄するための場所ですから、汚い筈なのに……何故、貴方のはこんなにも愛らしく美しく映るのでしょうか♡」

 キキーモラは、まるで口づけでもするかのように、優しく唇を押し当てた。そしてそのまま、ふう、と熱い息を吹きかける。少年はぞくぞくとした快感に身を捩らせた。

「うあぁっ♡ だめっ、だめですっ♡ きたないっ、からぁっ♡」

 抵抗しようにも乳肉のクッションで持ち上げられた格好の今の少年では、なにもすることができない。それどころか少し身動ぎするだけで射精したばかりのペニスが柔肉に擦れて快感をもたらし、びくんと体が震えてしまう。

「んちゅ♡ ちゅ……んれぇろ♡」
「ふあぁっ♡ お尻っ、だめぇっ♡」

 キキーモラは恋人同士のキスのように、ぬるついた厚い舌を少年の中に押し入れた。少年の腸内粘膜を味わうかの如く、ねっとりと舌を動かしていく。その度に少年の体はびくびくと跳ね上がり、腰がくねり、乳房にペニスが擦りついてしまう。

「んれ、れるれる♡ ふふ♡ 臭くも汚くもないですよ♡ お通じはちゃんとしているみたいですね♡ 健康的で良いことです♡ はぁむ、れる♡」
「あぁっ♡ はぁんっ! んぅぅ〜っ♡」

 ぴちゃ、くちゅ、と淫らな水音を立てながら、キキーモラは執拗に少年の肛門を舐め回す。その執拗さに、少年はすっかり蕩けきった声を上げてしまっていた。

(あああっ♡ おしりぃっ♡ こんなのっ、おかしいっ♡)

 本来なら絶対に人に見せることなど無い部分を、最も信頼している使用人の女性に晒し、あまつさえ舐められてしまっている。羞恥心と背徳的な快楽に、少年は勝手に腰がへこへこと動いていることに気がついた。

「れるれるれろぉ♡ うふふふ♡ 腰が動いちゃってますね♡ そのままへこへこすりすりして、おっぱいクッションで気持ちよくなりなさい♡」

 キキーモラはそう言いながら、さらに激しく尻穴を責め立てた。熱く湿った舌が、何度も抜き差しされる。唾液がたっぷり塗りたくられ、ぐじゅっ♡ ずぶっ♡ ぬちゃぁっ♡ と卑猥な音が響いた。

 少年はその音と快感に合わせるように腰を動かし、柔らかすぎる乳肉に敏感な部分を強く押し付けていた。細い腰が打ち付けられる度に、ぬぽっ♡ たぽっ♡ と乳肉はわずかに震えて弱々しい腰振りの衝撃を全て受け止めてしまう。

 腰が宙に浮いた不安定な状態で、唯一できる行為も無意味で全て受け止められてしまう。ともすれば不安や恐怖を感じてしまいそうな状況だが、キキーモラの優しい声掛けと乳房のあたたかい快感に、少年はむしろ安心感のようなものすら覚えていた。

「ふふ♡ 可愛いお尻がふりふり♡ ふふっ♡ そんなにおっぱいが好きですか? お仕置きされて、お尻の穴を舐め回されているのに♡」
「はぁっ♡ すきっ♡ おっぱいっ、だいしゅきですぅっ♡」
「そうですよ♡ 覗き見なんて悪いことをする新人君が他の使用人に手出ししてしまわないよう、私のおっぱいだけを好きになってくれればいいのです♡」
「は、はい……っ♡ ぼく、キキーモラさんのおっぱいだけ、好きでいます……♡」
「いい子です♡ 素直な子は大好きです♡ さぁ、もっとお尻を高く上げてください♡ 頑張ってパンパンへこへこ腰振って、お仕置き射精してくださいね♡」

 キキーモラは両手を使って左右の乳房を寄せ始めた。柔らかくたぷたぷと揺れるだけだった乳房が、次第に密度を増していく。その分だけへこへこと腰振る少年に与えられる快感は増し、少年は堪らず悲鳴のような喘ぎ声を上げた。

