読切小説
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子供の願いとえっちな対価
「はぁい♡ 今日もきもちかったね〜♡」

 褐色肌の少女がにっこりと微笑みかけたのはベッドに横たわる少年だった。彼女よりも5つほど幼く見える彼の裸体は、男女の愛雫で汚れていた。キスマークだらけの裸体をびくびくと痙攣させながら、半勃ちになった性器の先端から白濁した精液を漏らしていた。褐色の少女もまた、口元や乳房、尻肉や性器すべてが少年の先走りや精液で汚れていた。

「あらら、だいじょぶ〜?」

 問いかけられた少年は甘いうめき声を口から漏らすだけで、何も答えられない。びくびくと体が震える度に幼い性器──幼いが、すでに褐色肌の少女の膣肉を人並み以上の回数味わっている性器──も震え、先端から漏れ出た白濁糸がぷつりと途切れる。そんな様子に少女はクスリと笑い、優しく頭を撫でる。

「あ〜♡ イキ顔かわいいなあ〜も〜♡」

 絶頂に呆けた少年の顔を抱き寄せ、愛おしそうに何度も何度も頬ずりする。少年の方はというと、まだ絶頂の余韻に浸っているのか、虚ろな目つきのままぴくんぴくんと体を震わせているだけだ。褐色の少女は唇を寄せてちゅっと口づけをすると、「それじゃあ、お義母さんとお出かけの約束あるから〜♡」と言い残して金のランプを置いて部屋の外へと消えていった。

 一人残された少年は虚ろな瞳でランプを見て、それから自身の下腹部を見下ろした。いまだ射精後の快感にひくつく男性器が徐々に萎んでいくのをぼんやりと眺める。彼はもう、自分が何度彼女に『お願い』を叶えてもらったか覚えていない。そして、何度『対価』を払ったのかも覚えていない。

 性感で蕩けた頭で、この『魔法のランプ』を手に入れた日の事を思い出していた。

     ◇

 少年がそのランプを手に入れたのは、いつものように一人で下校している時だった。

 道に迷っている女を見つけ、この辺りの道に詳しいからと案内を申し出た。すると、彼女はたぬきのような顔をほころばせ、何度も礼を言って手もみしながらついて来た。目的地だという近所の古い日本家屋に案内すると、案内のお礼にとランプを手渡してきたのだ。

 ──これは魔法のランプです。これを擦ればどんな願いも叶いますよ。
 ──ただし……条件がありますけどね♡

 そう言い残して女は去っていった。少年は手にした『宝物』に目を輝かせて足早に帰路についた。古い安アパートの階段を駆け上がって家に飛び込み、母親に話した。しかし母親は変なことを言ってはいけないと笑うばかりであった。少年は頬を膨らませて抗議したが、母は「夏休みの宿題はちゃんとしなさいね」と言いおいて仕事に出ていってしまった。少年は憤慨しながら母が作り置いた夕飯を食べ、自室に戻って黄金のランプを眺めた。

 よく見ると、思い描いていた『魔法のランプ』とは少し違った。少しとげとげしい装飾や瞳のように見える赤い宝石が、どこか禍々しい雰囲気を感じさせた。とはいえ、それが気にならないくらいには少年はこのランプに惹かれていた。まるで魔法でもかけられたように、ランプ本体の黄金の輝き、赤い瞳のような宝石の光に魅了され、いつまでも飽きずに見続けていた。

 日が沈み始めたころ、少年はふと思い出したようにランプに手をあて、ランプの表面を軽くこすってみた──その時だった。

「────っ! うわあっ!!」

 突然、ランプの口から紫色の煙が吹き出した。きらきらとした粒子を纏った紫の煙は徐々に形を成していき、一人の少女の姿となった。煙と同じ紫の髪と褐色の肌を持つ異国情緒あふれる美少女である。歳の頃は十代後半かもう少し上だろうか。露出の多い踊り子のような衣装に顔を赤くしてしまう。そんな彼の様子を意にも介さず、にっこりと笑みを浮かべて口を開いた。

「初めまして! 私はジーニー! キミのお願いをなんでも叶えてあげるよ!」
「えっ、あ、えぇ……!?」

 いきなり現れた存在が何を言っているのか理解できずに固まってしまう。それを見た少女は楽し気に笑い声を上げた。

「あははっ、びっくりしたかな? ごめんねー急に現れちゃってさ。実はこれ、魔法のランプなんだ。君はこれを手に取って擦ったよね? だからこうして魔人である私が出てきたわけだよ! さあさ少年! 君の願いをなぁんでも叶えてあげましょー!」

 彼女の言葉にようやく思考が追いついた少年は興奮気味に身を乗り出して質問をぶつける。「本当に何でもかなえてくれるんですか」そう尋ねれば少女は大きな胸を得意げに張って「もちろんだとも!」と笑うので、少年はさっそく願い事を早口で伝えた。

「ほほう、最新のゲームが欲しいんだ〜。お安いご用! アブラカタブラナンチャラカンチャラホニャホニャニャ〜ン……はい!!」

 呪文のようなものを唱えた直後、ポンッと軽い音を立てて最新ゲーム機の箱が現れる。少年はそれを震える手で取り開けると、すぐに電源を入れて起動させる。ゲームの画面が映し出されると少年は感極まった様子で叫んだ。
少年はこれまで一度もゲーム機を手にしたことがなかった。友達の家に遊びに行っても、テレビゲームをやっている姿を見かけるといつも羨ましく思っていた。魔人は褐色の胸をずいと突き出し「どう?すごいでしょ!」と尋ねると、少年はこくこくと何度もうなずいて見せる。

「すごいよ! これずっとほしかったんだ!!」
「うんうんよかったね! それじゃあ対価をいただくね!」

 ハッとして顔を上げた少年に「え?当たり前じゃないか〜タダだなんて一言も言ってないよ〜?」と魔人はニヤニヤと笑いながら顔を覗き込んだ。怪しい光を宿す魔人の瞳で見据えられ、脳裏に女の言葉が浮かぶ。

『──ただし……条件がありますけどね♡』

 少年は怯えながらお金か、それとも魂かと尋ねると「お金なんていらな〜い。魂なんてどうやって取ればいいのさ〜?」とまたしても楽し気に笑う。

「仕方ないなあ、初回だからサービス! 格安にいたしましょ〜!!」
「ほ、ほんと……?」
「うん! それじゃあ……お姉ちゃんとぎゅ〜ってハグしよっか♡」
「えっ、あ……むぐっ!」

 両手を広げた魔人は返事も待たずに少年の体を抱き寄せた。少年は緊張で身を固くしていたが、彼女は構わず背中をさすり、頭を撫でてくる。時折楽しそうな、気持ちよさそうな吐息を漏らしながら、魔人はぎゅっと体を寄せる。
しばらくすると少年の方からもおそるおそる抱きしめ返した。自分からもハグし返さなければ何かされるかもという恐怖もあったが、初めて感じる女体の柔らかさと温かさに惹かれた事による行動だった。身を寄せれば、異国の香辛料のような甘く不思議な匂いに頭がくらくらしてくる。柔い二つの双丘が薄い胸板にむにっと押し当てられる感触が、少年の性を目覚めさせる。びりりと脳を走る甘い疼きに驚き、思わず体を離してしまった。

「あれれ、どうしたの?」
「あの、なんか、あぅ……♡」
「うふふ♡ まだ終わりじゃないよ♡」

 魔人は再び少年を抱き寄せると、さらに体を密着させた。全身で彼女を感じると、心臓がバクバクと激しく脈打つ。胸の奥から、股の奥から沸き立つ高ぶりに任せて再び自分から、さっきよりもきつく彼女を抱きしめた。

 褐色の背に手を当てればしっとりとした肌に指が吸い付く。その肌に、首筋に鼻先を押し当て息を吸えば、甘いような辛いような、不思議な匂いが褐色の柔肌から鼻孔に入り込む。脳髄の奥まで痺れるような香りで、で何も考えられなくなってただひたすらに、この体に触れていたいという欲求が膨れ上がってきた。
 
