ヤバイ･･･このままじゃ襲われる･･･（注：既に襲われています）
心に決めた人がいるなんて嘘つかなきゃよかったな･･･
つーかそんなことよりどうしたらこの状況から抜け出せるかを考えないと･･･！

「グギギ･･･」

固てぇ！締め付け超固い！

「ふふっ旦那様？力を入れてもほどけませんよ？」

あれ？俺終わったんじゃね？

「ちくしょう･･･」

ちょっとだけ覚悟を決め始めたそのとき、

「兄貴ー？いるー？」

ひょこっと女の子が部屋に入ってきた。

「いいところにきた！ネズミ！助けろ！」

こいつはらーじまうす？（外の国の言葉はよくわからん）である。家に住み着いていたネズミがいつの間にやら妖怪になっていた。不思議なこともあるものだ。ちなみに名前は付けていなかったのでネズミと呼んでいる。なに？手抜き？知らん。

「え？なにこの状況？どうしたの？なんで兄貴巻きつかれてるの？」

「いいからはやく助けろ！」

俺の貞操が危険です。

「むー･･･その言い方釈然としないけどしょうがない！兄貴のピンチだしね！」

「･･･私を無視して他の女とお話ですか？」

締め付けが！痛い！痛い！

「早く！早く！」

「ちょっと待ってて！えーと･･･あれは確かここに･･･あった！」

あいつがなにかを取り出した。

「えいっ！」

しかもこっちに投げてきた。

ﾎﾞﾌｯ

「げほっ！ごほっ！な、なんだこれ･･･」

すごい煙が出ていやがる･･･しかもなんか喉に…痛みが！
ん？締め付けが緩んでる･･･油断してるな･･･しめた！

「秘技･･･縄抜け！」

「っ！」

説明しよう！秘技・縄抜けとは関節をアレして抜け出す技である！（テキトー）

巻きつけから抜け出した後、一目散に外へと逃げる。もちろんネズミも回収済み。




「ふふ、やってくれるじゃないですか･･･私から旦那様を取ろうだなんて･･･旦那様にもあの女にも少しおしおきが必要ですね･･･」

何故すぐに白蛇…いいづれぇな…白さんでいいや。決定。

何故すぐに白さんが追ってこなかったのかを俺はよく考えていなかった。




家から逃げ出し、少し後。

「そういやさっきのアレなんだったんだ？すげぇ煙出てたけど」

「ん？あぁ。あれね。サバトっていうところから仕入れた煙幕玉だよ？」

「初めて聞く名前だな･･･」

聞きなれないならたぶん外の国の組合だろう。

「ま、それはさておきこれからどう逃げるかを考えなきゃねーな」

「助けたのにお礼はなしだよ･･･」

「あぁ。お礼はいずれなんかしてやるっていうことで勘弁な。」

「えっ？なんでもいいの？」

「おう。男に二言はないぞ。」

「え、えへへ･･･そっか、なんでもか･･･」

うっとりとした表情になってる。

「それはともかく。どっか逃げなきゃいけないからな･･･そうだ、隠れる場所ってあるか？さすがに家には戻れないし。」

「んー･･･隠れる場所かぁ･･･あ、そうだ！ゃあ、わたしの家に来る？」

ネズミの家か･･･まぁ、悪くはないだろう

「ん。じゃあ行くか。」

「兄貴が私の家に･･･えへへへ･･･」

またうっとりし始めたのでとりあえず手を握って歩き始める。

「えっ！あ、兄貴！手！手！」

「いいだろ、減るもんじゃねぇし。ほっといたら追いつかれるかもしれないし。」

「う、うん･･･えへ、へへへ」

「お前の家に行った後どうするかも考えなきゃないな」

「んー♪そだねー♪」

まともに返さないとはいい度胸だ。なんか幸せそうだし頬をひっぱってやれ。

「おりゃー」

「なんへひっはるほ！（なんで引っ張るの！）」

「とくに理由はない！」

「なんで誇らしそうなの･･･私がいなきゃあそこから逃げられなかったのに･･･こんな仕打ちするんだ･･･」

「はいはい」

なんか不満そうだ。

しょうがないので手を少し強く手を握りなおしたら機嫌も直ったみたいだ。

捕まったら終わりの鬼ごっことか笑えねぇ･･･と思いつつ道を急いだ。











「私から逃げれると思ったら大間違いですよ旦那様･･･」

そう言いながら暗い道を動く白い蛇があった。














「ｯ！」ﾌﾞﾙｯ

「？どーしたの？兄貴？」

「いや、なんでもない･･･」

すげぇ寒気した･･･急いだほうがいいかね･･･

■作者メッセージ
投稿してから間もなく閲覧数が3桁に･･･怖いよ･･･おもしろいって思ってもらえるかな･･･

エロが欲しいとの要望がありましたが･･･ねぇ･･･その･･･うん･･･まぁ･･･なぁ･･･冗談ですよね?
ｴｯ(ﾟДﾟ≡ﾟДﾟ)ﾏｼﾞ?




　　　　　　　　　　　　　　　　　(ﾟ∞ﾟ)







それはさておき、いま作者の中では狸や狐が大フィーバー中なのでぜひ出したいのですが出せるかなぁ･･･うん、がんばろう

感想は随時募集中なのでお願いします･･･感想をください･･･
そしたらやる気がぐんぐん出ます。あと出て欲しい魔物娘がいたらリクエストください。出せる限りは出したいです。