「あっ、ああぁっ♡ すごっ、これっ♡ すごいっ♡」
「ほら♡ がんばりなさい♡ 頑張れ♡ もっとお尻上げて♡ ぱんぱん♡ ぱんぱーん♡」

 優しい掛け声に合わせて両胸を交互に上下させ、巨大な肉鞠を揺すった。その動きに合わせて少年の下半身も動かされ、腰の動きが激しくなっていく。キキーモラは目の前で激しく揺れる小さく白い尻を押さえ込むように顔を押し当て舌を這わせる。

「はむ♡ れるれる♡ れちゅ♡ ちゅっちゅ♡ れぇろぉ♡」
「ああっ♡ ああっ♡ はぁあっ♡ いくっ、いっちゃっ……♡」
「んちゅ、ぷあ♡ ふふっ♡ いいですよ♡ 私にお尻を舐められながら、大好きな私のおっぱいにぴゅるぴゅるお漏らし射精しなさい♡」

 とどめとばかりに両方の乳房をぎゅっと寄せ上げ、舌先でぐりぐりと少年の肛門を穿る。少年は彼女に促されるまま、色白の細腰を揺さぶって幼勃起を乳肉に擦りつけ、ぱちゅぱちゅと腰を打ち付け続けると、やがてびくんと大きく体を震わせ、熱い塊のような白濁を乳内に吐き出した。

「あぁっ♡ あぁあぁぁっ♡」
「んぅっ♡ れるっ♡ れろれぇお♡ ちゅ〜っ♡」

 どくんどくんと脈打つ肉茎を、キキーモラは乳肉で優しく包み込み、舌先でかわいらしいすぼまりを刺激して更なる射精を促す。びくびくと震える小さなペニスから、二度、三度と精液が噴き出し、その度に少年は甘い声で喘ぎ身をよじらせるが、胸の双丘に抱きかかえられているような状態の彼は、暴力的な乳房の柔い快感から逃げることはできない。

(ああっ♡ だめ、また、出ちゃうっ♡)

 少年の体が跳ね上がる度に、柔らかな乳圧が敏感な亀頭を圧迫し、揉みくちゃにする。まるで全身が性器になってしまったかのような錯覚を覚えるほどの快楽に、少年は為す術もなく身悶え続けた。そして、ようやく長い吐精が終わると、キキーモラはゆっくりと顔を離し、少年の尻たぶを撫でながら囁いた。

「ふふ♡ たくさん出せましたね♡ とっても気持ちよかったですか?」
「ふぁ……ひゃい……♡ すごく……っ♡」
「それは良かった♡ でも、まだお仕置きは終わっていませんよ♡」

 少年を乳房から解放して仰向けに寝かせると、その顔のすぐ横に手をつき、覆いかぶさるようにして顔を近づける。互いの吐息がかかる距離。キキーモラの瞳には情欲の炎が灯り、潤んだ視線が少年の心を射抜く。

「次はこっちに、私の中に下さいね♡♡♡」

 彼女はスカートを脱ぎ捨て、下着も脱ぐと、少年に跨るように膝立ちになる。彼女の秘所からは愛液が滴っており、ムチムチの太ももの内側は、溢れ出た愛蜜で濡れ光っていた。触れられてもいないのにぐっしょりと濡れ光る秘裂から漏れ出た愛液が、少年のペニスに垂れ落ちると、少年の生殖器は媚薬でもぬられたかのように硬く屹立し始めてしまう。

「ああ、ごめんなさい。濡れてしまいましたね……♡」
「えっ!? あ、あの……っ!」
「でもちょうどよかった♡ 新人君のココ♡ 交尾の気配を察して元気になってくれましたね♡」
「ちょ、ちょっと待ってくださいっ……!」