 ふと目が合うと、一瞬の間を開けてゆっくりと魔人が顔を近づけてくる。唇と唇が触れ合う寸前、彼女はぐいと少年の体を押して、

「はい、これで十分いただきました〜♡」
「え……ぁ……」
「それじゃあまたなにかお願いがあったら呼んでね♡ あ、ちなみに私を呼び出せるのは今のところ一日一回までなんでよろしく〜♡」

 ぷに、と少年の唇を指で押して、心底楽しそうにそう言うと、一瞬で煙となって消えてしまった。少年はしばらくの間呆然と立ち尽くしていた。足元に転がるゲーム機のことなど、既に頭の中からなくなっていた。

 ただ、体に残った彼女の体の感触、甘い香辛料のような香りを反芻する。もし、あのままだったら彼女とキスしていたという事実が、幼い体を火照らせる。その熱をどう発散していいかわからない少年は、湯気が立つほど熱い体のまま、ベッドに潜り込んだ。

     ◇

「呼ばれて飛び出てジャジャジャーン!! ジーニーちゃんだよー!! また会えて嬉しいよ〜♪ 今日はなんのお願いを叶えましょうか〜?」

 翌日、少年は朝早くからランプを手に取って擦った。ジーニーの姿は相変わらずアラビアンな踊り子風の露出の多い衣装である。少年は昨日抱き合ったことを思い出し、少し頬を赤らめながら願いを口にした。

「あの、え、と……」
「ん〜? なにかな〜♡」
「その、しゅ、宿題を……やってほしいです……」
「……なるほど〜! 宿題を終わらせてほしいってことね。お安いご用!」

 再び魔人が呪文を唱えると、机の上に積まれていた大量のプリントやワークが勝手に開き、あっという間に回答で埋まった。絵画や感想文も、少年の知識や技量に合わせたものができあがる。少年は夏休みの宿題が一度に終わったことに大喜びだった。

「さあさ、お願い事はこれで叶えたから……また対価をもらわないとね♡」
「う、うん……!」

 ジーニーは艶やかな唇をペロリと舐め、妖しい笑みを浮かべる。少年は体の奥底からわき出てくるような熱を感じながら、次の言葉を待った。ふと、心臓を高鳴らせる少年の顔に影が差す。見上げると魔人の顔がすぐそばにあり、

「……それじゃ、昨日の続き♡ チューしよっか♡」

 目を閉じたまま顔を近付けてくるジーニーに、思わず目を閉じた。
彼女の吐息が少年の口元にかかり──。

「ん……ちゅっ♡」

 柔らかい感触に、少年の体がビクンッと跳ねると同時に、小さな水音を立てて唇が離れる。少年は恐る恐る目を開けると、悪戯っぽい笑顔で微笑むジーニーと目が合った。しばらく惚けたように固まっていたが、やがて我に帰ると真っ赤になって俯いた。そんな少年の様子を見て、ジーニーはクスッと笑うと、優しい手つきで撫でてきた。

「あはっ、可愛い反応だね〜♡ もしかしてファーストキスだった?」
「あぅ……はい……」
「えぇ〜♡ ホントに〜♡ 嬉しいなぁ〜♡」
「あぅう……っ」
「ふふふ♡ でも、一回じゃ足りないよね、もっと沢山チューしようね♡」

 魔人は細腕に似合わない力で少年を抱き寄せ唇を重ねた。今度は触れるだけではなく、瑞々しい唇をむっちゅりと重ね合わせる性的なキスだった。初めての濃密な口づけに、もじもじと揺れる少年の腰を力強く抱いて、しつこいほどに唇をむにむにと押し当て、舌先で唇をぺろぺろと舐める。その度に少年はびくりと肩を震わせて、しかし逃げることはせずに受け入れていた。たっぷりと時間をかけて唇を蹂躙してからゆっくりと舌が差し込まれる。

「はむ♡ んちゅ♡ れる♡ れぇろ♡」
「んうっ、んむっ、ぷあっ♡ んむぅ……っ♡」

 唇をぬるりと押し広げて侵入した舌は、内部に隠れた少年の小さな舌をからかうようにつんつんと突いた。びくんと舌が跳ねると、それを絡め取ってじゅるりと唾液ごと強く吸い上げる。少年の口からくぐもった声が漏れ、体が強張った。固まりかけた体を優しく撫でさすりながら、ねっとりと口内を犯し続ける。少年の呼吸が荒くなり、目じりには涙が浮かんでくる。

「んちゅ♡ れろっ♡ ちぅ♡ んふふ♡」
「んむ、ふぅっ♡ れろ、んちゅ♡ んんっ……♡」

 涙目になった少年をあやすように、頭を撫でつつ引き寄せ、更に舌を深く絡ませて口付けを続ける。

「んちゅ♡ れろっ♡ ちぅ♡ んふふ♡ ちゅぷ♡」
「んっんっ♡ んむっ、ちぅ……っ♡」
「んうっ♡ ちゅぱ♡ んちゅ〜♡」

 少歳の口の中を味わいつくすかのように、ねっとりと濃厚なディープキスを続ける。時折漏れる甘い声に、少年は頭がぼうっとしてくる。彼女の唾液が流し込まれ、少年はそれをごくりと飲み下す。彼女の味を覚えた体はより一層火照りを増していった。

「んちゅ♡ ちゅるるっ♡ はぁむ♡ はふ♡ んむぅ〜……♡」

 限界を迎えたのか、少年が弱々しく胸元を叩いてきたので、魔人は名残惜しそうに口を離した。二人の間につうと銀色の橋がかかり、切れ落ちる。少年の顔は真っ赤に染まり、瞳はとろんと蕩けてしまっていた。

「ぷはっ♡ えへへ、気持ちよかったでしょ♡」
「ふあ……ふぁい……♡」
「ふふふ♡ かわい〜♡ ジーニーさんはもっとチューしたいんだけどいいかなぁ♡」

 少年はもう我慢できないといった様子でコクコクとうなずく。その答えに満足すると、ジーニーは少年の体を抱き寄せて耳元に唇を寄せた。

「じゃあ次はキミも舌を動かしてね♡ おたがいのベロ♡ ぬるぬる絡ませるの♡」

 その言葉の意味を理解する前に、再び唇を奪われる。今度は少年の方から積極的に舌を絡め始めた。ジーニーの柔らかな唇と、熱い舌の感触に興奮しながら必死にそれらを動かす。

「んっ♡ いい子♡ たくさんぺろぺろしようね♡」
「ふぁい♡ はむ、んちゅ♡ れろ……♡」
「ふふ♡ じょうずじょうず♡ んれぇ♡ れるれるれる♡」

 拙く動く舌に応えるように、ジーニーのそれも動き始める。お互いの粘膜が擦れ合うたびに背筋にぞくぞくとした快感が走る。二人は指と指を絡めて手を繋ぎ、夢中になって互いの唇を貪った。

「じゅぽっ♡ ぢゅるるっ♡ ぐぷ♡ れりゅう♡」
「んむ、ちゅる♡ れろれろ、ちゅう……♡」
「んぶっ♡ れろれろぉ♡ んぢゅ♡ じゅるるっ♡」

 今まで経験したことのない快楽に、少年はすっかり虜になっていた。ジーニーもキスに夢中になっているようで、指を絡ませ合っていた手を離して少年の頭を押さえつけて逃がさないようにする。激しい水音を立てながら、お互いに相手の口腔を犯し合う。息苦しさすら心地よく感じながら、少年の体はどんどん熱を帯びていく。熱源である股間の滾りを発散する方法を知らないため、ただもじもじと下半身をくねらせながら、ジーニーとのキスに身悶えすることしかできない。

