連載小説
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一日目 遭遇 前編
先にキャラ紹介させていただきます
~~メインキャラ~~

・タチ 本作の主人公、並外れた理性を持っているがために不思議の国に呼ばれたある意味不幸な男
かなりの甘党で、常に氷砂糖を持っている、氷砂糖のおかげで理性が保たれているのかも知れない オタクでもある
                                           
・セラ 本作のヒロイン、マッドハッターで、並外れた理性を持つタチを不思議の国に呼んだ(呼ばせた)犯人、タチを誘惑しているが、中々苦労している
                          

~~モブキャラ~~
・ヤコ チェシャ猫、セラの友達で何故かセラの願いを断れない良い娘
この中ではまとも というかめんどくさがり

・ヘア マーチヘア、セラのお茶会仲間、案の定頭の中はピンク一色
セラの手伝いをしようと画策する参謀という立ち位置にいる

本編始まります 






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「はあぁ…」
俺は今絶望している…と思う
だって・・・
「ここ何処だよ!」
謎の世界にいるからだ。
いや、世界は謎じゃない、この世界のどこに俺がいるのかが謎だ
つまり、不思議の国で迷子だ。
「とにかく歩くか・・・」
タブレットから氷砂糖を1粒とり、口に放り来む
シロップを作るのに便利な物だが、俺にとっては飴みたいなものだ
いや本当に「のど飴としてもどうぞ」とか書いてあるんだって!
虫歯?ナニソレオイシイノ?
とかなんとか独り言を抜かしつつ歩き出す。
さて、そろそろみんなが気にしていそうなことについて考えようか
この小説にエロはあるのか?  とか、いや違うんだけどね
好みのタイプは?  とか、秘密だがな(ドヤ)
そう、何故ここが不思議の国だとわかったかだ。
わからない人は七行目をちぇっく!
それは・・・ホワワーン
こどもの頃は、家のなかを探索したりするだろ?え?しない?
俺はしたよ?
まあその時、父の部屋で[みんな落とせる!魔物娘完全攻略本]とかいうのを見つけたんだ
その本のなかは凄かった、とにかく凄かった。
そのなかで不思議の国の事が書かれていたんだ。
もうビンビンのまま読んでいたそのページの事が忘れられなくて悶々してたな・・・
まさかそのころから未来を予知していたのかな?
いや、流石にそれは違うか、そうだとしたらオインゴもびっくりDA!
あれ?ボインゴだっけ?ま、いいか
そんな事を考えながら歩いている内にもう夜だ!
もう一話目がおわってしまうぞ!まだ何とも遭遇してないのに!
「やっと見つけたよ」
ん?なんだ幻聴か
「無視なんて連れないねぇ」
いや違う・・・まさか
「やっと気付いたかい?」
「!!」
後ろにいた・・・
まさかメタ話をしている時に来るとは・・・
「・・・どうも」
振り向いて挨拶
「おや?驚かないのかい?」
「え?」
何故? まさか古傘?東方の?
「まあいいか、どうも、私はセラ、マッドハッターという種族だ」
マッドハッター・・・あの帽子屋か、図鑑にのってたな・・・
「はぁ・・・どうも、俺はタチです。」
初対面には敬語、俺のなかの常識だ。
「ふふ、そんなに固くならなくても良い・・・上も下もね」
下って・・・多分あれの事だよな
さすが不思議の国、下ネタがすぐに出るな・・・
「ここで会ったのも何かの緑、夜も遅いし私の家に来ないか?」
え?今さらっと誘われた?
「ありがたく上がらせてもらいます」
だが迷わない!
「そうかそうか ではついてきたまえ」
あれ?態度でかくなってませんかー?



  

「どうぞ。」
「ありがとうございます」
テンプレのように言葉を返す
何故かって? それはね・・・
なんだかでかいんだよ、家が。
なんかね、例えるとDIOの館みたいな豪邸なんだよ
「どうした?」
「あぁ・・・サーセン」
いかん、ボーッとしていた
「とにかく、どうする?」
「どうするって?」
「このあと、風呂にするかい?それとも食事でもするかい?」
・・・なんだろう・・・妻をもった気分だ・・・
なんか嬉しくねぇ・・・不思議だ・・・
「風呂に入らせていただきます」
なにも答えないのもあれだし、とりあえず風呂に入って落ち着くことにした
「そうか、じゃあこっちだ」
セラに置いていかれないように気持ち急いでついていく
「ここだ」
そこにはこれまた豪華な風呂があった
「おぉ・・・」
思わず感嘆の声が上がる
「さて・・・」
なぜかセラが脱ぎ出した・・・え?
「ナゼハダカニ?」
「決まっているだろう、君の背中を流すためだ!」
「ファッ!?」
それはつまり風呂で不思議の国で女性の裸を見るということでそれはつまり・・・
「いやそれはダメだ!」
その後の考えを0.5秒で終わらせると同時にセラの脱いだ服を手に取り直ぐにセラに被せ、
セラが混乱しているうちに1秒で服を脱ぎ、風呂に入り鍵をしめる。
計5秒の行動だった。
まさかこんな速度でうごけるとは・・・
「タチ!私も入れてくれぇ!」
完全に欲望丸出しじゃないかなんなんだこの人(?)はと思いながら体をあらい、風呂に入る。
体を洗う頃にはセラはあきらめたようで、
「しょうがない、ではご飯を作っておこう」
と、さっきまでのシャウトは無かった事のように冷静な言葉が聞こえたきり、何の反応もしなくなった。
「ふぅ・・・」
だが風呂は良い  湯がピンク色でもギンギンでも良いものは良いと思う。
「さて、」
やっと物事をかんがえられるとこうなった経緯を思い出す。

続く
15/10/03 21:36更新 / 甘党
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■作者メッセージ
どうも、甘党です。
今回小説を書かずに連載を投稿したことをまずあやまらせてもらいます
誠に申し訳ありませんでした、これからはこのようなことがないように努力させてもらいます。
m(__)m


初の連載投稿一話目です。
この間500gの氷砂糖を買いました。
普通に甘いです
梅シロップつくろっかな・・・
次回は未定です。はい
あまり期待しないでまっててね!

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