 突然の出来事の連続に、ようやく思考力が追い付いてきた少年だったが、未だ混乱の最中にいた彼は、自分が何を言われているのか理解するのに時間がかかってしまった。彼女が今しようとしていることは、性交──つまりセックスだ。少年の認識では、それは恋人同士がする行為だ。

 なぜ?どうしてこんなことになったのだろう。混乱したまま、とにかく止めなければと思い、彼女に手を伸ばす。しかしその手がキキーモラの肌に触れる前に彼女の指に絡め取られ、ぎゅっと恋人つなぎで拘束されてしまう。

「口を閉じてください♡ これはお仕置きなんですから♡ 抵抗しては駄目です♡」
「でもっ、そんなっ、ああっ……!」

 少年の熱茎を掴み、自身の割れ目にあてがうと、ゆっくり腰を落としていく。亀頭の先端が膣口に食い込むと、彼女は熱いため息を漏らす。少年の口からも切なげな声が漏れ、瞳から涙が零れ落ちる。彼女は少年の頭を優しく撫でると、一気に腰を落とした。

「ふぁああっ♡ ────ッ♡♡♡」
「ああぁんっ♡ 新人君のおちんぽっ♡ おまんこで食べちゃいましたぁ♡♡♡」

 キキーモラが少年の夢精パンツを見つけてから、頭に思い浮かべてオナニーし続けた幼い性器。ほぐして、慣らして、ぐっちょりと濡れた処女穴が、猛り勃った童貞肉を受け入れる。痛みはなく、身体の芯が燃え上がるような快感が走る。

「ふあっ、めいど、ちょぉっ♡ あぁああ……っ♡」
「熱いっ♡ 新人君のおちんぽ熱いの♡ あぁん、どうにかなりそうですっ♡」
 
 少年の口元が何か言いたげにパクパクと動くが、そこから言葉が紡がれることはなかった。待ち望んでいた快感に、彼女は歓喜の声を上げて背筋を仰け反らせた。彼女の中はとても熱く、そして狭く、まるで少年の全てを搾り取ろうとするかの如く、きゅうっと締め付けてくる。

 彼女は少年の胸に手を置くと、上下運動を始めた。額に汗粒を浮かべながら激しく動けば、豊満すぎる乳房がぶるんぶるんと体の動きからワンテンポ遅れて跳ね回り、結合部からぱちゅんぱちゅんと淫猥な音が響く。

「あんっ♡ あぁんっ♡ すごいっ♡ 新人君のちっちゃいおちんちんでっ♡ 私っ、感じてるっ♡」
「ああぁっ♡ とめてっ♡ きもちよくてっ♡ おかしくっ、おかしくなっちゃうっ♡♡♡」
「んんっ♡ あぁっ♡ 何度言ったら分かるんですか♡ これはお仕置きですっ♡ 私以外の女の子のこと♡ 考えられなくなるまで続けますからね♡」

 腰を振りながら、少年の唇を奪う。舌を差し入れれば彼の舌は怯えるように引っ込んでしまうが、キキーモラは逃さないように舌先でくすぐり、唾液を流し込み、口腔内を犯し尽くす。一方的な快楽責めに、少年はされるがままになってしまう。キキーモラは片手を離すと、少年の手を取り自分の胸に押し当てた。少年の細い指が、キキーモラの大きな乳肉に沈み込む。

「はい♡ どうぞ♡ 私のおっぱいですよ♡ 好きにしていいんですよ♡」
「あぁっ♡ やわらかいぃっ♡ ぼくっ、もうっ……ひゃうんっ♡」

 少年は無意識のうちにキキーモラの胸を揉みしだいていた。柔らかく、温かい、夢のような感触。もっと味わいたいと思うが、ばっちゅん♡ ばっちゅん♡ と打ち付けられる腰使いに意識が飛びそうになる。それでも必死に彼女の胸にすがりつこうとすれば、その動きがさらに彼女を悦ばせてしまう結果となる。少年の頭の中にはただ一つだけ、気持ち良いということだけが支配していた。