「んぢゅっ♡ れろぉ♡ ちゅるるっ♡ れるれるれる♡」
「れる、れろ♡ ちゅ、ちゅうぅ……♡」
「ちゅぶっ♡ ちぅ〜……っ♡ っぷぁ♡ はーっ♡ はーっ♡」

 ようやく唇を離すと二人の間に粘っこい糸が引かれて、すぐに途切れた。ジーニーの褐色の唇が二人の唾液で濡れててらてらと光っている。少年の方はと言うと、酸欠と性的興奮で顔を赤く染めて荒く呼吸を繰り返していた。その姿を見たジーニーは妖しく微笑み、少年の体を抱きしめて背中をさすってやる。しばらくそうしていると、少年の呼吸も落ち着いてきた。

「頑張り屋さん♡ 初めてのキスなのにすごかったよ〜♡」
「ふぁ、はい……っ♡」

 褒められて嬉しくなったのか、少年もぎこちなくではあるが笑顔を浮かべる。少年は胸の奥がきゅーっとなり、股間が疼くのを感じた。ちらり、とジーニーの視線が股間に降りたことには気がつかなかった。

「えへへ♡ たっぷり対価をもらっちゃった♡ それじゃあ今日はここまでね♡またいつでも呼んでくれれば駆けつけちゃうよ〜♪」

 そう言い残すと、またすぐに煙となってランプの中へと消えていった。胸の高鳴りの中立ち尽くす少年の股間は、固く張り詰めていた。

     ◆

「呼ばれて飛び出てジャジャジャーン!!ジーニーちゃんだよ〜!! 今日はなんのお願いを〜……」

 言い終わる前に、少年は願いを口にした。仕事に出掛けた母に言いつけられた掃除を終わらせるように頼んだ。ジーニーは「お安いご用♡」と微笑んで呪文を唱え、あっという間に掃除を終わらせてしまった。

「さてさて、今日の対価はー……簡単なお願いだったし、特にいらないかな〜♡」

 少年は「えっ」と小さく呟き、不安そうな顔をする。ジーニーはそんな少年を見てクスクスと笑い、安心させるように抱きしめて頭を撫でた。

「冗談だってば♡ そんな顔しないで♡」
「……いじわる」
「ごめんねごめんね、お詫びにぎゅ〜ってしてあげる♡」

 柔らかな体に抱きしめられ、甘い香辛料の香りに包まれると、小さな性器が硬く張り詰める。少年はもじもじと下半身を揺らし、無意識に腰を彼女へむけてすりすりと押し当ててしまう。股間の熱をズボン越しに押し当てられ、ジーニーは甘い吐息を吐いた。

「はぁあ……♡ 前の時も思ってたけど、キミのおちんちん♡ 硬ぁくなってるね♡ ズボン越しでもわかるくらいおっきいね♡ 今どんな感じかな♡」
「んぁっ、なんか、へんな感じ……♡」

 少年は顔を真っ赤に染めながら答えた。ジーニーに出会ってから自分のペニスが硬くなるということはわかっていた。しかし、それがどういう意味を持っているか分からなかった。

「それはね、えっちな気分になっちゃったせいなの♡ お姉さんとぎゅ〜ってしたりぺろぺろ大人のチューしたりしたから、ジーニーお姉さんとえっちしたいよ〜♡ ってキミのおちんちんがムラムラしちゃって気持ち良くなりたいよ〜ってなってるの♡」

 ジーニーの言葉を聞いても、少年は理解できなかったが、体の熱は収まるどころかさらに増していく。ぎゅっと身を寄せるジーニーの腰を掴んで、へこへこと性器を擦りつけ始めてしまう。

「もう、せっかちさん♡ そんな風におちんちん女の子にすりすりしちゃ駄目なのに♡」
「ごめんなさっ、でも、でもぼく……っ♡」
「うんうん♡ 私のせいでそうなっちゃったんだもんね、私が責任持って気持ちよくさせてあげるから♡ さあ脱いで脱いで♡ ほらパンツも全部一緒に下ろそうね〜♡」

 促されるまま、少年は焦るように下着ごとパジャマを脱ぐ。ぶるんっと勢いよく飛び出してきた幼い肉棒が、ぺちりと腹を打つ。

「わぁ……♡ すっごく元気♡ 熱くて硬いのがお腹に当たってる♡」
「うぁ、うぅ……っ♡」
「恥ずかしがることないよ♡ お姉さんでおちんちんこんなにしてくれて嬉しい♡」

 指先がそっと触れただけで、小さな肉茎はびくんと跳ね上がり、先走りの汁をとろりと零れさせる。それを指先で掬い取り、ジーニーはくちゅくちゅと指先で弄びながら妖艶に笑った。

「初めてだし、お手々でシコシコしてあげる♡」
「しこ、しこ……?」
「キミの勃起おちんちん♡ やわこい指でシコシコしてあげるね♡」

 優しく包み込むような声音で囁かれながら、ゆっくりと指先で亀頭部分を擦られる。敏感すぎる先端部分への刺激に、思わず腰を引いてしまうが、腰に回されたジーニーの腕がそれを許さい。

「逃げちゃだぁめ♡ つんつん♡ぷにぷに♡ あはっ、びくってした♡かわいい♡」

 楽しげな声で、何度も何度も、まるでマッサージするように、ジーニーの指先は裏筋をなぞり上げ、鈴口を指でつつき、カリ首を刺激する。そのたびに少年は「あっ♡」「うっ♡」と小さく喘いだ。

「うふっ♡ おちんちんぴくぴくしてきた♡ お姉さんの指♡ 気持ちいいんだ♡」
「わかんないっ、わかんないよぉっ♡」
「まだわかんないかぁ♡ じゃあ握ってみようかな〜♡ はいギュッ♡ どーお?痛くないかな♡」

 小さなペニスが手のひらに握り込まれ、上下に扱かれる。しゅこっ♡しゅっこ♡という音が響き渡り、少年の口からは自然と甘い吐息が漏れた。小さな先端からは透明な液体が更に流れ出し、ジーニーの手を濡らす。滑りが良くなったのを確認してから、彼女はさらに激しく少年のペニスをしごき始めた。

「お姉さんのおてて♡ 気持ちいいね♡ しこしこ♡ しゅっしゅ♡」
「ふぁあっ♡ なんかっ♡ なんか変だよぉっ♡」
「大丈夫それが気持ちいいってことだからね♡ はぁい、し〜こし〜こ♡ えへへ♡ おちんちんビクビクしてるねぇ♡」

 耳元で甘くささやくジーニーの声で少年の高ぶりはどんどん増していく。未成熟なペニスが、柔らかく、温かく、そして滑らかな肌触りの指に弄ばれる。初めての快楽に、少年はされるがままびくんびくんと体を震わせあえぎ声を漏らし続ける。

「あうっ、ああっ♡ やぁっ♡ んぁっ♡」
「うふふ♡ キミのえっちなおちんちん♡ もう限界みたい♡ じゃあ思いっきりイかせてあげるね♡ えいっ♡」

 手が、激しく動き始めた。ぬちゅぬちゅ♡ ぐちぐち♡と卑猥な音を響かせる。今まで経験したことのない強烈な快感に、少年は目を見開いて悶える。ジーニーは妖艶な笑みを浮かべながら、容赦なく責め立てる。

しゅこしゅこ♡ にゅちにゅち♡ にゅぽにゅぽ♡ ぐぢゅ♡ にゅちちっ♡

「あうっ♡ ああっ♡ んぁあっ♡ おしっこ、おしっこでちゃうっ♡」
「おちんちんのビクビク止まらないね♡ ぴゅっぴゅしたいんだね♡ いいよ出して♡ 私の手でいっぱい出しちゃおうね♡」
「だめっ、おしっこでちゃうっ♡ でちゃうよぉ♡♡」
「いいんだよ♡ これから出るおしっこは汚くないの♡ 遠慮しないでお姉さんのおててに出して♡」

 優しい言葉とは裏腹に、ジーニーの指の動きは激しさを増していく。少年はただひたすらに喘いで、与えられる暴力的なまでの快楽を受け入れるしかなかった。

「あっあっあっ♡ でるっ♡ ほんとにでちゃうからぁっ♡」
「いいよ♡いつでも好きな時に出そうね♡」
「魔人さっ♡ でる♡ でちゃうぅっ♡」
「腰浮かせてる♡ 射精の準備できてるんだね♡ほら出して♡イッちゃえ♡ せーえきピュッピュッして♡」
「あっ、ああっ……あああっ♡♡♡」

