童貞、卒業しました BACK NEXT

第八話




一旦森に降りて焔は俺を降ろしてから人に近い姿になった。

「…」

「ん?どうした?」

…ジェットコースターに乗った直後並みにグロッキーになってるんだよ…あれ苦手だからな…。

「…あ〜…悪い…速い、高い、風を感じるの三連チャンで死にそうなんだ…」

「そうか、次からは注意しよう」

「…次があればね…」

夢にまで見たやってみたいことだったが、こうもつらいとはな…。

というか多分こいつ俺の言ってる意味微妙に分かってないな?キョトンとしてるし…。

「ヤレヤレだぜ…さて、行こうか」

「ああ、そうだな」

俺と焔は歩き出した。




三十分くらい経ってから、俺は一つの問題に気付いた。焔の格好だ。

鱗に覆われた体に凶暴そうな翼、俺の知識からすると、魔王に見えなくもない。

こいつが町に行ったら☆大☆惨☆事☆になる…。

「…なぁ、その翼とか鱗とか隠せないのか?」

「ん?隠せないことはないが…」

「あ、それじゃあ隠してくれないか?その格好だと目立ってしょうがない」

「…おぬしの願いなら…」

焔が何故か赤く頬を染めながら鱗の部分が一瞬光ったかと思うと、消えた後には鱗を取り払い、羽が消えうせた焔の姿があった。

ただ…。

「…あまりジロジロ見ないでくれ、流石に恥ずかしい」

あ〜うん、俺も気付いてなかったけどさ…。

「…何で下に何も着てないの?」

「我はドラゴンぞ!?鱗が服の代わりになっているのだ!」

…どうしよう…このままだと面倒な事になる…よし、

「俺の服を貸すから…」

「…頼む」

でもこいつ身長高いからな…俺とほとんどおんなじ(170cm)くらいなんだよな…。

ああ、そういえば前にもしも宿に戻れなかったときのために服を一着持ってたな…それを焔に渡す。

すぐに焔はそれを着て、お互いに街に向かって歩き出した。





街に付く頃にはもうすでに夜になっていた。その足ですぐにギルドに向かう。

「お帰りなさい!スドウさん!」

「どうもっす」

報告した後、焔についても聞かれたが適当にはぐらかして彼女もギルドに登録する。

こうしておけば一緒に行動していても怪しまれないだろうからな、特にこいつは俺と一緒に行動するつもりみたいだし。

「登録終わりました。本当にお疲れ様です」

その後少々雑談をしてギルドを出る。

さて…宿に行くか。

そういえば塔で何枚か金貨を取ってきたけど…これ換金していいものか…。

「…康介?」

「え?」

おっと、ボーっとしすぎた。

「なに?」

「おぬしは宿をとっていたのだろう?もう過ぎてしまったと思うんだが…」

「ああ…すまん」

ほんとに通り過ぎていた…いかんいかん。

「何か考え事か?」

「そうなるな」

「我でよければ相談に乗るぞ?」

「助かるよ。まずは宿に行って腹ごしらえだ」

そういえば誰かと一緒に食べるのはえらく久しぶりな気がするな…今日は一味違った料理になりそうだ…。





「久しぶりの食事だったんだろ?美味しかったか?」

「ああ、久しぶりに腹を満たすことができた」

「じゃあ後は休むか…」

と、ここで俺はある問題に行き当たった、焔の寝床だ。

もう一部屋借りれればいいんだが、あいにくとその分を払うと金がなくなる…。

「?どうした、部屋に行かないのか?」

「いや、お前の部屋をどうしようかと…」

「それなら同衾すればいいではないか?」

「…え?」

今なんていった?同衾?同じ寝床で眠れというのか?

男女七三にして同衾せず。常識だ…といいたいがそんなことを律儀に守ってんのはどこぞのモッピーの人くらいだろう。

というよりこいつと同じところで寝たら俺の息子が暴走して満月でもないのに狼男になってグヘヘヘみたいなことになるから

「康介?おぬしの部屋はどこだ?」

「203号し…ん?」

「なにをしておる。さっさといくぞ」

俺が戸惑っている間に焔は階段を上がって俺が借りている部屋に行ってしまった。

すぐに追いかけて俺も部屋の中に入る。

仕方ないから俺が下に寝袋ひいて寝よう。

「ベッドを使ってくれ」

「ん?おぬしはどうする?」

「そりゃ下に寝袋ひいて…」

「そうするくらいなら我が…」

「いや、流石に女性を床に寝かせるのなら…」

「だが…」

こんな会話が延々と続いて…



結局二人でベッドを使うことになった。



「どうしてこうなった…」

「良いではないか、我は楽しいぞ?」

「さいですか…」

ああ、もう女性特有のどこか甘い匂いとかしてとてもじゃないけど落ち着かない!

というよりもけっこう幅があるのにどうして俺の後ろにピッタリとくっつくかなぁ!?色々と柔らかいものが背中に当たって爆発しそうなんですけど!?安易にヌけないし…これは我慢するしかないな…。

でも俺も聖人じゃないし…あんまり利用したくないけどこの時代なら娼館とかあるはずだ。

利用するのは憚れるが背に腹は変えられんし…明日にでも隙を見つけて…。





翌朝、俺は下半身の一部に血が溜まっているのを感じて起きた。

そしてそっちを見ると、焔が俺のナニを…なに!?