「あっ♡ あっ♡ また、出ちゃいますっ♡ めいどちょぉっ、ごめんなさっ、あぁっ♡」
「いいんですよっ♡ 出してっ♡ たくさんっ♡ 私の中にっ♡」
「あぅっ♡ でるぅっ、またでちゃ……あっ、あぁああっ♡♡♡」

 びゅくんっ♡ どぴゅっ♡ どぷっ♡ びゅるるるっ♡

 射精の瞬間、少年は自分のペニスが膨張し、爆発するかのような錯覚を覚えた。膣壁を押し広げ、子宮に向けて大量の精子を吐き出す感覚に、目の前が真っ白になる。少年の腰が浮き上がり、つま先がピンと伸びる。キキーモラの膣内はぎちぎちに締まり、ペニスを締め上げ、最後の一滴までも搾り取らんとする。少年の体はがくがくと痙攣し続け、全身を駆け巡る快感を受け止めきれずにいる。

「ふぁあっ♡ でてるっ♡ あっあっあっ♡ はぁあっ♡」
「熱いのがいっぱいっ♡ 私の中をっ♡ んぅうっ♡ 満たしてますよ♡」

 魔物娘もまた、初めての膣内射精の快感に身を震わせていた。これまで自慰では感じることのできなかった快感に、彼女の口元はだらしなく緩んでいた。膣内では、愛しい少年の精液が自らの子を孕ませるべく子宮に向かって昇ってくる。少年の精気をたっぷりと含んだそれを、彼女は胎内で受けとめ続けた。

(あぁすごい……♡ これが……交尾なのですね……っ♡)

 絶頂の余韻に震えながら、少年を見つめ続ける。少年も惚けた表情のまま、彼女の顔を見続けていた。快感でゆるんだ口元からはよだれがたれ、薄い胸板が呼吸で上下している。細く、白く、一般的に言えばひ弱に見える目の前の少年が、彼女にとっては最高のオスであった。そんなオスを前にした魔物娘が、一度の膣内射精で満足するはずもない。

「それでは次は、向きを変えましょうね♡」
「え、つぎって……あぅうっ♡」

 キキーモラはぐりんと体を反転させると、騎乗位のまま尻を少年に向ける姿勢になった。彼女は乳房ばかりでなく、尻肉もまた大きい。むっちりと肉がついた曲線は、雄の繁殖欲求を搔き立てるのに十分すぎる安産型だった。ボリューム感たっぷりでありながら、きゅっと肉厚に締まるその姿は、まさしく桃尻と呼んで差し支えない最高のメス尻であった。

「あっ……うぅ……っ♡」
「新人君は胸だけでなく、私のお尻もよく見ていましたね♡こんなに大きなお尻が好きなんですか? うふふ、とっても嬉しいです♡」

 彼女の言う通りだった。少年はキキーモラの大きなお尻にも視線を向けてしまっていた。通り過ぎるまでは豊満な乳房を、通り過ぎてから振り返り、ゆさゆさと揺れる尻肉に視線を奪われていた。少年自身はバレていないと思っていたが、気付かれていたらしい。恥ずかしいと思いながらも、その事実に興奮を覚えている自分に気付く。

「ふふっ♡ またおっきくなりました♡ 本当にお尻が好きなんですね♡」
「う、うぅ……」
「それでは新人君の大好きなお尻で犯してあげます♡ 動かなくていいですからね♡ 私のお尻で精液ぬきぬきされるのをじっくり観察しててください……ねっ!♡」

 そう言い終わると同時に、どちゅんっ♡ と巨大な尻肉を少年の細い腰に打ち付けた。先ほどとは比べ物にならない圧迫感が少年を襲う。まるで杭を打ち込まれたような衝撃を受け、悲鳴を上げることすらままならない。強烈な一撃に意識を失いかけるものの、次の瞬間には更なる快楽によって覚醒させられる。彼女の巨尻による連続プレス攻撃は止まらない。