 ジーニーの甘い囁きに、少年はついに絶頂を迎える。全身が震え、足がピンと伸びると、びゅくびゅく♡ びゅるる♡ と勢いよく噴き出した精液が、受け皿の様に差し出されたジーニーの手を白く染め上げる。ジーニーは、手に貯まった少年の白濁を見て、うっとりと微笑む。

「はい♡ いっぱい出せたねぇ♡あはっ、私の手、ドロドロだ♡」
「なにっ、これっ♡ へんなおしっこ♡ でちゃった……っ♡」

 少年は初めての射精体験に、出し終わると同時にベッドに仰向けに倒れ、荒い息を吐きながらうわ言のようにつぶやく。ジーニーはその頬にねぎらうようなキスをしてから、手についた精液を舐め取る。

「はぁむ♡ んれ♡ れるれる♡ ちゅるっ♡ んく、こく……はあっ、おいし♡」

 自分が股間から吐き出した汚いものを、年上の美少女が美味そうに味わっている。唇の端についた白濁がジーニーの舌が舐めとられ、こくんと喉が鳴る。その姿を見た少年は、再び下半身に熱が集まっていくのを感じた。

「うふふ、全部飲んじゃった♡キミの精子おいしいかったよぉ♡」
「あぁ、うぅ……っ♡」
「……あれぇ?またおっきくなってきた♡ まだまだ元気だね♡」

 そう言いながら、ジーニーは再び肉棒に手を伸ばす。今度は直接触れるのではなく、その根元周辺をゆっくりとなぞるように指を這わせる。そのもどかしい刺激に、少年は身をよじらせ、懇願するような視線を向ける。そんな様子を見て、ジーニーはくすりと笑い、人差し指で裏筋部分をつつつ♡ となぞり上げた。

「ひゃぅう……っ♡」
「あは♡ 可愛い声♡ おちんちん、シコシコされて気持ちよかったね♡ じゃあ次はお口で気持ち良くしてあげるね♡」

 ジーニーは、指で輪を作り小さなペニスの根元を掴むと、大きく口を開けてそのまま幼いペニスを根元まで一気にくわえ込んだ。突然訪れた未知の感覚に、少年は驚きの声を上げる。しかしジーニーは構わず頭を上下させ始める。

「じゅぷっ♡ ずろっ♡ じゅぷぷっ♡」
「ふぁっ♡ なにこれっ♡ ふぁああっ♡」
「んふふっ♡ はむっ♡んっ♡じゅぽっ♡ずちゅっ♡」

 肉棒全体を包み込むような柔らかな感触。亀頭をれろれろと舐められ、カリ首をぷっくりとした唇で吸い付かれ、裏筋を舌先で擦られる。あまりの快感に、少年は腰を引いて逃げようとするが、抱き着くように腰に回されたジーニーの腕で逃げられない。

「ほら、こうやって舌先でチロチロ舐めるの気持ちいいでしょ♡」
「ふぁっ♡ んぅう……っ♡ あっ♡」
「ぺろっ♡ れろれろれぇろ♡ カリ首のところ甘噛みしてあげる♡ はむっ♡あーむ♡」
「ひあっ♡ やぁあっ♡」

 時折ペニス口から離して裏筋をぬめった舌で舐め上げたり、カリ首に軽く歯を立てて甘噛みしたりと、あらゆる方法で快楽を与えてくる。そして再びペニスを深くくわえ込み、頭を動かすスピードを速めていく。ぐっぽぐっぽと音を立てながら激しく出し入れされ、少年の意識は快楽に塗りつぶされていく。初めて経験するフェラチオという行為に、少年は為す術もなく翻弄される。柔らかい口腔内で敏感な箇所を責められ続け、壊れてしまったようにがくがくと体が震える。

「ちゅっ♡ちゅぱっ♡ちゅぞっ♡じゅっぷじゅっぷ♡」
「おくちっ♡ おくちきもちいいっ♡ ふああっ♡」
「んふふ♡ まら出ふときは言っへね♡ んちゅっ♡ んじゅるっ♡じゅぞっ♡じゅっぷ♡じゅうるるるっ♡ んっんっんっ♡ んぅ〜っ♡」

 激しい水音を響かせながら、ジーニーはラストスパートをかける。快感で蕩けた少年の顔をじっと見上げながら、頭を前後に房ぶりながら激しくしゅぶりつく。ぬるついた口腔内で吸い付かれ扱きあげられ、舐られるたびに、快感がどんどん高まっていく。少年は無意識のうちに腰を突き上げて自ら快感を高めていた。

「んぶっ♡ じゅるるっ♡ 全部飲んであげふから、遠慮ひないへ出ひちゃへ♡ んぶ♡ じゅうるるっ♡♡♡」
「あっ♡ すうのだめっ♡ あっ、ああっ……〜〜〜〜〜ッ♡♡♡」

 とどめとばかりに、強く吸い上げられて、少年はついに限界を迎えた。二度目の射精だというのに、びゅくびゅくっ♡ と大量の精液がジーニーの喉奥に叩きつけられる。ジーニーは心底楽し気に目を細め、それを一滴残らず飲み干していく。尿道に残ったものも全て搾り取るかのように、何度も、何度も、ペニスを吸って舐めて、じゅるじゅると吸い上げる。

「んぅ♡ んぶっ♡ んぐっ♡ ごくっ♡ ごきゅっ……んくっ♡ んぐっ♡ んっぐ♡ んっ……ぷはぁ♡」

 長い時間をかけてようやく全てを胃に収めると、ジーニーは大きく息をつく。そして少年の股間から離れ、口元を拭いながら妖艶な笑みを浮かべる。ジーニーの視線の先には連続射精の疲労でベッドから立ち上がれなくなっている少年の姿があった。覆いかぶさるように移動し、少年の顔に乳房を押し付ける。自らの胸の谷間へ少年の顔を押し付け、両手で左右の乳房を顔にすりすりと擦りつける。柔らかく温かい感触と、甘い刺激的な香りが少年の理性を溶かしていく。少年はジーニーの胸に顔を埋めたまま、むせ返るような濃厚な女の匂いで鼻腔を満たし、幼い性器を三度硬くさせる。

「あはは♡ おっぱい効果てきめんだね♡ もう一回くらいできそう♡」

 体を起こすと、少年を魔法で浮かせて腰の舌に膝を差し込むような姿勢になった。そのまま指をつい、と動かし、ランプの中から小瓶を取り出しその中身を豊満な乳房に惜しげもなく塗りたくる。褐色の乳房が液体のてかりを得て、ぬらぬらと淫靡に輝き始める。

「んしょっと♪ 特性ぬるぬるオイルをたっぷり塗ってあげたからね♡ ぬるテカ褐色おっぱいでズリズリしてあげましょ〜♡」
「ふあ、おっぱい……?」
「そうそう、パ・イ・ズ・リ♡ おっぱいでぇ、こうやっ……て♡」

 そう言うなり、ジーニーは両乳を持ち上げるようにしてペニスを挟み込んだ。さっきまで顔を埋めていた褐色の乳房の谷間に、若い肉棒が挟まれ、少年は興奮を隠しきれない嬌声を上げる。色白のペニスを挟み込んだ乳肉が、そのままゆっくりと上下運動を始める。柔らかな肉に挟まれ、少年のペニスは蕩けそうなほどに心地よい快感に包まれる。左右交互に上下に動かされ、亀頭を優しく撫でるように押し付けられ、竿全体を包み込んで揉まれる。まるで極上の膣内を彷彿とされるかのような快感に少年は酔いしれる。

「んっ♡ ふっ♡ よいしょ♡ んんっ♡ これ、結構難しい……♡」
「ああっ♡ ふあ♡ ああ……っ♡」
「私も魔物の中じゃそこまでおっぱい大きくはないから、パイズリは初めてだけど……その様子なら気持ちいいってことでいいよね♡」