「ん?ほぉ、はるじおひはは」

「咥えてるのを出してから話そうか!?」

ああ、なんと言うことだ。この気持ちよさは筆舌に尽くしがたいほどにいい。特にタマから裏筋を舐めるのは反則だ!

「もうひょいもうひょい…」

もうちょいて確かにそうだけどっ

「ウッ…ふぅ」

「んん!…」

ドクドクッ!

うわぁ…焔の口の中に出しちゃったよ…。

「すまん、我慢できなかった」

「ん…いや、こちらも突然だったからな。それよりもどうだ?我のテクニックは?」

「そりゃもう天にも昇るくらいです」

「それはよかった。なにぶん初めてすることだからな、頭の中のイメージ通りにできるか自信がなかったんだ」

「…というか何がしたいん?」

「それはもちろん子作りだ」

直球で結構、チョーイイネ!

「ああ、もう勝手にしてくれ」

「そうさせてもらう」

そういうや否や焔は俺のペニスを俺に見せつけるように舐め始めた。

その様子は艶やか極まりなく、さっき以上に充血していくのが分かった。

「ふぉおぅ」

「おっと」

危うく射精しそうになったのを焔はペニスの根元を握りしめて熱い本流が逆流していくのを感じた。

「ふふふ…今度はそっちではなくこちらにな」

そう言って焔は寝転がってマンコを広げた。

糸を引きながら開いた穴は小さく、だが深く男を引き寄せる魅力だあった。

俺は迷うことなくそこに食らいつき、膣内を啜った。

「ちょ、違…あっは♥」

こいつも喜んでるみたいだな。

膣の中に指を入れてみると、薄い膜みたいのがあった、これが処女膜ってやつか…。

「なぁ、胸触ってもいいか?」

「ああ、来てくれ」

両手ででかいマシュマロみたいな胸の中心にあるポッチを摘まんで引っ張ったりするとよく伸びる。結構面白いな。

「ああ、それいいっ♥」

「そうか?ほんとはこれでしてほしいんだが、もうそろそろ限界だ。挿れてもいいか?」

もうGIN☆GIN☆だぜ。

「ああ、来てくれ♥」

ニチィ…と肉棒と割れ目が擦れ合い、少しずつ穴の奥に入っていく。

やがて膜にぶつかり、それを突き破ると、愛液とは違った温かみを感じた。

血だと思ったけど、今はこれを楽しみたい。

でもまだ膣は閉じていてなかなか進まない。

「きつかったら言ってくれ」

「だ、大丈夫だ」

結構つらそうな声を上げたが、こいつのためにも少しずつ奥に進める。

そのうち俺の肉棒が全部嵌った。

「全部入ったぞ」

「ああ、ああ…」

膣内は時にきつく、時にゆるく、そして膣壁がざわざわと俺の肉棒を攻め立てる。

もうイっちまいそうだ。

「ふふふ…まだイくなよ?もっと我を楽しませてくれ」

ええい!まだだ、まだ終わらんよ!

焔の両乳を揉み、先端の赤いビーズみたいな乳首を口に夫君でレロレロしながら腰を振る。

もうこうなったらやけだ!

「ファッ!?両方はッ刺激が強すぎッ」

「ああん!?童貞なめんじゃねぇぞ!?」

とはいったものの、俺はもう限界なわけで…。

「なぁ、もう出していいよな!?」

「ああ♥その熱いドロドロしたものを私の中に出してくれ♥」

キュウ…と急に膣内が閉まり、俺の精液を貪ろうと蠢動した。

俺はそれに抗えることができずに思い切り焔の子宮に欲望を放った。

「アッ、いい!イッちゃううぅぅぅぅぅぅ♥♥♥」

全部を飲み込もうとするように蠢動がまだ続き、俺は一瞬意識が飛びそうになった。

これが若さか…。

「はぁ…はぁ…」

「何をへばっておる?まだまだ夜は長いぞ♥」

「え?さすがに三連ちゃんは…」

「心配せずとも、我が手取り足取り、たっぷり教えてやる♥」

「アッー!!!」

魔物娘というのを完全に見誤っていた…。







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今日の日記:須藤 康介

今日は色々とあり過ぎた。まさか会って間もない人(?)と、しかも初めてのセックスをすることになるとは…。
この世界は計り知れないことが多い。私は生きていけるだろうか?


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14/09/02 19:33 up
どうもです、最近時間が取れてきたので、こっちを更新します

いやぁそれにしてももうだいぶ寒くなってきましたね。

それと、不躾ながら出してほしい魔物娘がいたらぜひ感想に書いてください。その娘の設定等も書いていただければ作中にて登場させていただきます。

小説を書いてみたいけど、文章が書けない。という人も(私も決して文章がうまいというわけではありませんが…)ぜひ書いてください。

ではまた次回


2014/9/2/7:30 改訂
kieto
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