 ばちゅんっ♡ ぱちんっ♡ どぢゅんっ♡ ぱんっ♡ どぶっ♡ ずぶぅっ♡

「あっ、あぁっ、すごっ、あぁあっ♡」
「どうですか♡ 私のお尻♡ 柔らかくて気持ちいいでしょう♡」
「うぁっ♡ すごくっ、やわらっ♡ でもぼくのおなかっ、つぶれちゃっ♡ あうぅっ♡」
「あらあら♡ お仕置きとはいえそんなことはしませんよ♡ ぶるぶる震える尻肉視姦しながらっ♡ 私の膣内におちんぽミルク全部吐き出しなさいっ♡」

 キキーモラは腰を激しく動かし続け、何度も少年の腰に叩きつける。結合部からは白濁の泡が飛び散り、ばちゅばちゅといやらしい水音が響く。キキーモラの膣内はどろどろに蕩けきり、少年のペニスを締め付けながら奥へ、さらに奥へと誘い込む。

 少年の腹にまで届く厚い尻肉は、激しいピストン運動に合わせてぶるんっ♡ たぷんっ♡ と弾み、汗粒を飛ばしながら少年の体に押し付けられる。豊満な重量感に、少年の体はベッドに磔にされたかのように動かすことができなかった。

 どぢゅぅっ♡ ずぷぅっ♡ ばすんっ♡ ばすんっ♡ ばちゅっ♡ ばっちゅん♡

「ふぁあっ♡ お尻っ♡ ぷるぷる跳ねてっ♡ ああっ♡ すごくっ……んああっ♡」
「はあっ、はぁっ♡ すごくっ、なんですかっ♡ ちゃんとっ、言葉にしてくださいっ♡」
「すご、く……すごくえっちで♡ ああっ♡ とっても、うぅっ♡ とってもきもちいいです……っ♡」
「嬉しいっ♡ 大きいだけのっ、お尻っ♡ 少し気にしてましたがっ、新人くんが好きっていってくれてっ♡ よかったですっ♡」

 キキーモラの尻肉がより一層激しく波打ち、少年の下半身を包み込んでいく。彼女は全身を揺すりながら、豊満な尻肉で──小さなコンプレックスであった巨尻で、少年を責め立てる。大きな尻肉で押し潰され、柔らかな感触に包まれながら、少年の腰はさらに浮き上がってしまう。しかしそれでも、彼女の尻責めは終わらなかった。

「あああっ♡ んぅっ♡ お尻好きっ♡ メイドちょうのお尻すごっ♡ ああっ♡ ひゃうんっ♡」
「もっと気持ちよくなって♡ 私のデカ尻みながらっ♡ もっと気持ちよくなってくださぁいっ♡」

 キキーモラは腰をさらに落とし、尻肉を少年の腰に強く押し付けていく。ぐにゅうぅぅっと柔らかな肉に体が沈み込み、肉と肉が溶け合うような快感に襲われる。尻肉によるプレスを受け続ける少年は、もはや限界だった。

「だめっ♡ もう出るっ♡ でちゃうっ♡ また、でちゃ、うぅ……っ♡」
「ああぁっ♡ いいですよっ♡ びゅーって出してください♡ もう一回私のおまんこにっ♡ 種付けしてくださいっ♡」
「あっ、あっ、あっ♡ イっ、イクッ、でるっ♡ ああぁ……──っ♡♡♡」

 どぴゅっ♡ どくっ♡ どぷっ♡ どっぷうぅっ♡

 少年は大きく喘ぎ声をあげながら、二度目の膣内射精を迎える。少年の背は先ほど以上の勢いの射精の快感を、少しでも逃がそうと背を反らせようとするが、下半身を押し潰すように乗っかるむっちりとした尻に動きを阻まれる。その結果、快感を逃がす方法を封じられ、強制的に射精の快感に集中させられる。無意識に尻に手を伸ばしどかそうとするが、少年の指がむっちりと尻肉に沈みこむだけで、かえって触覚からの興奮まで上乗せしてしまう。