 初めてのパイズリとは思えないほどの巧みな動きだった。絶妙の力加減と緩急をつけたストローク。ぬるついたオイルのおかげで摩擦による痛みは一切なく、ただひたすらに快楽だけが伝わってくる。少年はその快楽に耐えきれず、すぐに絶頂を迎えそうになる。それを察したジーニーは手の動きを止め、乳房からペニスを解放する。突然刺激を失ったペニスは切なげにビクビクと震えている。

「あれれ、もう出ちゃいそうだなんて早すぎないかなー?」
「ああっ、あぅ……じーにーさん……っ♡」
「今日はこれで最後だろうし、ゆっくり楽しも♡」

 ジーニーはくすくすと笑いながら、再び胸でペニスを挟んで愛撫を再開する。しかし、今度は先程のように激しくは動かず、ゆっくりと焦らすようなペースで動く。にちゅにちゅっ♡ にっぢゃ♡ にっぢゅ♡ と、粘性の高い水音がゆったりと部屋に響く。時折谷間から飛び出したペニスの先端を、舌でちろりと舐める。それだけで少年は体を震わせ、熱い吐息を漏らす。

「うふっ♡ キミのおちんちんのサイズなら私のおっぱいにぴったりだね♡」
「はあっ♡ んんぅっ♡ きもちぃ……♡ もっと、もっと……♡」
「イけなくて辛そうだね♡ そろそろイキそうたいかな♡ あんまりいじめるとかわいそうだもんね♡ 出していいよ♡」

 両手を使ってぎゅっ♡と力強く乳房を締め付けた。柔らかい感触に圧迫され、先端が乳房の奥深くに押し込まれる。それと同時に左右の乳房をリズミカルに上下させ、射精を促す。にゅちゅぬちゅ♡ ぱんぱん♡と音が鳴り響く、確実に射精へと導くための動きだ。少年は快楽に耐えることもせずに「ふぁあっ♡」「あぁあんっ♡」と甘い声で喘ぎ、快楽に身を任せて腰を突き上げる。

「おちんちんぴくぴくしてるね♡ もう出るんだね♡ いいよっ、初めてのパイズリ射精♡ おっぱいで孕んじゃうくらいびゅくびゅくいっぱいだして♡」
「あっ♡ ふぁああっ♡ あああ────っ♡♡♡」

どぴゅーっ♡ びゅるるるるっ♡ びゅくっ♡ びゅるるるるっ♡

「あっ♡ 出たっ♡ 三回目なのにすごい勢い♡ おっぱい熱い……きゃっ♡ やんっ♡ 私の顔までっ、んっ♡ 飛んできたよ♡」

 少年のペニスが脈打ち、大量の白濁液がジーニーの胸の谷間を白く染めていく。谷間からは収まりきらなかったものが溢れ出し、彼女の顔にまで飛び散っていた。ジーニーは、少年の射精が終わると同時に、乳房から手を離し、笑みを浮かべた顔を拭って生臭い精液を舐め取った。むぎゅうっ♡と乳房を寄せ、最後の一滴まで搾り取るように強く挟み込んで残滓を吐き出させると、褐色に谷間に貯まった白濁溜りをじゅぞぞっ♡と音立ててすすり取った。

「んちゅっ♡ じゅるるっ♡ じゅぞぞっ♡ んく♡ こく♡ んっ♡ ちゅるっ……ぷぁ♡ おいし♡」
「ふぁあ……♡ はーっ♡ はー……っ♡」

 見せつけるかのように口元についたものを舐め取り、喉を鳴らして飲み下していく。その様子を呆然と眺める少年は意識が朦朧として気絶寸前であった。ジーニーはそんな少年の股間に馬乗りになって、股間を擦り付けるようにして腰を動かし始めた。ぬちぬち♡といやらしい音を響かせながら、少年の敏感な部分を秘裂で的確に擦っていくが、少年はそれに反応することができない。ジーニーはくすりと笑って体を寄せて、少年の薄い胸板に乳房を押し当て、少年を正面から見つめた。そして、少年の耳元に唇を近づけ、

「──次は、こっちでシようね♡♡♡」

 ジーニーはまたしても煙と消えた。一人ベッドの上に取り残された少年の体は、いつの間にかシャワーでも浴びたかのように綺麗になっていた。それでも体力は回復していなかったようで、虚ろな目で天井を見つめたまま、しばらく動けなかった。それから何分経っただろうか。ようやく体の自由を取り戻した少年は、のそのそと起き上がり、魔法のランプを見つめた。瞳のようにも見える赤い宝石が、まるで自分を淫らに誘っているような気がした。日が傾き、母が返ってくるまで少年はランプを見つめたまま立ち尽くしていた。

     ♡

「……こんばんわ♡」
 
 煙と共に現れたジーニーはふわりと少年のすぐ目の前に降り立った。すでに外は暗いが、家の中に二人以外の気配はない。母親は急な出張で今夜は帰って来れないという連絡があった。少年は目の前の魔人を爛れた視線で見つめていた。ジーニーは妖艶な微笑みを浮かべて少年の頬を指先でなぞり、期待に満ちた眼差しで見つめる瞳をじっと見つめていた。

「ねえ♡ 今日のお願い、聞かせて♡」

 甘えるような声色を聞いた少年は、ごくりと唾を飲み込むと、震える声で答えた。

「──昨日の、続きをしてください……♡♡♡」
「うふっ♡ そんなお願いでいいんだぁ……♡」

 ジーニーは少年のシャツもズボンも下着も全て脱がせると、自分は服を着たまま少年の前にひざまずいて、彼のペニスを優しく握った。既に勃起しきっているペニスはビクビクと震えている。ジーニーはその様子に満足げに笑うと、そのまま舌を出して亀頭をぺろっと舐めた。それだけで少年は体を震わせ、甘い声を上げる。

 ゆっくりとペニスを口に含んでいく。淫靡にとろけた視線で見つめられ、温かい口腔内の感触とじゅぽじゅぽといういやらしい水音を聞かせられ、少年は早くも限界を迎えそうになる。しかし、ジーニーは口を離して少年をベッドに押し倒した。

「だめだよ♡ まだイっちゃ♡」
「ああっ、魔人さんっ♡ ジーニーさんっ♡」

 へこへこと腰を浮かせる少年の腹にまたがって、じっとりといやらしい視線で見下ろした。彼女の秘所は既に濡れきっており、少年のペニスの先端をあてがうだけでくちゅりと音を立てて吸い付いた。

「ほらほら、想像してみて♡キミのおちんちんが私のとろとろきつきつおまんこにずっぽり入っていくところ♡」
「はあっ♡ ああっ♡ じーにーさんっ♡」
「魔人のお姉さんと童貞卒業セックス♡ これからしちゃうんだよ♡ おちんちんビクビクしてきたよ♡ おちんちんもしたいよ〜って言ってるみたい♡」
「したいっ♡ 魔人のおねえさんと♡ せっくす? したいっ♡」
「魔人のあつあつおまんこにぎゅぎゅ〜ってされて気持ちよくなりたいんだ♡ おちんちん、私の中に挿れたいんだね♡ 私もキミのおちんちんほしいな♡」

 自分の割れ目に少年の肉棒を押し付けるように腰を動かし、くちゅくちゅと愛液の音を立てながら誘うように言った。少年は荒い息遣いのままジーニーの腰を掴むと、ぐいぐいと自分の方へと引き寄せようとする。ジーニーはそんな少年を愛おしそうに見つめると、ゆっくりと腰を落とし始めた。

「キミの童貞たべちゃうよ♡ おまんこでおちんちん、たべちゃうから……ねっ♡♡♡」
「────ッ!! ふああっ♡♡♡」

 一気に腰を落として根元まで挿入させた。ジーニーが腰を落とした瞬間、少年は目を見開いてびくんと大きく跳ね上がった。ジーニーの膣内は既に愛液で熱くぬかるんでおり、柔らかいヒダが絡みつくように少年の小さなペニスを包み込む。口とも乳肉とも違う初めて味わう快感に、少年は呆気なく射精してしまった。。

