連載小説
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園児から小学生までを育てよう
ピュイが四歳になったので俺はこの子を近くにある幼稚園に通わせています。
第二魔物幼稚園というバフォメットが園長を務めているサバトです。
そこには多くの魔物の園児たちが過ごしている。
あぁ、ちなみにピュイはマッチ棒からタンスの棚三つ分並みの大きさになりました。
そして言葉も大体話せるようになったのだが…まだ「ぴゅいぃ〜」と鳴き声をだします。
癒されますよ…あぁ、鼻血が…。

「ぱぱぁ〜♪」
「あぁ、どうしたんだい?」
「おちっこしたい」
「あぁ、わかったよ。それじゃあ、トイレに行こうか」

まずはピュイと一緒にトイレに向かってからピュイの葉っぱがプリントされたショーツお脱がしてから便座に乗せると…。

「ぴゅいぃ〜♪」チョロロロロ…
「…今日もいっぱい出たな?」
「ぱぱぁのえっちぃ〜♥」

バッカスッ!!俺はそのまま鼻血を吹きだしながら後ろに倒れる。
ものっそかぁいいですよピュイ…ハグハグしたい。
そしてピュイの男を知らない部分をティッシュで拭いてやる。
代われだって?ピュイに鼓膜を破られても知らないよ?

――――――

そして俺はピュイと手を繋ぎ『ぴゅい』と書かれた植木鉢を持ってから幼稚園に向かっている。
ピュイはこの植木鉢が無いと良く眠れないそうだ。
そんでもって俺とピュイは幼稚園の入り口付近で園児たちを迎えている魔女にピュイと一緒に挨拶をする。

「おはようございますロゼリア先生」
「おはよぉ〜ございます♪」
「はい、お早う御座います」

そして俺はピュイの手を離してからしゃがんで頭を撫でる。
あぁ、そうそう…ピュイの頭には四葉がはえています。

「それじゃあ、今日も大体五時頃には迎えに来るからな?」
「ぴゅいぃ〜♪いってらっしゃい」
「うん、いってきます。それではお願いします」
「はい、お仕事がんばってください」

俺はピュイに手を振りながら幼稚園を離れてから自宅にあるワゴンタイプの車に乗ってから会社に向かう。
車の中では音楽を聞きながら車を運転しています。
そして大体十五分で会社に着くと俺はビジネスバックを持ってから会社の中に入っていく。

―――――↓ピュイ視点でいきます♪―――――

みんな、はじめまして〜ピュイだよ?
ぱぱぁがおしごとに行っている間は幼稚園でお絵かきをしています。
誰を描いているのかは〜ぱぱぁとピュイだよ♪
せんせーからは「上手だね?」ってほめられちゃった…えへへ♪

「ピュイちゃんあそぼー」
「わっはー♪」

今ね、ピュイに話しかけてきたのはアウラウネのロザリオちゃんにケセランパセランのタンポポちゃんです。
ピュイとよくいっしょに遊んでくれている二人(数え方が分からない)と一緒にしつないで光合成と思います。
難しい感じも家でぱぱぁに教えて貰っているからこのぐらいへっちゃらです…エッヘンッ!!

「こーごせーい♪」
「こーごーえー♪」
「わっはー♪」

三人で作った光合成の歌を歌いながら光合成をやっていると…。
何だか眠くなってきちゃった…おやすみなさい…。

―――――

仕事が終わり午後五時半になってから荷物を整理してからタイムカードを差し込んでから会社を出てから車に乗り込もうとすると…。
携帯の着信音が鳴ったので出てみるとなんと母さんからである。

「はい、もしもし?」
『あぁ、ケイちゃん?ピュイは元気にしているかしら?』
「あぁ、もちろんだよ。寝顔がとっても可愛いからこんど家にきなよ」
『そうしたいのはやまやまなのだけれど…仕事が忙しくって…』
「わかった。それじゃあ、こっちから母さんたちに会いに行くよ」
『えぇ、そうしてくれると助かるわ。それで本題なのだけれど…』

そして車に乗り込んでから母さんと電話をしてからエンジンをかけてから話が終わり電話を切ってからピュイを迎えに行く。
少し近くのスーパーに寄り道してから幼稚園に到着する。

「すみません遅くなりました」
「はい、大丈夫ですよ?ピュイちゃーんお父さんがお迎えに来たよ?」
「はーいッ!!おかえりぱぱぁ〜♪」
「あぁ、ただいm「植木鉢ダーイブッ!!」うぎゃすッ!?」

俺の顔面にピュイのオリジナル「植木鉢ダイブ」が炸裂しました。
植木鉢がプラスチック製でよかったです…しかし…。
幼稚園の廊下を土塗れにしないでください…お願いします。
もしマンドラゴラを育てることがあったら植木鉢ダイブはさせないでください。
下手をしたら大変なことになりますので…。
そして車の中ではピュイが光合成の歌とやらを歌いながら後部座席に乗っています。

「ぱぱぁ〜♪」
「どうかしたのピュイ?」
「今日のご飯はなぁに?」
「今日はロールキャベツをしようと思う」
「わーい♪ピュイは、ぱぱぁの作るご飯大好き♪」

などと話しながら車で家まで帰るのでした…。

―――――

それから六年の月日が流れて四月の頭からピュイも小学一年生になりました。
今は入学式が終わって校門の前でスーツ姿の俺と茶色のブレザー姿のピュイと二人で記念撮影をしています。
笑顔のピュイはいつみても可愛いものです。

「パパ抱っこして〜」
「あぁ、はいはい。さぁ、おいで?」

俺はピュイに背中を向けてしゃがむとピュイは「わーい♪」と言いながら飛び乗って来てから俺は支えながら立ち上がり車を置いているグラウンドに向かっている。

「パパの背中スリスリ♪」
「やめてくれくすぐったいだろ?」
「ぴゅいぃ〜♪」
「はぁ…やれやれ」

これから始まるピュイの新たな一歩を踏んでいく姿を俺は楽しみにしながら仕事を頑張ろうと思っている。
いつかはピュイも大人になっていくのだろうとと思うと少し悲しいところもあるがそこは男として堪えないといけないな?
現在のピュイの身長は扇風機並みになっています。

「パパだ〜いすきぃ♪」
「ありがとうなピュイ…」
「ぴゅいぃ〜♥」

こうしてピュイの小学生デビューが終わって俺らは我が家に帰っていこうと思う。
今日は奮発してどこか美味しいレストランにでも連れて行こうと思います。
12/09/04 17:17更新 / オガちゃん
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■作者メッセージ
どうもオガちゃんです。
まだ、暑い時期が続きますが暑さ対策はしかりとしましょう。
ではノシ

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