「ふぁあ……っ♡ でるぅ……っ♡ あっあっ♡ うぁあっ♡ あうぅ……っ♡」

 大量の精液が子宮に向けて放たれ、子宮内を満たし、逆流して結合部から溢れ出す。あまりの量の多さに、彼女の秘所からは入り切らなかった精液がごぽっ♡ と漏れ出てしまう。

「あんっ♡ んぅ、んっ♡ 凄い量……♡ おまんこから溢れちゃう……ああっ♡」

 キキーモラもまた、少年の大量射精を受け止め、ぶるぶると身体を震わせていた。結合部から溢れるほどの量の射精を受け止める快楽は想像を絶するものだったようで、びくびくと全身を震わせ絶頂を迎えているようだった。

 快楽に耐えきれず、キキーモラの体は崩れ落ちる。倒れ込んだ拍子に繋がったまま、二人は向かい合って抱き合った体勢になる。そのままお互いを見つめ合い、息を整えると、キキーモラはむちゅりと少年の唇を塞いだ。

「んむっ♡ んちゅ♡ ちぅ、ちゅる♡ ん〜……っぱ♡ はーっ♡ はーっ♡」
「んはっ! はっ、はっ……♡ メイドちょ……ぁんっ♡」

 キキーモラは少年の細く白い体を上から抱き締めるようにしながら、その細い首筋に舌を這わせる。まるで肉食獣が獲物を味わうかのように、何度も何度も少年の首元に唾液を塗り付けていく。

 快感とわずかな恐怖に震えながら浅く呼吸をする少年に、魔物娘の獣欲はムラムラと膨らんでいく。少年もまた、首筋に与えられる艶かしい快感と、自身を押し潰す想い人の肉々しい重量に、再び若い勃起を取り戻す。

「ちゅっ♡ んぅ、んっ、んぅっ♡ ちゅっ……んぱぁっ♡ あら、もうこんなに大きく♡ まだ出せるのですね♡」
「はぁっ♡ メイド長……んぁっ♡ ぼくっ、ぼく……♡ あぁあっ♡♡♡」

 少年の言葉を待たずに、激しく腰を動かしだす。彼女の尻肉がぶるるるっと揺れ、少年の体に肉圧が叩きつけられる。激しいピストン運動に合わせ、少年のペニスがキキーモラの膣内に擦り付けられ、新たな刺激が与えられる。

 ばぢゅっ♡ ばっちゅっ♡ ぱんっ♡ ばちんっ♡ ばちゅんっ♡

「ああっ♡ すきっ♡ すきなんですっ♡ 新人くんが好きっ♡ すきすきすきっ♡」
「〜〜ッ♡ ぼくも、ぼくもメイド長が好きですっ♡ すきっ♡ 大好きっ♡ だいすきなんです……っ♡」
「嬉しいっ♡ 私も好きっ♡ ずっといっしょにいてくださいっ♡ いっぱい恋人交尾してあげますからっ♡」
「嬉しいですっ♡ うれしいぃっ♡ メイドちょうっ、すきぃっ♡」

 精感と恋慕に脳をとろかされた2人は、愛を叫びながら互いに求め合う。快楽の濁流に押し流された2人には、理性など残っていなかった。キキーモラは腰の動きを止めずに、さらに少年を強く抱きしめる。豊満な肉体で少年を包み込み、全身を使って彼を圧迫する。巨大な乳肉は、少年の頭を覆い、柔肉と発情フェロモンの海に溺れさせる。巨大な尻肉は、重量で少年の腰を捕らえ、逃がさないようにしっかりと押さえ込む。汗で濡れた体同士が密着し、互いの体温を交換していく。