「あはは♡ キミのドーテー♡ 奪っちゃった〜♡♡♡ 挿入れたしゅんかんびゅくびゅく〜♡ って射精しちゃうなんて、そんなに気持ちよかったんだぁ♡♡♡」
「ふあっ♡ きもちっ♡ きもちぃい……っ♡」
「あは♡ うれしいなぁ♡ じゃあもっと気持ちよくしてあげる♡」

 ジーニーは嬉しそうに笑いながら、腰を上下に動かし始めた。最初はゆっくりと、徐々にペースを上げて激しく動かす。結合部からは愛液と精液が混じった液体が飛び散り、肉同士がぶつかり合う音が響く。

 ぱんっ♡ ぱちゅん♡ ぱっちゅぱっちゅ♡ ぐちゃ♡ ずぶっぶぢゅっ♡

 淫らな音を響かせながら、ジーニーは激しく腰を振る。少年は快楽に耐えるように歯を食いしばり、シーツを強く握りしめている。その姿を見たジーニーはさらに興奮を高めたのか、動きをさらに激しくする。

「もっと動いてあげるからいっぱい出してね♡ もう一回おまんこにナマ中出ししていいよ♡」
「ふあっ♡ ああんっ♡ おまんこっ♡ おまんこきもちいいっ♡♡♡」
「も〜♡ かわいいなあっ♡ ほらほら、こことか好きかな? えへへ、ビクンってしたね♡ そこが好きなんだ♡ んじゃそこを集中攻撃だぁ♡♡♡」

 弱点を見つけたらしく、膣肉を蠢かせてにゅちにゅちと執拗に同じ場所を攻め続ける。その度に少年はびくんと体を跳ねさせ、甘い声を上げてしまう。ジーニーはそれに気をよくすると、さらに責め立てる。やがて少年は限界を迎えたようで、声にならない悲鳴を上げた。その瞬間、ジーニーは膣内をいっそう強く締め付けた。その刺激に耐えきれず、少年は射精してしまう。

 どぴゅーっ♡ びゅくっ♡ どぷどぷ♡

「あっ♡ 出てるぅ♡ 熱いのきたぁ♡ これ、これきもちぃのっ♡ はぁあああんっ♡ すごっ、量多すぎぃ♡」
「あああっ♡ ふあっ♡ んぅ〜〜〜っ♡♡♡」

 自身も絶頂に達して体を痙攣させているにもかかわらず、少年から更に搾り取るように膣内をぎゅうぎゅうと締め付けてくる。少年はなすすべもなく精液を出し続け、ジーニーはそれを全て受け止めた。そして、ようやく射精が終わり、ジーニーはペニスを引き抜いた。膣内から精液をこぼしながら体をずらしていき、少年のモノに唇を触れさせた。そのままちゅるん♡と飲み込み、舌を使って舐め回しながら残った精子を吸い上げる。

「じゅるるるる……♡ ごきゅ♡ ごくごく♡ ごく……♡」
「ああっ♡ お口っ♡ おくちもっ♡ きもちいいよぉっ♡」

 喉が動くたびに、少年は身もだえ、彼女は満足そうな表情を浮かべる。それから、ジーニーは少年の股間に顔を埋めて最後の一滴まで飲み干すと、最後に亀頭にキスをして顔を離す。彼女の唇から、唾液と混ざった少年の白濁した液体が糸を引いているのを見て、少年は再び下半身が疼くのを感じた。そんな彼に、ジーニーは妖艶な笑みを向ける。

「それじゃあ、対価をもらうね♡ うら若き魔人にナマ中出しした対価♡ キチンと払ってもらうからね♡」
「ふあ……はい、はらいますぅ……♡♡♡」
「それじゃあ──お姉さんと恋人になって、一生らぶらぶえっちし続けてもらうからね♡」
「するっ♡ おねえさんとずっとえっちしますっ♡」

 ジーニーの言葉に、少年は嬉々として応えた。その答えを聞いて、ジーニーは満面の笑顔で彼の頭を優しく撫でると、ゆっくりと覆いかぶさってきた。

「それじゃあまずは手始めに〜♡ ん〜……ちゅっ♡は恋人みたいにお手々ぎゅーってしながら、たくさんちゅーしよっか♡ んっ♡んちゅっ♡れるっ♡ちゅっ♡」
「んむっ♡ ちゅうっ♡ れるれろ……♡」
「んちゅっ♡ ちゅ〜〜〜〜っ♡ ぷはっ♡ ふふ、どう? ドキドキする? 恋人になってから初めてのちゅーだよ♡ 私は君とこうやってキスするの好きだなあ♡」

 少年の手を取り、指と指の間に自分の指を差し込み、いわゆる恋人つなぎという状態でジーニーは何度も口づけを繰り返す。ねっとりと舌を絡め合わせて唾液を交換すると、今度は少年の顔中にキスを落としていく。頬、鼻先、瞼の上や耳の裏などあらゆるところに愛おしそうにキスをした。耳元で吐息交じりに愛を語りながらちゅうちゅうと吸い付かれると、キスされた場所から快感が染みこんでくるような感覚になった。

「んっ♡ んちゅっ♡ すき♡ ちゅっ♡ ちぅう♡」
「しゅき♡ ぼくもすきぃ♡」
「嬉しいっ♡ ちゅっちゅ♡ むちゅ〜〜っ♡ ……ぷあっ♡ んふふ♡ い〜っぱいキスしちゃった♡」

 ジーニーは体を起こすと、するすると上半身の衣服を脱ぎさった。美しい褐色の素肌があらわになり、性的な裸体を初めて見た少年は思わず見惚れてしまう。豊満な胸の先端にある突起は、すでに固く隆起しており、見せつけるようにふるふると震わせ、

「恋人らしく、おっぱい触らせてあげるね♡」

 少年の手を取り乳房に押し付けた。むにゅんっと柔らかな肉の弾力が手のひらに伝わり、心臓が高鳴る。ジーニーはゆっくりと自分の乳房を持ち上げさせるように揉ませ、手のひらに乳房の感触を擦りこんでいく。自分のペニスで感じていた柔らかさがそのまま手のひらに押し付けられ、細い喉が何度も鳴る。

「おっぱいやらかいでしょ♡ 恋人の君なら好きなだけもみもみしていいからね♡」
「うぁっ……すご、おっぱい♡ やらかい……♡」
「んっ♡ あんっ♡ ねえ、もっかいちゅーしよ♡ 恋人のキスしよ♡」

 ジーニーは少年の唇を奪った。すぐにお互いの唇が開かれ互いの舌が絡まり合うが、それだけでは我慢できなくなったのか、少年の後頭部に手を添え引き寄せ、押さえつけるようにしてより深くキスをする。少年は翻弄されながらも乳房を揉み続け、すこしでも彼女に快感を与えようと健気に頑張っていた。

「んっ♡んちゅっ♡んむっ♡んんっ♡ えへへ、おっぱい揉まれながらキス気持ちいい♡」「はむ、んぅっ♡ おねえさっ♡ んちゅうっ♡」
「んぅっ♡ おっぱい揉むのもっと強くしてもいいよ♡ んっ♡ んんっ♡ んっ♡」

 促されるまま、健康的な張りと色をした巨乳を揉みしだく。掌の中で形を変える柔らかい肉の塊の感触に雄としての本能を刺激され、両手で夢中で揉みしだいていた。拙いが必死な乳房への愛撫に、ジーニーはくぐもった声を上げ、体重をかけて再び押し倒すような体勢を取った。

「んちゅ、っぱ……♡ おっぱいもみもみ気持ちよかったよ♡ それじゃあお待ちかねの恋人セックス♡ しよっか♡」
「するっ、ジーニーさんと恋人せっくすしたい……っ♡」
「最初はさっきみたいに私が上になるね♡ ……そう、そのままにしてて♡ よいしょっと……♡ んんぅっ♡♡♡」

 少年にまたがったまま位置を調整し、彼の腰の辺りに跨るようにして座る。そして、そのままペニスの上にゆっくりと尻を落としていく。色素の薄い亀頭が、湿った砂山のような薄茶色の割れ目を押し広げ、にゅぷぷっ♡と膣内に飲み込まれる。それだけで射精してしまいそうになるが、何とか堪える。しかし、そんなことはおかまいなしに、ジーニーは体重をかけて一気に根元まで挿入してしまった。

「んっ……♡あぁん♡ 入ったぁ♡ キミのおちんちん、また私の中に入っちゃった♡」
「ふぁあっ♡ きもちっ♡ なか気持ちいい……っ♡」
「んふふ♡ どう気持ちいのかな♡」
「あったかくて、ぬるぬるでっ♡ んぁあっ♡」
「うんうん♡ それじゃあそのあったかぬるぬるおまんこ動かして、恋人えっちしよっか♡ んっ♡ んんっ♡」

 ゆっくりと腰を上下させ始める。腰を上げる度に膣内から愛液があふれ出て、ペニスを濡らす。ゆっくりとした動きだが、少年にとっては十分すぎるほどの快楽だった。にゅこにゅこと音立てて腰が動くたびに膣内のヒダが絡みつき、搾り取るように締め付ける。

「ああっ♡ ふあっ♡ んんっ♡」
「ほら、お手々ぎゅーってしながらパンパンしてあげる♡ あんっ♡ あんっ♡ きもちっ♡ 恋人えっちきもちいいね♡」

 騎乗位の体勢で激しく腰を打ち付けるたびに、二人の肉がぶつかり合って淫猥な水音が立つ。ジーニーは両手を恋人つなぎにしながら腰を打ち付け、前後左右に揺さぶり、ひたすら快楽に溺れていった。少年は彼女の体重と与えられる快感でベッドに磔にされたまま、甘く強烈な快感に身悶える。

「はあっ♡ んんぅ♡ 恋人らしく好きって言うね♡ 好き♡ 好き好き好き♡」
「すきっ♡ ぼくもっ♡ んんあっ♡ ぼくもすきぃっ♡♡♡」
「もっと好きって言って♡ 好き♡ すきすき♡ 大好き♡ 私もキミのこと大好き♡♡♡」

 ジーニーは少年の手を繋いだまま耳に口づけをしながら甘い声で囁きかける。少年はその言葉に従って何度も何度も繰り返し好きだと口にすると、彼女はますます愛おしそうに少年を包み込み、さらに愛情を刷り込んでいく。

「大好きなキミと生えっちするの気持ちいいの♡ ねえねえ、チューしたいよぉ♡ んっ♡ んちゅっ♡ んんぅ♡ んっ♡ んふぅ♡んはぁ♡ おくちとおまんこ両方えっちしゅきぃ♡ んふふ、キミも好きだよねえ♡」

 少年は壊れたラジオのように「好き」「大好き」と繰り返す。甘くとろけた顔で幼い愛を呟き続ける姿に、膣内がキュンッと締まり、細白い肉棒に更なる快感をもたらす。

「うん♡ んんっ♡ んふふ、嬉しい♡ 嬉しいよぉ♡ 私、キミと恋人えっちできて嬉しい♡」
「ぼくもっ♡ ぼくもえっちできてうれしっ♡ ふぁあっ♡ すきぃっ♡♡♡」
「んんっ♡ またおちんちんおっきくなった♡ もっと気持ちよくなって♡ ほらほら、もっと激しく動いてあげる♡ んっ♡ んっ♡ んふふ、気持ちいい? 私も気持ちいいよぉ♡」

 ジーニーは体を持ち上げ愛欲と性欲に染まった少年の顔を満足げに見下ろしながら、激しく体を上下に揺らす。彼女の動きに合わせて大きな胸がぶるんっ♡ばゆんっ♡と波打ち、汗のしぶきがきらきらと飛び散る。全身から立ち上る香辛料のような甘酸っぱいフェロモンに包まれた少年の理性は完全に溶け去り、もう何が何だかわからなくなっていた。ただ本能のまま、恋人であるジーニーを求めるだけのオスと化している。魔人は更に笑みを深めて追い打ちをかけるように眼前の恋人に淫靡な言葉を投げかけ続ける。

「はぁん♡ んっ♡ んっ♡ んんぅ♡ カチカチの恋人ちんぽ気持ちいいよっ♡ かっこいいよ♡ 私の自慢の恋人だよっ♡ もっと気持ちよくなって♡ ほらっ♡ ほらぁっ♡」
「ふぁっ♡ しゅきっ♡ じーにーさっ♡ もうだめっ♡ すきぃっ♡ でるっ♡ でちゃうぅっ♡♡♡」
「もうイきそうなの? いいよ♡ 私のおまんこの中でらぶらぶぴゅっぴゅしようね♡」

 恋人の絶頂を感じ取り、ラストスパートとばかりに動きを速める。肌と肌がぶつかり合う音が大きくなり、接合部からは水音と共に白い泡が弾け飛んだ。部屋中に響き渡る甘い喘ぎがどんどん高まり、ついに少年の口から甲高い悲鳴のような喘ぎが漏れ出し、限界を迎えた彼は腰を跳ね上げ絶頂を迎えた。それと同時に、ジーニーも一際大きく喘いで背筋を大きく仰け反らせた。

 どくっ♡ びゅるるるっ♡ びゅくっ♡ どぷっ♡ びゅるるる──っ♡♡♡


「んんっ♡ あぁん♡ またいっぱい出てる♡ おまんこにあったかいのたくさん入ってくりゅ♡ 恋人せーし気持ちよすぎてまたイっちゃうぅっ♡♡♡」

 大量の白濁液が膣内に注ぎ込まれると同時に、褐色の股間から潮が吹き出し、少年の腹を濡らす。ジーニーはその感覚にすら感じ入り、艶やかな声を上げて身悶えた。長い射精が終わり、脱力して倒れ込んだジーニーの瞳にはハートマークが浮かんでいて、心の底から幸せそうだった。

「はぁっ♡ んぅっ♡ たくさん、出したね♡」
「はぁっ♡ ぁっ♡ でちゃっ、たぁ……♡♡♡」

 恋人セックスによる極上の快楽に、二人は完全に酔いしれていた。ジーニーは脱力して少年に覆いかぶさり、少年もまた荒く呼吸を繰り返しながら、ジーニーの体を強く抱きしめながら、射精の快感に浸っていた。

「キミの精液でお姉さんのおまんこ♡ たぽたぽになってるよ♡ こんなせーえき出されたら妊娠しちゃうかも♡」

 ジーニーは息を整えながら、少年の顔中に優しくキスをしていた。収まりかけていた射精欲がキスのひとつひとつで呼び起こされ、白濁と愛液でどろどろの膣内で、幼いペニスがむくむくと大きくなっていく。

「いひひっ♡ まだできそうだねえ♡」
「う……うん、まだしたい……っ♡」
「次は前からしよっか♡ キミからパンパンしてほしいな♡」

 少年が返事をする前にジーニーは体を起こしてペニスを引き抜く。すると栓を失って白濁した粘液がごぷっ♡と音立てて溢れ出した。少年が生唾を飲み込む音を聞きながら、褐色の魔人は仰向けに寝転び、両手両足を淫らに広げて正面から少年の体を受け入れる体勢になった。

「さあ♡ おいで♡」

 今度は少年の方から覆いかぶさるようにしてキスをする。舌を差し入れると同時にジーニーの豊満な乳房を鷲掴みにする。ぐりぐりと腰を押し付け、白濁をこぼし続ける秘部の割れ目を探る。自身の出した白い粘液に案内されるように膣口を探り当て、そのままにゅぷんと腰ごと性器を押し挿入れる。

「あうっ♡ ああぁ……っ♡」
「んっ♡ んぅうっ♡ おちんちん入れるのじょうず♡」

 キスをしながら、ゆっくりと抽挿を開始する。搾り取る様な騎乗位から正常位へ変わることで、恋人同士の密着した交わりだということを二人に実感させる。唇を重ねつつ、互いの性感帯を刺激しあう。
 少年が突くたびに巨乳が激しく波打ち、たぷたぷと柔らかそうに震える。それを体の下で堪能しつつ腰をへこへこと押し付け続ける。ジーニーは強く抱き着いて足を絡め、恋人繋ぎをして、口づけで恋人の口内まで求める。それに応えるために、少年もさらに激しく腰を揺さぶって応えた。