「はぁ、あぁ……っ♡ 好きっ♡ 大好きですっ♡ キスしたい……っ♡」
「ぼ、ぼくもしたいっ♡ んむぅっ♡ れちゅ、れるぅっ♡ ちゅるるぅっ♡」

 二人の顔が重なり、焦るように唇と舌が交わり合う。少年の小さな口を、むっちりと大きな唇が覆う。そのまま舌が絡み合い、ぬめった唾液が交換される。口内から伝わる甘い痺れが、頭まで届いて快感に変わる。

「あむっ♡ んむぅっ♡ ぷぁっ♡ すきっ♡ もっとっ♡ ちゅぱっ♡ あむぅっ♡」
「むぅっ♡ ふぁあっ♡ しゅき♡ めいろちょおしゅき♡ んちゅっ♡ ちゅう♡ ちゅるる♡」

 少年はキキーモラの尻肉に包まれながら、彼女の尻を撫で、背中に手を回す。そのまま抱き寄せ、下半身だけでなく上半身までもぴったりと密着させていく。豊満すぎる肉体を、小さな腕で必死に抱き締める。柔らかさと弾力を併せ持った感触に、少年の興奮はさらに高まっていく。

 キキーモラは少年を本当に潰してしまわないよう気をつけながらも、その動きは激しさを増していく。尻をぐっと持ち上げて、勢いよく振り下ろす。ずしんと重い衝撃に、キキーモラの子宮が降りて桃色の亀頭とぶつかる。それと同時に魔物の子宮口は愛するオスの先端に、一滴の精も逃さないと吸い付く。キキーモラが尻を上げても細い先端にだだっ子のように吸い付いたまま、ちぅちぅと精液をねだる。

「ああっ♡ きもちぃ♡ あっあっ♡ メイドちょうのなかきもちいいっ♡ ふぁっ♡ あっあっあっ♡ んぁあっ♡」
「新人くんっ♡ しんじんくんのおちんちんもっ♡ きもちぃです♡ あっ♡ ふぁんっ♡ きもちいいっ♡ あぁんっ♡」

 もはや2人は口づけを交わす余裕すらなく、ただひたすらに腰を打ち付け合いながら、お互いを呼び合い、肉体をひとつにするように抱きしめ合い、気持ちを伝え合っていた。その行為は、獣欲に溺れたケダモノそのものだったが、そこには確かに、愛があった。

「あっ♡ ああぁっ♡ んぁっ♡ だめぇっ♡ ぼく、もうっ♡ またでちゃいますっ♡ メイドちょうのなかに、たくさんでちゃうっ♡」
「出してっ♡ いっぱいくださいっ♡ 全部受け止めますからっ♡ 私のことだけ見て、私だけにいっぱい射精してくださいッ♡」
「あうっ♡ すきっ♡ す、きぃ……♡ あっあっ♡ 〜〜〜──ッ♡♡♡」

 どぴゅっ♡ びゅーっ♡ びくっ♡ ぶっぴゅううううううううううっ♡

 少年は声にならない悲鳴をあげながら、再び大量の精を解き放つ。その量は先ほどよりもさらに多く、結合部から溢れ出してしまうほどだった。キキーモラはそんな精を、すべて自分の中に受け入れようと、腰を強く押し付ける。先端が、子宮内に入り込んでしまうのではないかというほどの圧力だった。キキーモラは少年の体をぎゅっと強く抱いたまま、彼のふわふわの髪の毛にに顔をうずめる。絶頂の余韻に浸り、荒い息を整えていた。

 少年もまた、強烈な快楽に身体を震わせ、動けなくなっていた。全身が脱力し、意識もどこかへ飛んで行ってしまいそうになっていた。しかし、そんな状態でも、少年は自分の上で身じろぎをするキキーモラを感じていた。彼女が何をしようとしているのか理解しながらも、それを止めようとする意思も体力も残っていなかった。だから少年は、目を閉じ、静かにその時を待った。