「はぁんっ♡ んんっ♡ んちゅっ♡ れるれるっ♡ んふぅっ♡」
「んちゅ♡ おねえは……れる♡ ひゃんと、きもひいい?」」
「うん♡ お腹の奥トントンされるの気持ちいい♡ んちゅ♡ もっと突いて♡ もっとおちんちんでおまんこ気持ちよくしてぇ♡」

 二人の激しい動きにベッドが軋み、愛液と汗が飛び散りシーツに染み込む。先ほど膣内からこぼれ出た白濁が、二人の裸体に挟み込まれ、動くたびにぬちゃぬちゃといやらしく音を立て糸を引く。結合部から漏れ出す粘液の量が徐々に増えていき、よりいやらしい音が響き始める。

「はぁんっ♡ んっ♡ んむっ♡ んちゅ〜♡ ちゅぷっ♡」
「んっんっ♡ しゅきっ♡ じーにーさんすきっ♡ れるぅっ♡」

 ぴっとりと合わせた唇の中で、舌と舌で愛し合う。互いに唾液を混ぜあい、吸い取り、流し込み、交換する。二人は互いを求め合い、気持ちよくするためだけの性交に夢中になる。ジーニーは全身で快楽を享受し、その快感は結合部へと集約していく。少年もまた、ジーニーの中に己を刻み込もうと激しく突く。膣奥を叩くたび、膣内が大きくうねり精を絞り取ろうと引き絞られていく。

「ぁんっ♡ んれぇっ♡ れるれろっ♡ ちゅむ♡」
「んぅうっ♡ あっあっ♡ もうっ♡ きもちよすぎてっ、だめっ♡♡♡」
「んふふ、もう射精しそうなんだね♡ いいよ♡ 私のおまんこで気持ちよくなって♡」

 ジーニーは脚を使ってがっちりとホールドすると、自らも腰を揺さぶって精をねだった。そのいやらしい誘いに応え、どくんどくんとペニスが脈動し大量の精を尿道の根元に集めて絶頂に備えている。膣内はきゅんきゅんとうねり続け、精の放出を促していた。

「あぁんっ♡ おちんぽっ♡ ビクビクしてきた♡ 私のナカでどくどくって脈打ってるよ♡ イクの? また出すの? いいよ、れろれろ舌絡めながらぴゅっぴゅしよ♡」
「出るっ♡ ジーニーさんの中にっ♡ だいすきな人の中にっ♡ はむ、んちゅ♡ ちゅるるっ♡ んっんっんっ♡」

 言われるままに舌を伸ばし、絡み合わせる。同時にジーニーの尻肉を掴みぐっと引き寄せ、深く深く挿入して膣内で精を解き放つ準備に入る。降りてきた子宮口に鈴口をぴたりとつけ、最後の一滴まで残さず膣内に注ぎ込むために腰をぐりぐり押し込んで亀頭を擦りつけた。ジーニーもがっちりと足で色白で細い腰を捕らえ、絶対に放すまいと力を込める。

「あぁん、だめぇ♡ イッちゃう♡ 恋人ちんちん気持ちよすぎてイク♡」
「ぼくもっ♡ もうでるっ♡ なかに出るっ♡ いくっ♡ いっちゃううぅっ♡♡♡」
「わたしもまたイかされちゃうのぉ♡ あああっ、イクっ、イっくぅ〜〜っ♡♡♡」

 ぎゅーっ♡ と締まる膣壁に逆うように、少年の白茎がびくっ、びくっと跳ね上がり尿道を白濁した精液が昇る。びくびくと揺れ動く陰茎の先端に子宮口がちゅむっ♡と吸い付いた瞬間、大量の精液があふれ出た。

 ぶびゅっ♡ びゅるるるっ♡ びゅくっ♡ びゅるるるっ♡

 今までで一番の量だった。どくんどくんと何度も射精して、その度に膣内が震えて受け止めている。そのたびにジーニーは全身を震わせ絶頂を迎え膣壁も痙攣を繰り返し、射精中にも関わらず愛する人の精を搾りだそうとしていた。そして、少年もまた、腰を押し付けたまま恋人への愛情を吐き出し続ける。膣内射精された精液は彼女の子宮や膣を満たしてもなお収まらず、結合部から溢れ出てベッドを汚していった。

「はあっ♡ ああっ……♡」
「ああっ♡ ふぁ♡ んぅ……♡」
「沢山シちゃったね……♡ 落ち着くまでぎゅ〜ってしてよっか♡」

 互いの鼓動を感じながらキスを交わし、繋がったままじっとしていた。優しく唇をついばみ合い、舌先を絡め合わせてじゃれ合う。その間ずっと下半身は密着したままで、ぴくんと小さなペニスが膣内で跳ねると、きゅっと膣壁がまとわりつき、少年が頬を染める。

「まだ出し足りないみたいだねぇ♡ えへへ、私もまだまだしたいけどぉ……。今日はこれでおしまいかな。お疲れ様、すごくよかったよ♡」

 最後にキスをして離れると同時に、ぬぽんっ♡ という音と共につながりが無くなり、白濁液がこぽこぽと逆流する。秘所から溢れ出た精液はそのままベッドを汚し、生臭い淫靡な臭いを放っていた。
 少年は気恥ずかしくなりつつも後始末を始めようとするが、突然ジーニーの手が伸びてきてそれを遮った。くいくいと指を動かすと二人は宙に浮き、体液で汚れたベッドはすぐに綺麗になって寝やすいようベッドメイクされた。ふわりとベッドに降りたジーニーは再び少年を抱き寄せ、甘いキスを与えてから耳元に顔を寄せて囁いた。

「これからずうっとよろしくね♡ 私の恋人さん♡♡♡」

 とても幸せそうな表情に、少年も笑顔を見せる。ジーニーは煙となって消えることもなく、いつまでも少年の傍にいた。その日の夜は、恋人つなぎで手をつないだまま、時折いたずらのようなキスを繰り返し、ゆっくりと二人一緒に眠りについた。

     ◇

 翌日、仕事から帰ってきた母親にジーニーは挨拶をした。母親はまるで魔法がかかったかのようにあっさりと彼女と息子の交際を認めた。ジーニーは少年の願いで金銀財宝を作り出し、今までの母親の苦労に見合った暮らしを提供しようと、狭い安アパートから、静かな土地に家を建て引っ越した。

 母親用の離れでゆったりと趣味を楽しむ最愛の母。そして、全てを与えてくれる伴侶を得た少年は──。

「あん♡ んむ♡ んちゅ♡ ぷあ……すき、好きぃっ♡ ほら、キミも言ってぇ♡」
「すき、すきっ♡ ジーニーさん♡ だいすきぃ♡」

 今日も一日中、愛する伴侶と交わり続ける。それはこの世で最も幸せな時間。少年は彼女のことを愛しており、彼女もまた同じかそれ以上に少年を愛していた。

「あっ♡ イク♡ キミもイって♡ 中に出して♡」
「でるっ♡ イクっ♡ ああっ♡ でてるぅっ♡♡♡」
「ふぁあっ♡♡♡ あぁ……おまんこあっつぅい♡♡♡」

 最愛の人たちとつつましく暮らすだけの富があればいい。あとは、最愛の伴侶と一緒に居られればそれでいい。ただひたすらに愛の象徴である交わりを求め続ける。

「はむ、んちゅ♡ んふふっ♡ 腰うごいてるよ♡」
「もっと、たくさんえっちしたい……っ♡」
「お願いかなえてあげる♡ 対価はキミの愛だよ♡」

 少年はジーニーに愛を求め、その対価としてジーニーもまた少年に愛を求める。二人の蜜月は決して終わることなく、いつまでも続いていく。
23/07/31 16:33更新 / TakoTako

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