「はぁ、はぁ……っ♡ んっ♡ んんぅっ! んっんっ、ああん……っ♡」

 ばちゅ、どちゅ、と音立ててキキーモラの腰の動きが再開する。彼女は少年の体に腕を巻き付けたまま、ゆっくりと腰を上げ、落とす。肉棒に媚肉を擦りつけ、膣内の粘膜を絡ませ、奥まで挿入して、そして抜く。何度も繰り返す。少年はされるがままに、キキーモラの動きを受け入れている。汗や愛液や精液でどろどろに汚れた女体の感触を全身に受けながら、愛する人に犯される快感だけを全身で感じていた。

「あぁっ♡ あぁ……っ♡ きもちいい……っ♡ おちんちんきもちいい……っ♡ すき……っ♡」
「ぼくも……っ♡ ぼくもです……っ♡ んっ、んぁっ♡」

 2人の体がぶつかり合う音が、激しくなっていく。互いの体液が混ざった水音を響かせ、汗とフェロモンを撒き散らしながら、二人は獣のように求め合う。少年とキキーモラの視界には互いの姿しか映っていない。目の前の相手以外の存在は、二人の世界から消え去っていた。愛する魔物娘の柔肉につつまれたまま、今日何度目かも忘れた射精を迎えると同時に、少年の意識はぶつりと途切れた。

     ◆

 
「本当に申し訳ありません……っ!!」

 メイド長に深々と頭を下げられ、少年は慌てた。ベッドの上で土下座するような体勢になっているメイド長は、少年の目にはいつもより小さく見えた。あの後、少年が気絶して初めてキキーモラは正気に戻った。いつものように愛弟子を肴にオナニーをして、そこに当の本人が飛び込んできた。それをいいことに、妄想のままに、本能のままに、ベッドへと引き摺り込んで犯した。屋敷の一切の仕事を預かる身としては許されざる失態だ、と彼女は思っていた。

「いえ、気にしないでください。ちょっとびっくりしましたけど……」
「まさかあんなことをしてしまうなんて……。ごめんなさい。ほんとうに、ああ、私はなんてことを……」

 少年はキキーモラを責めるつもりなど毛頭なかった。自分が秘めていた想いを、彼女も抱いてくれていたということは、少年にとってとても嬉しいことだった。それに、キキーモラの方から迫ってくれなければ、きっとこの気持ちを伝えることはできなかっただろう。そういう意味では感謝こそすれ、彼女を咎める理由はなかった。

「ぼくも、その、嬉しかったんです」
「う、嬉しい……?」
「メイド長が、ぼくのことを好きだって言ってくれたこと。すごく幸せで、あの、これからもよろしくお願いします……っ」
「あぁ……っ♡ 新人君……っ♡♡♡」

 少年の言葉に、キキーモラは涙目のまま微笑んだ。
 その反応を見て、少年は照れ臭くなって顔を赤らめた。

「ありがとうございます、新人くん。改めて言わせて下さい。私の方こそ、末永くよろしくお願いします……♡」
「は、はいっ! す、末永くよろしくお願いしますっ!!」

 深々と頭を下げ合う二人。その様子に、メイド長はクスリと笑みをこぼし、つられて少年も笑った。こうして2人は結ばれ、屋敷の主人も他の使用人たちも、みんな心の底から二人を祝福してくれた。ささやかながら祝宴の席も設けられ、ここにひとつの夫婦が誕生した。メイド長の私室が夫婦の愛の巣となり、結婚初夜も二人は甘く激しく交わった。

 愛する人と心置きなく交わった少年は、その日もキキーモラの豊満な肉布団に包まれながら眠りに落ちた。次の日も、その次の日も──。仕事中の隙間の時間でも、湯浴みの時間でも、食事の時間でも、キキーモラは少年との交わりを求め続け、少年はそれに何度でも答えた。

 ……そのせいで、屋敷全体の風紀が乱れ、屋敷の主人に二人して叱られたのは、また別のお話──。
23/08/10 18:46更新 / TakoTako

■作者メッセージ
大幅に遅れに遅れたリクエスト作品です!!
お尻舐めながらのパイズリ初めて書きましたがこれはいいですね……

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33